第270話 8ヶ月と22日目 2月17日(水)

文字数 1,275文字

 昨日リスクヘッジを取っ払ったのだが、お蔭で今日はとても清々しかった。
 勝ち負けは別にして本間宗久の言葉に從えば、何となくだが本間宗久が米相場に立ち向かう感覚を味わえた気がする。
 本間宗久の相場三昧伝の曰く、「米、段々上がるとき、諸国不時申し出し、大阪相場も加え、跡も引き上げ候沙汰、御蔵米など申し立て、なおなお上げ、人気も強く、我も買い気に付き候節、心を転じ売り方に付候事肝要なり。是すなわち、火中へ飛び込む思い切り、一統騒ぎ立つ節は、人々西に走らば、我は東に向かう時は極めて利運なり。益々上がると思う時にこそ売れ」、の理を繰り返し暗唱し、捨て身で明日日経ダブルインバースを買い増す。
 引け値の日経平均は175円安の30292円と狂乱相場が今日は気持ち下げた。
 また$¥レートは105.87円、と、円安に小動きした。 
 因って日経ダブルインバースは買値からはほど遠く下回るも、399円の3円高と僅かに上昇。
 大きなニュースではホンダのトップが交替。
 オリンピックパラ組織委員会の森会長の後任が、橋本大臣で一本化。
 どうせ8月開催は無理なのだから、誰でも良さそうなものだが他に人が居ないようで、橋本大臣が何か可哀相。  
 北朝鮮の対外輸出額がコロナで大幅ダウン。
 この季節に泳いで韓国へ亡命する脱北者が発生する程、困窮を極めているとか。
 悲しい限りである。
 またミャンマーでは、アウンサン・スーチー氏が未だに拘束を解かれない。
 国軍側も中国の後ろ盾を得られず、最後の悪足掻きをしている模様。
 また最も株価に関係するニュースとしては、米金利が1・3%に上昇し、資金がかなり米債権市場似流れたようで、今日の日経平均の下落に繋がった。
 それともう一つ、シミュレーション銘柄である6459大和冷機が、買値を下回っていたがここに来て買値を取り戻しているが、今少し上がるのを待ちたい。
 また東京のコロナ新規感染者数は378人と、今日もステージチェンジの目標人数に到るも、小池知事は東京の緊急事態宣言解除の時期について言及せず。
 今夜のニューヨークダウは開場2時間後で、$31458の$64安と僅かに下落。
 ニューヨーク先物もやはり下落で、明日の日経平均も僅かに下落するだろう。
 何が何でも弱気の立場を貫く私としては、僅かでもプラス要因か。
 とは言え何れにしても小動きだと思う。
 ならば本間宗久の相場三昧伝に従い、明日は日経ダブルインバースを買い増す。
 しかし何と言っても感謝すべきは、今日は歴史小説が上梓出来た事だ。
 お蔭で競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、本間宗久の相場三昧伝と歴史小説上梓のお蔭だ。
 あと文学賞作品も少し書けた。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、日経ダブルインバースの買い増しで確実としたい。
 我慢の相場は続くが信念は貫き通す。
 また明日も再度本間宗久の相場三昧伝を読み返すつもり。
 唯、競馬依存症の自主治療は順調。

 追伸・今日も元気な彦四郎君。
    新しい水草が大好きな模様。
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