2022/06/09 20:57

文字数 495文字

うんざりするくらい酷い目に遭ったことを、誰にも話せないのは苦しいことだ。僕は苦しいことを、たくさん抱えて生きている。誰にも話せない。みんなはどうだろうか、酷い目には、遭って今も誰にも言えずに暮らしているかい?

まあ、こういうのは小説に託すと良いのだけど、連載中の密室灯籠も、胸糞悪い展開になっていて、かなり厳しい。ウェブ小説ではそういうのはあまり書かないほうが良いらしいのだけど、書いている。

地獄みたいな日々だったな、思い出すと。それでも書けないことが、たくさんあるわけで、思い出すだけで苦しくなる。しにたくなる。今も世間から知恵遅れと言われ、バカにされている僕は、それでも必死になって生きている。哀しい道化だよ、僕は。



「思えばみんな、へらへら楽しそうだ。なんで僕だけこんなにつらいのだろう」

……そう、思った経験って、ないかい?

ないなら運の良い人生を歩んできたことになる。まわりの人々に感謝した方が良い。僕はひたすら蔑まれてきた。だから、憎しみの塊だ。一応、にこやかにしてはいるが、にこやかな人格の人間ではない。攻撃衝動を抱え、今日もこうして耐えて生きている。

2022/06/09 20:57
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