第238話 7ヶ月と21日目 1月16日(土)

文字数 1,033文字

 東京の新規感染者数が土曜のなのに今日は1809人と多数で、またニューヨークダウは昨日$30814の$117安で引けた。
 それでも尚週明け日経平均が値上がりしたらどうしよう。
 と、株式市場が休場しているにも拘わらず、気になって仕方がない私。
 でも考えて見ればそのお蔭で競馬を止めれているのだがら、それも競馬依存症治療の為には凄く良い事である。
 それに場外馬券売場が閉まっているのは何よりも良い。
 カードを切り刻んだのだから私は場外馬券売場でしか馬券を買えないのだ。
 小説の方は余り進んでいないが、競馬依存症治療の方は上手く行っている。
 で、何時もの週末のように、「この人良い人〜」のコーナーである。
 
 第3話

 先日神楽坂の和菓子屋さんに行った時の事。
 凄く可愛らしいアルバイトの女の子が居たのだが、その子が滅茶苦茶親切でまた次もその店に行こうと思ったのである。
 何故かと言うと以下の理由からだ。
 私の前で会計をしていた女性が小銭を取り落とした処、そのアルバイトの女の子が直ぐ様レジから出て来ると身を屈め、商品棚の下に手を入れた。
 そして素早く取り出し、「落とされたのは五百円でしょうか?」、と、訊いた。
 と、お客さんの女性が、「はい」、と、返すとその女性に埃を払って手渡したのである。
 ここで注目。
 この五百円玉の埃を払うと言う作業は、中々出来るものではない。
 どうせレジで受け取る五百円玉なのに、一旦客に返す時にワザワザ埃を払うとは、素敵。
 まあ、顔が可愛かったのもあるが、中々できる事ではないと感心する事頻り。
 心が洗われる思いだった。
 で、次回行ったらその子は居なかったのだが、そう言えばそれからは行っていない。
 他のアルバイトの子も親切そうだったのだが、と、なると、やっぱり私はその子が親切だからではなく、可愛かったから続けてその和菓子屋さんに通ったのだろうか。
 して見ると私は、全然「この人良い人〜」ではないではないか!
 とか、言っている間に、競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、場外馬券売場が閉場しているお蔭か。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、「この人良い人〜」を見付ける事で確実としたい。
 やはり世間には「この人良い人〜」と言える人は少ないのだ。
 また、ゲッ、と、思う人の方が多い事は言う迄もない。

 追伸・水槽が綺麗と気分まで清々しい。
    彦四郎君も心無しかイケメンに見える
    のである。
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