第284話 9ヶ月と5日目 3月3日(水)

文字数 1,091文字

 今日僅かでも下げるかと思っていた私に取っては、思いの他の上げ相場だった。
 東京市場の今日の取引額は2兆4千億と、昨日とほぼ同額でまずまずと言った処。
 昨日は僅かな下げだったので、恐らく今日は日銀がETFを買っていない。
 小動きと言って良い。
 今日の引け値の日経平均は、29559円の150円高と僅かに上昇。
 また$¥レートは106.85円、と、107円代に迫る勢いでジワリ円安に傾く。
 十年物米国債利率が1.6%から1.4%代に戻ったとは言え、この処のそれ等国債の利率が急上昇した事によるドル高の影響だろう。
 日経ダブルインバースは、416円の3円安と僅かに下落。
 大きなニュースでは今季東京オリンピックの開催を、国外の観客を入れずに開催する形で調整するとの事。
 また首都圏の1都3県では、2週間程緊急事態宣言の解除時期を延長する形で政府が検討。
 この処ガソリンの店頭価格が急上昇。
 原油価格の上昇が影響している。
 みずほ銀行のATM停止騒ぎが今日も止まらず、29台が一時停止。
 国際ニュースではミャンマー軍事クーデターで今日も首都ヤンゴンなどで、国軍の弾圧によりデモ参加者18名が死亡。
 それともう一つ、シミュレーション銘柄である6459大和冷機の株価が今日も安い。
 今少し上がるのを待ちたい。
 また珍しく8301の日銀出資証券が47000円で、7000円高のストップ高。
 こんな銘柄が上がるのはバブル以来らしく、誰が買っているのか知らないが、狂乱相場を物語る一つのエピソードとして特筆すべきか。
 東京のコロナ新規感染者数は316人と、感染者数の下げ止まりが目立つ。
 また今夜のニューヨークダウは開場後2時間の時間で、$31537の$145高と上昇。
 ニューヨーク先物もやはり上昇で、明日の日経平均の上昇を示唆。
 下げた分を何処迄取り戻すかが鍵になる。
 何が何でも弱気の立場を貫く私としては、辛い傾向だが、しかし来週末買い増しの際には吉である。
 何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみで、来週末に日経ダブルインバースを買い増す予定は変わらない。
 今の高い値段でとてもでは無いが現物はどの銘柄も買えない。
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。
 今日の無事はやはり、面白エッセイのネタ探しに外出していたお蔭か
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、上昇相場を耐え抜く事で確実としたい。
 しかし相場を見過ぎて落ち込むのも如何なものかと思う。
 そこで明日はアメリカドラマのDVD鑑賞で1日過ごす事にする。

 追伸・彦四郎君の姿は週末公開予定。
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