第449話 2年目の3ヶ月と21日目 8月15日(日)

文字数 4,810文字

 《一昨夜のニューヨークと週明け東京市場》

 今日は日曜で東京市場は休場。
 一昨夜のニューヨークダウは大引けの株価で、$35515の$15高と続伸。
 またナスダックも$14822の$6高と続伸。  

 【市場概況】

 13日の米株式市場でダウ工業株30種平均が4日連続で過去最高値を更新した。
 終値は前日比15ドル高の3万5515ドルで、週間の上昇幅は306ドルだった。
 米企業収益の拡大が続くとの期待が広がる中で、潤沢な運用マネーが株式市場に向かう構図が続いている。
 12日に好決算を発表したウォルト・ディズニーが1%上昇したほか、マクドナルドやコカ・コーラ等の消費関連株の上昇が目立った。  
 S&P500種株価指数も過去最高値を更新。
 一巡しつつある4~6月期決算ではIT(情報技術)や消費関連、医薬等幅広い業種で収益拡大し、アナリスト予想を上回る企業も相次いだ。
 ゴールドマン・サックスのデービッド・コスティン氏は「原材料費や人件費の上昇が懸念だったが、販売価格への転嫁や経費の削減により利益率は改善した」と評価する。
 需給面も株価を後押ししている。
 2020年以降の経済対策で家計部門の資金は潤沢で、上場投資信託(ETF)などを通じて株式市場に資金が向かっている。
 大手企業を中心に自社株買いも増えており、株の主要な買い手として再浮上している。
 ただ、新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染が急拡大している。
 株式市場では都市封鎖など経済に急ブレーキがかかることへの懸念は少ないものの、13日にミシガン大が発表した8月の消費者態度指数は大きく低下した。
 外食や旅行への消費の回復が鈍る可能性も意識されており、米10年物国債利回りは1.28%と前日より0.08%低下した。

 この様子では週明け月曜の東京も続伸で間違い無いだろう。   
 それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかも明日閉幕するオリンピック開催後の東京の株高は、どうにも納得出来ない。 
 どう考えても経済効果は、マイナスでしかない今回のオリンピック開催であった。
 その上パラリンピック開催も控えている。
 とは言え現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うべき。
 今少し値が上がれば、その時にはまた日経ダブルインバースを買いに入る。


 《今日のニュース》

 大きいニュースでは、菅義偉首相は15日、東京・日本武道館であった全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べた。
 式辞では、安倍晋三前首相が昨年初めて用いた「積極的平和主義」の文言を使用する一方、戦争の「教訓」や近隣諸国への加害責任には今年も触れなかった。
 式辞の大半は前年と似通っており、「独自色」が見えにくい内容となった。
 首相就任後、同追悼式への参列は初めて。
 天皇陛下の「おことば」に先立ち、首相が式辞を述べた。首相は戦没者への追悼などに触れた後、「我が国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と力を合わせながら、世界が直面する様々な課題の解決に、全力で取り組んでまいります」と語った。
 「積極的平和主義」は2013年秋、安倍前首相が集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更に意欲を示し、国家安全保障戦略(NSS)を議論した有識者会議の中で浮上した用語。
 安倍前首相は、外交や安全保障戦略を語る際に用いてきており、菅首相は「安倍カラー」の言葉を継承した形だ。
 一方、昨年の式辞では「歴史」の文言が消えたことが注目された。
 今年は「平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたもの」という一文で「歴史」が復活した。
 近隣諸国への加害責任は第2次安倍政権に続いて言及がなかった。

 どうせ原稿を読んだだけなのだろうが、せめて今日だけでいい菅総理には自身の言葉で話して欲しかった。
 そうして菅総理にウンザリしているのは、私だけではなく日本国民の総意だと思う。 
 今日は日本人が一番忘れてはならない、終戦記念日なのである。
 実は今日菅総理を題材にした、「パンケーキを毒味する」を見てきた。
 兎に角選挙へ行かなければ、と、思わせてくれる秀逸にブラックな映画だった。
 しかし彼を総理にしてしまったのは、他ならぬ我々日本国民である。
 先ずは衆院選挙に行き投票せねばならない。
 そうしなければ菅総理が永遠に総理なのだ。

 また終戦の日の15日、小泉進次郎環境相と萩生田光一文部科学相、井上信治科学技術担当相が東京・九段北の靖国神社を参拝した。 
 菅内閣の閣僚では13日に西村康稔経済再生相と岸信夫防衛相が参拝している。
 一方、菅義偉首相は玉串料を納めたといい、首相周辺は「私人の立場で私費で奉納と聞いてる」と説明している。
 参拝後、記者団の取材に応じた萩生田氏は、玉串料を私費で納め、「文部科学大臣、衆院議員、萩生田光一」と記帳したと説明。
 「先の大戦で尊い犠牲となられた先人の御霊に謹んで哀悼のまことを捧げ、改めて恒久平和への誓いをしてきた」と述べた。
 小泉氏は記者団の取材に応じなかった。
 萩生田氏と小泉氏は安倍内閣の閣僚だった昨年の終戦の日にも参拝している。
 井上氏は記者団の取材に私費で玉串料を納め、「衆議院議員、井上信治と記帳した」と述べ、「しっかり平和を守っていくというお誓いをいたしました」と話した。
 15日は鷲尾英一郎・外務副大臣も参拝し、記者団の取材に「個人としての参拝」と述べた。
 靖国神社には太平洋戦争などの戦死者がまつられている。戦争当時の指導者で、極東国際軍事裁判(東京裁判)で「A級戦犯」とされた14人が合祀(ごうし)されており、中国や韓国などが閣僚の参拝を問題視している。
 終戦記念日に菅義偉首相が靖国神社に玉串料を納め、菅内閣の閣僚が相次いで参拝したことについて、韓国外交省は15日、「深い失望と遺憾の意を表する」とのコメントを発表した。
 同省は「日本の責任ある人々が、歴史に対する謙虚な省察と真の反省を行動で示すべきだ」と主張。そうした姿勢により、「未来志向的な韓日関係の構築や、周辺国の信頼を得ることができる」とした。
 中国外務省は同日、「強烈な不満と断固たる反対」を示す華春瑩報道局長名の談話を発表し、日本側に厳正な申し入れを行ったとした。
 華氏は談話で、「靖国神社は日本軍国主義が起こした侵略戦争の象徴だ」とし、「日本側が侵略の歴史を正視し反省するという約束を守り、歴史をめぐる問題で言動を慎み、実際の行動でアジア諸国と国際社会の信頼を得るよう求める」などとした。

 それから国際ニュースでは、政府はアフガニスタン情勢の緊迫化を受け、同国の首都カブールにある日本大使館の職員を国外に退避させる方針を固めた。
 政府関係者が15日、明らかにした。
 外務省幹部はアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンがカブールに進攻したことについて、事態の推移を注視する考えを示した。
 外務省関係者によると、在アフガニスタン大使館に勤務する日本人職員は十数人。
 政府筋は「情勢が非常に早く展開している。欧米諸国と連携しながら情報収集を急いでいる」と述べた。
 外務省幹部は、タリバンが「全土が支配下に入った」との声明を発表したことに関し「20年間の努力が水の泡になる」と懸念を示した。

 また、【カブール共同】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは15日、声明を発表し「全土が支配下に入った」と表明した。
 首都カブールへの進攻を試みないよう戦闘員に指示したとしている。

 その他【カブール共同】ロイター通信は15日、アフガニスタンのガニ大統領がタジキスタンに向けて出国したと伝えた。

 賛否の是非は別にして、総ては米軍の撤退に拠るものだと言う事だけは確かだ。


《今日の東京コロナ感染状況》

 今日の東京都のコロナ新規感染者数は4295人と、日曜としては過去最多。
 最早先週と比べてとか、そう言ったレベルの感染者数の増加ではないが、敢えて比べれば前週同曜日から、229人増の感染大激増である。
 この内現在入院している重症患者は、昨日より6人増の251人と過去最多を更新。

 都の担当者は「デルタ株への置き換わりで災害レベルで感染が猛威を振るっている。いま人と人との接触があればどこで感染してもおかしくない状況なので、旅行やお盆休みの帰省、不要不急の外出は控えていただきたい」と呼びかけている。

 こうした非常事態のなか、菅義偉(すが・よしひで)首相は7月30日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応に失敗した場合、引責辞任する考えがあるかを問われ、「対応することが私の責任で、私はできると思っている」と語った、と、言う。
 開いた口が塞がらない。
 ワクチン接種の遅れや五輪バブル方式の失敗等、既に対応出来ていないではないか。
 このまま国民に謝罪もせずに、逃げ仰せるとでも思っているのだろうか。
 それに東洋の魔女発言こそしなくなったが、菅総理は事ここに及んでも、パラリンピックでさえ中止しない意向だ。
 してみると日本人は自分で自分の身を守るしかない、と、言う事。
 最早菅総理はバッハ会長同様に、日本国民の敵でしかない
 秋の総選挙で政権が変わったしたとしたら、次の総理はたとえそれが自民党総裁であっても、菅総理を始め現政権の閣僚等に責任だけは取らせて欲しい。
 
 《馬券を買わなければこんなに得する!》

 今日も競馬依存症治療の方は到って順調。
 さて祭日なので先月から始めた新企画、「馬券を買わなければこんなに幸せ」、に続く、「馬券を買わなければこんなに得する」と、競馬をしないと得する事について書くコーナー。


 第26話

 今日も馬券を買わなかったが、今日は中央競馬が開催されている事さえ忘れていた。
 気が付いた時には、18時00分を回っていた。
 
 で、今日競馬をしなくて得をしたのは、競馬を忘れていた為ストレスが全く無かった事。
 もし買っていたらも何も、損しようがない。
 1円も損していないから、1日幸せな気分で居られた事は言う迄もなく、競馬の無い人生は最高に幸せ、と、感じられた1日であった。
 それにしても「射幸心を捨てて、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は効果大だ。
 馬券を買う気が失せる処か、競馬自体が社会の害悪としか思えないようになっている。
 日本全体が馬券を買わない気運になれば、宿敵JRAが潰れる可能性も出て来る。
 そんな夢のような出来事を夢想する私。

 何と言っても馬券を買わないと、馬券を買いに行く労力も負けての精神的ストレスも無い。
 お金もそうだが、やはり精神的ストレスを感じ無いのが、1番の幸せだ。
 
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、中央競馬が開催されている事さえ忘れていたお蔭だろう。
 尚且つ、映画「パンケーキを毒味する」を観ていたのも要因の一つ。

 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、日経平均の続落で確実としたい。
 なので仮に小幅反落なら発泡酒。
 そこそこの反落なら久しぶりにビールを。
 上昇ならお茶を飲んで早め就寝だが、明日はお茶の気配。
 兎に角明日は早起きして相場をチェック。
 
 最近は公営競馬やJRAの場外馬券売場は開いているものの、買いに行くのが面倒臭いを通り越して、場外馬券売場の存在意義への不信が募り、馬券を買う事を害悪とさえ思うようになって来た。
 自画自賛になるが私も成長したものだ。
 射幸心を捨てて貧乏を受け入れるに限る。

 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    来月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
    なので表紙は飽く迄イメージ。 
    
 
  
   


 
 
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