13.異邦人コルネリウスの受洗
文字数 1,169文字
「百人隊長コルネリウスのビジョン」
右側にいるのがコルネリウスで、天使の前で跪いているね。
天使はコルネリウスに、ペトロを家に招くよう告げているんだ。
ユダヤの伝統で「汚れた」とされたものは、イエスが「清めた」はずだ。
しかし、伝統にどっぷり浸かったペトロはそれを簡単に受け入れられずにいた。
それは例えば豚とか、空の鳥なんかのことだね。
「ユダヤ人には他国の人と交際したり、訪問することは許されていません。
しかし神はどんな人でも、清くない、汚れた者と言ってはならないと示されました。
そういうわけで、お招きにあずかったとき、ためらわずに来たのです」。
さて、ユダヤ人たちは、イエスをカイアファのもとから総督邸に引いていった。
明け方であった。
ユダヤ人たちは、汚れを受けることなく過越の食事をすることができるように、
総督邸には入らなかった。
あなたたちの神、主こそもろもろの神の神、もろもろの主の主、偉大で力ある畏るべき神。
人を偏って見ず、賄賂を受け取られない。
割礼を受けている信者で、ペトロについて来た人たちは皆驚いた。
異邦人たちにも、賜物である聖霊が注がれたためである。
けれど、この行為は後々、他の信者たちの非難を受けることになった。
するとペトロは以前に見た幻の話をし、異邦人に聖霊が降ったことを伝えた。
汚れていると思っていたものは清められたのさ。
「では、神は異邦人にも、命に至る悔い改めをお与えになったのだ」。