天使と悪魔の聖書漫談

4.刑罰

エピソードの総文字数=628文字

前回、「禁じられた性関係」について見たわけだけれど。

あれ全部死刑だからね。

マジか。
ほな、不倫も?
もちろん。

男女共に死刑さ。

神様はモーセに告げた。

「自分の子をモレクにささげる者は必ず死刑に処せられる」

モレクは、元来はモロクと呼ばれる神の名。

小麦粉、キジバト、牝羊、牝ヤギ、子牛、牡牛、そして人間の新生児を焼き殺して捧げる。

子どもを生贄にするってのはさすがになあ。

邪教言われてもしゃあないやんって思ってまうわ。

とは言え、人の犠牲で神の怒りを鎮める宗教は世界中にある。

子どもを捧げるほどに必死な祈りだった、と考えると同情も出来ると思う。

そうとうに追い詰められた状況やったんやろかな。

エデンの園でぬくぬくしとったうちがどうこう言えることでもないか。

お前たちは彼らの土地を相続するであろう。

わたしはそれをお前たちの所有として与えよう。

それは乳と蜜の流れる土地である。

「彼らの土地」って何のことや。

他人の土地をくれる言うてるんか?

「彼らの土地」というのは「約束の地」「カナンの地」のことだね。

カナン人はノアの裸を見ちゃった息子ハムの子、カナンの子孫だよ。

ノアの裸を見たせいでイスラエル人の僕(しもべ)になる呪いをかけられたんだ。

長い間エジプトに暮らしていた彼らは自分たちの土地を求めた。

でもそこにはすでにカナン人や、他の様々な部族が暮らしている。

その彼らを追い払っても良い、と神様は言っているわけだ。

全部、酔っ払って裸で寝たノアが悪いっちゅうことやな。
それ、アグリー。

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