第261話 8ヶ月と13日目 2月8日(月)

文字数 1,205文字

 弱気で売り方の私には、ホッ、と、一息、どころか吐く息さえ出ない今日であった。
 私とは逆に東京MXテレビの「東京マーケットワイド」で、司会者達は上げ相場のお蔭でニコニコ顔をしていた。
 それを見るのが嫌で日経平均だけ確認して、その後はチャンネルを替えまくっていた。
 何時まで上げ相場が続くのか、と、こんな相場では何を考えるのも嫌になる。
 正しく行って来いの相場だ。
 兎に角上げまくった今日の相場であった。
 今日引け値の日経平均は609円高の29388円と、29000円の壁を完全に突き抜けた。
 因って日経ダブルインバースも買値からはほど遠く下回り、426円の18円安と激安価格。
 また$¥レートは105.2円、と、円安のまま小動き。
 米長期金利上昇によるドル高は暫く。
 大きなニュースでは五輪パラ組織委員会が森会長の女性蔑視問題で臨時会合開催、国内でコロナ変異種感染者発見等があるが、大きくは株価に影響なさそう。
 またコロナ感染対応の接触確認アプリである「COCOA」の不具合が発覚。
 個別銘柄シミュレーションでも取り上げ、その「COCOA」開発を担当したパーソルプロセス&テクノロジーの親会社である、2181のパーソルにも害が及ぶと見て、先週2054円の処で信用売りした。
 しかし今日も続伸。
 損切りは週末にする。
 しかしシミュレーションで良かった。
 それともう一つ、これもシミュレーション銘柄で6459大和冷機が、買値を下回っていたがここに来て1136円と買値を取り戻した。
 利益は出ているしこれも週末に売る。
 配当の権利は得ているので、同じシミュレーションのパーソルの損失を出来るだけ補填したい。
 それと東京のコロナ新規感染者数は276人と、漸くステージチェンジの目標人数に到るも、飽く迄今日は月曜日である。
 肝心のニューヨーク・ダウは今夜、現物も先物も揃ってまたまた上昇した。
 今夜は開場2時間後の値段でも、$31288の$140高と尚も上昇は続く。
 明日の日経平均も上昇するだろう。
 何が何でも弱気の立場を貫く私としては、辛い限りである。
 とは言えそれでも経済実態の伴わない株高等、必ず崩れ去ると言う信念に変わりはない。
 相場がどうあれ今週末、日経ダブルインバースを買い増すつもり。
 どれだけ上げようが買い増す。
 しかし何と言っても感謝すべきは、不本意だが今日の上げ相場だ。
 何となれば今日は悔しくて悔しくて、競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせたのだから。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、意に反する上げ相場のお蔭だろう。
 それと今日は文学賞向け小説が、引き続きまたまた少し書けた。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、文賞向け作品の進展で確実としたい。
 我慢の相場は続くが信念は貫き通す所存。

 追伸・今日も元気な彦四郎君。
    週末には公開予定。
    それから水槽も清掃予定。
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