第219話 7ヶ月と2日目 12月28日(月)

文字数 783文字

 実は今日派遣バイトが有って、株式市場のチェックが出来なかったのだが、今復路の電車の中で日経平均を確かめると、197円高と自分の予測とは逆に上げていた事が判明。
 明日朝から今日の終値の520円より1円安い519円で日経ダブルインバースを買い付けるべく、先ずはシミュレーションをスタートする。
 恐らくは大納会(今年最後の市場取引は12月30日)もしくは大発会(来年は1月4日市場取引スタート)で高値を付けた後、日経平均は大きく下落すると読んでいる。
 面白くなって来た。
 それと久し振りのバイトで電車に乗り、その往路で或る事を決意した。
 来年から治療馬券の代わりに毎週3000円ずつ貯金する事を、そして宝くじの購入金額をグッ、と、減らすのだ、とも。
 来年に入ってから半年の間に、競馬依存症治療を完成させたいのだ。
 それとエッセーのイベント参加のネタも思い付いた。
 それも往路の電車の中で出会った「3時のゴスロリヒロイン」のお蔭だ。
 これは私が付けた仮称だが、あの「3時のヒロイン」の「かなで」にそっくりな、ゴスロリの女性に出会ったのである。
 否、ひょっとしたら「かなで」より大きいかも知れない。
 そんな「3時のゴスロリヒロイン」がJRの優先席に、一人で二人分のスペースを取って座っていたのだ。
 一度見たら印象的過ぎて絶対に忘れられない、凄いキャラクターだった。
 その女性を見ながら思ったのである。
 面白かったり、不思議だったり、変だったり、と、やはり「人」に勝るネタはないのだ。
 コンセプトを「人」にして、エッセーを書く事にした。
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、派遣バイトのお蔭だ。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、エッセーを書き始める事で確実としたい。

 追伸・水草大好き彦四郎君

 
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