第65話 2ヶ月と2日目 7月27日(月)
文字数 678文字
今日またまた大いなる変化があった。
競馬のことは考えなかったのだが、パチンコへは行きたくなった。
しかしここでもまた昨日の競馬を止めたときと同じく、「パチンコすれば負けるだろうし怖いから止めよう」、と、思ってパチンコに行くのを止めたのである。
してみると「興奮を望む欲望」に「金銭を失う恐怖心」が勝ったのだ。
思うに2ヶ月以上競馬から距離を置いた私は、知らない間に自身の脳から馬券を買ってレースを見たときの興奮の記憶が剥離し、賭ければほぼ負けることへの恐怖心が脳内の大部分を占めていることに気付いてなかったのである。
そしてその恐怖心が競馬だけではなくパチンコにも及んだ。
それが今日パチンコを止めた自身の胸中の、否、脳内の動きである。
昨日は反動に備え予備的にパチンコをしたし、悔しくなかったし、予定の3000円で止めれた。
良く良く考えてみると、これ等の結果は総て恐怖心の為せる技とは言えまいか。
明日以降暫くは意識してこの「金銭を失う恐怖心」を大切にして行こうと思う。
恐怖心を大切にとは少し奇妙な言い方であるが、依存症の自主治療には欠かせないもののような気がする。
またその恐怖心が自主治療の大きな鍵になるのではないか。
何か欲望が湧き起これば「金銭を失う恐怖心」を思い起こし、競馬やパチンコを封じ込める。
漸く競馬依存症に対する確固たる対抗力か出来たような気がする。
今日の無事に感謝だが、今日は明日の無事に対し何か確信めいた予感かある。
それは「金銭を失った恐怖心」、と、言う新たな武器を得たからだろう。
競馬のことは考えなかったのだが、パチンコへは行きたくなった。
しかしここでもまた昨日の競馬を止めたときと同じく、「パチンコすれば負けるだろうし怖いから止めよう」、と、思ってパチンコに行くのを止めたのである。
してみると「興奮を望む欲望」に「金銭を失う恐怖心」が勝ったのだ。
思うに2ヶ月以上競馬から距離を置いた私は、知らない間に自身の脳から馬券を買ってレースを見たときの興奮の記憶が剥離し、賭ければほぼ負けることへの恐怖心が脳内の大部分を占めていることに気付いてなかったのである。
そしてその恐怖心が競馬だけではなくパチンコにも及んだ。
それが今日パチンコを止めた自身の胸中の、否、脳内の動きである。
昨日は反動に備え予備的にパチンコをしたし、悔しくなかったし、予定の3000円で止めれた。
良く良く考えてみると、これ等の結果は総て恐怖心の為せる技とは言えまいか。
明日以降暫くは意識してこの「金銭を失う恐怖心」を大切にして行こうと思う。
恐怖心を大切にとは少し奇妙な言い方であるが、依存症の自主治療には欠かせないもののような気がする。
またその恐怖心が自主治療の大きな鍵になるのではないか。
何か欲望が湧き起これば「金銭を失う恐怖心」を思い起こし、競馬やパチンコを封じ込める。
漸く競馬依存症に対する確固たる対抗力か出来たような気がする。
今日の無事に感謝だが、今日は明日の無事に対し何か確信めいた予感かある。
それは「金銭を失った恐怖心」、と、言う新たな武器を得たからだろう。