第496話 2年目の5ヶ月と6日目 10月1日(金)

文字数 27,794文字

 《今日の東京市場》

 今日の東京市場は大幅続落で終わった。
 一昨日決選投票の決定直後に日経平均は下げ幅を拡大して、一昨日一番の安値を付ける場面があったのだが、市場では「決選投票は派閥の影響力が大きい」、と、岸田氏の総裁就任を、この先に控える衆院選で自民党が苦戦する可能性に警戒する投資家が多かった。
 先週の中国恒大集団の債務不履行懸念が一先ず解消したのだが、未だに以て尾を引いていることも気になる。
 中国恒大集団以外にも、融創中国(北京市)の経営不安も取り沙汰されている。
 その他岸田新総裁や岸田内閣への投資家の期待も薄く、ここに来て中国だけでなく米国の景気後退懸念も浮上し、市場にプラス要因が全く無い現況で相場は下げ傾向まっしぐら。
 また今日の下げ幅で日銀のTOPIX買い入れが久し振りに連続で、9月29日にTOPIXを701億円買い付けたあと、僅か2日後の今日10月1日にTOPIXを先日同額701億円買い入れた。
 日銀の今年のTOPIX買い入れは、大体2~3ヶ月に一回だったが、ここに来ての連続買い付けは、やはり下げ幅が大きな時だけ買うのか。
 逆に言うと余程の下げ幅の時以外には、日銀のTOPIX買い入れは無いようだ。
 それにしても3兆円を越える大商いの日に701億円では、焼け石に水。
 たとえ連続で買い付けても大した影響はないし、以前と比べれば希薄化している。
 
 結局今日の日経平均の引値は28771円の681円安と、あっさりと29000円台を割り込み、大幅に続落。
 それから日経ダブルインバースも400円の17円高と続伸し、遂に400円を取り戻した。
 
 とは言え私の日経ダブルインバースの買値平均値は、今日もマイナス圏である。
 しかし実は8月27日に或る一定量を445円で売却して、僅かだがその分は利益を得た。
 先日30000円を突破したら頃合いを見計らって、押し目買いの機会を狙う。
 と、言っていた通り、9月10日に373円で日経ダブルインバースを買い増した。
 今日は続伸して、9月10日の買値は上回る。


 【市場概況】

 東証大引け続落し681円安、 1カ月ぶり安値  
 景気減速懸念でリスク回避姿勢

 2021年10月1日 15:40

 1日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落し、前日比681円59銭(2.31%)安の2万8771円07銭で終えた。
 9月2日以来、約1カ月ぶりの安値となった。 
 前日の米株相場の下落を受けて、東京市場でも幅広い銘柄に売りが出た。
 中国や米国の景気減速への警戒が改めて意識されるなかで、短期筋による株価指数先物への売りが膨らみ指数を下押しした。

 前日の米株式市場で主要3指数がそろって下げたことを受け、東京市場でも朝方から売りが優勢だった。
 米国では12月までのつなぎ予算案が9月30日に議会上下院で可決したものの、連邦政府の債務上限問題は解決していない。
 量的金融緩和の縮小(テーパリング)の開始が間近に迫り、持続的なインフレ圧力が景気減速のリスクにつながるとの見方が強まるなかで、運用リスクを回避したい投資家は日本株にも売りを出した。
 日経平均は約1カ月ぶり安値となり、菅義偉首相が退任を表明した9月3日以前の水準に下がった。
 市場では「10月4日に予定される組閣や岸田文雄氏の具体的な政策運営を見極めたいとのムードもあり、足元では買いを入れにくい」(国内運用会社)との見方があった。
 取引開始前には日銀が9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。
 大企業の業況判断指数(DI)は製造業、非製造業ともに市場予想を上回る内容だった。
 ただ、先行きへの警戒を示すような内容もあり、取引の材料とする向きは限られた。

 東証株価指数(TOPIX)は5日続落し、前日比43.85ポイント(2.16%)安の1986.31で終えた。
 心理的な節目の2000を下回り、約1カ月ぶりの安値となった。
 JPX日経インデックス400もは5日続落した。

 東証1部の売買代金は概算で3兆5442億円。 
 売買高は13億8443万株だった。
 東証1部の値下がり銘柄数は1981と、全体の約9割を占めた。
 値上がりは173、変わらずは20だった。

 きょうから日経平均株価に採用された任天堂は大幅安。
 村田製やキーエンスも下落した。
 コナミHDや住友化、SUMCOの下げも目立った。
 一方、楽天グループや日電硝、NTTは上昇。
 
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 
 【ドル/円と出来高】

 $¥レートは111.01円、と、111円台のまま円高ドル安傾向。
 東証一部の売買代金額は1日置いて減少し、3兆5442億円と売り優勢と言え活況だった。
 今日は昨日より凡8472億円程の減少。
 それにしても菅総理が辞めたお蔭で、今月は総裁選が終わる迄、四週連続急上昇の東京株式市場だった。
 しかし一転新総裁が決まったと言うのに、市場では「決選投票は派閥の影響力が大きい」、と、岸田氏の総裁就任を、この先に控える衆院選で自民党が苦戦する可能性に警戒を示した。
 今日も売り優勢の取引増加で、3兆円を超える活況相場なのに株価は続落。  
 岸田新内閣発足後もこのまま下げ相場が続くのか、或いは30000円を取り戻し上を目指すのか、余談を許さない相場が続くことは必至。
 それにしでも岸田内閣の顔ぶれは、まんま安倍内閣。
 単に総理が岸田氏になっただけで、何ら変化が無い。
 高市政調会長以外は、首を捻る人事ばかり。
 こうなると次期総選挙で、自民党か負ける可能性も出てきた。
 下馬評通り或る程度は自民党の議席数が減るのだろうが、果たして自民党が政権与党でいられるのか何とも心許ない。
 岸田総理は明智光秀のように、超短命政権で終わるのかも知れない。
 新総裁が決まったと言うのに、連日の株価続落は、株式市場がそのことを暗示しているような気がしてならない。
 
(松平 眞之)


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 7月12日に日経平均が大幅上昇した事を受けて、弱気の私は423円で日経ダブルインバースを買い増し、また8月12日に日経平均が後場に掛けて下げたので436円で買い増し、9月10日に373円で買い増したのだが、皆様には余りお薦めしない。
 何となれば投資家やアナリストのマジョリティは強気一辺倒なので、私なんぞ弱気の変わり者は完全にマイノリティだからである。
 ちなみに今日の引け値は400円の17円高。
 とは言えリスクヘッジと考えて、余り値動きを気にするのは止めるようにしている。


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 ⭕⭕《先月からの株式トピックス》⭕⭕

 インターネット金融大手のSBIホールディングスは9日、新生銀行の株式を大幅に買い増すと発表した。9月10日から、株式公開買い付け(TOB)を行う。
 現状、議決権ベースで約2割の株式を保有しているが、これを最大48%まで引き上げることを目指す。
 複数の役員を派遣することも検討している。

 買い付け価格は1株2000円で、約1164億円を投じる。
 新生銀の9日の終値は、1440円。

 新生銀は9日、「事前の連絡を受けておらず、当行取締役会の賛同を得たものではない」とのコメントを発表した。
 TOBへの対応については、内容を分析・検討したうえで明らかにするとしている。
 新生銀の対応次第では、敵対的TOBに発展する可能性もある。

 SBIはこのところ、新生銀の株式を市場で買い集めてきた。
 新生銀の有価証券報告書によると、3月末時点でのSBIの持ち株比率は19・85%(議決権ベース)で、すでに筆頭株主の座にある。 
 消費者ローンやクレジットカード事業に強みを持つ新生銀を傘下に入れることで、収益基盤の多角化を図る狙いがある。

9/9(木) 読売新聞オンライン


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 9月9日(木)の新生銀行の引け値は、1,440円の13円安(0.89%)で、9月10日(金)の早朝から特別買気配が点灯。
 これは昨日市場の閉場後に発表されたニュースなので、9月9日(木)の相場は到って平穏。
 なので、翌日はさぞかし熱い相場になろう。
 と、思っていたら、9月10日(金)は1740円の300円高でストップ高。
 しかし9月10日(金)、仮に早朝から買い注文を出して買えたとしても、果たして利益の出るレンジで買えるかどうかは分からない。
 利益が出せる確証も無く、静観するしかないと思い捨てていた。
 たまたま9月9日(木)の引け値で新生銀行を買った人は、宝くじに当たったようなものだ。
 何とも羨ましい。
 一般の我々ギャラリーは、ショーを見るような心構えでいるしかない。
 一応今週も値動きには注目。
 先週木曜は1890 円の66円安で、9月22日は1876円の10円安。
 ⭕⭕今日は1876円の2円高。⭕⭕
 買い付け価格が2000円なので、9月10日(金)に1740円の300円高で買えていたら利益は出ていたろうが、実際に買い付け出来た人はほんの僅かだろう。
 そうそうその値で売り手が居る訳ではない。
 買えても一昨日か昨日の、1950円から1960円辺りのレンジだろう。
 そうなると利益どころか今日もマイナス。
 やはりショータイムを楽しむべきか。
 それを裏付けたのは以下のニュース。


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 ネット金融大手SBIホールディングス(HD)から一方的に株式公開買い付け(TOB)の提案を受けた新生銀行が買収防衛策の導入を検討していることが14日わかった。
 新たに株を発行してSBIの:::2株式保有比率を下げる案が軸だ。
 今後、株主を巻き込んだ対立に発展する可能性が出てきた
 新生銀の株を約20%保有するSBIは9日、TOBで保有比率を最大48%に引き上げて連結子会社化することをめざすと発表した。
 新生銀が検討している買収防衛策は「ポイズンピル(食べたら毒が回るという意味)」と呼ばれる。
 新生銀関係者によると、SBIを含めた既存の株主に事前に新たな株の「予約権」を無償で配り、SBIには予約権の行使に制限をかける。 
 TOBによってSBIが予定する株式数を手に入れたとしても、他の株主が予約権を行使することでSBIの保有割合が相対的に薄まり、買収を阻止する仕組みだという。
 新生銀は週内をめどにSBIに質問状を送り、取締役会に諮って防衛策を決定、発表する方向で調整している。

 9/14(火)  朝日新聞デジタル
 (c) 朝日新聞社

 こうなると買収取り止めの可能性も出てくるから、やはり9月11日迄の勝負だった。
 利益を上げた人は、二度と手を出さない方が賢明である。
 また当のソフトバンクグループは、米ナスダック安が重荷(NQN)となり今日も続落。
 今日は⭕⭕6,428円の52円安⭕⭕だった。
 どうにも煮え切らない相場が続く。

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     《今日のニュース》

 大きいニュースでは、先ずはこれである。

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  ⭕今日の新内閣トピックスニュース⭕
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    新人事速報と新内閣への評価
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 財務相に鈴木・前総務会長を起用へ
 …麻生氏は党副総裁に

鈴木俊一氏
 自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員人事と新内閣発足に向けた選定を進め、党四役を固めた。
 幹事長に甘利明税制調査会長(72)、総務会長に福田達夫衆院議員(54)、政調会長に高市早苗・前総務相(60)、選挙対策委員長に遠藤利明・元五輪相(71)を内定した。麻生副総理兼財務相は副総裁に充てる。
 10月1日に決定する。

 閣僚人事では、麻生氏の後任の財務相に鈴木俊一・前総務会長(68)、官房長官に松野博一・元文部科学相(59)を起用する方針だ。

 甘利氏は安倍前首相や麻生氏に近く、安倍政権の中枢を担った。  
 3人の頭文字を取り「3A」とも称される。
 総裁選では、岸田氏支持をいち早く打ち出し、選対本部の顧問を務めた。

 福田氏は福田康夫・元首相の長男で、当選3回。
 衆院当選3回以下を中心とする派閥横断の「党風一新の会」の代表世話人に就き、総裁選で党改革を求めていた。
 当選3回以下の総務会長就任は初めて。岸田氏は総裁選で若手の登用を掲げており、抜てきとなった。

 高市氏は総裁選に立候補し、第1回投票で国会議員票では2位となった。
 決選投票では、安倍氏ら高市氏の陣営の多くが岸田氏支持に回った。

河野太郎氏
 岸田氏は30日、麻生氏と東京都内のホテルで会談し、人事について意見交換した。
 岸田氏は、最大派閥の細田派、第2派閥の麻生派の議員を主要ポストにつけることで、政権基盤を安定させる狙いがあるとみられる。

 党役員人事ではほかに、総裁選を戦った河野太郎行政・規制改革相(58)を広報本部長、小渕優子・元経済産業相(47)を組織運動本部長、高木毅衆院議院運営委員長(65)を国会対策委員長に内定した。
 幹事長代行には梶山弘志経産相(65)を起用する。

 新内閣の閣僚人事で、官房長官に内定した松野氏は細田派の事務総長を務め、他派閥との人脈も深い。
 政策決定が首相官邸主導で進む「政高党低」に党内の不満が高まっていることから、党との調整役として適任だと判断したとみられる。
 官房副長官には木原誠二衆院議員(51)、政務の首相秘書官には嶋田隆・元経済産業次官(61)を充てる。

 岸田氏は、10月4日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で首相に選ばれる。同日中に岸田新内閣が発足する見通しだ。

 10/1(金) 読売新聞オンライン
 (c) 読売新聞社


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 菅首相、岸田氏人事の評価避ける 
 「まだ明確になっていない」

 緊急事態宣言が全面解除されたことについて記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年10月1日午前9時38分、竹内幹撮影
 菅義偉首相は1日午前、首相官邸で記者団から岸田新政権への期待や人事の評価を問われ、「まだ具体的な形で明確になっていないので、現時点において申し上げることは控えたい」と述べるにとどめた。【川口峻】
 
 10/1(金)  毎日新聞 (c) 毎日新聞社


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「今回の起用は冒険だ」安倍、麻生氏への
 “恩返し”人事

 自民党の岸田文雄総裁が進める党役員・閣僚人事は、総裁選で後押しを受けた主要派閥に要職を割り振る「恩返し」色が鮮明となった。
 中でも安倍晋三前首相に近い議員の登用が目立ち、自ら党改革を掲げた割に刷新感は乏しく、「傀儡(かいらい)」の懸念が強い。
 目玉人事である幹事長に内定した甘利明税制調査会長は「政治とカネ」の問題が付きまとい、党内からは迫る衆院選への不安も漏れる。

 新総裁就任翌日の30日午前11時。
 岸田氏は都内のホテルで真っ先に麻生太郎副総理兼財務相と面会した。
 その約3時間後だった。
 岸田氏が麻生派である甘利氏を党本部の総裁室に呼び込むと、幹事長内定の一報が永田町を駆け巡った。
 総裁選で岸田陣営の選対幹部を務め、岸田総裁誕生の立役者となった甘利氏は、党内の実力者である安倍、麻生両氏との連携の強さから「3A」と称される。
 政権運営の要となる幹事長に甘利氏を据える狙いについて、「安倍、麻生、岸田各氏のコーディネート役ができる」(麻生氏周辺)ことから、党内基盤の安定化を図る思惑がある。
 甘利氏を、これまで権勢を誇ってきた二階俊博幹事長の後釜とすることは、二階氏と対立する安倍、麻生両氏への「恩返し」を象徴するというわけだ。

 岸田氏が、自ら掲げた「老壮青のバランス」に目配りしているのは確かだ。
 主に重鎮クラスが起用されてきた党三役の総務会長に、衆院当選3回の福田達夫氏(細田派)を抜てき。
 旧竹下派の小渕優子元経済産業相を組織運動本部長に内定するなど、各派閥に配慮した「全方位外交」に腐心する。

 とはいえ、「また安倍、麻生の傀儡と言われかねない」(中堅議員)布陣なのも事実だ。
 細田派の松野博一元文部科学相を官房長官、総裁選で争った無派閥の高市早苗前総務相を政調会長とするなど安倍氏の側近で固め、さらには麻生氏を党副総裁に起用するなど、総裁選で強調してきた党改革への期待は早くもかすみがちだ。
 甘利氏の起用は、「政治とカネ」でつまずいた安倍政権の負の側面まで踏襲するとの印象を世間に与えかねない。

 甘利氏は経済再生担当相として環太平洋連携協定(TPP)交渉を取り仕切っていた2016年1月、口利きを依頼してきた建設会社から現金を受け取った事の責任を取ってポストを退いた。
 だが疑惑についての十分な説明は果たされておらず、野党からの追及は必至だ。
 衆院選を控え、ご祝儀相場の支持率上昇を期待する党内に水を差しかねないと懸念する閣僚経験者は声を潜めた。「今回の甘利さんの起用は冒険だ」

 (前田倫之、大坪拓也)
 
 10/1(金) 11:09 西日本新聞
 (c) 西日本新聞社


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 「岸田政権が短命に終わるかもしれない」
  これだけの根拠

 昨年の雪辱を果たし、ついにトップに登りつめた自民党の岸田文雄新総裁。
 「令和版所得倍増計画」をブチ上げ、河野太郎ワクチン担当相を1回目の投票から上回り、決選投票で撃破した瞬間は感慨深かったことだろう。
 岸田氏の言動が連日メディアで取り上げられたことで、自民党の政党支持率を上向かせることにも成功した。
 だが、そこに高揚感はない。
 それもそのはず、岸田新政権のスタートは前途多難なのである。

「一見、岸田氏はラッキーに見えるでしょ。しかし、必ずしもそうではないかもね」

 こうつぶやいた自民党ベテラン議員が意味深長に解説するのは、岸田の背後に見える「二人の首相」の存在だ。

 1人目は、現職の菅義偉首相が終盤で見せた「送りバント」にあるという。
 菅首相は新型コロナウイルスの流行に伴い発令していた緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置を期限の9月30日で全面解除する事を決めた。
 一時は13万人を超えた自宅療養者は約3万人にまで減少し、飲食店での酒類提供やカラオケの再開など、鬱積していた国民の不安や不満が解消に向かうタイミングでの新リーダー誕生となる。
 経済社会活動が動き出し、政権として前向きなメッセージを発信できるのは、菅政権にはなかった機会で、「置き土産」のように見える。
 だが、その先の展開は多くの人々が予想するものになる可能性は高い。
 新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長も28日、「みんなが一気に元の生活に戻ろうとすると感染の再拡大、リバウンドが起きる蓋然性が高い」と指摘し、今秋以降の「第6波」への警戒を隠さない。

 今回の総裁選では、ワクチンの推進と治療薬の開発・普及に努めるとの点は4候補とも同様だったが、岸田氏の根幹部分は「人流抑制と病床確保、医療人材の確保」という政府の従来方針にとどまっている。
 「数十兆円規模の経済対策」を公約し、事業者には「地域や業種を限定せず事業規模に応じた支援が必要だ」とも主張した岸田氏の舵取りが、国民の失望に繋がるリスクはつきまとう。
 コロナとの闘いは「2~3年プラスかかる」(尾身氏)とされる中、米国は2回目の接種から半年以上を過ぎた高齢者に追加接種(ブースター)を始めると発表し、バイデン大統領も27日に接種を受けている。
 「第6波」到来時、国民に痛みを伴う「引き締め」を納得感の得られるタイミングで対策メニューとともに説明し、世界の「ワクチン争奪戦」でも後れをとらないような手腕を発揮できるのか。発信力不足が指摘される岸田氏を不安視する声は尽きない。

 もう1人は安倍晋三前首相の影響力である。
 岸田氏の最大のライバルだった河野氏に対する包囲網を築き、岸田氏勝利に貢献したのは、党内最大派閥・細田派出身の安倍前首相であったのは衆目が一致する。
 岸田氏は総裁選においては最大の後ろ盾を得た一方で、同時に「フリーハンド」を失ったのも忘れてはならない。
 党ナンバー2の幹事長ポストに、安倍氏に近い萩生田光一・文部科学相や甘利明・党税調会長らを要求される程度ならば優しいもので、新政権の政策全般への影響も予想される。

 総裁選で保守層の獲得に躍起となった岸田氏が早晩、頭を抱えるとみられるのは対中外交。
 中国の覇権主義、台湾海峡などの課題に「米国、豪州、欧州、インドなどの基本的価値を共有する国とともに毅然と対応していく」と主張した岸田氏は、中国の人権侵害行為の即時停止を求める決議案への賛意も表明した。
 人権問題を担当する首相補佐官も設置する考えだという。
 だが、国際社会のうねりは険しい。
 9月16日に中国がTPP(環太平洋経済連携協定)への加盟を申請したのに続いて、22日には台湾も申請。台湾をめぐる状況は緊迫感を増している。
 TPP参加には全加盟国の同意が必要となるため、中国が参加すれば台湾はもちろん、米国の復帰も遠のく。
 アジアのリーダーとして岸田氏がどのようにハンドルを切るのかは世界が注目するところだが、岸田新政権がその中で新疆ウイグル自治区や香港の問題を提起していくことができるのか否か。
 この点についても、安倍氏ら保守層の声を気にしながらの政権運営を余儀なくされるのは間違いない。

 さて、11月に控える次期衆院選は、岸田氏が乗り越えなければならない最初の関門となる。 
 菅政権下で実施された場合には「自民党の単独過半数割れ確実」「70議席超の議席減」とも予想されていたが、総裁選をめぐる報道が好感されて、自民党の政党支持率は復調している。

 「今の時代が求めているリーダーは私なんだ」と力を込めた岸田氏だが、共同通信社が9月25、26両日実施した世論調査では岸田氏は2位の22.4%で、トップの河野氏(47.4%)にダブルスコアを許した。
 支持団体の影響力も働く党員票や、「永田町の論理」で動く議員票とは異なり、国政選挙でも「地味」「発信力がない」と評される党首が、国政選挙でも好感される保証はない。
 仮に、新政権の「ご祝儀相場」で衆院選を無難に乗り越えたとしても、来年夏には参院選が待ち構える。
 衆院選での共闘効果を見極めて、野党が参院選迄に体制を立て直す時間があることに加え、世論の反動が表れる可能性は捨てきれない。

 「岸田氏が派閥の『不吉なジンクス』を突破できるのかは来年の参院選次第だ」
 岸田氏が率いる宏池会(岸田派)の中堅議員はこう語る。
 池田勇人元首相が結成した宏池会から首相が誕生するのは宮沢喜一元首相以来だが、同派から派生した派閥も含めれば麻生太郎元首相もその一人だ。
 共通点は政権交代を許し、自民党が下野したことにある。
 総裁選で「天衣無縫」と揮毫した岸田氏が、無邪気に自然体でいられる時間は少ないかもしれない。

 取材・文:小倉健一
 イトモス研究所所長

 FRIDAYデジタル
 10/1(金)  FRIDAY (c) KODANSHA


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  自民党4役、平均年齢64.25歳。
  「若手登用」の福田達夫総務会長は54歳
  …そろって会見

 自民党の岸田文雄新総裁が、党役員人事を決めた。
 甘利明幹事長、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長、遠藤利明選対委員長の「4役」がそろって会見。
 4人の平均年齢は64.25歳だった。

 自民党の臨時総務会が10月1日に開かれ、新たな党役員人事が決まった。
 5年を超えて在任していた二階俊博氏(82)の後を受ける幹事長には、甘利明氏(72)が就任。
 岸田文雄新総裁は、総裁選で幹事長以下の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする方針を掲げていた。
 総務会長に福田達夫氏(54)、政務調査会長に高市早苗氏(60)、選挙対策委員長に遠藤利明氏(71)が選ばれた。
 また、岸田氏と総裁選を争った河野太郎氏(58)は広報本部長に。
 組織運動本部長には小渕優子氏(47)が就任した。

  当選3回の福田達夫氏 
  「身が小さくなる思い」

 自民党の「4役」とされる幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長に選ばれた4氏が10月1日、党本部で会見した。

 甘利氏は「岸田新総裁が掲げる老壮青、多様な人材を登用して活力ある、そして開かれた党運営。この理念をしっかり支えて党を率いていきたい」と語った。
 これまで当選を重ねたベテランが担うことの多かった「総務会長」に選ばれた福田達夫氏は当選3回。
 福田氏の起用について、甘利氏は「ご本人(福田氏)にとって光栄なことだと思うが、これは総裁が試練を与えて、将来を担う人材として育てていくんだと思う。いかに当選3回といえども党をまとめることができるか試されているというふうに思っているし、それをきっと成し遂げて、その任を終えたときには二回りと大きくなっていると思う」と語った。

 福田氏は「この役割をいただいたときも非常に身の引き締まる思いだったが、上司たる幹事長からのセリフに本当に身が小さくなる思い」としつつ、「総務会長という仕事は最終的に物事を決める機関だが、物事を決めるプロセスをしっかりと組み上げていく。その結果に至るプロセスが非常に重要だ。国民にわかりやすい政治をやる自民党を目指していく」と語った。

 SNS「政治の世界では54歳を若手と呼ぶの 
    か…」の声

 福田氏の起用をめぐっては、立憲民主党の枝野幸男代表(57)が「(自民の)若手の代表が私より3歳しか下ではない人」と述べ、「若手登用」の象徴とされていることを皮肉った。
 SNS上でも「政治の世界では54歳を若手と呼ぶのか…」
 「54歳が若手扱いされる政治界やばい」などの声が上がっている。

 女性の登用「派閥とポストの関係、整合性がとれないという点はある」
 会見では、甘利氏が女性の登用と派閥の関係について説明する場面があった。
 記者から「党役員人事や閣僚人事を見ると、麻生派を含め一部の派閥からの登用が目立つが、どのように挙党一致体制を作るか」との質問が飛んだ。
 これに対し、甘利氏は「総裁は若手の有望な人材の登用と女性をできるだけ配置したいというお考えであった」とした上で、「女性議員の所属が、派閥で均等になっていないという部分はある。
 だから、『この政策集団からはちょっと少ないけども、なかなか対象とする適当な人がいなくてこちらには何人も集まっているな』というところがあったりするので、派閥とポストの関係がなかなか整合性が取れないという点はあるかもしれない」と語った。

 ハフポスト日本版・竹下由佳

 10/1(金) ハフポスト日本版
 (c) ハフポスト日本版


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 【速報】自民党・岸田総裁 新体制発足

   自民党・党役員人事決定 新体制発足
   岸田新総裁

 自民党は先ほど、臨時総務会を開き、党の役員人事を決定しました。
 岸田新総裁の下での新体制が発足しました。

 自民党の臨時総務会で正式に決定した人事では党の4役について、
▼幹事長に甘利明税調会長
▼総務会長に当選3回の福田達夫衆院議員
▼政務調査会長に高市早苗前総務大臣
▼選挙対策委員長に遠藤利明・元オリンピック・パラリンピック担当大臣が
就任しました。

 また、広報本部長には、河野太郎行革担当大臣、組織運動本部長に、小渕優子・元経済産業大臣が決まりました。

 この他、新たな党役員として副総裁に麻生副総理兼財務大臣が起用されます。

 総裁選の期間中、岸田総裁は「老・壮・青のバランスが大事だ」と話していて、若手からベテランまでを起用する一方、安倍前総理や麻生副総理兼財務大臣と近い議員を登用するなど党の重鎮2人に配慮した人事にもなっています。

 10/1(金)  TBS系(JNN)
 (c) Japan News Network


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   金銭授受問題、関与否定 
   説明責任果たした 甘利・自民幹事長

 自民党の甘利明幹事長ら新4役は1日、党本部で共同記者会見に臨んだ。
 甘利氏は2016年に発覚して閣僚辞任につながった金銭授受問題について、自らの関与を否定。
 「お騒がせしたことをおわびする。この事件に関して事情を全く知らされていない。寝耳に水だ」と述べた。
 甘利氏の事務所が都市再生機構(UR)と補償交渉をしていた建設会社側から現金を受け取っていた問題が明らかになり、16年に経済再生担当相を辞任。
 甘利氏らがあっせん利得処罰法違反容疑で告発されたが、東京地検特捜部は不起訴とした。
 甘利氏は「捜査が行われ、最終的な結論は不起訴となった」と強調。
 会見や関係資料の提出などで説明責任を果たしているとの認識を示した。
 野党側が国会での説明を求めていることについては「国会でお決めになることだ」と述べるにとどめた。 

10/1(金)  時事通信 (c) 時事通信社
  

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  都民ファーストの会、国政新党を設立へ    
  衆院選に候補者擁立へ

 小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は1日、国政新党の設立について今月3日に都内で記者会見を開くと発表した。
 荒木千陽代表(東京都議)が会見する。
 党関係者によると、次期衆院選に候補者を擁立する見通し。
 複数の関係者によると、設立される新党に小池氏は関与しないとされる。
 小池氏は1日、報道陣の取材に「私は都民フの動きについて関知していない。私自身が総選挙に出馬する意思もない。都政にまい進しているところで、何よりも今、新型コロナウイルス対策の真っ最中ということだ」と述べた。

 都民フは、2016年に小池氏の政治塾を運営するための政治団体として設立された。
 小池氏が率いた17年の都議選では追加公認を含めて55人が当選し、都議会第1党になった。 
 今年7月の都議選は、小池氏が過労で入院する中で選挙戦に臨み、31人が当選して都議会の第2党になっている。
【竹内麻子、黒川晋史】
  
 10/1(金) 20:47 毎日新聞 (c) 毎日新聞社


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 先日来保守派の高市氏が新総裁と予想した私だったが、見事に外し下馬評通り岸田氏が自民党総裁になった。

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 予想を外し大変申し訳なく、ここに謝罪したいと思います。
 申し訳ありませんでした。
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 しかし私は高市氏が、完全に外れだったとは思わない。
 何故なら議員票で河野氏を抜いて、100票以上の票を取ったからである。
 党員票が伸びていたらアワや、と、言うところだったように思う。
 この結果を受けて、私は恐らく立民に票を投じるだろう。
 無論本意ではない。
 ただ、岸田氏では弱すぎて、菅総理が脆弱にしてしまった自民党の体制を立て直せないように思うのである。
 確かに高市氏は安倍晋三氏の傀儡かも知れないが、でも彼女は確かにあの安倍晋三氏を本気にさせた。
 彼女と彼女の回りに集まった陣営なら、脆弱になった自民党を、支持を失った保守岩盤層を繋ぎ止めれたように思う。
 が、岸田氏が新総裁になった。
 私は岸田新総裁が決定した当日に、1日中日経平均を注視していた。
 最も値が下がったのは、岸田氏と河野氏の決戦投票に決まったときである。
 つまり岸田氏が一位になった瞬間だ。
 恐らく株式市場や投資家は、私と似たり寄ったりの考えなのではないだろうか。
 河野氏支持か高市氏支持かは別にして、岸田氏では何も変わらないし、変えれない。
 投資家は皆さん、そう思っているのではないだろうか。
 それならいっそのこと、一旦自民党を下野させて、岸田総理を降ろす方が良いのかも。
 そう考える人は少なくないように思う。
 仮に自民党が下野し、それを受けて岸田氏が引責辞任した後に高市総裁で参院選に臨むなら、私はその時に改めて自民党に票を投じる。
 次回の総選挙は岸田氏では自民党は危ういと見ている。 
 それに新内閣の顔ぶれを見ると、高市早苗の政調会長以外の人事は肯けないし、何とも心許ない。
 加えて安倍政権のような顔ぶれの割に、不安定で安倍氏が納得していない。
 それならいっそ、「高市幹事長」の方が良かったのかも知れない。
 やはり「甘利幹事長」は危険である。
 今回の人事で菅総理退陣によって戻した支持率が、再び下がっているのではなかろうか。
 共闘する野党に勝てそうな気がしないのだ。
 野党連合が強くなったのではなく、菅総理が弱くした自民党が一向に強くなっていない。
 つまり自民党が弱いのだ。
 ここ数日の株式市場が、そのことを示していたのではないだろうか。

 (松平 眞之)


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   ⭕⭕今日の国際ニュース⭕⭕

  中国、緊張の中で国慶節連休始まる  
  デルタ株の散発拡大受け

【北京=三塚聖平】中国は1日に国慶節(建国記念日)を迎え、7日間の連休が始まった。
 一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大が起きている為、地域を跨いだ旅行を控える動きがあり、緊張感も漂う中で大型連休を迎えた。

 国慶節は1~2月の春節(旧正月)と並ぶ休暇時期で、特に国内外旅行が多いシーズンだ。
 中国の旅行会社「同程旅行」は、今年の国慶節連休期間の国内旅行客数は延べ6億5000万人にのぼると予測する。
 これは新型コロナ流行前の2019年の8割程度にとどまる。
 影響しているのは、感染力が強いデルタ株の散発的な感染拡大だ。
 今春以降に広東省や江蘇省、福建省など各地で広がっている。
 現在は、東北部の黒竜江省で感染拡大が続いており、1日の国家衛生健康委員会の発表によると9月30日には同省ハルビン市で10人の市中感染者が確認された。
 「ゼロコロナ」政策をとる中国では、感染者が出るたびに厳格な移動制限などを行い1カ月ほどで流行を押さえ込んでいる。
 旅先の都市で感染者が確認されれば、2週間の隔離生活を求められることもあるため、安心して旅行に出ることができないという人が少なくないとみられる。

 また、不要不急の旅行や大人数での食事を控えるよう呼び掛けている地方当局も多い。
 中国メディアによると、上海市の一部の学校や幼稚園では、市外に出た場合にはPCR検査の陰性証明書提出を求めている。

 10/1(金)  産経新聞 (c) 産業経済新聞社


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  米議会が暫定予算案を可決 
  政府閉鎖は回避、債務上限問題は先送り

 米議会は、2021会計年度(20年10月~21年9月)の年度末となる30日、12月3日までの暫定予算法案を上下院で可決し、金融市場などで懸念されていた連邦政府の閉鎖は避けられた。
 ただ、10月中旬にも米政府が債務不履行に陥る可能性がある問題は先送りされ、綱渡りの状態が続く。
 イエレン財務長官によると、連邦政府債務の上限の適用停止か引き上げのための法案を議会が10月18日までに成立させなければ、財務省の資金繰りは行き詰まる。
 イエレン氏は30日の下院公聴会で、債務不履行に陥れば「米国の経済や個々の家族に壊滅的な打撃がもたらされる」と述べ、改めて速やかな対応を促した。
 米議会では、バイデン政権が目指す巨額の経済対策法案を巡る攻防も大詰めを迎えている。 
 上院が超党派の賛成票を得て8月に可決した総額1兆ドル(約110兆円)規模のインフラ投資法案を、ペロシ下院議長は下院でも採決したい意向だ。
 ただ、身内の民主党内の調整が難航し、予断を許さない状況が続く。

10/1(金)  朝日新聞デジタル (c) 朝日新聞社


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  年収1000万円超の求人広告も
  英国のトラック運転手不足、悪化へ

 英国でトラック運転手の不足に伴う混乱が続いており、現場の運転手らは、食料品からクリスマスプレゼントまであらゆる物価が上がると警告する。
 採用活動も難しくなっており、ある会社は、大型貨物トラックの運転手の採用条件に年収7万5000ポンド(約1122万円)を提示した。
 英国のトラック運転手らは、食料品からクリスマスプレゼントまであらゆる物価が上がるとジョンソン首相に警告する。
 世界第5位の経済大国は混沌とした空気に包まれている。
 トラック運転手の不足で、多くのガソリンスタンドで在庫が空っぽに。
 欧州の天然ガス卸売価格の高騰でエネルギー会社も苦境に立たされた。
 英国ではEU離脱後、数万人のトラック運転手が帰国したため、約10万人の運転手が不足している。

 フランス出身のドライバー、ミゲル・ブルネルさん
「この問題は、彼らが望んだことだ。外国人だけでなく、英国人の運転手も離職してしまい、もう雇うことができない。
この問題はすべて彼らの責任だ。
もっと英国人運転手を確保していればこんなことにはならなかったはずだ」

 新型コロナで、4万人のトラック運転手の試験が中止されたことで、運転手不足はさらに悪化した。

 ガソリンスタンドでは多くの運転手が賃上げが必要だと話した。
「この仕事は大変だ。
 給料はいいのか、だって? 何と言えばいいのか……1日に13、4時間も働いているのだから、いいとは言えないだろう。1日に13、4時間も働くのならもっと給料が上がっていいはずだ」

 一部の投資家は、世界が持続的な物価上昇局面に入ったかどうか疑問視している。
 新型コロナ問題に対処するため政府や主要中銀は大規模な支出をした。
 トラック運転手の求人を巡っては運送・人材登録会社がしのぎを削る。
 ある会社では、大型貨物トラックの運転手の求人で年収7万5000ポンド(約1122万円)の広告を出していた。
 政府は5000人の外国人トラック運転手に一時ビザを発行する予定だが、ロイターの取材に応じた運転手らの多くは、これに応じる気はないという。
 
 10/1(金)  ロイター (c) Thomson Reuter


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  8月の米物価、4.3%上昇 
  31年ぶり高い伸び

 【ワシントン時事】米商務省が1日発表した8月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比4.3%上昇した。
 1990年3月以来、31年超ぶりの高い伸び率。 
 新型コロナウイルス感染拡大による打撃から経済が急速に回復し、需要が大幅に増えたことに加え、半導体など一部原材料の供給逼迫(ひっぱく)も重なり、物価を押し上げた。

 PCE物価指数の上昇率は4カ月連続で4%以上と、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を大きく上回って推移している。
 FRBは近く量的金融緩和策の縮小に着手する意向を示すなど、金融政策の正常化を目指しているが、インフレ圧力の高まりを背景に早期の利上げを求める声が強まりそうだ。 

 10/1(金)  時事通信 (c) 時事通信社


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  《個別銘柄ニュース》

  ❇️❇️株式ニューストピックス❇️❇️

 米データストレージ製品大手ウエスタンデジタル(WD)と半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)による合併協議が、進んだ段階にある事が事情に詳しい関係者の話で明らかになった。

 キオクシアの企業価値は200億ドル(約2兆2000億円)以上になる可能性があるという。
 実現すれば、世界の半導体業界の再編が進むことになる。
 長引いている両社の協議がここ数週間で活発化し、早ければ9月中旬に合意に達する可能性があるという。
 WDによる支払いは株式交換方式で、合併後は同社のデービッド・ゴッケラー最高経営責任者(CEO)が経営を担う公算が大きいと関係者は話した。
 WDが合意をまとめる保証はなく、キオクシアも計画を進めていた新規株式公開(IPO)や他社との合併を選ぶ可能性が依然残されているという。

 これを受けてストックホルダーの6502・東芝の株価は、8月26日に4,730 円 +80 (1.72%)、と、なったが、まだまだ決定的なニュースでもなく、東芝本体に問題が有る為、実質投資やシミュレーションは見送りとするが、要注視案件ではある
 
 ⭕⭕  9月21日は4,730円+ 10円⭕⭕
 ⭕⭕  9月22日は4,805円+ 75円⭕⭕ 
 ⭕⭕  9月24日は4,910円+105円⭕⭕
 ⭕⭕  9月27日は4,920円+ 10円⭕⭕
 ⭕⭕  9月28日は4,890円- 30円⭕⭕
 ⭕⭕  9月29日は4,780円-110円⭕⭕
 ⭕⭕  9月30日は4,715円- 65円⭕⭕
 ⭕⭕今日10月1日は4,860円+145円⭕⭕
 と、9月21日は自社株買いによる株式消滅での上昇なのだが、それにしては上昇幅が限定的だった。
 しかし22日に水溶液に含まれる成分や物質を抽出する濃縮技術で、正浸透膜法向けの浸透圧物質の開発に成功との報が伝わり、2日間株価続伸で、9月28日は配当権利確定最終日にも拘わらず反落。
 次いで9月29日は配当権利落ち日で続落。
 そして9月30日も続落。
しかし今日は、以下のニュースにあるような理由で株価が急伸。

 ◇<東証>東芝が急伸 「米エリオットが買い増し」で(11時20分、コード6502)東芝が4日ぶりに反発している。
 一時前日比220円(4.7%)高の4935円まで急伸した。
 一部報道で「米アクティビストのエリオット・マネジメントが東芝株を積み増し、主要な株主になった」と伝わり、企業価値の向上などを期待した買いが優勢となった。
 エリオットは物言う株主として知られ、米国企業からは「最恐」と疎まれる存在とされる。 
 東芝は海外のアクティビストらの保有比率が高まっており、21年の株主総会では社外取締役で取締役会議長だった永山治氏(中外製薬名誉会長)らの再任案が否決された。
 市場では「過去にはファンドによる買収の観測が出ていることもあり、思惑的な買いが入りやすい」(国内証券)との見方がある。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 それにしてもキオクシアホールディングスの合併話とは、全く関係の無い理由による株価変動で困惑してしまう。
 今後も値動きを注視する。

  ❇️❇️特注シミュレーション銘柄❇️❇️

 4507 塩野義製薬

 先ずは以下のニュースを読んで戴きたい。

 塩野義製薬は6日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について、2021年中に100万人分以上の供給体制を整える方針を明らかにした。 
 国が新薬開発で設けた特例の「条件付き早期承認」の年内の申請も検討し、承認後の早期供給に備える。
 軽症者が自宅服用の飲み薬が実用化できれば、医療体制の逼迫を避けられる利点がある。
 また塩野義は新型コロナワクチンの開発も進めている。
 他社製のワクチンとの比較か偽薬との比較のいずれかの方式で最終段階の治験を年内に始め、22年3月末までの実用化を目指す。
 提携先の岐阜県の工場で年内に最大で年6000万人分の生産体制を整える計画だ。

 配当は上期下期とも55円で、次回配当の権利落ち日は9月29日。
 配当利回りは大した事無いが、大化けする可能性がある。
 8月6日に6038円315円高の引け値で仕込むシミュレーションを開始する。
 やはり10日に上昇した。
 6434円の396円高。
 8月10日いきなり利益は出たが、念の為その週一杯は様子を見た。
 8月13日は6536円の33円高。
 同日一旦引け値で手仕舞いし利益を確定。
 以降再度シミュレーションを手掛けれるか、様子を見る。
 約500円分利益が出た。
 しかし8月16日は6481円の55円安。
 売っておいて良かった。
 が、今週一杯再度仕込めるか様子を見る。
 昨日は6790円の16円安と値を消したが、今日は7106円の316円高と反発。
 明日少し下げてくれれば、再び買うシミュレーションに入りたい。
 しかし8月26日再び上昇したら見送る。
 と、そう思っていたら、8月26日反動安で6912の194円安。
 シミュレーションで、引け値6912の194円安で仕込む事にする。
 8月27日以降値動きを注視する。
 先週値を戻すと思っていたら、8月27日の引け値は6842円の70円安。
 9月7日は再び⭕⭕7489の209円高⭕⭕とシミュレーションの買値を577円上回ったので、大引けで利益確定。
 これで8月の初旬からすると、500円以上の利幅を二回連続ゲット。
 今週一杯迄は値動きを注視し、買えるかどうかを見極めたい。 
 少し下げてくれないと買えないし、このまま見送るのも手である。
 と、思っていたら、9月9日は高値圏で利食い売り優勢の展開からから7397円の226円安、9月30日は⭕⭕7654の390円高⭕⭕と、新薬の製品化が現実味を帯びて急上昇する展開。
 9月29日も配当権利落ち日ではあったが、経口薬の実用化期待で値を上げた。
 一旦緊急事態宣言解除で、コロナ薬開発の意義が希薄化しての株価下落分を取り戻し、9月10日に付けた最高値7623円をも取り戻し、尚も上昇の気配。
 もし明日下げなかったら、そろそろ天井なのではないだろうか。
 二回に亘って利益を上げれたし、明日も上げれば手仕舞いで良いかと思う。
 と、思っいたが、再び今日は、⭕⭕7500の150円安⭕⭕と、急落。
 まだどうかは決めれないが、来週の相場次第はあとワンチャンス有るかも。
 来週も引き続き手を出さずに注視する。

  ❇️❇️特注シミュレーション銘柄❇️❇️

 4507 塩野義製薬と共に明日もう1日様子を見て、シミュレーションで仕込みたい銘柄が出てきた。
 このところ現物で実際に買った銘柄が、総て下落しているので、暫く流れが戻る迄シミュレーションしてみる事にする。

 6376 日機装である。

 子会社のタックスヘイブン課税の追徴通達が、国税当局から届いた事で株価が下落した。
 既に追徴金は納税しており、脱税等違法なものではなく国税との見解の相違で、間もなく誤解は解け、適正な納税だったと証明されると日機装側は見解を示している。
 業績はそれ程悪くなく、と、言うより航空関連向け以外は好調で、深紫外線LED活用の空間除菌装置の新製品を販売したり、深紫外線LEDブランドの「sumiRay」を立ち上げたりと活発で、人工腎臓もトップ。
 他にもナノテクなど化学用精密ポンプ大手。
 これは一時的な下げで、日機装側の主張が通れば株価は戻るとみる。
 8月16日952円の56円安と急落し、8月20日には865円の20円安迄値を消した。
 ⭕⭕今日は950円の19円安⭕⭕、と、下げるも最安値からは少し値を戻した。
 ここ1~2週の何処かで、実際にもしくはシミュレーションで仕込みたい。

 ❇️❇️特注買い付け銘柄❇️❇️


 注目銘柄☆3323レカム。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは月20日以降のタイミングで良いような気がする。
 とは言え先日100円を切り始め、ここ数日で80円前後で推移。
 特に8月16日月曜日は、第三四半期の業績をネガティブ視しての下げである。
 このまま暫く70円~80円台を保ってくれれば、勝機到来の予感。
 もうそろそろ仕込む時期なのかも。

 と、思っていたら、⭕⭕9月2日は104円の17円高⭕⭕と、急騰してしまった。

 ⭕中国におけるウイルス除菌装置「ReSPR」の販売に関して、サンワサプライ上海と業務提携契約を締結したと発表。⭕

 上記理由で材料視された。 
 こうなれば熱が下がる迄静観するしかない。
 と、思っていたら、9月22日には⭕⭕85円の4円安⭕⭕で、沈静化。
 またも出遅れた事にショックではあったが、再び80円台に戻ったので狙える。

 ⭕⭕実際に9月28日に買い付け完了!⭕⭕

 89円で配当権利最終確定日に取得。
 配当権利落ち日には下落すると思うや、元々下げていたのに権利落ち日も変わらず。 
 配当額が小さい為に1割以上の下げにはならないと思う、との予想通り。
 先日ネガティブ決算発表はあったが、それも大した赤字幅ではない。
 アフターコロナ銘柄として期待。
 但し不安面も有る。
 中国に進出している同社は、良くも悪くも中国不動産ショックの影響を受けるだろう。
 それと低位株なので上昇する時も早いが、一旦下落するとその時も早い。
 今後は日々の値動きに注視。 

 ⭕⭕今日は86円の1円安⭕⭕で、権利落ち日後の全体安でも大して下げず。

⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕


 ❇️❇️見逃し反省からのリベンジ銘柄❇️❇️

 7896・セブン工業が4月末にストップ高の後520円の79円安と売られ、その後も496円の3円安と少し足踏み。
 500円を切ったら勝負出来る。
 と、思っていた矢先の6月初旬、いきなり602円の100円高と再び急激に上昇した。
 このまま上値離れしたら手は出せない。
 慎重に様子を見ていたら失敗した。
 決算の上方修正と木材価格の上昇で材料視された。

 しかし安値が555円で高値が597円と、6月11日の荒い値動きの流れの中、少しだけだが何とか559円で買う事が出来た。
 もう少し下げるかも知れないが、目標株価を660円前後に定めたいと思う。
 6月24日508円9円安と買値からは51円安も、翌日に起死回生の587円の79円高と復活。
 先日支配株主についての適時開示を行ったが、大株主の2社で凡そ50%を占める。
 大株主の2社は同業の都築木材と西垣林業で、東芝とは真逆で彼等は安定株主。
 海外ファンド等の資金が入っていない為オーバーハングの懸念がなく、それを好感した株価上昇と見る。
 株価は所謂「雲」と言われる抵抗線を上抜けした、「雲の上抜け」状態。
 株価上昇が期待出来る。
 とは言え7月9日521円の18円安と少し調整。  
 14日には531円まで戻したがす、7月20日516円の3円安と続落。
 第一四半期の決算が赤字転落した事から中々値が戻らなかったが、⭕⭕今日は515円の9円安⭕⭕と、少し下げるも配当権利落ち後も株価はそのまま。
 まだまだ安いが、流れは良くなって来た。
 尚、今日権利確定最終日を通過したので、年末に配当7円分は入る。
 今後押し目買いも視野に入れながら、戻り高値に期待したい。


⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕


 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・前澤工業。 
 上下水道機械の最大手。
 7月7日699円の82円高を付けて、7月14日水曜も690円の10円安と堅調だったが、7月15日木曜635円の55円安とかなり値を消した。
 業績好調の上自社株買いに増配と、株価が上がる条件が揃っているように見えたが、ここに来て今期の2桁営業減益見通しがマイナス視された。
 そして7月20日には633円迄値を消し、再び3日間で65円値上がりし698円と値を戻した。
 それなのにそこから3日間で41円も値下がりと乱高下。
 今日も767円の19円安と少し下げるも堅調。
 冷めるとみるか再び高騰すると見るか、何とも悩ましく判断に困る銘柄だ。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・バイク王。 
 中古2輪売買最大手。
 7月9日952円の49円高で、7月13日は1158円の149円高と絶好調。
 8月2日に1313円の111円安と、増担保措置など取引規制強化をネガティブ視しての反落だったが、今日1434円の10円安と少し下げるも絶好調である。
 しかしこのまま下げてくれれば、また買い場もあろう。
 業績好調での株価なのだが、この銘柄実は200円を切る180円台の時から注目していて、遂に手を出せずに今日迄来た。
 こうなると情けないを通り越して、自分の才能の無さが恨めしい。
 しかし投資は才能でするものではない。
 飽くなき探求心と研鑽を積み上げてするものである、と、分かってはいるが、しかしこの状況何とかならないものか。

⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕


 注目銘柄☆4355ロングライフ。
 関西中心に特養など老人ホーム運営。
 今日311円の3円安で配当権利落ち日は10月28日と来月の為、来月買い付けたい。
 配当は8円だが、200株以上で入所割引券カードが株主優待で贈られる。
 今はコロナ禍で全く注目されていない銘柄。
 安値圏である。


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 注目銘柄☆3248 アールエイジ。
 不動産関連
 今日698円の11円高で配当権利落ち日は10月28日と来月の為、来月買い付けたい。
 配当は中間期末と2回で年28円。
 もう少し安値圏で仕込みたい。


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 注目銘柄☆8077 トルク。
 ネジ製造
 今日228円の2円安で配当権利落ち日は10月28日と来月の為、来月買い付けたい。
 配当は中間期末と2回で年6円。
 安値圏である。


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 注目銘柄☆3452ビーロット。
 富裕層向け不動産売買。
 今日538円の6円安で配当権利落ち日は12月29日とまだまだ先の為、実際に買うのは秋以降のタイミングで良いような気がする。
 配当は15円だが、100株以上で1000円のクオカードが株主優待で贈られる。
 秋~冬に掛けて値動きに注目だ。


 危険注意銘柄☆2191「テラ」は急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーで今日は195円の1円安で、凡そ2ヶ月前株価が少し動き始めたと思うや、その後は売りに押され下落した。
 誰かが仕掛けているのかも知れないが、危険なので買わずに注視する。 
 株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。 

 注目銘柄☆7537・丸文が業績好調で5月中旬558円の58円高の値を付け、今日も762円の11円安と少し下げるも堅調。
 半導体卸の会社である。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。

 注目銘柄☆9274・国際紙パルプ商事が業績好調と増配で、8月12日346円の80円高の値を付けた。
 8月13日は329円の17円安と反動安も、翌日は362円の33円高と値を戻し、
 9月27日は397円の56円高と再び上昇。  
 今日は382円の5円安だった。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。
 業績好調は分かっていたが、ここ迄とは思わなかった。
 気付くのが今では話にならない、と、反省。

注目銘柄☆6069・トレンダーズが8月13日650円の8円高から、8月18日には3日間で1027円の127円高と約400円の値幅を取った。
 8月20日に一旦848円の42円安迄調整。
 その後再び値を戻し、今日は1087円の31円安と少し下げるも絶好調。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。
 何処かで高騰するとは思っていたが、ここ迄とは思わなかった。
 気付くのが今では話にならない、と、反省。

 注目銘柄☆5017の富士石油は5月末頃272円の53円高と、旧村上ファンド系のファンドの所有が明らかになった、
 今日は270円の1円安と未だ堅調だが、220円台の戻り安値が有れば仕込みたい。

 注目銘柄☆7544スリーエフが先日369円の69円高で業績V字回復予想、今日は323円の1円高
と未だに堅調ではあるが、勝負出来るレンジの一歩前迄調整した。
 再び300円前後なら勝負出来る。

 注目銘柄☆4334のユークスが、9月14日478円の80円高と決算大幅上方修正でストップ高、ゲーム、パチンコ、パチスロのソフト開発の会社で、今日は418円の14円安と少し下げるも未だ堅調。
 今後350円前後の戻り安値があれば狙えるが、この銘柄も気付くのが遅す過ぎて今更だ。
 またまた反省。


 注目銘柄☆8698のマネックスGが、7月27日に663円の20円安で、7月28日も639円の23円安と続落していて、狙おうと思っていたら7月29日687円の48円高と値を戻した。
 先日コインベースが日本でサービス提供開始と伝わり、最安値期は572円迄下げた。
 今日は582円の3円安。 
 随分と鎮静化はしている。
 少し前米アマゾンでビットコイン決済受入れ否定の報を受け下落し、上期8円下期18.5円と高配当で狙いを付けた。
 ビットコイン関連銘柄はこうした報で一時的に下げる事がある。
 しかし直ぐに値を戻したりと乱高下。
 570円前後の戻り安値があれば東急建設同様、狙える処で狙いたい。


  ⭕⭕配当権利落ちを過ぎても⭕⭕

  配当権利最終確定日は過ぎたが、明日以降権利落ちで或る程度安値があれば考えたいので、この8698のマネックスGは、本ボード上も継続して注視。

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 注目銘柄☆3449のテクノフレックスが、8月10日978円の23円安と急反落。
 決算2%下げでこの急落。
 配当は上期20円下期21円と高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 次回配当権利落ちは12月29日。
 今日は999円の13円安。
 今後もう少し下値が有るならば狙いたい。

  ⭕⭕今年の秋~冬に決断する⭕⭕


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 注目銘柄☆3807のフィスコが、9月1日236円の50円高と急反発。
 今日は196円の1円安とかなり沈静化。

「業績上方修正 通期純利益8.73億円→56.84億円」
「適時開示:(開示の経過)持分法適用関連会社の異動を伴う株式交付申込による特別利益(個別および連結)の発生の見込みに関するお知らせ」
 上記理由によるもので、今は手が出せないが、戻り安値の180円台が有れば狙いたい。


 ❇️❇️もしもデイトレするなら銘柄❇️❇️
 
 このところ連敗続きなので、もしもデイトレするならのコーナーはしはらくお休みにする。
 シミュレーションで良かった。

  ⭕但し飽く迄シミュレーション⭕


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 ⭕⭕《今日の東京コロナ感染状況》⭕⭕


 今日の東京都のコロナ新規感染者数は200人と、6日連続で300人を下回る。
 前週同曜日からは35人減少して約15%減。
  新規感染者数が順調に減少している。
 この減少を受けて政府は菅総理退陣のご祝儀で緊急事態宣言を全面解除するが、果たしてリバウンドは無いのかどうか。
 菅総理退陣へのご祝儀を出したい政府とは逆に、専門家や都道府県知事は慎重姿勢を崩していない。
 明日以降の新規感染者数に注目である。
 それからこの内現在入院している重症患者も、93人と昨日から7人減少した。
  尚、重症患者が100人を切るのは、7月31日以来2ヶ月ぶり。
 そして死者も14人と昨日から2人増加。
 ピークアウトの良い流れが継続しているが、
死者が増えて二桁人数のまま。
 まだまだ感染予防に気が抜けない。


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 都の担当者は「緊急事態宣言は解除されるが、引き続き感染防止対策に留意して、リバウンドを防ぐための行動をお願いしたい」と呼びかけています。


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 ⭕⭕コロナ関連ニューストピックス⭕⭕


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  緊急事態、重点措置を全面解除 
  緩和へ飲食・劇場で実証実験 政府

 政府は新型コロナウイルス対策で19都道府県を対象にした緊急事態宣言と8県へのまん延防止等重点措置について、期限の30日をもって全面解除した。
 全国で宣言と重点措置の対象がない状況は4月4日以来で、段階的に行動制限を緩和。
 10月から開始する実証実験について、石川や兵庫など12道府県の飲食店を候補とするなどの概要を公表した。

 政府は今後、感染が再拡大した場合でもワクチン接種や検査の陰性証明を条件に、行動制限を緩和する方針。
 政府が30日に発表した実証実験の概要では飲食店の他、ライブハウス、小劇場等でも実施。
 スポーツイベントでは、10月6日のJリーグから行う見通し。
 実証実験は追加も予定している。
 宣言などの解除後、飲食店では1カ月間の経過措置として、感染対策に関する第三者認証制度の適用店は午後9時まで、非認証店は午後8時までの時間短縮営業を基本とし、知事の判断で酒類の提供を可能とする。
 時短営業に応じた店には協力金を支給する。
 スポーツなどのイベント開催についても、1カ月の経過措置期間では、収容定員の50%以内で最大1万人を上限とする。
 都道府県をまたぐ移動の自粛は求めず、ワクチンが未接種の場合には事前の検査を勧める。
 ただ、感染症の専門家からは冬場にかけて感染が再拡大するとの懸念が出ている。
 政府はワクチン接種をさらに進めるとともに、「抗体カクテル療法」拡大や臨時医療施設の整備などに取り組む方針だ。 

 10/1(金)  時事通信 ©時事通信社


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 《今夜のニューヨーク市場》

 今夜のニューヨークダウは開場3時間の相場で、$34141の$297高と反発。
 それにナスダックも14466pの17p高と反発。  

 【市場概況】

  米国株、ダウ反発で始まる 
  自律反発狙いの買いも上値は重く

 2021年10月1日 23:05

【NQNニューヨーク=松本清一郎】

 1日の米ダウ工業株30種平均は反発して始まり、午前9時50分時点は前日比98ドル40セント高の3万3942ドル32セントで推移している。
 前日に546ドル安で終え、自律反発狙いの買いが先行した。
 景気敏感株や経済再開の恩恵を受ける銘柄が高い。
 ただ、インフレ加速や長期金利の上昇観測、連邦政府の財務上限問題など懸念材料はくすぶったままで、戻りの勢いは鈍い。
 米長期金利が1.47%台と前日終値(1.48%)を小幅に下回る場面があった。
 長期金利上昇がハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄の売りを招く状況はやや和らいでいる。
 市場心理を映す指標である米株の変動性指数(VIX)は23前後と前日から小幅に低下したが、不安心理が高まった状態とされる20は上回っており、投資家の先安懸念は強い。

 製薬のメルクが一時12%高を付けたのもダウ平均の上昇を支えている。
 開発中の新型コロナウイルスの経口治療薬が重症化を抑える効果があることがわかり、緊急使用許可を申請すると発表した。
 娯楽・映画のウォルト・ディズニーや航空機のボーイングの上げも目立つ。
 

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 この様子では来週の東京も反発すると見た。
 しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 今日は珍しく同様の動きだったが、東京の来週月曜も続落する可能性を秘める。
 また投資家心理では中国恒大集団の経営不安は未だ完全に払拭仕切れていない筈で、何れにしても株価は大きくは上昇しないように思う。  
 加えて岸田総裁誕生をネガティブ視する市場関係者も、少なくないような雰囲気。
 それにしてもコロナ感染が縮小傾向にあるとは言え、完全に終息していない現状での株高は、どうにも納得出来ない。 
 無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うべき。
 30000円台前後で日経平均が推移したので、9月10日に373円の場面で日経ダブルインバースを買った。
 来週月曜は売り場が来るのか?
 やはり気長に待つしかないのか?
 その辺りは中国恒大を始め、中国不動産大手の経営危機が解決するかどうかに懸かっているような気がする。

(松平 眞之)


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  《今日の依存症治療と総括》

 何が何でも弱気の立場を貫く私は、何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
 それにしても、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は良い。
 読む度に競馬やパチンコをする阿保らしさが身に沁みるのだ。
 依存症は完治しない病である。
 気を引き締めて頑張らねば。
 しかし何だかんだで、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。 
 今日の競馬やパチンコでの無事は、連日で事務仕事の派遣バイトが有ったお蔭か。
 競馬やパチンコの事を丸1日考えなかった。
 
 で、明日の競馬やパチンコでの無事も、連日事務仕事の派遣バイトに行く事で確実だろう。
 また明日は土曜なので、「馬券を買わなければこんなに得する」、と、競馬をしなかった場合如何に得するかについて書く、昨今新たに立ち上げた新コーナーを粛々と続ける。

 最近はJRAや公営の場外馬券売場は開いているものの、買いに行くのが面倒臭いを通り越して、場外馬券売場の存在意義への不信が募り、馬券を買う事を害悪とさえ思うようになって来た。
 自画自賛になるが私も成長したものだ。
 射幸心を捨てて貧乏を受け入れるに限る。

 
 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    今月~来月新しい男子の熱帯魚が来る   
    予定。
    ちなみに今日は日経平均が大幅に続落  
    し、久々のビール。
    しかし菅総理が退陣で連夜の祝杯だっ
    たが、岸田新総理では飲む気になれな
    いので、来週月曜日は日経平均上昇な 
    なら祝杯は無しだ。
    
    
 

 
   
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