第376話 2年目の10日目 6月3日(木)

文字数 3,080文字

 今日の東京市場は概ね予測通りの続伸。
 結局今日の日経平均の引値は、29058円の111円高と続伸。
 遂に29000円台を取り戻した。
 また日経ダブルインバースも、411円の4円安と僅かに続落。
 当然私の日経ダブルインバースの買値平均値はマイナス圏のまま。

 $¥レートは110.13円、と、遂に110円代に突入し円安に傾いた。
 東証一部の総取引額も2兆6131億と、昨日より商いが1600億円程細り買い優勢。

 大きなニュースでは、政府が台湾に124万回分のアストラゼネカ製ワクチンを、緊急に無償提供する事に決めた。
 ワクチンを搭載した輸送機は、明日四日にも台湾に到着する予定。
 震災時の際の日本に対する一早い支援に対する返礼らしいが、返礼ならせめて1000万回分ではないかと量の少なさを指摘する声も。

 また東京オリパラの開催について、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身氏が、「開催すれば感染や医療の状況に何らかの影響を及ぼす。やるなら強い覚悟で」、と、参院厚労委員会で発言した。

 他にも医師会やコロナ対策分科会等、医療関係者からは五輪パラ開催に反対の声が根強い。
 五輪パラ開催強行の上感染拡大ともなると、菅総理の退陣だけでは済まない。
 与党自民公明政権自体が崩壊の危機へ。
 一方違約金等の問題は有るにせよ、都議選を前に唯一人「五輪大会返上」の伝家の宝刀を握る小池氏が、圧倒的五輪開催反対の世論を読んで、「大ちゃぶ台返し」をしてくれないかとの東京都民の期待は高まっている。
 もし「五輪大会返上」の伝家の宝刀を抜けば、小池氏も都民ファーストの会も人気は一気に急上昇。
 反対にこの処支持率が低迷している菅総理の退陣が現実味を帯びる。
 やるも地獄、やらぬも地獄なら、やらぬも地獄を取る方が世論には叶う。
 小池氏が五輪パラ返上をおくびにも出さないのは、時期を見計らっているだけだとの声も。
 世論を読める小池氏の動向に注目である。

 それから国際ニュースでは、EUが日本からの不要不急の観光客受け入れを解禁した。
 また中国の習近平国家主席が、「信頼され、愛され、尊敬される」中国のイメージを作り、友好国の輪を拡大したいと中国共産党幹部に伝えた、と、国営新華社通信が伝えた。
 この処のコロナウイルス武漢発生説や、世界各国からの中国批判による態度の軟化らしい。
 とは言え急に態度を軟化させても、長年に亘る中国共産党の専横や傍若無人ふりが払拭出来るものでもなく、習近平の一人芝居に終わる可能性か高いと各国共に失笑を禁じ得ない様子。

 次にシミュレーション銘柄5658・日亜鋼業。
 配当は中間期末ともに3円で、配当権利落ちは3月30日に済。
 今日は305円の7円高と少し戻すも安値圏、買値はそれより高い327円のシミュレーション。
 配当権利を取り売らずに持ち続けるシミュレーション。
 或る程度上昇してくれれば売却したいが、このままだと損切りか。
 6月末迄には判断する。
 シミュレーションで良かった。

 その他新たに注目しているのは、マザーズ3286・トラストHD。 
 九州基盤の駐車場大手。ほ
 今日は383円の2円高。
 配当次回権利落ちは6月29日で、上期下期共に8.2円。
 来月末迄安い処を見守り、良い局面でシミュレーションもしくは実際に購入したい。 

 もう1銘柄新たに注目しているのは、東証一部3245ディア・ライフで、投資用マンション等を手掛ける。
 ストップ高の後440円の32円安だったのが、その後値を戻し今日も463円の1円安と堅調で、配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、配当が20円と増配しているのに、地合いの悪さで急落後の連日反発。
 注目である。

 また3323レカムも注目銘柄に推す。
 今日108円の変わらずで配当権利落ち日は9月29日とまだまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がする。
 とは言え先日も100円を切っていて、再び100円を切れば勝機到来の予感。
 明日以降来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 あと急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーの2191「テラ」は今日は225円の3円高で、凡そ1ヶ月前株価が少し動き始めたと思いきや、その後は売りに押されて下落した。
 誰かが仕掛けているのかも知れないが、危険なので買わずに注視する。 
 株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。 

 また注目していた7537・丸文が業績好調で先日558円の58円高で、今日も635円の29円高と絶好調。
 半導体卸の会社である。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか、先日272円の53円高と旧村上ファンド系のファンドの所有が明らかになった、5017の富士石油と共に後悔頻り。
 今日も271円の3円安と少し下げたが堅調。
 
 それと注目していた7896・セブン工業がストップ高の後520円の79円安と売られ、今日も496円の3円安と少し足踏み。
 500円を切った今勝負出来る。
 実際に購入するかシミュレーションするか、今週中に判断する。
 決算の上方修正と木材価格の上昇で材料視された。

またこれも今更手は出せないが、3289東急不動産が昨日700円の39円高で業績上昇、今日も698円の2円安と好調。
 昨日は7544スリーエフも369円の69円高で業績V字回復予想、今日は343円の26円安と未だに堅調、二社共に注目していただけに、またも出遅れた自身に嘆息しか出ない。

 また注目していた9696のウイザスが、先週575円の69円高と決算大幅上方修正でストップ高、今日も580円の5円高と堅調。
 371円5円安の4355のロングライフも然り。
 日経平均が下がるとの考えから、「森を見て木を見ず」であったか、反省しなければ。
 機会が有れば再度手掛けたい。

 それと東京のコロナ新規感染者数は508人と、21日連続減少。
 但し医療体制は未だに危機的状況が続き、緊急事態宣言の延長は必至。
 ピークアウトしたとはとても言えない。
 明日以後も減少するのか、或いはそれでも東京五輪を開催するのかだ。

 今夜のニューヨークダウは大引けの株価で、$34577の$23安と僅かに反落。
 ナスダックも$13614の$141安と反落。
 ニューヨークの相場から鑑みて、明日金曜日の東京市場は僅かでも反落か?
 明日はその幅に朝一から注目。

 何が何でも弱気の立場を貫く私は、何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
 それにしても、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は良い。
 読む度に競馬やパチンコをする阿保らしさが身に沁みるのだ。
 依存症は完治しない病である。
 気を引き締めて頑張らねば。
 しかし何だかんだで、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。 
 今日の競馬やパチンコでの無事は、やはりレンタルDVD鑑賞していたお蔭。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、日経平均の続落で確実としたい。

 それと明日はドリームジャンボ発売最終日。
 買いに行くしかあるまい。

 兎に角明日は、日経平均が小幅反落なら久しぶりに発泡酒。
 そこそこの反落ならビールを。
 上昇ならお茶を飲んで早め就寝だ。  
 ちなみに今日はお茶しか飲めなかったが、明日こそはせめて発泡酒で乾杯したい。

 追伸・元気な彦四郎君の姿は終末公開予定。
  
 
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