2023/09/26 01:07

文字数 607文字

小説を書く、ということ
小説って一体なんだろう。この「初歩」から、まず考えている。今日、友達に僕の小説を「論文みたい」って言われて、そうだなぁ、と思ったのが、まず「初歩」を疑うことになったその発端だ。論文すら書かない人生だったことが、僕の欲望の一種になって、論文みたいな小説を書く一因になっているのかもしれない。僕は小説なんて書いていないのかもしれない。だから、僕のこの人生は終わっているのかもしれない。でも、小説は自由だ。論文みたいな小説があってもいいのではないだろうか。それで商業に行くことが出来ないのだとしたら、僕の力量不足で、論文と小説を履き違えているから商業に行けないのとは違うのだと思う。と、したら、この終わった人生も、もうちょっとだけ頑張ることが出来る。僕はストーリーテラーではないし、そもそも自分ごときの想像力なんて信じていない。ひたすら勉強しないと、僕は最低で最下位の、クズのまま終わるし、終わるのだろう。だが、だ。僕は「小説」を書く。「僕の小説」を。これが僕の「存在証明」だ。これから僕の作品がどう変わっていくかはわからない。でも、自分は、自分の歪さと向き合いたい。向き合って、打ち勝ちたい。歪で、卑怯で、臆病で、嘘吐きで、死んだ方がマシなこの僕自身と向き合って、打ち勝ちたい。それが僕にとって、小説を書くということだ。
2023/09/26 01:07 コメント(-)| るるせの殺伐☆飼育箱
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