1.イスカンダルと後継者たち
文字数 1,364文字
ただ本編に入る前に、アレクサンドロス大王3世について説明している。
その名はペルシア語またはアラビア語においてはイスカンダルと呼ぶ。
戦い、砦を占領し、多くの国で略奪を働いた。
そして彼は高慢になり、その心は驕った。
ついには病に伏して倒れたが、彼の死後、その臣下たちが各々の領地を治めた。
こうして数々の悪が地上にはびこった。
そして彼らの中から、アンティオコス・エピファネスという罪深い芽が出た。
彼はセレウコス朝シリアの王となり、ユダヤを支配した。
(アンティオコス4世エピファネス 紀元前215年? - 紀元前163年)