第92話 2ヶ月と29日目 8月23日(日)

文字数 1,032文字

 小説を書いていたのたが、やはりじっとしていられず再度スクラッチくじを買いに行った。
 ペイペイのキャンペーンポイントが、二千円分入ってきたと言うのもある。
 しかし何よりも小説を中断して、考え事がしたかったのである。
 クリマイに嵌っていからだけではない。  
 どうしても考えたいことがあったのだ。
 何故かと言うと今日ノベルデイズで滅茶苦茶才能があると自分が思っていた人が、その人は自分に才能がないと思い違いをして悩んでいたのだ。
 納得出来ない。
 本当に才能がない私はどうなる。
 そこでチャンスセンターに行く道中、良く良く考えてみた。
 例えばアインシュタインは自分がアインシュタインだと言うことに、生きている間は気付かなかったのではないか。
 そうなのだ。はた、と、気付いたのである。
 天才は自分が天才だと知るのは、死んでからだと言うことに。
 つまり時代が天才に追い付かないのだ。
 私としたことが、そのことをこそ悩めるその才能の持ち主に伝えれば良かったのに。
 あなたは死んでから自分の価値を知ることになるだろう、と。
 何としたことか。
 今更メッセージを送るのも何か押し付けがましい気がする。
 願わくばこの日誌を読んで戴ければ良いのだが、まぁ、それを祈るしかない。
 自分なりには納得が行ったのでそれで良いことにする。
 スッキリした。
 しかしそれにしても今日の無事は、考えさせてくれたその才能の持ち主のお蔭である。
 競馬もパチンコも考える暇などなかった。
 そのことに感謝しつつ明日の無事も確実だ。
 明日は小説を完成させてアップする作業と、
スクラッチくじの当選金を換金しにいくので、競馬もパチンコも考える暇さえない。
 ま、換金と言っても1000円余りだが。
 それとやはり私は阿保だ。
 昨日600円当たったと感違いしていた。
 今日も600円当たった。
 良く良く調べてみるどジャンボ宝くじの後は毎年売上が落ちるのと、コロナでの売り上げ下降を補うべくキャンペーン中だったのだ。
 いつもなら200円バックのところを600円バックにしているらしい。
 そしてより私が阿保なのは2000円使って結果1400円損してるのに、「お得じゃん。今買うと」、と、一瞬思ったことだ。
 とにかく明日からはスクラッチくじは止めて、来月の給料日までは節約だ。
 でも楽しみはある。 
 小説をアップし終わったらクリミナル・マインドに嵌まるのだ。
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