2022/11/06 16:58 第140話

文字数 964文字

地元のひとが見当違いのことを言いつつ僕をディスって帰っていった。阿呆だった。そのひとがした高級車や豪遊の謎マウント、簡単に崩せるけど、言うわけにもいかないし、やめておく。崩すと本当にそのひと最悪なので、僕が「はいはいすごーいですね」と言うしかないし、言っておいた。夫婦で来てわざわざ僕をバカにすることないじゃん。しかも、僕のことを知っているからのマウントだったんだけど、僕はそいつのことなんて知らない。僕のまわりが地元で名前知られているひとたちだから、そのなかにいるニート野郎が気にくわない、みたいな感じだったんだろう。そのひとにとっては目立って見えたんだろう。ナム。

ただ、ここで、ひとつ、フクシマの少し前の事情を知らないひとには、知っておいて欲しいけど、あまり言わない方がいいし、恨まれたり「そんなの虚偽情報だ!!」と言い出すひともいるので言うと自分の首を絞める話をしたいと思う。原発で危ない仕事がたくさんあった頃、悪い言い方だが、働き口がたくさん出来た。ので、いろんなところからひとと金と暴力が集まった時期があったのは、地元のひとしか言えない事実だ(都会の方で「フクシマに関わったけど、関わらないことにした」と言った著名人がいるが、その事情は大きいだろうと思う。言えないことが多すぎる問題だった)。で、住宅事情があって、茨城北部は過疎化しているので、通勤距離と天秤で考えるとフクシマよりこっちの方がいいのである。で、だいぶ移り住んでいる。もちろん、当時の避難民の方がこっちに定住した場合も、多い。でも、これ、言えないのである。差別や偏見が、たくさんあったし、今もある。働いているところの不動産でも、そういったいろんな事情の場合に格安で貸し出していたりするので、たまたま知っているし、それで格安で貸すのは、社会的な行為である。褒められるべきことだ。ただ、「あまり言わない方がいい。誰から逆恨みされるかわかったものではない」とも、どこかでは囁かれている(その囁きが存在すること自体が偏見を助長すると言われそうだが、よく読まれたし。金が集まるところには暴力や権力も集まるのだ)。

はて。僕はなにが言いたかったんだろう。ただの与太話だと思ってくれ。そうそう、ただの与太だよ。

2022/11/06 16:58 コメント(-)| 随想遊戯
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