第２４５話　７ヶ月と２８日目　１月２３日（土）

　　東京の新規感染者数が土曜のなのに今日は1070人とやはり1000人を切らない。
　またニューヨークダウは昨日＄30996の＄179安で引けた。
　週明け日経平均は値下がりが期待出来る模様だが、仮にそうならなくてもここ数カ月迄どうなろうが弱気を貫く覚悟。
　負ける事を恐れ自身の相場感を曲げてしまえば、絶対に相場には勝てない。
　損をしない事を考えず、相場に勝つ事のみを考える。
　と、株式市場が休場しているにも拘わらず、気になって仕方がない私。
　でも考えて見ればそのお蔭で今日も競馬を止めれている。
　相場がどうなろうが、競馬依存症治療の為には株価予測に感謝しかない。
　それと場外馬券売場の閉場が功を奏しているのは、言う迄もない事実である。
　仮に馬券を買おうとしても、カードを切り刻んだ私は場外馬券売場でしか馬券を買えない。
　因って今は競馬依存症治療には最高の状況。
　小説の方は余り進んでいないが、競馬依存症治療の方は上手く行っている感じだ。
　で、何時もの週末のように、「この人良い人〜」のコーナーである。
　
　第５話

　先日朝一で牛丼屋さんに行った時の事。
　警察官が二人入って来て、寝ている客をお越しに来たのである。
　「お兄さん、ここ寝るとこじゃないから起きよっか。大丈夫？　起きれる」、と訊いた後抱き抱えて酔っ払い客を起き上がらせ、「お会計まだみたいだから、お会計しよっか」、と、酔っ払い客に会計を済まさせた二人の警察官。
　酔っ払い客は一礼をして謝罪の後店を出て行ったのであるが、私は警察官てそんな事迄するのか、と、感動頻りだった。
　どんな凶悪犯の逮捕より凄いと思う。
　プロだと思った。
　店には迷惑を掛けさせず、強制的にではく自主的に酔っ払い客を立たせ且つ会計をさせ、留置場へ入れるなどの煩雑な手続きを省き、迅速に八方上手く纏める。
　それこそプロではないか。
　この様子を黒人を射殺したアメリカの白人警官に見せてやりたい。
　あんた等にこれが出来るか、と。
　拳銃を向けて自分の身を守る、或るいは手柄を挙げる事しか考えていない連中には、絶対に出来ない芸当だ。
　テレビで見る警察２４時とかと違い、実際に目の当たりにすると、凄い。
　まさに、「この人良い人〜」、と、思った瞬間であった。
　とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
　やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、場外馬券売場が閉場しているお蔭だろう。
　で、明日の競馬やパチンコでの無事は、「この人良い人〜」を見付ける事で確実としたい。
　あぁ、良い人に会えるとラッキー。
　何と言ってもこの間その警察官二人に会ったその日、ゲッ、この人マジで、と、思える人にも会えたからだ。
　ワンエピソードゲット！

　追伸・彦四郎君は水草が大好きです。