第103話 3ヶ月と9日目 9月3日(木)

文字数 985文字

 今日も少しずつだが小説を書いた。
 しかしエッセーなら3日で2エピソードも書けるのに、私は小説を書くのに時間が掛かる。
 書ける人は何故あんなに書けるんだろう。
 本当にドラえもんが居るのではないだろうか、否、そうでなければコロ助か。
 否、待てよ。
 ひょっとしてそれか女性の場合、彼等ではなくヒロインが家に居るのかも知れない、と、思った阿呆な私はネット検索などを通じ、世代別に以下のように小学生の女の子のヒロインを選び出した。
 古い順に並べてみると。

 1・魔法使いサリー
 2・ひみつのあっこちゃん
 3・魔女っこメグ
 4・セーラームーン
 5・おジャ魔女どれみ
 6・ふたりはプリキュア
 
 他にも居るかも知れないが、阿呆な私は凡そ以上の6キャラクターを使えば女性と会話する際、或ることを割り出せることに気付いた。
 まともに聴きにくい女性の年齢や既婚か未婚かの別である。
 たとえば1〜4を知っていて且つ5・6を余り知らないなら40代後半から60代前半。
 何故なら1〜3は自分が子供だった時代。
 4は自分の娘の時代。
 5・6を余り知らないのは、自分の孫の世代だからである。
 その他4以外は詳しく知らないなら30代で独身の可能性大。
 つまり子供が居ないから5・6のことを良く知らない。
 その逆で1から3までを知らなくて、4〜6までを良く知っているなら30代で既婚しかも子持ちの可能性大。
 5・6しか知らなければ10代後半〜20代と言った具合。 
 と、言った感じで、これは画期的発見かも知れないから、日誌に書くだけでは惜しい。
 そこ迄考えて自身の阿呆さ加減に気付くと同時に、今日も1日競馬やパチンコをしなかったのは、自分が阿呆なお蔭なのだと言うことにも気付いた。
 今日の無事は自分の阿呆さ加減に感謝だが、明日の無事は何でも良いから違う理由で確実だと言うことにしたい。
 しかし何でそんな阿呆なことを調べたのだったか。
 あ、思い出した。
 自分が大して小説を書けないのに、書ける人が女性の場合ドラえもんじゃなく、ヒロインが家に居るかもと言う理由だった筈。
 やはり調べた理由も阿呆だった。
 でも明日は大丈夫。
 派遣バイトがあるのだ。
 なので今夜はこれ以上阿呆なことを考えるのは止めにして、早めに寝ることにする。
 お休みなさい。
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