2023/10/06 16:27

文字数 1,100文字

Re:Butterbur scape
佐久田さんの『ふきのとう日誌』というコンテンツがNOVEL DAYSにあって、これが大ヒットコンテンツなのである。と、いうことで僕も読んでいるのだが、鬼怒川の温泉宿の話が出てくる。なるほどなー、となにがなるほどなのかわからない感じに読んでいたのだが、先日、「今、鬼怒川で温泉が出なくなってしまって現在の集客が最盛期の10分の1以下になってしまったんだよ」と教えてもらったというか話題になったのだった。「なるほど」の意味合いが格段に変わった。佐久田さんはつまり、空いている〈狙い目〉へ行ったということである(まあ、10分の1って言っても、それなりの集客率ではある)。今は栃木だけでなく、群馬も観光がキツい状態で、実は関東圏のなかにおいて茨城は観光では奮闘している、とのこと。ただし、僕がいる県北地区でも、(県央と言ってもいい)水戸に近い、ひたちなか市と大洗町が観光の要である。大洗の話をするとややこしいのだが、とりあえず再び水族館が爆発的な人気だそうな。僕が小学生の頃、ウーパールーパーを流行らせたのが大洗水族館である。ちなみに、千葉県の水族館も今は低調なんだそうだ。なんで水族館へ客が集まるか。もちろん、単体で行くわけではない。近くに那珂湊というところがあり、海鮮丼や、回転寿司なのに一皿5000円の皿も回っているとか、あんこう鍋が食べられるなどもあり、水族館の帰りに寄るのである。が、もちろんそれだけでなく、やはり、近くにある国立公園のひたち海浜公園に行ってインスタ映えである。これからの時期はコキアがあたり一面がががががーーーー、っと咲いているのを観ることができるし、ネモフィラの季節も素晴らしい。夏はロックフェスが開催される場所でもある。こういうのを目当てに、大型バスで来たり、首都圏全域から日帰りとして自家用車でやってくるのだ。すごいな。ところで日立だが、駅前を再開発しようと試みている。今日は日立駅前に出来たばかりの丸善でブコウスキーの新訳本を買った。まあ、そんな茨城県は最低賃金が低く、茨城県南部に住む者たちは、千葉まで行ってバイトするのである。観光とはまた話が別である。そもそも観光にもちょっとだけ関わっている身としては、東京横浜のお客さんたちは基本「茨城県という僻地のイモい奴らを都会に住むお洒落な漏れたちが冷やかす」という感情を持ってやってくることが多いし、そこらへんをわきまえなければならないのだ。茨城県民はイモいのを嫌うが、観光はイモいから成り立つということをよく考えてほしい。


2023/10/06 16:27 コメント(-)| 随想遊戯
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