ファンレター一覧
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明るい兆し
しおむすびさんの、モノローグ的な作品。 公衆電話で問いかけるシーンは刺さりますね。相手へ問いかけているのか、自分の心の落としどころを探っているのか。このシーンが響く人はたくさんいると思います。 そして私も「母性」という言葉には、光と闇というか、“作用”と“反作用”めいたものを感じてしまいます。 ラスト、乗り換え自由の人生の旅を楽しむ、ということは私の抱えているテーマでもあるので、とても共感しました。 心的世界を表現するのに画像が効果的ですね! 朝焼けを象徴する、明るい兆しを感じさせる作 ... 続きを見る
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頬に触れた温もり
ファンレター、失礼します。色とりどりの紫陽花に囲まれた白い教会、爽やかな情景が目に浮かぶようです。人生の重い課題に踏み込む内容ですが、最終「狐の嫁入り」の一言が、少女の希望へとつながる素敵な物語でした。ありがとうございます。
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感動しました!
内容になるべく触れないようにしますが…… 繊細で痛切で、思春期のように鋭敏な感性と裏腹に、中盤での鈴音さんとヤスさんの大人っぽくもあり、プラトニックでもある会話が安寧を誘うかのように、物語が穏やかに前向きに収束していく感じがしました。 陰鬱とした始まりから、いつの間にか、少しずつ温かい日差しがさしていく感じ。 時間の流れとか、会話のリズムとか、料理の描写とか、それぞれが負った傷とか、何処を切り取っても大好きな作品です! 課長以外の登場人物も全員が魅力的で、誰を主人公に据えてもステキな物語 ... 続きを見る
民間伝承:前夜悪しき夢を見た時には、起きてすぐ、次のまじない歌を三遍詠む。 ”見し夢を獏の餌食と成すからに 心も晴れし曙の空”
ジャンル:現代ドラマ・社会派
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面白かった!
若奈さん、レターを失礼します。 このお話、すごく好きです! 日常の中にある断片、ちょっとしたミステリとサスペンスの部分だけを切り取った小噺のようで、少年の冒険でもあるし、ファミリードラマのようでもあるし。 でも、ほのぼのとしたお話で、人物像が丁寧に描かれていて、三つのお題もとても効果的に使われていて、お後がよろしくて、最高でした!
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67話
この表現、とても上手いです。納得です。この年代の少女はそうなんですね。 「女子二人と一緒に歩く、というのは基本的に一人で歩いているのとあまり変わらない。」 そうか、泰史の家は大きな邸宅! なんか物語の向かう方向が三四方になりそう。分らなくなりました。 ところで、子供たち名前と名字と場面に応じて使い分けています。 ちょっと思い出しづらいこともあります。特に女子。いちいち前の話から探すのも面倒だし(失礼)。 新しいエピソードを登場人物(名字と名前だけでもいいです)を第一話の前にもっ ... 続きを見る
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第159話 死語になった
こんにちは。 最後に出て来た女性と同じこと言ってた人がいます。ぞの彼女はコロナ騒ぎが始まったころ結婚しました。 四十歳目前で五歳(だったかな?)年下の男性と。ま、出来ちゃったからなんだけど。 つわりを更年期と勘違いした笑い話付き、いくらなんでも早いでしょ。 四十歳の初産、無事に元気な男の子誕生。少し前に一歳半になる子供を連れた彼女とランチしました。 育児大変かと思ったら、まだまだ新婚の、のろけ話をたっぷり聞かされました。 159話の彼女にも、こんな幸せが訪れますように。
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すばらしい作品
たとえ作者名がなかったとしても、佐久田さんの作品だとわかります。それは、文体も内容も、佐久田さんが御自分のスタイルをしっかり確立されている証拠ですね! この作品を読んだ人は皆、「満月食堂へ行ってみたい」と思ってしまいます。そういう魅力的な世界を描けるところが、本当にすごいと思います。 「大柄な女将さん」……なるほど!うまい表現ですよね^^ 満月食堂のオーナー二人と、カズマ君、それからお客さんたち…それぞれ魅力的だし、その関係性が快いです。それから料理のおいしそうなこと! 字数の問題もある ... 続きを見る
民間伝承:前夜悪しき夢を見た時には、起きてすぐ、次のまじない歌を三遍詠む。 ”見し夢を獏の餌食と成すからに 心も晴れし曙の空”
ジャンル:現代ドラマ・社会派
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散文詩のよう
しおむすびさんの紡がれる言葉が、水のように心に沁み込んできました。 まるで散文詩のような作品…。 声に出して読みたい作品です。例えば、「つい、思い出す。」のように、「つい」と「思い出す」の間に読点(、)を入れるなど、言葉のリズムに対するしおむすびさんのこだわりを感じました^^ それから「母性」に関する部分も刺さります。社会的に勝手に形成された「神話」によって、際限なく押し付けられる役割――正にそうですよね…。 静かに沁み込んで、そして、深く心に響く作品だと思います(*^^*)
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『カルミナ・ブラーナ』
楽しみな連載が増えました! つばめさんチョイスの動画、『オペラを見て死ね』同様、本当にすばらしいです! また、声を大にして言いたいのは、「読み物」としての面白さ! 冒頭の部分は、古書ミステリ―のようでいきなり心を掴まれましたし、『オペラを見て死ね』でお馴染みの三人のやり取りが相変わらず楽しい! カール・オルフ登場の後、サバ君の「〇〇〇詩が好きだったんだな?」のツッコミには大笑いでした。 (ふと気づいたのですが、サバ君って本当に「サバ」なんでしょうか。今日よく見たら、カツオみたいな気が… ... 続きを見る
カール・オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』。官能的なラテン語でつづられた中世の詩歌が、壮大な音楽で彩られます。 一部のクラシックファンだけが楽しむのはもったいないと思い、チャットノベル化してしまいました。ラテン語ど素人の私がやるにはあまりに不遜な試みですが、各種の翻訳とチャットノベルの機能、ネット動画を活用させていただきたいと思います。曲の魅力をお伝えできますように! 不定期更新です。
ジャンル:創作論・評論
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読ませる作品
むかーし、携帯電話(!)に無料の出会い系みたいなのがあって、ウキウキと、でもまじめに「出会いたがってる」ひとにメールしてた時期がありました。 この作品を読んでいて、あの頃の自分がリアルに思い出され、スーッと読み続け。 意外な結末でしたが、せつなさが残る、いい作品だなぁ(僕にとって)と思いました。 山田タロウさん… 知り合いに、山田ゴロウさんという人がいます、どうでもいいですが、笑。 「自己完結」「優しさ」のこと… だいじなキーワードが沁みます。 良きです!
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呪いからの解放、そして魔法
ああ、佐久田さんの珠玉の短編集に新たな傑作がまたひとつ……。(恍惚) 毎回そうなのですが、刺さるフレーズのオンパレードで何度も読み返しました。さすが言葉の魔術師、佐久田さんです(*´ω`*) まじめで純情な三上さんを手玉に取る悪い男の手口が完全にDV・モラハラ男のそれで、でも三上さん自身もそのことに気づいていて相手のことを「好きで嫌いだった」と評するところがとてもリアルでした。 さんざん不当な扱いを受けてきて、そこで当の本人からふいに優しくされると気持ちが一気に傾いてしまうの、わかる気 ... 続きを見る
民間伝承:前夜悪しき夢を見た時には、起きてすぐ、次のまじない歌を三遍詠む。 ”見し夢を獏の餌食と成すからに 心も晴れし曙の空”
ジャンル:現代ドラマ・社会派
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第4話まで拝読しました
サイモン・ラトル率いるベルリン・フィルの演奏、ド迫力で良いですね! あまりタメない、テンポ早めの疾走感のある演奏で、エネルギーを感じますね♪ わたしはズービン・メータ指揮のロンドン・フィルのCDと、リッカルド・シャイー指揮のベルリン放送交響楽団のCDを持っています。 運命の女神の車輪の周りの人物が「同一人物」という解釈を教えていただき、一人の人間の栄枯盛衰を表しているのか、とすごく納得しました。 ご紹介のバレエ付きの動画は、運命の女神がある男の王冠とマントを奪い、別の男に与えるという演 ... 続きを見る
カール・オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』。官能的なラテン語でつづられた中世の詩歌が、壮大な音楽で彩られます。 一部のクラシックファンだけが楽しむのはもったいないと思い、チャットノベル化してしまいました。ラテン語ど素人の私がやるにはあまりに不遜な試みですが、各種の翻訳とチャットノベルの機能、ネット動画を活用させていただきたいと思います。曲の魅力をお伝えできますように! 不定期更新です。
ジャンル:創作論・評論
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最新話まで
こちらは最新話に追いつきまして、まさしく“読むライブ”にオーディエンスとして参加しております。 Aqua Timez の対バンなんて凄すぎ! そしてインディーズデビュー……時代の闇鍋のようなごった煮感が蘇ってきます。 文章から漂うひりつく空気感とジェットコースターのような緩急に、なんかもう私の情緒がヤバいです。 更新を心して待ちます!
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PTA改革
つばめさん、こんばんは! 今日はこちらに。何となく気になっていたPTA改革。 脱学校みたいな活動をしていた自分には、とんと縁のない世界なのですが、つばめさんが書かれているということで拝読。 PTAって、伏魔殿のようなイメージがありました。何か真面目そうで、頭の固そうな怖い夫人が集まっているような…。 読んでみて、その構造、政治とか会社とかと特に変わらないんだな、という印象をもちました。 32話に書かれているように、コロナって、いろんなチャンスであったとも思いました。さくら茶なん ... 続きを見る
この冷めた時代、ポジティブな感動が難しくなってしまった気はしませんか? だからこそ、感動のありかを探してみたいと思いました。今まで、私は何に感動しながら生きてきたんだっけ? 自分でも忘れかけているので、あちこち再発掘を試みます。 日々の雑記帳ではありますが、ブックレビュー多めになるかも? なるべく本気で感動したものだけを取り上げていこうと思います。かつてあった「ときめき」を思い出しながら。 ※表紙イラストは、なっちゃん~様のフリー素材を使用させて頂きました。
ジャンル:日記・個人ブログ
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「エンサラーダ」を聴いて♪
みかさん、こんにちは。「エンサラーダ」聴いてみました。私も直感であっ!この音モンセラートの朱い本に似ていると思ったのでした。以前バロックの歌を少し習っている期間があって、モンセラートの中の2曲を歌いました。ジョルディ・サヴァール指揮のCDも持っていて、まさか彼の指揮で違う曲を聴けるとは本当に嬉しい限りです( v^-゜)♪スペインはマリア様への信仰が熱いですよね。どこかカタルーニャ地方の土着的素朴さを兼ね備えた音に温かみや親しみを感じます。最近この時代辺りの音楽も聴いていなかったのでみかさんからの ... 続きを見る
日記ブログ「有機交流電燈」のアーカイブです。 前から書きためていた映画の感想もまとめて収録していきます。 ※表紙はAdobe StockからFranzi Drawsさまの作品を使用させていただきました。
ジャンル:日記・個人ブログ
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さっそくお気に入りしました^^
うわー! 前にお話されていた、『カルミナ・ブラーナ』のチャットノベル、始められたのですね!! オペラ解説でおなじみの仲間たちにも再会できてうれしいです^^ 第1話、「ヤバすぎる古典」というキャッチフレーズと、修道院で写本が発見された経緯に笑ってしまいました~^^ (バイエルン選帝侯マクシミリアン4世ってこんなキャラだったのですね……) これから、オルフの「カルミナ・ブラーナ」、全25曲(最初と最後が同じなので、実質24曲ですが)を曲とともに歌詞解説されるのでしょうか。恋愛とお酒とギャンブ ... 続きを見る
カール・オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』。官能的なラテン語でつづられた中世の詩歌が、壮大な音楽で彩られます。 一部のクラシックファンだけが楽しむのはもったいないと思い、チャットノベル化してしまいました。ラテン語ど素人の私がやるにはあまりに不遜な試みですが、各種の翻訳とチャットノベルの機能、ネット動画を活用させていただきたいと思います。曲の魅力をお伝えできますように! 不定期更新です。
ジャンル:創作論・評論
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胸のうちは、抑えようもない
あおぞらつばめさん、はじめまして。成瀬川るるせと言います。カール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』をApplemusicで聴きながらこれを書いています(ベルリン・ドイツ管弦楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団でオイゲン・ヨッフム指揮のものです)。面白いの見つけちゃった感があります。と、いうのも僕はジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』が大好きで、その作品を僕は卑猥でありながら「文学してる」ところを特に気に入っているからです。同じにおいがするのです。ちなみにそのジョイスを、ヴァ ... 続きを見る
カール・オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』。官能的なラテン語でつづられた中世の詩歌が、壮大な音楽で彩られます。 一部のクラシックファンだけが楽しむのはもったいないと思い、チャットノベル化してしまいました。ラテン語ど素人の私がやるにはあまりに不遜な試みですが、各種の翻訳とチャットノベルの機能、ネット動画を活用させていただきたいと思います。曲の魅力をお伝えできますように! 不定期更新です。
ジャンル:創作論・評論
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大人だー!
大人の女性じゃないとなかなか書けない(僕のようなオタクに恋は難しい)、良い掌編だと思いました。落とし所も、「たぶん、ラストから決めて書いたのかな」と思うくらい、締まりが良い。僕のこころもうねっちゃう(すみませんw)と言う感じで、そうですね、ほんと、こころの襞が疼くようでした。
民間伝承:前夜悪しき夢を見た時には、起きてすぐ、次のまじない歌を三遍詠む。 ”見し夢を獏の餌食と成すからに 心も晴れし曙の空”
ジャンル:現代ドラマ・社会派
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ドキドキからニヤリなエンディングへ
隣人は月夜に牙をむく。このタイトルからもう、ホラー?サスペンス?とドキドキしながら読み進めていくと美女が早速危険な状態に!? この先は作者の一花ちゃんらしいオトナなファンタジックテイストで読んでる読者をアッ!と言わせてくれちゃうので笑ぜひチェック♡ 三題噺バトル参加作品ということで、物語を書くにあたって縛りがあるわけですが、その縛りがあるということを感じさせず、なおかついつもどおり読者を一花ちゃんワールドに軽々と連れて行ってくれる本作品ぜひぜひご堪能してください!
第五日曜日は外泊すると決めていたのに……。 第五日曜日の満月の夜、小夜は家路を急いでいた。マンションに着いた小夜を出迎えたのは、予想通りの音だった。
ジャンル:ホラー
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至極納得
要職にある方の元に集まる膨大な情報の中で、責任の所在が不明な匿名情報は不要というのは至極納得です。本当に必要な情報は意外と少ないですし。お写真の雪景色の駅舎、訪れる人が少ないと思えないお洒落な佇まいですね。