第292話 9ヶ月と13日目 3月11日(木)

文字数 1,785文字

 昨日も思ったのだが、今日は大幅な上げ相場かと思いきや僅かに上昇して終わった。
 開場当初から200円以上に上げる場面もあったが、全体的には終始小動き。
 今日の日経平均の引け値は、29211円の175円高と続伸して引けた。
 日銀のETF買介入は、株価や取引総額の2兆8692億からも無かったように思う。
 有ったとしても僅かだったろう。
 日経ダルインバースは425円の4円安と下落。
 まだまだ売らないし今日は下がったので売れないが、自身の買値平均値をギリギリ上回ってはいる。
 また$¥レートは108.75円、と、108円代で小動き。

 しかし前夜ニューヨークダウが上げた割には、日経平均の上げ幅は然程でもない。
 またナスダックも上昇していたのに何故か。
 やはり今日の東京の小動きは米投資家が米長期金利上昇によるドル高で、東京市場から資金を引き上げたままになっているからだろう。
 東京市場に海外勢の資金が戻る迄は、今日のように伸び悩む日が続きそうだ。

 大きなニュースではコロナ変異種が通常のコロナウイルスに比べ、2倍程の致死率が有る事が判明。  
 変異種にはイギリス型・南アフリカ型・ブラジル型が有るが、モデルナ・ファイザー・アストラゼネカのワクチンは三社共に、イギリス型にしか対応しておらず、他は不明。
 変異種に対しての検査体制は整っておらず、変異種で第4波が来る可能性は充分に考えられるとの事。
 国際ニュースでは中国全人代が、香港で議会から民主派を排除する法案を可決。
 米中トップ会談が18日に行われる。
 また中国が東京オリンピックに中国製ワクチンを提供するとの事で、IOCは歓迎の立場を示したが、日本としては立場上難しい対応を迫られるだろう。
 ECBが資産購入のペースを直近3ヶ月で大幅に早める、と、金融緩和の方向に舵を切る発言で欧州は長期金利が急落。

 それからシミュレーション銘柄である6459大和冷機が、今日は昨日と変わらずで中途半端。
 暫くは保有。
 今少し上がるのを待ちたい。
 その他新たに注目した8893・新日本建物。
 現在値は431円の9円高と数日で戻して来た、
 配当は22円で権利落ちはこの3月末。
 明日以降月末迄注視する。
 また乱高下した8301日銀出資証券だったが、昨日は上昇、今日は下落と、落ち着いて来た。
 34700円で3100円安と今日は下落。
 狂乱相場を物語る1つの現象として面白い。
 あと急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーの「テラ」は、今日は229円の2円安と小動きで、株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。
 しかし妙味は有る。
 明日買うか買わないか判断する。
 それと東京のコロナ新規感染者数は335人と、減少鈍化は否めないままじわり拡大傾向。
 このままだと緊急事態宣言の期限再延長。

 今夜のニューヨークダウは開場後2時間の時間で、$32620の$323高と史上最高値を更新する形で上昇。
 ナスダックも$13369$の$300高と上昇。
 またニューヨークダウ先物もナスダック先物もやはり上昇。
 こうなると明日の日経平均は上昇するしかないのだが、果たしてそれがどのくらいの上昇になるのか。
 しかし仮に明日も日経平均が今日同様小動きだとしたら、海外勢の資金が戻らなかった事の証左となろう。
 或いは大幅な上昇なら、海外勢の資金が戻った事になる。
 後は米10年物国債の利回りが1・6%を超えるかどうかが鍵。
 明日はその辺りに注目である。
 が、何が何でも弱気の立場を貫く私としては、まだまだ日経ダブルインバースを月末迄に買い増すつもり。
 とは言えもう少し安い処で買いたいので、今週は見送り濃厚。
 何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
 で、何と言っても感謝すべきは、フジテレビドラマ「知ってるワイフ」のお蔭だろう。
 その時間迄に部屋に戻る事を考えていて、競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせたのだから。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、日経平均の下落が無理でも小動きで確実としたい。
 実は今日は発泡酒さえお預け。
 なので明日下落すれば明日こそビールを。
 しかし明日は上昇しそうな気がするので、もし小動きだったら発泡酒を呑む。

 追伸・元気な彦四郎君の姿は週末公開予定。
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