第188話 6ヶ月と2日目 11月27日(金)

文字数 1,290文字

 ずっと好調を続けていた日経平均予測シミュレーションが、昨日初敗北でまた今日も連敗だった。
 今日は日経平均がマイナスになると上昇する日経インバースを534円で買って、530円と4円安だった。  
 2日で8円安。
 しかし今日は手仕舞いせずに資金の2割を押し目買い、即ち買い増すシミュレーション。
 シミュレーションなので金額設定は好きに出来るのだ。
 例えば総資金を1億円とすると、一昨日は40万円の負け昨日は52万円の負けになる。
 で、今日は手仕舞いせずに終わり値の530円で2000万円分更に買い足した。 
 月曜日は絶対下がるとみているのだが、一度下がり出すととても朝一様子を見たのでは間に合わないので、今日の後場の終値近辺で買い増したのである。
 しかし月曜日日経平均が上がるようだと、暫くは休むしかない。
 まあ、言ってもシミュレーションだが、こんなに上がるのは異常としか言い様がない。
 しかし株価予測は失敗だったが、恋愛小説の着想には成功した。
 やはり新大久保と違って、神楽坂は素敵な女性が何人も居た。
 殊に60代以上の熟年層が、上品で言葉使いが綺麗だった。
 和菓子屋さんの女将に、和装店、お茶の販売店の女将達。
 無論街ゆく人の中にも20代や30代の、凄く綺麗な女性が何人か居た。
 長い黒髪が何とも美しく、身嗜みのきちんとした女性だ。
 兎に角ショートパンツの女性が居ない。
 だからストッキングのマチもはみ出しようがないのだ。
 それに殆どの女性がきちんとコートを来て、ちゃんとしたスカートを履いている。
 新大久保に居るような、ショートパンツやマイクロミニの女性は1人も居ない。
 なので神楽坂ならずっと街を歩いていたい、と、そんな気にさせてくれた。
 当り前と言えば当り前の事なのかも知れないが、新大久保と神楽坂で何故こんなにも違うのか。
 神楽坂も新大久保も同じ新宿区で、しかも殆どの通行人が女性かカップルと言う共通点が2つも有るのに、街ゆく人達が全く違うのだ。
 とことん分析すれば地域的な事とか、学区とか色んな要素があるのだろうが、一先ずそれは置いておくことにする。
 確かに言える事は新大久保に行く女性は神楽坂に行かないし、神楽坂に行く女性は新大久保に行かないと言う事だ。
 兎に角神楽坂の甘味処か和菓子屋さんを基軸に展開する恋愛小説を書いてみようと思った。
 やはり神楽坂は素敵な街だった。
 それもこれも推し作者さんのお蔭である。
 御礼に何かお土産を差し上げたいのだがお渡しする術がなく、取り敢えず「紀の善の抹茶と栗のババロア」と「梅花亭の猫の最中」を今日限定でお土産代わりの表紙にしてみた。
 推し作者さんありがとうございました。
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、神楽坂と推し作者さんのお蔭だろう。
 そして明日の競馬やパチンコでの無事は、恋愛小説の着想が取っ掛かりでも良いから出来る事で確実としたい。
 ひょっとしたら、明日も神楽坂に行くかも。

 追伸・日向今日は元気です。
    明日は日向君掲載します。


 
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