第455話 2年目の3ヶ月と27日目 8月21日(土)

文字数 5,318文字

《昨夜のニューヨーク市場と週明け東京市場》

 今日は土曜で東京市場は休場。
 昨夜のニューヨークダウは大引けの株価で、$35120の$225高と反発。
 またナスダックも$14714の$172高と続伸。  

 【市場概況】

 20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比225ドル96セント(0.6%)高の3万5120ドル08セントで終えた。 
 ソフトウエアのマイクロソフトなどハイテク株が買われ、ダウ平均を押し上げた。
 前日まで下げが目立っていた消費関連株や景気敏感株の一部にも押し目買いが入った。
 前日に業務ソフトの値上げを発表したマイクロソフトが業績期待から買われ、3%近く上げて終えた。
 顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやスマートフォンのアップルも高い。
 18日に市場予想を上回る決算を発表したネットワーク機器のシスコシステムズへの買いも続いた。
 消費関連ではホームセンターのホーム・デポが2%高となったほか、スポーツ用品のナイキや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが高い。 
 景気敏感株は総じて上値が重い展開だったが、化学のダウや航空機のボーイング、建機のキャタピラーなどが小幅に上げた。

 投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は前日まで節目の20を上回っていたが、20日は18台に低下して終えた。
 投資家心理の過度な悪化が一先ず和らいだのも押し目買いが入った理由との見方があった。
 もっとも、新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染が米国でも広がっており、景気減速懸念はくすぶったままだ。
 米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)を早期に開始するとの観測が強まり、米景気を冷やしかねないとの見方もある。
 景気敏感株の上値を追う動きが限られた半面、業績が景気の影響を受けにくいハイテク株は買われやすかった。

 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比172.874ポイント(1.2%)高の1万4714.663で終えた。
 検索サイトのアルファベットや交流サイトのフェイスブックが高い。
 18日に好決算を発表した画像処理半導体のエヌビディアは5%高で終えた。
 前日にヒト型ロボットの開発に乗り出す方針を明らかにした電気自動車のテスラは1%高だった。

 この様子では週明け月曜の東京も続伸で間違い無いだろう。   
 それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかも明日閉幕するオリンピック開催後の東京の株高は、どうにも納得出来ない。 
 日経平均も27000円を切りそうで切らない。
 どう考えても経済効果は、マイナスでしかない今回のオリンピック開催であった。
 その上パラリンピック開催も控えている。
 とは言え現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うべき。
 今少し値が上がれば、その時にはまた日経ダブルインバースを買いに入る。


 《今日のニュース》

 大きいニュースでは、新型コロナウイルスの感染者は21日、全国で新たに2万5492人確認された。
 過去最多だった20日(2万5876人)に次ぐ多さで、重症者は前日から72人増えて1888人に達し、9日連続で最多を更新した。
 死者は34人。

 山形(69人)▽群馬(325人)▽岐阜(345人)▽愛知(1445人)▽三重(427人)▽広島(381人)▽高知(87人)▽大分(215人)▽宮崎(158人)――の9県で過去最多の感染者が確認された。
 宮城、茨城、静岡、兵庫、福岡、熊本の各県で過去の感染者数が修正された。

 また21日、厚生労働省が確認した新型コロナウイルスの重症者の人数は、全国で1888人だった(※21日午前0時の時点)。
 前の日より72人増え、9日連続で過去最多を更新した。(ANNニュース)

 その他きょうから運用が始まったのは、東京都の公社・荏原病院に設置された酸素ステーション。
 酸素の投与が必要になった自宅療養者などに対応する施設で、40床が用意され、中等症程度の患者を受け入れるという事である。
 都では「自宅療養」や「入院調整中」の患者が3万8000人を超えていて、こうした患者の重症化を防ぐため整備された。
 
 それから国際ニュースでは、ドイツ国際放送ドイチェ・ウェレは19日、アフガニスタン西部で同社記者の家族がイスラム主義組織タリバンに射殺されたと報じた。
 タリバンは19日までに、アフガンに滞在していた同社の複数の記者の自宅を捜索。
 その中で、現在はドイツ国内に勤務する記者の家族1人を射殺したという。
 また別の1人が重傷を負った。
 アフガン駐留米軍の撤収に合わせ、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のドイツは今年6月末までに駐留軍の撤収を完了した。
 ドイツは約20年で15万人規模の兵士をアフガンに派兵していた。

 また、【ワシントン時事】バイデン米大統領は20日、ホワイトハウスで記者会見し、アフガニスタンからの米国民やアフガン人協力者、社会的立場の弱い女性や子供らの退避について、「この任務を実行するためにあらゆる力を動員する」と強調した。
 バイデン氏が記者団の質問に応じたのは、アフガン政府崩壊後初めて。
 バイデン氏は首都カブール陥落が迫った14日以降、米国人やアフガン人ら計約1万3000人の退避を支援したと説明。
 米兵約6000人が空港の安全確保に当たっているとして、「帰国を希望する米国民や、米国に協力したことで命を狙われるかもしれないアフガン人らの安全な退避のためにできる限りのことをする」と強調した。
 一方、混乱が続くカブールからの国外退避は「史上最大かつ最も困難な空輸作戦の一つ」で「危険が伴う」と指摘。
 「最終的な結果がどうなるかは約束できない」とも語った。
 アフガンでは、米国民1万~1万5000人が退避を待っている。
 現地通訳などアフガン人協力者とその家族5万~6万5000人も国外脱出を希望しているとされる。
 バイデン氏はまた、強引な米軍撤収が混乱を招いたとの指摘に対し、北大西洋条約機構(NATO)諸国などと常に連携を維持していると強調した。
 来週予定される先進7カ国首脳会議(G7サミット)でもアフガン情勢を協議すると述べ、「世界を見渡しても、米国の信頼性を疑う声はない」と反論した。 

 その他アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバンが実権を握ってから22日で1週間を迎えたが、アフガン経済が苦境に陥る可能性が高まっている。
 国家財政は海外援助に依存してきたが、既に欧米各国が相次いで資産凍結や支援中止を表明したためだ。タリバンが重要資金源である「麻薬ビジネス」の強化に踏み切る懸念が上がっている。
 「タリバンは軍事的に勝利したが、今は統治しなければならない。それは簡単ではない」。
 アフガン中央銀行のアフマディ総裁代行は18日、ツイッターで警鐘を鳴らし、経済の困窮が統治の足かせになるとの見通しを示した。
 アフマディ氏は中銀の保有資産は先週時点で90億ドル(約9900億円)ほどだが、米国がアフガン政府が米国内で保有する資産を凍結したことで、タリバンが利用できるのは「0・1~0・2%」との見方を示した。
 財政の逼迫(ひっぱく)は目に見えている。
 アフガンは農業が主要産業だが、国内の戦乱を経て疲弊は深刻だ。年によってばらつきはあるが、国家予算の5~8割は海外支援が占め、国際通貨基金(IMF)は「援助があるから経済が崩壊しなかった」と指摘した。IMFやドイツは既に支援中止を表明しており、他国が追随すれば困窮は一気に深まる。

 タリバンの新政権はまだ発足したとはいえず、経済政策も見通せない中で、麻薬ビジネスの行方に注目が集まっている。
 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、麻薬ビジネスに代表される既存の収入源は「(海外支援の)損失を部分的に相殺するのに十分な大きさだ」と分析した。
 アフガンはアヘンやヘロインの原材料であるケシの産地だ。
 2020年に世界で出回ったアヘンの84%がアフガン由来と推定され、ほとんどはタリバンの支配地域で生産された。
 薬物密売などの収益を含めると、麻薬ビジネスは国内総生産(GDP)の11%に達するとの推計もある。

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は今年6月、タリバンがケシ農家から上納金などとして「年間1450万ドル(約16億円)を得ているとみられる」と報告した。
 密売益を加えれば巨額の資金を得ていることは確実だ。

 タリバン報道官は17日の記者会見で「麻薬の生産も、麻薬の密輸もしない」と発言したが、その条件として、ケシ以外の作物を栽培するための「国際社会の援助が必要だ」とも付け加えた。
 タリバンは「全国民に恩赦を与える」と融和姿勢を打ち出しつつ、無防備な市民の殺害や暴行を繰り返しているだけに、報道官の「脱麻薬ビジネス」発言には疑問の声が上がっている。


《今日の東京コロナ感染状況》

 今日の東京都のコロナ新規感染者数は5074人と、前週同曜日から20人減少したものの、4日連続の5000人超えで感染大激増に変わりなし。 
 またこの内現在入院している重症患者は、昨日同様前日から減少したが、270人とたった3人減っただけ。
 死者は6人。

 都の担当者は、「爆発的な感染状況が続き、なかなかピークアウトが見えない。きょうも、集まった友人グループの中で、1人から全員に感染が広がったケースが複数あるなど、変異ウイルスの感染力の高さを感じる。不要不急の外出を控えて『ステイホーム』を徹底し、人との接触を極力減らす意識をいままで以上に高めてほしい」と話していた。
 
 こうした非常事態のなか、菅義偉(すが・よしひで)首相は7月30日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応に失敗した場合、引責辞任する考えがあるかを問われ、「対応することが私の責任で、私はできると思っている」と語った、と、言う。
 開いた口が塞がらない。
 ワクチン接種の遅れや五輪バブル方式の失敗等、既に対応出来ていないではないか。
 このまま国民に謝罪もせずに、逃げ仰せるとでも思っているのだろうか。
 それに東洋の魔女発言こそしなくなったが、菅総理は事ここに及んでも、パラリンピックでさえ中止しない意向だ。
 してみると日本人は自分で自分の身を守るしかない、と、言う事。
 最早菅総理はバッハ会長同様に、日本国民の敵でしかない
 秋の総選挙で政権が変わったしたとしたら、次の総理はたとえそれが自民党総裁であっても、菅総理を始め現政権の閣僚等に責任だけは取らせて欲しい。
 
 《馬券を買わなければこんなに得する!》

 今日も競馬依存症治療の方は到って順調。
 さて祭日なので先月から始めた新企画、「馬券を買わなければこんなに幸せ」、に続く、「馬券を買わなければこんなに得する」と、競馬をしないと得する事について書くコーナー。


 第27話

 今日も馬券を買わなかったが、今日は中央競馬が開催されている事さえ忘れていた。
 気が付いた時には、18時00分を回っていた。
 
 で、今日競馬をしなくて得をしたのは、競馬を忘れていた為ストレスが全く無かった事。
 もし買っていたらも何も、損しようがない。
 1円も損していないから、1日幸せな気分で居られた事は言う迄もなく、競馬の無い人生は最高に幸せ、と、感じられた1日であった。
 それにしても「射幸心を捨てて、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は効果大だ。
 馬券を買う気が失せる処か、競馬自体が社会の害悪としか思えないようになっている。
 日本全体が馬券を買わない気運になれば、宿敵JRAが潰れる可能性も出て来る。
 そんな夢のような出来事を夢想する私。

 何と言っても馬券を買わないと、馬券を買いに行く労力も負けての精神的ストレスも無い。
 お金もそうだが、やはり精神的ストレスを感じ無いのが、1番の幸せだ。
 
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、中央競馬が開催されている事さえ忘れていたお蔭だろう。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は明日は日曜日だが、明日も中央競馬が開催されている事を忘れる事で確実としたい。

 最近はJRAの場外馬券売場は開いているものの、買いに行くのが面倒臭いを通り越して、場外馬券売場の存在意義への不信が募り、馬券を買う事を害悪とさえ思うようになって来た。
 自画自賛になるが私も成長したものだ。
 射幸心を捨てて貧乏を受け入れるに限る。

 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    来月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
    なので表紙は飽く迄イメージ。 
    ちなみに昨日は日経平均が下落したの
    で、発泡酒を 飲んだ。
    日経平均下落で飲む酒は上手い。
   


 
 

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