天使と悪魔の聖書漫談

9.雹(ひょう)、蝗(いなご)そして暗闇(第7~9の災害)

エピソードの総文字数=930文字

神様はモーセを通じてエジプト人たちに、雹(ひょう)を降らせると告げた。

雹により、外にいる家畜や人はことごとく打たれて死ぬという。

家畜さん、疫病で全滅しとらんかった?
よく分からないよね。

知ってる人いたら、是非教えてほしい。

ともあれ、雹に打たれて死ぬことのないよう、家にこもらなくてはならなくなった。
虫だの病気だのに比べたら楽な気ぃするけどな。

雹がやむまでおとなしゅうしとったらええんやろ?

雹の被害は単に打たれて死ぬとかいうだけにとどまらないんだ。

雹は大麦をダメにしてしまった。

時期的に小麦は難を逃れたけれど、食料問題を引き起こすわけだ。

家畜もやられ、食料も減った。

いよいよ追い詰められてきたな。

ここまで来てもファラオはモーセを自由にしなかった。

そしてそれもやっぱり、神様の御心のままということ。

ファラオの家来たちは王に言った。

「イスラエル人たちを去らせましょう。エジプトが滅んでしまいます」

ファラオはモーセとアロンに言った。

「女たちを残し、男だけ去れ」

蝗(いなご)の大群がエジプト全土を覆い、草木を食い尽くした。

蝗(いなご)食べたらええやん。
まあ、それは分からなくもない。

先の話になるけれど、洗礼者ヨハネも蝗(いなご)を食べていたらしい。

でもここで重要なのは、保存食が失われてしまうことだよ。

特に主食の小麦は大きな痛手だった。

と言うか、ミカちゃん、虫はダメなんじゃなかったっけ?
うちが無理なんはハエだけやな。

ハエさえこの世から消えてくれれば、あとはどうでもええわ。

(いったい、ハエにどんな恨みが……)
神様はモーセに告げた。

「触れるほどの闇が発生するよう天に向かって手を伸ばせ」

モーセがそのようにすると、エジプト全土は三日間、暗闇となった。

こういうのは大抵、日食のことやっちゅう話やけど。

これはどうなんやろな。

火山の噴煙で空が覆われたんじゃないかってのもあるね。

「触れるほどの闇」と言うくらいだから、実際に触れられる何かだったのかも。

何にせよ、ようやくファラオの心もこれで折れた。

モーセたちに「二度とその顔見せるな」って言うんだ。

うちがファラオでも、もう見たないってなるわ。
でもやっぱり神様によって、ファラオは心を頑なにしてしまう。
災害はまだあと一個残っとるしな。

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