第１５３話　４ヶ月と２８日目　１０月２３日（金）

　兎に角掃除をして熱帯魚のネオンタキシード君を迎えたいのだが掃除はそこそこに、今日はいつも行く地下街の熱帯魚屋さんではなく違う店に行って来た。
　水槽や水草などやはり一等地にある店より、３割から４割安い。
　但し高級魚種の数が少ない。
　とは言え酸欠や温度の変化に強い「アカヒレ」と言う魚種なら、水槽やら水草込みでも１２００円で買えてしまう。
　しかしカワユさが違うのだ。
　ネオンタキシード君のカワユさと来たら、やはり他には代え難い。
　温度調整やら、餌やりやら、ライト当てたり、酸素送ったり、水を頻繁に換えたり、と、何だかんだ手間も金も掛かるが、「アカヒレ」君と比較すると・・・・・。
　とは言え「ネオンタキシード」君ともなると、初期費用に２万〜３万は掛かるが、何と言ってもやはりそこは譲れない。
　それに詩まで贈って貰ったのだ。
　奇しくも自分の推しているその詩を贈ってくれた作者が、今日はノベルデイズで１位を取った記念日でもあるし、ここは頑張って掃除して目標を達成するしかない。
　ところでノベルデイズと言えば、今日ノベルデイズに書評を晒す罰を受けた。
　いやあ、我ながら自分がズレてるなあ、と、心底思った。
　武田綾乃の作品の書評にイージスアショアとか、ドイツのＦKＫとか、果ては国体護持やら
、万世一神やらを持ち出して、何であんな風に感じてしまったのだろう。
　自分の感覚の他の人とのズレが酷過ぎる。
　例えばアーチェリーで言うと、他の人が的の中心を狙って矢を放っているのだとすれば、自分は後ろ向いて矢を放っているか、もしくは上に向かって放っている感じ。
　しかしあれだけ外すのは或る意味凄い。
　て、言うか、もうホラーレベルに怖い。
　否、それより自分があれをマジで書いていることの方がもっと怖い。
　とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
　やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、熱帯魚のネオンタキシード君に感謝だろう。
　そして明日の競馬やパチンコでの無事は、せめて的の中心を狙って矢を放つことで確実としたい。
　それから自分の推している作者の作品が、ノベルデイズで天辺を取ることを祈りたい。
　実を言うとその日は良い事が起こると言うジンクスがあるのだ。
　あ、否、それなら４日後の２７日に天辺を取って貰いたい。
　何故ならその日は、ハロウィーンジャンボの抽選日だからである。
　宜しくお願いします。