1.サンダルフォン
文字数 1,172文字
わたしは預言者エリヤをお前たちに遣わす。
彼は父の心を子に向け、子の心をその父に向けさせる。
わたしが来て、地を呪いで滅亡させることのないためである。
例えばマラキとは『エズラ記』のエズラであるという説。
あるいは固有の名前ではなく「神の使い」を略したという説。
しかしどれも確証はない。
時代はバビロン捕囚以降のペルシア時代と推定されているんだけど。
あなた方に受け入れる気持ちがあれば分かることだが、
ヨハネこそ来たるべきエリヤである。
しかし、あなた方に言っておく。
エリヤはすでに来た。
それなのに、人々は彼を認めず、意のままにあしらった。
そのように、人の子も人々から苦しみを受けようとしている。
あなた方に言っておく。
エリヤはすでに来た。
そして、彼について書き記されているように、
人々は、したい放題のことを彼にしたのである。
彼はエリヤの霊と力をもって主に先立って行き、
父の心を子に、不従順な者を正しい人の思いに立ち返らせて、
心構えのできた民を、主のために用意する。