第161話 5ヶ月と6日目 10月31日(土)

文字数 1,004文字

 朝8時起きで夜まで掛かった校閲並びに編集作業であったが、報われるかどうかとか或いは損得など考えて出来る作業ではないなあ、と、痛感した今日1日であった。
 プロの校閲や編集の人達は、いったいどんなモチベーションで仕事をしているのだろうか。
 今日はお仕事小説と書評の締切日で、夜12時を回ったら手出し無用になるので、4作分頑張ったのだが、それ等は言っても自分の作品で自分の為である。
 プロの校閲並びに編集者は今日の私の仕事量を遥かに凌ぐ量を、しかも他人の為にこなす訳であるから、どんなモチベーションでどんな仕事をしているのか、私のような素人には想像さえ出来ない。
 それにしても果てしない仕事で、極限に近い状態で作業していると、或る事に気付くことが出来た。
 それは校閲や編集の作業は、飽くなき真実を追求する為の研究作業だと言うこと。
 こんなに1日に校閲や編集作業をした事の無い私が辿り着いた、それが答えだった。
 つまりどの文章が、或いはどの文字がここで1番適切か、と、言う研究なのだと言うことである。
 勿論プロはもっと先を行っているのだろうし、もっと高い次元で作業をしているのだろうから、私の言っている事とは全く違う意見を持っていることだろう。
 しかしこれだけは言える。
 報われたいと思ったり、損得を考えていてはとても出来ない仕事だと言うこと。
 とか、言っているうちに今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、校閲並びに編集作業に感謝である。
 そして明日の競馬やパチンコでの無事は、と、考えて、ここで3000円だけ馬券を買っていた事を思い出した。
 やはりカウンセラーの先生の言う通り、我慢してストレスを溜め込み反動で無茶な金額をスクラッチくじに突っ込むよりは、外れても笑っていられる少額競馬なのだ。
 あ、それと、今日はハロウィーンなので、どうしても11月1日の朝迄に完成させたい小説があって寝るのは遅くなるから、メインレースの天皇賞を見たら、最早競馬やパチンコをする力は残っていないだろう。
 だから3000円以外は絶対無事だと思う。
 今となっては違うタイトルを付けていればよかったかなぁとも思うのだが、今更変えることも出来ないので頑張るしかない。
 何と言ってもタイトルが、「ハロウィーンの明けた朝に」なのだ。
 頑張りまぁす。

 追伸・今日も熱帯魚の日向君は元気です。
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