第485話 2年目の4ヶ月と26日目 9月20日(月)
文字数 14,721文字
《今夜のニューヨークと明日火曜の東京市場》
今日は敬老の日で東京市場は休場。
しかし今日はニューヨークは平日で開場。
今夜のニューヨークダウは開場3時間の株価で、$33880の$704安と大きく続落。
またナスダックもp14648のp395安と続落。
【市場概況】
2021年9月20日 22:42
【NQNニューヨーク=古江敦子】
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落して始まった。
午前9時35分現在は前週末比486ドル65セントの3万4098ドル23セントで推移している。
下げ幅は一時600ドル近くに達した。
中国の不動産大手、中国恒大集団の経営不安を背景に香港株が急落、欧州株も大幅に下げており、米市場でも投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。
21~22日開催の米連邦公開市場委員会・FOMCも警戒され、下値で買いが入りにくい。
過剰債務で資金繰り不安が強まる中国恒大集団が20日、香港市場で一時2割近く下げ、香港のハンセン指数は3.3%安で終えた。
中国の金融や不動産市場の混乱が海外にも波及する可能性が意識された。
独仏など欧州の主要株価指数も大幅に下落している。
世界景気の回復鈍化につながりかねないとの見方から、米国市場でも素材や資本財など景気敏感株を中心に売りが広がった。
FOMCではテーパリング(量的緩和の縮小)の開始決定は見送られそうだが、声明文などで年内開始を強く示唆する公算が大きい。
同時に示す委員らの政策金利見通しで利上げ時期が前倒しされるとの観測も浮上しており、投資家は警戒感を強めている。
S&P500種株価指数が50日移動平均線(17日終値で4436)を明確に下回ったのも売りに拍車を掛けている。
同平均線は今年に入って一貫して下値支持線となってきただけに、トレンド追従型ファンドの機械的な売りを招いたとの見方もある。
投資家心理を測る米株の変動性指数(VIX)は一時26台まで上昇した。
不安心理が高まった状況とされる20を上回って推移している。
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この様子では明日の東京も反落すると見た。
しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
先週の金曜もニューヨークとは逆の動き。
明日はどうなるのか。
とは言えナスダックも続落しているし、この下げ幅は尋常ではない。
さすがに明日は反発しないと思う。
恐らく中国恒大集団の経営不安は、世界的な株安を招くだろう。
それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかも緊急事態宣言下の東京の株高は、どうにも納得出来ない。
無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うべき。
30000円台前後で日経平均が推移したので、先々週末に373円の場面で日経ダブルインバースを買った。
明日は絶好のチャンスかも知れない。
日経平均が急落すれば、或る程度は売りたいと思う。
《今日のニュース》
大きいニュースでは、先ずはこれである。
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⭕今日の総裁選トピックスニュース⭕
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泡沫、噛ませ犬、安倍と森の操り人形……
高市早苗前総務大臣が自民党総裁選に意欲を示し始めた9月初旬、永田町では多くが彼女のことをこのように軽んじていた。
タカ派の高市は右の論客やネット民からは威勢良く支持されているが、国民の多くの支持は得ていないと判断され、見くびられていた。
ところが……。
共同通信が17、18日に行った自民党員を対象にした世論調査では、1位の河野太郎行政改革担当大臣が48.6%だった。
驚いたのはそのあとだ。
岸田文雄前政調会長が18.5%に対し、高市が15.7%……その差は3ポイントもない。
選挙戦が始まってみれば、調査結果を見る限り高市は2位の岸田に肉迫。
大方の予想を裏切る健闘だ。
これを受けて、高市陣営の気勢は上がっている。安倍晋三前総理は19日に更新したTwitterで高市をベタ褒めし、ツーショットポスターの写真を貼り付けた。
また、高市サイドからは「選挙は追い上げる方が強い」「岸田の背中をとらえた、いや追い抜いたかもしれない」と自信を示すコメントも聞かれる。
一方、追われる側の岸田陣営はどうか?
「これはヤバい」。岸田陣営の一人はうめいた。「地元で聞かれるのも高市さんのことばかりだ。まあ、高市さんの方は熱狂的で、岸田さんの支持者はおとなしいから」。
岸田の安定感を強調したいが、派手な高市に押されているといったところか。
先の議員は祈るように言う。
「猛追だけで終わってくれればいいが」
○岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせ。
高市は当初、20人の推薦人さえ集められるか不透明な状態だった。
後見人の森喜朗元総理が安倍に対して推薦人集めを依頼し、その安倍が清和会の親しい議員たちに声をかけ始めた頃でさえ、ここまでの追い上げは多くの党所属議員も予想していなかった。
そして迎えた9月18日の日本記者クラブでの候補者討論会。
候補者同士が質問をぶつけ合う討論で、岸田が高市に質問する、あるいはその逆がなかったのだ。これはどういうことか?
「2位3位連合」を視野に入れ、政策の違いを際立たせないための両者の配慮が垣間見える。
メディアの世論調査を見ると、党員党友票を含む一回目の投票で河野の一位は動かないものの、どの候補も過半数は取れないという予測だ。
河野は一発目で過半数を得て勝負を決めたい。
河野支持を鮮明にした現職総理の菅義偉は、地方議員や元議員に電話をかけて河野への投票を呼びかけている。
自らの不出馬宣言ではコロナ対策に専念する、総裁選と両立できないと言っていたが、内実は両立ばかりかコロナ対策より総裁選に熱心なようだ。
誰も過半数を取れなければ決選投票は上位2候補で行われる。このような場合、3位4位となりそうな候補の支持議員は、決選で上位2候補のどちらに入れるか事前に決めておくものだ。
岸田側は今回、総裁選での敵は河野と考えて戦略を練ってきた。
そして、当初の目論見では3位の高市を大きく引き離し、3位以下の陣営には決選投票でこちらに投票をお願いしますと言うだけでなびいてくるだろうという計算だった。
ところが、高市がかなりの票数を稼ぐ可能性が浮上し、お願いだけでは済まず、高市の政策にすり寄る必要が出てきた。
告示から数日という今のタイミングが、岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせを始める潮時だろう。
高市サイドは現在の善戦を背景に、自らの政策を飲むよう岸田サイドに迫る。
岸田の今後の発言を見ていけば、どの辺りで折り合いを付けたのかも分かってくるはずだ。
岸田が会長を務める宏池会は、今も名前が残るという意味では最古参の派閥だ。
池田勇人に始まり、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と4人の総理を輩出した。
一方で「お公家集団」と呼ばれ、政策に強いが権力闘争には弱い。
例えば、政界のプリンスと呼ばれた第6代会長の加藤紘一。
2000年の加藤の乱で森政権に反旗を翻したが、当時の森総理や野中広務幹事長という党人政治家に鎮圧され、総理になる道を断たれた。
○高市2位の可能性
人格者として知られた谷垣禎一は、下野して意気消沈の自民党を総裁として支えたが、政権復帰する前にその座から引きずり降ろされている。
さかのぼると、第2代会長の前尾繁三郎も二回最高権力者の座に手をかけたが、一度は総裁選に落ち、一度は「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作総理の計略に填まり無念の涙をのんだ。
宏池会の歴史を見ると、政治は畢竟、権力闘争であるという厳しい現実に否応なしに気付かされる。
その上、いまの高市の勢いを見ていると、高市2位、岸田3位という可能性も出てきた。
毎日新聞が18日に行った世論調査では自民党支持層のうち高市支持が25%、岸田支持が14%となり、高市は岸田を大きく引き離している。
こうなると、一回目投票での岸田票は決選投票で高市に流れることになり、先輩の加藤・谷垣よろしく総理の座に手が届かない可能性が出てきた。
岸田陣営のうち岸田派以外の議員からは「これだから宏池会は……、ユルむってのが宏池会らしいよな」と、お公家集団への苦言も出てきた。
火事は最初の一分、選挙は最後の一分との言葉がある。
岸田が少しでも気を緩めると、猛追する高市の軍門に下る可能性がある。
またしても、最も総理に近い男が煮え湯を飲まされる宏池会の歴史が繰り返されるのだろうか。
武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。
元TBSラジオ政治記者。
国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。
2021年9月20日 掲載
新潮社 9/20(月) デイリー新潮
©SHINCHOSHA
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自民党総裁選です。
4人の候補は党主催の討論会に臨み、全国の学生や女性の党員の質問に答えました。
候補間の“温度差”も垣間見えます。
討論会には、党の青年局・女性局に所属する全国の学生や女性がオンライン形式で参加しました。
まず参加者から出た質問は、衆議院の比例区で73歳以上の候補を公認しない「73歳定年制」を維持するかどうか。
「定年制」についてはベテラン議員の一部が撤廃などを求めていますが、若手は堅持するよう主張していて、候補者間にも“温度差”が見られました。
河野太郎行革相
「衆議院の比例代表73歳定年制、これは堅持していきたい」
岸田文雄前政調会長
「比例代表73歳定年制、これは堅持いたします」
野田聖子幹事長代行
「定年制について、かねてから堅持していくということで進めています。賛成です」
河野、岸田、野田の3氏が定年制を“堅持する”としたのに対して、高市氏は慎重姿勢です。
高市早苗前総務相
「自民党の強みというのは、とっても若い世代からシニアの世代まで幅広い年齢層が活躍していて、それぞれの年代に応じて直面する課題というものがある。この何歳にするかというのは慎重に考えなきゃいけない」
また“コロナ禍”における学生支援についても、論戦が繰り広げられました。
河野太郎行革相
「食費にも困っているという方が結構いらっしゃいます 。例えばお米、野菜という現物を学生さんへ支給することも手段として十分あり得る」
岸田文雄前政調会長
「ぜひ現金等をしっかりとした支援も用意しなければならない。バイトのマッチング、こういった工夫もしなければなりません」
高市早苗前総務相
「子ども食堂、こちらへの支援とともにですね、フードバンクへの支援をとても強化をしたい」
野田聖子幹事長代行
「私は速やかに困窮している学生に現金給付をすべきと言い切ります。(財源は)国債でもいいと思います、赤字国債でも」
このほか、4人は憲法改正や少子化対策など様々な政策課題について質疑に応じました。
一方、野党は・・・
立憲民主党 枝野幸男代表
「まさに隠す・ごまかす・嘘をつく・説明しない。この政治を変える、そのど真ん中で皆さんの期待に応えて、皆さんの知りたい情報をちゃんと伝える、まっとうな政治を取り戻す」
立憲民主党の枝野代表は20日、千葉県内を遊説し、安倍・菅政権について痛烈に批判。
次の総選挙で政権交代が実現した場合には情報公開を進めると強調しました。
(20日17:25)
9/20(月) TBS系(JNN)
(c) Japan News Network.
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自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。
それによると河野太郎規制改革担当相(58)と岸田文雄前政調会長(64)が競り合い、高市早苗前総務相(60)が激しく追っている。
出遅れた野田聖子幹事長代行(61)は挽回に懸命。ただ、2割程度が態度を決めておらず、党員・党友票の行方を含め、情勢は流動的だ。
竹下亘衆院議員の死去を受け、総裁選は国会議員票と党員・党友票各382票の計764票で実施される。
国会議員票の投開票は29日。
調査は13~19日に議員からの聞き取りなどにより実施した。
河野、岸田両氏は党所属議員の25%前後の支持を固め、高市氏も約2割の支持を得て2人を猛追し、告示前日に出馬表明した野田氏は約5%にとどまっている。
岸田派を除く6派閥が事実上の自主投票とする中、河野氏は岸田派以外の中堅若手を中心に支持を広げ、所属する麻生派(53人)では約半分の支持を獲得。
石破派(17人)の半数以上も固め、二階派(47人)、石原派(10人)、無派閥にも浸透。
岸田氏は自身が率いる岸田派(46人)をまとめ、細田派(96人)、麻生派、無派閥からもベテランや参院議員を中心に支持を取り付けた。
安倍晋三前首相が後押しする高市氏は、安倍氏が影響力を持つ細田派の中堅若手に浸透。
麻生派、竹下派(51人)、二階派にも食い込みを図る。
野田氏は推薦人20人からの上積みが課題だ。
◇地方幹部は岸田氏
一方、47都道府県連の幹部を対象に時事通信がアンケート調査を実施したところ、岸田氏支持が12人で最多だった。
河野氏支持は3人、高市氏支持は2人、野田氏支持はいなかった。
ただ、河野氏の地元神奈川、野田氏の地元岐阜を含む29都府県連が支持候補を回答しなかった。
岸田氏支持は福島、石川、広島、福岡などの幹事長ら。
河野氏支持は北海道、青森、鳥取、高市氏支持は滋賀、奈良の幹事長らだった。
党員の支持動向も尋ねたところ、支持候補にかかわらず、河野氏優位との回答が目立った。
総裁選を通じた世代交代について聞くと、25府県連が「全面的に」「多少は」を含めて「世代交代を進めるべきだ」と回答。
津田健児三重県連幹事長は「若い力で党や国を変えていく必要がある」とした。
9/20(月) 14:08 時事通信 ©時事通信社
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先日来報道されている通り、立民を始め野党が共通政策の締結をしたようだが、その程度のパフォーマンスでは、自民党総裁選には対抗出来まい。
マスコミもそんなに取り上げる事もないだろうし、今の野党では非「菅政権」の受け皿になり得ないのは火を見るよりも明らかだ。
さて、そこで自民党総裁選である。
先日河野氏が出馬表明しが、現役のワクチン担当大臣とあってど派手なアピールとなった。
その日は河野氏一色の1日であった。
それに報道は連日河野氏優勢を伝える。
最早河野氏が総裁になったかのようである。
テレビ番組で発言する姿も内容も良い。
また政策もしっかりしているし、最も総理に相応しいのは河野氏で間違いないと言える。
その他石破氏不出馬で河野氏を支援する方向で検討を進めるとなると、河野氏が益々有利になり岸田氏は不利になるだろう。
ところが石破氏と手を組むとなると、河野氏の所属派閥の長である麻生氏が許さない。
河野氏に取ってはありがた迷惑である。
そして岸田氏は森・加計問題に一定の配慮を見せて、安倍氏に秋波を送っている。
しかし安倍氏が高市氏支持に回ったのは、岸田氏の森・加計問題発言だけではない。
安倍氏は岸田氏が夫婦別姓推進派の議員連盟の呼び掛け人に名を連ねたことにも、以前に不満を漏らしていた。
また現時点では前述の通り河野氏と岸田氏の二人が有力で、他の候補者に勝ち目はない。
と、言うのが、一般的な専門家の意見。
そしてその二人の内でも河野氏が圧倒的に有利と言われているが、しかし果たして河野氏が総裁で間違いないのだろうか?
河野ワクチン担当大臣は9月3日午後、自らが所属する派閥の会長である麻生副総理兼財務大臣と面会し、立候補の意向を伝えたが、麻生派の議員によると麻生氏が「賛成もしないけど、反対もしない」と述べたのに対し、河野氏は「じゃあ出ます」と答えたらしい。
また麻生派幹部は、「河野氏では派閥がまとまらない」と話している。
ただ、ある他派閥の中堅議員は「世代交代の千載一遇のチャンスだ」として河野氏を支持する考えを示すなど、既に派閥横断的な若手議員を中心に立候補を後押しする動きが出ている。
以上のように、麻生派が手放しで河野氏を応援するかと言うと、どうやらそう言う事ではないらしい。
若手議員からはかなり人気があるが、問題発言やパワハラ疑惑の有る河野氏でもある。
それに現菅内閣のワクチン担当大臣であるから、不人気内閣の一員でしかもワクチン接種が遅れた責任は?、と、問われれば、そこは否めないところでもある。
また小泉環境相が河野氏支持を表明したタイミングが遅かったのが気になる。
専門家は小泉環境相が計算の上でタイミングを選び、閣僚としてではなく横須賀支部として地元から河野氏支持を表明したのだと言う。
その他事務所回りをしている河野氏が、偶然石破氏と出会ったように演出したのも、小泉氏であるとか。
慎重に事を運んでいるようにも見えるが、小泉環境相の若さを感じると言うか、やはりまだまだ詰めが甘い気がする。
対抗する安倍氏はそんなに甘くはない。
私としては安倍氏が高市氏支持に回ったのには、深い戦略がある気がしてならないのだ。
安倍氏周辺の話によると、安倍氏は河野氏だけは総理・総裁にしたくないらしい。
また専門家の中には高市氏が決戦投票には残れずに、河野氏と岸田氏の決戦投票になり、安倍氏はその際岸田氏の支援に回ると言う強かな考えを持つ、と、予測する人も居たりする。
しかしその専門家は、岸田氏が 森友・加計問題に言及していた事、並びに岸田氏が夫婦別姓推進派の議員連盟の呼び掛け人に名を連ねたことを念頭に置いていない。
してみると安倍氏はたとえ決戦投票になっても、岸田氏を推す事はないのではないか。
それでの高市氏支援なのでは?
そこで高市早苗が浮上してくるのは自明だ。
安倍氏の御墨付きを得たので、表立っては3A(安倍・麻生・甘利)のうち、麻生・甘利氏は岸田氏や河野氏支持に回っているが、蓋を開ければ最終的にやはり高市氏支持だったか。
と、言う事は起こり得る。
今は3Aの特に麻生・安倍ラインが目立っては、派閥政治と批判され兼ねないからだ。
それに先頃立ち上げた高市氏の選対本部に、出席議員が予想以上に多かったことが他陣営に取り沙汰されている。
安倍氏本人こそ主席していないが、それは高市氏が安倍氏の傀儡と言われている事への配慮に他ならない。
安倍氏が本気だからこその、ここに来ての高市氏の支持拡大ではないかと思う。
水面下では安倍氏と安倍氏周辺が動いている事は、火を見るより明らかである。
また甘利氏は岸田氏支援を打ち出したが、但し冒頭に「事情が許せば」、と、している。
つまり事情が許されないなら、他の候補者と言う事なのだろう。
自民党総裁ならびに総理としては初となる女性という期待も高まっていることから、女性議員票や女性党員・党友票の動向も気になるところである。
その他野田聖子氏も立候補に意欲を示しているが、仮に出馬しても次期総裁は岸田氏、河野氏、高市氏の三人に絞って良いだろう。
また野田氏が総裁になる事はないだろうが、彼女が出馬すれば岸田・高市両陣営に取っては追い風である。
何故なら野田氏に革新支持の票が幾らかでも流れ、河野氏の票を奪ってしまうからである。
河野氏は一回目の投票で決まらず、決戦投票になると負ける可能性が高いと言われている。
或いは野田氏は河野降ろしの為の刺客として、岸田もしくは安倍陣営が差し向けたとも言われており、名義を貸した議員には、その筋から依頼が有ったとも囁かれる。
それと気になるのは先日の午後、甘利氏との会見後に表明する筈だった河野氏が、出馬表明をしなかった事だ。
自民党の甘利明税調会長は6日、国会内で行った講演で、党総裁選に立候補する意向を固めた河野太郎行政改革相について「菅(義偉)総理がダメだと、たたかれた一番の原因がワクチンの迷走といわれているのに、ワクチン担当大臣の評価が上がるとは、よくわからない」と皮肉った。
麻生・甘利両氏が今は止めておけ、と、出馬に否定的だとすると、仮に当選しても政権運営が困難になって来る。
ひょっとしたら河野氏が出馬断念する可能性も有るのではないか、と、思っていたら、出馬はすると言う。
マスコミでは麻生氏が、「頑張れよ」と激励の言葉を掛けて河野氏を容認したとするが、「頑張れよ」と派を上げて支援する、と、言うのは違うような気がする。
また岸田氏が総裁になるのは、菅総理や二階幹事長が許さないだろう。
そこで推すのに最も問題の無い、保守派で無難な高市氏を、消去法で推す票が増えるのではないかと見る。
現に細田派や麻生派、或いは二階派からも、高市氏支持に回る議員が相当数居る。
とは言えこの今回の渾沌とした総裁選は、未だ誰が誰を推すと言う事が釈然としない。
逆に言うと河野氏が出馬したは良いが、蓋を開けてみると、推す、推す、と、言っていた若手が、明日以降長い者(安倍・麻生・甘利)に巻かれないとは限らない。
そこで私は本命でも対抗でも無く、国民の人気でも劣るが、クセの無い保守派の高市氏が、消去法で次期総裁なのでは、と、推察。
最も総裁に相応しく、最も人気があっても、
総裁になれるとは限らないのが総裁選である。
土壇場で安倍氏の底力が発揮されると見る。
河野氏が一回目の投票で勝てずに高市氏が決戦投票に残る事が出来れば、私は高市氏が総裁になると見る。
下馬評では河野氏が過半数の票を取って勝つか、決戦投票になって岸田氏が勝つか、どちらかであると言われている。
殆どの専門家は決戦投票の場合、河野氏と岸田氏によるパターンしか予想していない。
河野氏と高市氏の決戦投票については、誰一人言及していないが、私は1位河野氏と2位高市氏による決戦投票と見る。
安倍氏が岸田氏をひっくり返し、高市氏を2位に持ち上げるような気がしてならないのだ。
つまり最終的には決戦投票で、高市氏が逆転して総裁になる気がするのである。
烏合の衆の菅・二階・小泉・石破連合では、安倍・麻生・甘利連合に勝てないと思う。
私には河野氏が関ヶ原合戦での石田三成に見えて仕方がないのだ。
加えて安倍氏が石田三成との激突に備え、北政所(きたのまんどころ・豊臣秀吉正室)に近付いた、徳川家康に見えて仕方がない。
無論北政所とは高市氏である。
また石破氏が宇喜多秀家に、小泉氏が大谷刑部に見えてしまうのである。
大谷刑部が石田三成とお茶会で知り合ったと言う逸話があるが、小泉氏が「必勝会」で河野氏に抹茶を振る舞った事も、何とも酷似しているではないか。
それに現職の不人気総理として動けない菅氏は、吉川広家の画策で大阪城に足止めされて動けなかった毛利輝元で、さしずめ二階派は全く動かず最後に戦場から離脱した、島津一門と言ったところか。
詰めが甘い烏合の衆の西軍は、最後の最後に小早川秀秋に裏切られる気がする。
誰とは特定出来ないが、河野陣営からは小早川秀秋のような人物が出て来るのではないか。
また安倍・麻生・甘利連合は小早川秀秋に鉄砲を打ち掛けた徳川家康のように、石田三成ならぬ河野陣営からの裏切りを促すような気がしてならない。
そして最後になってしまったが岸田氏は、会津で家康を手薬練引いて待ち構えるも、待ちぼうけを食わされて、結果冷飯を食らうことになる上杉景勝に喩えておこう。
私には今回の総裁選が、関ヶ原の合戦と同じ結果になる気がするのだ。
ここで高市氏が岸田氏と河野氏と決定的に違う点を挙げてみると、1つに候補者のなかで唯1人の保守派であると言う事。
次に岸田・河野両氏のように、あいつだけは総理・総裁にしたくないと言う人が居ない事。
最後に何と言っても安倍氏が本気で推していると言う事。
以上の事から私は高市氏が新総裁と見る。
が、まぁ誰が総裁に選ばれようと、菅総理続投よりはずっと良い。
但し総裁が誰になろうと、自民党が政権与党を維持出来るかどうかなんて分かりっこない。
かと言って自民党以外の野党では頼りにならないし、難しいところである。
唯一つ言える事は、今後日本人は己で己を守るしかないと言う事。
しっかりと個々が個人で信念を持って。
何はともあれ菅総理が降りた事で、自民党にしても、また国民にしても、一條の光が差したと言えよう。
果たして自民党が政権を守るのか、或いは連立政権になるのか。
その事は別にして、今後は国民の1人1人が、頼りにならない自治体にも、頼りにならない国家にも頼らずに生きて行く他ない
自分の力だけで生き抜いて行く覚悟を持つべき時が来たのだ。
誰にも頼らずに。
このコロナ禍を。
(松平眞之)
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また国際ニュースでは、[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は19日、フランスとの潜水艦共同開発計画を破棄し、米英の支援で原子力潜水艦を配備すると決めたことについて、数カ月前に仏政府に知らせていたとし、決定を擁護した。
モリソン氏は「豪州の国益を優先したことを後悔していない」と言明。
フランスの失望は理解するとしながらも、豪州は常に自国の利益にかなう決定をしなければならないと強調した。
また「これは私が数カ月前に直接提起した問題であり、国防相らが引き続き話し合っている」と述べた。
豪政府の決定を受けてフランスは反発を強めており、専門家は今回の外交危機がフランスや欧州と米国との同盟関係に長期的な打撃を及ぼす可能性があるとしている。
米国は北大西洋条約機構(NATO)同盟国であるフランスの懸念払しょくを図っており、仏政府報道官は19日、マクロン大統領がバイデン米大統領と「数日中」に電話協議すると明らかにした。
同報道官はBFMテレビで、マクロン氏が計画破棄についてバイデン氏に「説明」を求めるとした上で、仏側への補償をはじめ契約の条項について協議する必要があると述べた。
フランスは17日、駐米大使と駐オーストラリア大使の召還を決めたと発表している。
欧州連合(EU)外交官は、この問題によって米欧関係やインド太平洋地域における欧州の地政学的方針を巡り疑問が生じたとし、EU首脳が10月5日にスロベニアで開く会合でも議題になるのが確実との見方を示した。
9/20(月) ロイター (c) Thomson Reuters
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その他 香港政府トップの行政長官を選ぶ「選挙委員会」(定数1500)の委員選の投票が19日に行われ、即日開票された。
中国が主導した新しい選挙制度で実施され、3割弱を占めていた民主派の委員はゼロになった。
香港メディアによると、当選者は親中派がほぼ独占。
この結果を受け、来年3月の香港行政長官選では親中派の当選が確実となり、中国政府が推進する「愛国者」による統治が完成する形だ。
【香港トップを選ぶ選挙のようす】
今回の選挙では、定数1500のうち、所属団体の指名などによる選出を除いて、投票による選出枠が967。
このうち、603人が無投票で当選し、残る364枠を412人の候補者が争った。
投票率は89・77%だった。
香港政府トップの林鄭月娥行政長官は19日の投票終了後に声明を出し、「選挙制度が見直されて初めての選挙で、意義は大きい」と表明。
さらに、「90%近い投票率は新選挙制度への支持を反映している」と意義を強調した。
中国政府の出先機関である香港連絡弁公室(中連弁)も20日、「今回の選挙は『愛国者』による統治の原則をもとに、新しい選挙の優位性を示した。
香港の発展のための重要な一歩だ」と称賛。
「香港が、徐々に通常の社会に戻ってくれることを願う」ともしている。
香港の選挙制度の見直しは、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が3月に決定。
香港の立法会(議会)は5月、選挙制度見直しの条例改正案を賛成多数で可決した。
新制度では、候補者が「愛国者」かどうかの事前審査を導入。
新制度で初めて実施された今回の選挙では、資格審査委員会が8月末に、「政府への忠誠がない」などとして2候補を失格にした。
選挙委員会の権限も強化されて、従来は行政長官を選出する機構だったが、新制度では立法会選でも議員の半数近くを選ぶようになった。
香港では、12月19日に立法会選挙、来年3月27日に行政長官選が予定されている。
立法会選でも、「オール親中派」となるのはほぼ確実。
政界から民主派が排除されたうえで、行政長官選を迎えることから、無風選挙となるのは避けられない。【台北・岡村崇】
9/20(月) 毎日新聞 (c) 毎日新聞社
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【北京共同】中国・北京郊外で20日、米系のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京」が正式開業した。
米中対立の激化にもかかわらずハリウッド映画の人気は健在で、初日分のチケットは事前に完売する順調なスタートとなった。
中秋節の連休中日で、最近の新型コロナウイルス再流行により減速感が強まっている消費のてこ入れに期待がかかる。
チケットは14日午前0時、インターネットで販売開始。中国メディアによると、20日分は1分程度で完売したという。
金額は時期によって異なり、418~748元(約7100~1万2700円)。
市民からは「やや高い」との声も聞かれる。
9/20(月) 共同通信
(c) 一般社団法人共同通信社
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⭕⭕《今日の東京コロナ感染状況》⭕⭕
今日の東京都のコロナ新規感染者数は302人と、400人を切るのは7月5日以来。
前週同曜日からの減少者数は309人で、約48%減。
またこの内現在入院している重症患者は、169人と昨日から2人減少した。
また死者も4人と昨日から12人減少。
ピークアウトの良い流れが継続し、死者数も昨日より一気に減少し一桁に止まった。
都の担当者は「減少傾向に加え連休ということもあって少なくなっている。しかし、緊急事態宣言中ということを意識して、外出の自粛や感染防止対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。
⭕⭕コロナ関連ニューストピックス⭕⭕
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産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が18、19両日に実施した合同世論調査で、新型コロナウイルスワクチンの「ブースター」と呼ばれる3回目接種について聞いたところ、「受けたい」との回答が43.1%に上った。
「必要に迫られれば受ける」との回答も39.9%で、感染力の強い変異株の出現で、3回目の接種への期待は高いようだ。
「接種を受けたくない」は10.7%、「2回の接種も受けない」は4.4%だった。
男女別、年代別にみると、3回目の「接種を受けたい」との回答は男性50代以上と女性60代で半数を超えた。
一方、「接種を受けたくない」との回答は男性は10・20代が最も多く23.1%、女性は40代の13.1%だった。
政府が新型コロナワクチン接種の進展を見据え、飲食店の利用やイベントなどの行動制限の緩和については「賛成」が58.8%で、「反対」が35.7%だった。
男女別、年代別にみると、男性は10・20代と現役世代の40代、50代で「賛成」が6割を超えた。
「反対」が唯一半数を超えたのは女性30代の59.8%。
新型コロナの感染が子供にも広がる中、幼い子供を抱える母親らが警戒しているようだ。
一方、ワクチン接種の進み具合いについては、「順調に進んでいる」との回答が55.3%で5割を超えた。
「順調に進んでいない」は41.3%。ワクチンを2回打ち終えた国民の割合が5割を超え、高齢者の9割近くが2回接種を終えたことが好感したとみられる。
9/20(月) 産経新聞 (c) 産業経済新聞社
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政府は、今月末に期限を迎える19都道府県への緊急事態宣言について、解除する方向で検討に乗り出しました。
今週後半に訪米する菅総理が帰国後、最終判断します。
菅総理はきのう、総理公邸で関係省庁の幹部らと新型コロナウイルスの感染状況を分析しました。
政府関係者の1人は、新規感染者数が全国的に低下傾向を示していることから、宣言について“完全に解除するか、まん延防止等重点措置に移行するか議論している”として、解除の検討を始めたことを明らかにしました。
しかし別の政府関係者は、沖縄では人口10万人あたりの新規感染者の割合が依然高いことなどから警戒が必要と指摘しています。
菅総理は今週後半アメリカを訪れる予定ですが、帰国後に19都道府県の宣言解除について最終判断することになります。(20日00:19)
9/20(月) TBS系(JNN)
(c) Japan News Network.
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《馬券を買わなければこんなに得する!》
今日も競馬依存症治療の方は到って順調。
さて祭日なので最近始めた新企画、「馬券を買わなければこんなに幸せ」、に続く、「馬券を買わなければこんなに得する」と、競馬をしないと得する事について書くコーナー。
第37話
今日も馬券を買わなかったが、今日は中央競馬が開催されている事さえ忘れていた。
気が付いた時には、18時00分を回っていた。
と、言うか、寝たり小説を書いたりしていたのである。
で、今日競馬をしなくて得をしたのは、競馬を忘れていた為ストレスが全く無かった事。
もし買っていたらも何も、損しようがない。
1円も損していないから、1日幸せな気分で居られた事は言う迄もなく、競馬の無い人生は最高に幸せ、と、感じられた1日であった。
それにしても「射幸心を捨てて、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は効果大だ。
馬券を買う気が失せる処か、競馬自体が社会の害悪としか思えないようになっている。
日本全体が馬券を買わない気運になれば、宿敵JRAが潰れる可能性も出て来る。
そんな夢のような出来事を夢想する私。
何と言っても馬券を買わないと、馬券を買いに行く労力も負けての精神的ストレスも無い。
お金もそうだが、やはり精神的ストレスを感じ無いのが、1番の幸せだ。
とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、中央競馬が開催されている事さえ忘れていたお蔭だろう。
で、明日の競馬やパチンコでの無事も、公営競馬が開催されている事を忘れる事で確実としたい。
3日続いた中央競馬が漸く今日で終わった。
明日は平日なので、公営競馬のみ。
なので多分大丈夫。
最近はJRAの場外馬券売場は開いているものの、買いに行くのが面倒臭いを通り越して、場外馬券売場の存在意義への不信が募り、馬券を買う事を害悪とさえ思うようになって来た。
自画自賛になるが私も成長したものだ。
射幸心を捨てて貧乏を受け入れるに限る。
追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ
れてしまった。
今月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
と、思っていたが、来月になるかも。
ちなみに先週金曜日経平均が上昇した
のだが、菅総理退陣を祝して発泡酒を
飲んだ。
日経平均下落で飲む酒よりも上手か
ったのは、言う迄もない。
無論昨日同様今日も祝杯を上げる。
明日は日経平均反落で久し振りにビー
ルにありつけるかも。
今日は敬老の日で東京市場は休場。
しかし今日はニューヨークは平日で開場。
今夜のニューヨークダウは開場3時間の株価で、$33880の$704安と大きく続落。
またナスダックもp14648のp395安と続落。
【市場概況】
2021年9月20日 22:42
【NQNニューヨーク=古江敦子】
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落して始まった。
午前9時35分現在は前週末比486ドル65セントの3万4098ドル23セントで推移している。
下げ幅は一時600ドル近くに達した。
中国の不動産大手、中国恒大集団の経営不安を背景に香港株が急落、欧州株も大幅に下げており、米市場でも投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。
21~22日開催の米連邦公開市場委員会・FOMCも警戒され、下値で買いが入りにくい。
過剰債務で資金繰り不安が強まる中国恒大集団が20日、香港市場で一時2割近く下げ、香港のハンセン指数は3.3%安で終えた。
中国の金融や不動産市場の混乱が海外にも波及する可能性が意識された。
独仏など欧州の主要株価指数も大幅に下落している。
世界景気の回復鈍化につながりかねないとの見方から、米国市場でも素材や資本財など景気敏感株を中心に売りが広がった。
FOMCではテーパリング(量的緩和の縮小)の開始決定は見送られそうだが、声明文などで年内開始を強く示唆する公算が大きい。
同時に示す委員らの政策金利見通しで利上げ時期が前倒しされるとの観測も浮上しており、投資家は警戒感を強めている。
S&P500種株価指数が50日移動平均線(17日終値で4436)を明確に下回ったのも売りに拍車を掛けている。
同平均線は今年に入って一貫して下値支持線となってきただけに、トレンド追従型ファンドの機械的な売りを招いたとの見方もある。
投資家心理を測る米株の変動性指数(VIX)は一時26台まで上昇した。
不安心理が高まった状況とされる20を上回って推移している。
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この様子では明日の東京も反落すると見た。
しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
先週の金曜もニューヨークとは逆の動き。
明日はどうなるのか。
とは言えナスダックも続落しているし、この下げ幅は尋常ではない。
さすがに明日は反発しないと思う。
恐らく中国恒大集団の経営不安は、世界的な株安を招くだろう。
それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかも緊急事態宣言下の東京の株高は、どうにも納得出来ない。
無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うべき。
30000円台前後で日経平均が推移したので、先々週末に373円の場面で日経ダブルインバースを買った。
明日は絶好のチャンスかも知れない。
日経平均が急落すれば、或る程度は売りたいと思う。
《今日のニュース》
大きいニュースでは、先ずはこれである。
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⭕今日の総裁選トピックスニュース⭕
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泡沫、噛ませ犬、安倍と森の操り人形……
高市早苗前総務大臣が自民党総裁選に意欲を示し始めた9月初旬、永田町では多くが彼女のことをこのように軽んじていた。
タカ派の高市は右の論客やネット民からは威勢良く支持されているが、国民の多くの支持は得ていないと判断され、見くびられていた。
ところが……。
共同通信が17、18日に行った自民党員を対象にした世論調査では、1位の河野太郎行政改革担当大臣が48.6%だった。
驚いたのはそのあとだ。
岸田文雄前政調会長が18.5%に対し、高市が15.7%……その差は3ポイントもない。
選挙戦が始まってみれば、調査結果を見る限り高市は2位の岸田に肉迫。
大方の予想を裏切る健闘だ。
これを受けて、高市陣営の気勢は上がっている。安倍晋三前総理は19日に更新したTwitterで高市をベタ褒めし、ツーショットポスターの写真を貼り付けた。
また、高市サイドからは「選挙は追い上げる方が強い」「岸田の背中をとらえた、いや追い抜いたかもしれない」と自信を示すコメントも聞かれる。
一方、追われる側の岸田陣営はどうか?
「これはヤバい」。岸田陣営の一人はうめいた。「地元で聞かれるのも高市さんのことばかりだ。まあ、高市さんの方は熱狂的で、岸田さんの支持者はおとなしいから」。
岸田の安定感を強調したいが、派手な高市に押されているといったところか。
先の議員は祈るように言う。
「猛追だけで終わってくれればいいが」
○岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせ。
高市は当初、20人の推薦人さえ集められるか不透明な状態だった。
後見人の森喜朗元総理が安倍に対して推薦人集めを依頼し、その安倍が清和会の親しい議員たちに声をかけ始めた頃でさえ、ここまでの追い上げは多くの党所属議員も予想していなかった。
そして迎えた9月18日の日本記者クラブでの候補者討論会。
候補者同士が質問をぶつけ合う討論で、岸田が高市に質問する、あるいはその逆がなかったのだ。これはどういうことか?
「2位3位連合」を視野に入れ、政策の違いを際立たせないための両者の配慮が垣間見える。
メディアの世論調査を見ると、党員党友票を含む一回目の投票で河野の一位は動かないものの、どの候補も過半数は取れないという予測だ。
河野は一発目で過半数を得て勝負を決めたい。
河野支持を鮮明にした現職総理の菅義偉は、地方議員や元議員に電話をかけて河野への投票を呼びかけている。
自らの不出馬宣言ではコロナ対策に専念する、総裁選と両立できないと言っていたが、内実は両立ばかりかコロナ対策より総裁選に熱心なようだ。
誰も過半数を取れなければ決選投票は上位2候補で行われる。このような場合、3位4位となりそうな候補の支持議員は、決選で上位2候補のどちらに入れるか事前に決めておくものだ。
岸田側は今回、総裁選での敵は河野と考えて戦略を練ってきた。
そして、当初の目論見では3位の高市を大きく引き離し、3位以下の陣営には決選投票でこちらに投票をお願いしますと言うだけでなびいてくるだろうという計算だった。
ところが、高市がかなりの票数を稼ぐ可能性が浮上し、お願いだけでは済まず、高市の政策にすり寄る必要が出てきた。
告示から数日という今のタイミングが、岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせを始める潮時だろう。
高市サイドは現在の善戦を背景に、自らの政策を飲むよう岸田サイドに迫る。
岸田の今後の発言を見ていけば、どの辺りで折り合いを付けたのかも分かってくるはずだ。
岸田が会長を務める宏池会は、今も名前が残るという意味では最古参の派閥だ。
池田勇人に始まり、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と4人の総理を輩出した。
一方で「お公家集団」と呼ばれ、政策に強いが権力闘争には弱い。
例えば、政界のプリンスと呼ばれた第6代会長の加藤紘一。
2000年の加藤の乱で森政権に反旗を翻したが、当時の森総理や野中広務幹事長という党人政治家に鎮圧され、総理になる道を断たれた。
○高市2位の可能性
人格者として知られた谷垣禎一は、下野して意気消沈の自民党を総裁として支えたが、政権復帰する前にその座から引きずり降ろされている。
さかのぼると、第2代会長の前尾繁三郎も二回最高権力者の座に手をかけたが、一度は総裁選に落ち、一度は「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作総理の計略に填まり無念の涙をのんだ。
宏池会の歴史を見ると、政治は畢竟、権力闘争であるという厳しい現実に否応なしに気付かされる。
その上、いまの高市の勢いを見ていると、高市2位、岸田3位という可能性も出てきた。
毎日新聞が18日に行った世論調査では自民党支持層のうち高市支持が25%、岸田支持が14%となり、高市は岸田を大きく引き離している。
こうなると、一回目投票での岸田票は決選投票で高市に流れることになり、先輩の加藤・谷垣よろしく総理の座に手が届かない可能性が出てきた。
岸田陣営のうち岸田派以外の議員からは「これだから宏池会は……、ユルむってのが宏池会らしいよな」と、お公家集団への苦言も出てきた。
火事は最初の一分、選挙は最後の一分との言葉がある。
岸田が少しでも気を緩めると、猛追する高市の軍門に下る可能性がある。
またしても、最も総理に近い男が煮え湯を飲まされる宏池会の歴史が繰り返されるのだろうか。
武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。
元TBSラジオ政治記者。
国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。
2021年9月20日 掲載
新潮社 9/20(月) デイリー新潮
©SHINCHOSHA
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自民党総裁選です。
4人の候補は党主催の討論会に臨み、全国の学生や女性の党員の質問に答えました。
候補間の“温度差”も垣間見えます。
討論会には、党の青年局・女性局に所属する全国の学生や女性がオンライン形式で参加しました。
まず参加者から出た質問は、衆議院の比例区で73歳以上の候補を公認しない「73歳定年制」を維持するかどうか。
「定年制」についてはベテラン議員の一部が撤廃などを求めていますが、若手は堅持するよう主張していて、候補者間にも“温度差”が見られました。
河野太郎行革相
「衆議院の比例代表73歳定年制、これは堅持していきたい」
岸田文雄前政調会長
「比例代表73歳定年制、これは堅持いたします」
野田聖子幹事長代行
「定年制について、かねてから堅持していくということで進めています。賛成です」
河野、岸田、野田の3氏が定年制を“堅持する”としたのに対して、高市氏は慎重姿勢です。
高市早苗前総務相
「自民党の強みというのは、とっても若い世代からシニアの世代まで幅広い年齢層が活躍していて、それぞれの年代に応じて直面する課題というものがある。この何歳にするかというのは慎重に考えなきゃいけない」
また“コロナ禍”における学生支援についても、論戦が繰り広げられました。
河野太郎行革相
「食費にも困っているという方が結構いらっしゃいます 。例えばお米、野菜という現物を学生さんへ支給することも手段として十分あり得る」
岸田文雄前政調会長
「ぜひ現金等をしっかりとした支援も用意しなければならない。バイトのマッチング、こういった工夫もしなければなりません」
高市早苗前総務相
「子ども食堂、こちらへの支援とともにですね、フードバンクへの支援をとても強化をしたい」
野田聖子幹事長代行
「私は速やかに困窮している学生に現金給付をすべきと言い切ります。(財源は)国債でもいいと思います、赤字国債でも」
このほか、4人は憲法改正や少子化対策など様々な政策課題について質疑に応じました。
一方、野党は・・・
立憲民主党 枝野幸男代表
「まさに隠す・ごまかす・嘘をつく・説明しない。この政治を変える、そのど真ん中で皆さんの期待に応えて、皆さんの知りたい情報をちゃんと伝える、まっとうな政治を取り戻す」
立憲民主党の枝野代表は20日、千葉県内を遊説し、安倍・菅政権について痛烈に批判。
次の総選挙で政権交代が実現した場合には情報公開を進めると強調しました。
(20日17:25)
9/20(月) TBS系(JNN)
(c) Japan News Network.
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自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。
それによると河野太郎規制改革担当相(58)と岸田文雄前政調会長(64)が競り合い、高市早苗前総務相(60)が激しく追っている。
出遅れた野田聖子幹事長代行(61)は挽回に懸命。ただ、2割程度が態度を決めておらず、党員・党友票の行方を含め、情勢は流動的だ。
竹下亘衆院議員の死去を受け、総裁選は国会議員票と党員・党友票各382票の計764票で実施される。
国会議員票の投開票は29日。
調査は13~19日に議員からの聞き取りなどにより実施した。
河野、岸田両氏は党所属議員の25%前後の支持を固め、高市氏も約2割の支持を得て2人を猛追し、告示前日に出馬表明した野田氏は約5%にとどまっている。
岸田派を除く6派閥が事実上の自主投票とする中、河野氏は岸田派以外の中堅若手を中心に支持を広げ、所属する麻生派(53人)では約半分の支持を獲得。
石破派(17人)の半数以上も固め、二階派(47人)、石原派(10人)、無派閥にも浸透。
岸田氏は自身が率いる岸田派(46人)をまとめ、細田派(96人)、麻生派、無派閥からもベテランや参院議員を中心に支持を取り付けた。
安倍晋三前首相が後押しする高市氏は、安倍氏が影響力を持つ細田派の中堅若手に浸透。
麻生派、竹下派(51人)、二階派にも食い込みを図る。
野田氏は推薦人20人からの上積みが課題だ。
◇地方幹部は岸田氏
一方、47都道府県連の幹部を対象に時事通信がアンケート調査を実施したところ、岸田氏支持が12人で最多だった。
河野氏支持は3人、高市氏支持は2人、野田氏支持はいなかった。
ただ、河野氏の地元神奈川、野田氏の地元岐阜を含む29都府県連が支持候補を回答しなかった。
岸田氏支持は福島、石川、広島、福岡などの幹事長ら。
河野氏支持は北海道、青森、鳥取、高市氏支持は滋賀、奈良の幹事長らだった。
党員の支持動向も尋ねたところ、支持候補にかかわらず、河野氏優位との回答が目立った。
総裁選を通じた世代交代について聞くと、25府県連が「全面的に」「多少は」を含めて「世代交代を進めるべきだ」と回答。
津田健児三重県連幹事長は「若い力で党や国を変えていく必要がある」とした。
9/20(月) 14:08 時事通信 ©時事通信社
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先日来報道されている通り、立民を始め野党が共通政策の締結をしたようだが、その程度のパフォーマンスでは、自民党総裁選には対抗出来まい。
マスコミもそんなに取り上げる事もないだろうし、今の野党では非「菅政権」の受け皿になり得ないのは火を見るよりも明らかだ。
さて、そこで自民党総裁選である。
先日河野氏が出馬表明しが、現役のワクチン担当大臣とあってど派手なアピールとなった。
その日は河野氏一色の1日であった。
それに報道は連日河野氏優勢を伝える。
最早河野氏が総裁になったかのようである。
テレビ番組で発言する姿も内容も良い。
また政策もしっかりしているし、最も総理に相応しいのは河野氏で間違いないと言える。
その他石破氏不出馬で河野氏を支援する方向で検討を進めるとなると、河野氏が益々有利になり岸田氏は不利になるだろう。
ところが石破氏と手を組むとなると、河野氏の所属派閥の長である麻生氏が許さない。
河野氏に取ってはありがた迷惑である。
そして岸田氏は森・加計問題に一定の配慮を見せて、安倍氏に秋波を送っている。
しかし安倍氏が高市氏支持に回ったのは、岸田氏の森・加計問題発言だけではない。
安倍氏は岸田氏が夫婦別姓推進派の議員連盟の呼び掛け人に名を連ねたことにも、以前に不満を漏らしていた。
また現時点では前述の通り河野氏と岸田氏の二人が有力で、他の候補者に勝ち目はない。
と、言うのが、一般的な専門家の意見。
そしてその二人の内でも河野氏が圧倒的に有利と言われているが、しかし果たして河野氏が総裁で間違いないのだろうか?
河野ワクチン担当大臣は9月3日午後、自らが所属する派閥の会長である麻生副総理兼財務大臣と面会し、立候補の意向を伝えたが、麻生派の議員によると麻生氏が「賛成もしないけど、反対もしない」と述べたのに対し、河野氏は「じゃあ出ます」と答えたらしい。
また麻生派幹部は、「河野氏では派閥がまとまらない」と話している。
ただ、ある他派閥の中堅議員は「世代交代の千載一遇のチャンスだ」として河野氏を支持する考えを示すなど、既に派閥横断的な若手議員を中心に立候補を後押しする動きが出ている。
以上のように、麻生派が手放しで河野氏を応援するかと言うと、どうやらそう言う事ではないらしい。
若手議員からはかなり人気があるが、問題発言やパワハラ疑惑の有る河野氏でもある。
それに現菅内閣のワクチン担当大臣であるから、不人気内閣の一員でしかもワクチン接種が遅れた責任は?、と、問われれば、そこは否めないところでもある。
また小泉環境相が河野氏支持を表明したタイミングが遅かったのが気になる。
専門家は小泉環境相が計算の上でタイミングを選び、閣僚としてではなく横須賀支部として地元から河野氏支持を表明したのだと言う。
その他事務所回りをしている河野氏が、偶然石破氏と出会ったように演出したのも、小泉氏であるとか。
慎重に事を運んでいるようにも見えるが、小泉環境相の若さを感じると言うか、やはりまだまだ詰めが甘い気がする。
対抗する安倍氏はそんなに甘くはない。
私としては安倍氏が高市氏支持に回ったのには、深い戦略がある気がしてならないのだ。
安倍氏周辺の話によると、安倍氏は河野氏だけは総理・総裁にしたくないらしい。
また専門家の中には高市氏が決戦投票には残れずに、河野氏と岸田氏の決戦投票になり、安倍氏はその際岸田氏の支援に回ると言う強かな考えを持つ、と、予測する人も居たりする。
しかしその専門家は、岸田氏が 森友・加計問題に言及していた事、並びに岸田氏が夫婦別姓推進派の議員連盟の呼び掛け人に名を連ねたことを念頭に置いていない。
してみると安倍氏はたとえ決戦投票になっても、岸田氏を推す事はないのではないか。
それでの高市氏支援なのでは?
そこで高市早苗が浮上してくるのは自明だ。
安倍氏の御墨付きを得たので、表立っては3A(安倍・麻生・甘利)のうち、麻生・甘利氏は岸田氏や河野氏支持に回っているが、蓋を開ければ最終的にやはり高市氏支持だったか。
と、言う事は起こり得る。
今は3Aの特に麻生・安倍ラインが目立っては、派閥政治と批判され兼ねないからだ。
それに先頃立ち上げた高市氏の選対本部に、出席議員が予想以上に多かったことが他陣営に取り沙汰されている。
安倍氏本人こそ主席していないが、それは高市氏が安倍氏の傀儡と言われている事への配慮に他ならない。
安倍氏が本気だからこその、ここに来ての高市氏の支持拡大ではないかと思う。
水面下では安倍氏と安倍氏周辺が動いている事は、火を見るより明らかである。
また甘利氏は岸田氏支援を打ち出したが、但し冒頭に「事情が許せば」、と、している。
つまり事情が許されないなら、他の候補者と言う事なのだろう。
自民党総裁ならびに総理としては初となる女性という期待も高まっていることから、女性議員票や女性党員・党友票の動向も気になるところである。
その他野田聖子氏も立候補に意欲を示しているが、仮に出馬しても次期総裁は岸田氏、河野氏、高市氏の三人に絞って良いだろう。
また野田氏が総裁になる事はないだろうが、彼女が出馬すれば岸田・高市両陣営に取っては追い風である。
何故なら野田氏に革新支持の票が幾らかでも流れ、河野氏の票を奪ってしまうからである。
河野氏は一回目の投票で決まらず、決戦投票になると負ける可能性が高いと言われている。
或いは野田氏は河野降ろしの為の刺客として、岸田もしくは安倍陣営が差し向けたとも言われており、名義を貸した議員には、その筋から依頼が有ったとも囁かれる。
それと気になるのは先日の午後、甘利氏との会見後に表明する筈だった河野氏が、出馬表明をしなかった事だ。
自民党の甘利明税調会長は6日、国会内で行った講演で、党総裁選に立候補する意向を固めた河野太郎行政改革相について「菅(義偉)総理がダメだと、たたかれた一番の原因がワクチンの迷走といわれているのに、ワクチン担当大臣の評価が上がるとは、よくわからない」と皮肉った。
麻生・甘利両氏が今は止めておけ、と、出馬に否定的だとすると、仮に当選しても政権運営が困難になって来る。
ひょっとしたら河野氏が出馬断念する可能性も有るのではないか、と、思っていたら、出馬はすると言う。
マスコミでは麻生氏が、「頑張れよ」と激励の言葉を掛けて河野氏を容認したとするが、「頑張れよ」と派を上げて支援する、と、言うのは違うような気がする。
また岸田氏が総裁になるのは、菅総理や二階幹事長が許さないだろう。
そこで推すのに最も問題の無い、保守派で無難な高市氏を、消去法で推す票が増えるのではないかと見る。
現に細田派や麻生派、或いは二階派からも、高市氏支持に回る議員が相当数居る。
とは言えこの今回の渾沌とした総裁選は、未だ誰が誰を推すと言う事が釈然としない。
逆に言うと河野氏が出馬したは良いが、蓋を開けてみると、推す、推す、と、言っていた若手が、明日以降長い者(安倍・麻生・甘利)に巻かれないとは限らない。
そこで私は本命でも対抗でも無く、国民の人気でも劣るが、クセの無い保守派の高市氏が、消去法で次期総裁なのでは、と、推察。
最も総裁に相応しく、最も人気があっても、
総裁になれるとは限らないのが総裁選である。
土壇場で安倍氏の底力が発揮されると見る。
河野氏が一回目の投票で勝てずに高市氏が決戦投票に残る事が出来れば、私は高市氏が総裁になると見る。
下馬評では河野氏が過半数の票を取って勝つか、決戦投票になって岸田氏が勝つか、どちらかであると言われている。
殆どの専門家は決戦投票の場合、河野氏と岸田氏によるパターンしか予想していない。
河野氏と高市氏の決戦投票については、誰一人言及していないが、私は1位河野氏と2位高市氏による決戦投票と見る。
安倍氏が岸田氏をひっくり返し、高市氏を2位に持ち上げるような気がしてならないのだ。
つまり最終的には決戦投票で、高市氏が逆転して総裁になる気がするのである。
烏合の衆の菅・二階・小泉・石破連合では、安倍・麻生・甘利連合に勝てないと思う。
私には河野氏が関ヶ原合戦での石田三成に見えて仕方がないのだ。
加えて安倍氏が石田三成との激突に備え、北政所(きたのまんどころ・豊臣秀吉正室)に近付いた、徳川家康に見えて仕方がない。
無論北政所とは高市氏である。
また石破氏が宇喜多秀家に、小泉氏が大谷刑部に見えてしまうのである。
大谷刑部が石田三成とお茶会で知り合ったと言う逸話があるが、小泉氏が「必勝会」で河野氏に抹茶を振る舞った事も、何とも酷似しているではないか。
それに現職の不人気総理として動けない菅氏は、吉川広家の画策で大阪城に足止めされて動けなかった毛利輝元で、さしずめ二階派は全く動かず最後に戦場から離脱した、島津一門と言ったところか。
詰めが甘い烏合の衆の西軍は、最後の最後に小早川秀秋に裏切られる気がする。
誰とは特定出来ないが、河野陣営からは小早川秀秋のような人物が出て来るのではないか。
また安倍・麻生・甘利連合は小早川秀秋に鉄砲を打ち掛けた徳川家康のように、石田三成ならぬ河野陣営からの裏切りを促すような気がしてならない。
そして最後になってしまったが岸田氏は、会津で家康を手薬練引いて待ち構えるも、待ちぼうけを食わされて、結果冷飯を食らうことになる上杉景勝に喩えておこう。
私には今回の総裁選が、関ヶ原の合戦と同じ結果になる気がするのだ。
ここで高市氏が岸田氏と河野氏と決定的に違う点を挙げてみると、1つに候補者のなかで唯1人の保守派であると言う事。
次に岸田・河野両氏のように、あいつだけは総理・総裁にしたくないと言う人が居ない事。
最後に何と言っても安倍氏が本気で推していると言う事。
以上の事から私は高市氏が新総裁と見る。
が、まぁ誰が総裁に選ばれようと、菅総理続投よりはずっと良い。
但し総裁が誰になろうと、自民党が政権与党を維持出来るかどうかなんて分かりっこない。
かと言って自民党以外の野党では頼りにならないし、難しいところである。
唯一つ言える事は、今後日本人は己で己を守るしかないと言う事。
しっかりと個々が個人で信念を持って。
何はともあれ菅総理が降りた事で、自民党にしても、また国民にしても、一條の光が差したと言えよう。
果たして自民党が政権を守るのか、或いは連立政権になるのか。
その事は別にして、今後は国民の1人1人が、頼りにならない自治体にも、頼りにならない国家にも頼らずに生きて行く他ない
自分の力だけで生き抜いて行く覚悟を持つべき時が来たのだ。
誰にも頼らずに。
このコロナ禍を。
(松平眞之)
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また国際ニュースでは、[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は19日、フランスとの潜水艦共同開発計画を破棄し、米英の支援で原子力潜水艦を配備すると決めたことについて、数カ月前に仏政府に知らせていたとし、決定を擁護した。
モリソン氏は「豪州の国益を優先したことを後悔していない」と言明。
フランスの失望は理解するとしながらも、豪州は常に自国の利益にかなう決定をしなければならないと強調した。
また「これは私が数カ月前に直接提起した問題であり、国防相らが引き続き話し合っている」と述べた。
豪政府の決定を受けてフランスは反発を強めており、専門家は今回の外交危機がフランスや欧州と米国との同盟関係に長期的な打撃を及ぼす可能性があるとしている。
米国は北大西洋条約機構(NATO)同盟国であるフランスの懸念払しょくを図っており、仏政府報道官は19日、マクロン大統領がバイデン米大統領と「数日中」に電話協議すると明らかにした。
同報道官はBFMテレビで、マクロン氏が計画破棄についてバイデン氏に「説明」を求めるとした上で、仏側への補償をはじめ契約の条項について協議する必要があると述べた。
フランスは17日、駐米大使と駐オーストラリア大使の召還を決めたと発表している。
欧州連合(EU)外交官は、この問題によって米欧関係やインド太平洋地域における欧州の地政学的方針を巡り疑問が生じたとし、EU首脳が10月5日にスロベニアで開く会合でも議題になるのが確実との見方を示した。
9/20(月) ロイター (c) Thomson Reuters
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その他 香港政府トップの行政長官を選ぶ「選挙委員会」(定数1500)の委員選の投票が19日に行われ、即日開票された。
中国が主導した新しい選挙制度で実施され、3割弱を占めていた民主派の委員はゼロになった。
香港メディアによると、当選者は親中派がほぼ独占。
この結果を受け、来年3月の香港行政長官選では親中派の当選が確実となり、中国政府が推進する「愛国者」による統治が完成する形だ。
【香港トップを選ぶ選挙のようす】
今回の選挙では、定数1500のうち、所属団体の指名などによる選出を除いて、投票による選出枠が967。
このうち、603人が無投票で当選し、残る364枠を412人の候補者が争った。
投票率は89・77%だった。
香港政府トップの林鄭月娥行政長官は19日の投票終了後に声明を出し、「選挙制度が見直されて初めての選挙で、意義は大きい」と表明。
さらに、「90%近い投票率は新選挙制度への支持を反映している」と意義を強調した。
中国政府の出先機関である香港連絡弁公室(中連弁)も20日、「今回の選挙は『愛国者』による統治の原則をもとに、新しい選挙の優位性を示した。
香港の発展のための重要な一歩だ」と称賛。
「香港が、徐々に通常の社会に戻ってくれることを願う」ともしている。
香港の選挙制度の見直しは、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が3月に決定。
香港の立法会(議会)は5月、選挙制度見直しの条例改正案を賛成多数で可決した。
新制度では、候補者が「愛国者」かどうかの事前審査を導入。
新制度で初めて実施された今回の選挙では、資格審査委員会が8月末に、「政府への忠誠がない」などとして2候補を失格にした。
選挙委員会の権限も強化されて、従来は行政長官を選出する機構だったが、新制度では立法会選でも議員の半数近くを選ぶようになった。
香港では、12月19日に立法会選挙、来年3月27日に行政長官選が予定されている。
立法会選でも、「オール親中派」となるのはほぼ確実。
政界から民主派が排除されたうえで、行政長官選を迎えることから、無風選挙となるのは避けられない。【台北・岡村崇】
9/20(月) 毎日新聞 (c) 毎日新聞社
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【北京共同】中国・北京郊外で20日、米系のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京」が正式開業した。
米中対立の激化にもかかわらずハリウッド映画の人気は健在で、初日分のチケットは事前に完売する順調なスタートとなった。
中秋節の連休中日で、最近の新型コロナウイルス再流行により減速感が強まっている消費のてこ入れに期待がかかる。
チケットは14日午前0時、インターネットで販売開始。中国メディアによると、20日分は1分程度で完売したという。
金額は時期によって異なり、418~748元(約7100~1万2700円)。
市民からは「やや高い」との声も聞かれる。
9/20(月) 共同通信
(c) 一般社団法人共同通信社
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⭕⭕《今日の東京コロナ感染状況》⭕⭕
今日の東京都のコロナ新規感染者数は302人と、400人を切るのは7月5日以来。
前週同曜日からの減少者数は309人で、約48%減。
またこの内現在入院している重症患者は、169人と昨日から2人減少した。
また死者も4人と昨日から12人減少。
ピークアウトの良い流れが継続し、死者数も昨日より一気に減少し一桁に止まった。
都の担当者は「減少傾向に加え連休ということもあって少なくなっている。しかし、緊急事態宣言中ということを意識して、外出の自粛や感染防止対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。
⭕⭕コロナ関連ニューストピックス⭕⭕
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産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が18、19両日に実施した合同世論調査で、新型コロナウイルスワクチンの「ブースター」と呼ばれる3回目接種について聞いたところ、「受けたい」との回答が43.1%に上った。
「必要に迫られれば受ける」との回答も39.9%で、感染力の強い変異株の出現で、3回目の接種への期待は高いようだ。
「接種を受けたくない」は10.7%、「2回の接種も受けない」は4.4%だった。
男女別、年代別にみると、3回目の「接種を受けたい」との回答は男性50代以上と女性60代で半数を超えた。
一方、「接種を受けたくない」との回答は男性は10・20代が最も多く23.1%、女性は40代の13.1%だった。
政府が新型コロナワクチン接種の進展を見据え、飲食店の利用やイベントなどの行動制限の緩和については「賛成」が58.8%で、「反対」が35.7%だった。
男女別、年代別にみると、男性は10・20代と現役世代の40代、50代で「賛成」が6割を超えた。
「反対」が唯一半数を超えたのは女性30代の59.8%。
新型コロナの感染が子供にも広がる中、幼い子供を抱える母親らが警戒しているようだ。
一方、ワクチン接種の進み具合いについては、「順調に進んでいる」との回答が55.3%で5割を超えた。
「順調に進んでいない」は41.3%。ワクチンを2回打ち終えた国民の割合が5割を超え、高齢者の9割近くが2回接種を終えたことが好感したとみられる。
9/20(月) 産経新聞 (c) 産業経済新聞社
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政府は、今月末に期限を迎える19都道府県への緊急事態宣言について、解除する方向で検討に乗り出しました。
今週後半に訪米する菅総理が帰国後、最終判断します。
菅総理はきのう、総理公邸で関係省庁の幹部らと新型コロナウイルスの感染状況を分析しました。
政府関係者の1人は、新規感染者数が全国的に低下傾向を示していることから、宣言について“完全に解除するか、まん延防止等重点措置に移行するか議論している”として、解除の検討を始めたことを明らかにしました。
しかし別の政府関係者は、沖縄では人口10万人あたりの新規感染者の割合が依然高いことなどから警戒が必要と指摘しています。
菅総理は今週後半アメリカを訪れる予定ですが、帰国後に19都道府県の宣言解除について最終判断することになります。(20日00:19)
9/20(月) TBS系(JNN)
(c) Japan News Network.
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《馬券を買わなければこんなに得する!》
今日も競馬依存症治療の方は到って順調。
さて祭日なので最近始めた新企画、「馬券を買わなければこんなに幸せ」、に続く、「馬券を買わなければこんなに得する」と、競馬をしないと得する事について書くコーナー。
第37話
今日も馬券を買わなかったが、今日は中央競馬が開催されている事さえ忘れていた。
気が付いた時には、18時00分を回っていた。
と、言うか、寝たり小説を書いたりしていたのである。
で、今日競馬をしなくて得をしたのは、競馬を忘れていた為ストレスが全く無かった事。
もし買っていたらも何も、損しようがない。
1円も損していないから、1日幸せな気分で居られた事は言う迄もなく、競馬の無い人生は最高に幸せ、と、感じられた1日であった。
それにしても「射幸心を捨てて、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は効果大だ。
馬券を買う気が失せる処か、競馬自体が社会の害悪としか思えないようになっている。
日本全体が馬券を買わない気運になれば、宿敵JRAが潰れる可能性も出て来る。
そんな夢のような出来事を夢想する私。
何と言っても馬券を買わないと、馬券を買いに行く労力も負けての精神的ストレスも無い。
お金もそうだが、やはり精神的ストレスを感じ無いのが、1番の幸せだ。
とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、中央競馬が開催されている事さえ忘れていたお蔭だろう。
で、明日の競馬やパチンコでの無事も、公営競馬が開催されている事を忘れる事で確実としたい。
3日続いた中央競馬が漸く今日で終わった。
明日は平日なので、公営競馬のみ。
なので多分大丈夫。
最近はJRAの場外馬券売場は開いているものの、買いに行くのが面倒臭いを通り越して、場外馬券売場の存在意義への不信が募り、馬券を買う事を害悪とさえ思うようになって来た。
自画自賛になるが私も成長したものだ。
射幸心を捨てて貧乏を受け入れるに限る。
追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ
れてしまった。
今月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
と、思っていたが、来月になるかも。
ちなみに先週金曜日経平均が上昇した
のだが、菅総理退陣を祝して発泡酒を
飲んだ。
日経平均下落で飲む酒よりも上手か
ったのは、言う迄もない。
無論昨日同様今日も祝杯を上げる。
明日は日経平均反落で久し振りにビー
ルにありつけるかも。