1.ホセアの結婚
文字数 1,345文字
「行って姦淫の女を娶り、姦淫の子らを得よ。
この地は主を捨てて姦淫に耽っているから」。
長男イズレエル、長女ロ・ルハマ、次男ロ・アンミ。
イズレエルは北イスラエル王国アハブ王とイゼベル女王が避暑地とした町の名前。
ロ・ルハマは「彼女は憐れまない」、ロ・アンミは「わたしの民でない」を意味する。
その時、兄弟たちは「アンミ」、姉妹たちは「ルハマ」と呼ばれるようになる。
「ロ」が外れてそれぞれ「わたしの民」「彼女は憐れまれる」という意味だ。
彼女はもはやわたしの妻ではなく、わたしは彼女の夫ではない。
そこで彼女は言う、
「わたしの初めの夫のもとに戻ろう。
昔のほうが今よりも幸せだったから」と。
「再び行って、情婦に愛されない女、姦通を行う女を愛せよ。
イスラエルの子らはぶどうの菓子を好んだが、主は彼らを愛したではないか」。
「しばらく、お前は寂しくわたしを待て。
お前は姦淫をしてはならない。
また、ほかの男のものとなってはならない。
わたしもお前の所に行かない」。
彼らの神、主と彼らの王ダビデを捜し求め、
終わりの時期には恐れおののきつつ主とその恵みに近づくであろう。