第183話 5ヶ月と28日目 11月22日(日)

文字数 629文字

 年に何回有るかと訊かれたら、1回有るか無いか、と、答える今日がその日。
 治療の為に買った馬券が当たったのだ。
 明日は換金して宝くじを買うか、否、あさってから売出しの年末ジャンボにしよう。
 6000円勝ったのでバラ10枚と連番10枚を買う。
 おまけに書評迄書けた。
 占いは信じない方なんだが、でもやはりツイてる日とツイてない日は有る。
 テレビのぶっ壊れた日と大違いだ。
 新しいテレビに変えて厄落としが出来たのだろうか。
 ま、何時迄も続かないのは分かっているが、ツイてる日は終わって欲しくないものだ。
 とは言え飽く迄治療馬券なので、余り喜び過ぎないようにしなければ。
 しかしツイてる時でないと出来ない事は、明日するべき。
 よしこの勢いでお嬢様小説の取材に行こう。
 高級ランチは無理でも、お嬢様のたむろしているカフェとかなら何とかなりそう。
 でもコロナ自粛でそれも無理そうだし、やっぱり明日は小説でも書くか。
 そうだ。
 ズレてない小説を書こう。
 ズレてない時流に乗った小説を。
 でも、ズレてないのってどういうのだろう。
 つか、無理か。
 とか、言ってる間に、今日は治療馬券が当りパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 今日の競馬やパチンコでの無事は、やはり久しぶりに馬券が当たったことか。
 そして明日の競馬やパチンコでの無事は、ズレてない小説は無理そうなので、逆に思い切りズレた小説を書く事で確実としたい。
 でも本当はお嬢様取材したいなあ。
 
 追伸・必死に潜行する日向君。
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