第131話 4ヶ月と6日目 10月1日(木)

文字数 991文字

 やはりキティちゃんがポッチャリだと言うのは私の思い込みであることが分かった。
 何かすっきりした気分だ。
 してみると私は可愛いと思えるものの総てをポッチャリと見做していたきらいがある。
 総じて丸いものが好きなのだろう。
 そんな私は今日新たなるポッチャリ女神の存在を教えて貰った。
 紹介してくれた人曰くポッチャリ美人なら、テレビ朝日の林美沙希アナウンサー、と、いう触れ込みであったが正にその通りである。
 ポッチャリ具合と言い凄く可愛い。
 今スマホの待受画面をテレビ東京の相内優香キャスターから、テレビ朝日の林美沙希アナウンサーに変更するか滅茶苦茶迷っている。
 そして、ふと、あることに気付いた。
 私が林美沙希アナウンサーを可愛いと思う、その理由についてだ。
 想像して戴きたい。
 彼女が猫耳の髪飾りを着けて三本ヒゲを生やしたところを。
 そうなのである。
 キティちゃんになるのだ。
 相内優香キャスターも然り。
 私の理想のポッチャリ女神のルーツは、何とキティちゃんだったのである
 今迄気付くことの出来なかった新たなる事実の大発見である。
 と、今日1日毒にも薬にもならないことを考えていたら、競馬の開催時間もパチンコの閉店時間も過ぎた。
 殊に今日は東京株式市場がシステムの不具合発生で1日中取引停止となっていたので、そんなことでも考えていなかったら暇で暇で過ごしようがなかったくらいだ。
 と、言うことで、今日の競馬やパチンコでの無事はやはり林美沙希アナウンサーに感謝だ。
 そして明日の競馬やパチンコでの無事は、他にも猫耳と三本ヒゲが似合うキティちゃん似の誰かを探すことで確実としたい。
 それとソロソロ小説を仕上げないと。
 ペースが遅過ぎる。
 密かにサンリオショップに行こうとも思ったのだが、おっさんが一人でサンリオショップに入ると目立ち過ぎて密かにはならないので、明日はやはり小説を書くことにしよう。
 それにそう考えると小説も書けそうだ。
 何故ならおっさんの私が一人でサンリオショップに入るよりは、小説を書くことの方が遥かに難易度が低いからだ。
 うーん。
 しかしおっさんがキティちゃんを好きになることの市民権は、何時になったら得れるのだろうか。
 少なくともそれよりは私が小説を書き上げる方が早いと思う。
 さすがにそれよりは。

 
 
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