2023/08/25 04:31

文字数 643文字

南ノさんへ
南ノさん、るるせです!! 岩波の中上短編集を買ったのですね!! ナカーマ!! 嬉しいです。
僕も、『枯木灘』の後日談『覇王の七日』という短編も、『岬』とともにいれるべきだったのでは、とか、いろいろ考えてしまいます。


中上健次を僕もむしょうに読みたくなるときがあります。上の写真の、『現代小説の方法』、創作論として優れていますよ。あと、中上の伝記の『エレクトラ』。中上は〈父殺し〉をテーマにやってた部分も強いのですが、「エレクトラ」と題した作品を晩年、構想していたらしいです。エレクトラとは、エレクトラコンプレックスといって、女性版のエディプスコンプレックスを指します。この二冊、未読でしたらぜひ読んでみてください!!



『なつのひかり』……江國香織さんの小説のタイトルであり、そこからつくられたGRAPEVINEの楽曲のタイトルでもあります(バインの場合は『ナツノヒカリ』とカタカナ表記です)。あ、フォークナーにも『八月の光』ってありましたね。

夏の光……それは残滓かもしれないけど、でも、その通りです。『文芸部あふたー』は続いていけば四季折々のネタを紡ぐ予定ですが、そもそもが本編の『文芸部は眠らせない』が、僕の青春を解釈し直した作品でもあって、僕の記憶はいつも「夏」です、それがたとえ冬だったとしても。お読みいただき、感謝です!!



猛暑、夜は鈴虫が鳴いているくらいには落ち着いてきました。南ノさんも、休み休み生活をして、どうかご自愛ください。でわでわ。

2023/08/25 04:31
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