第243話 7ヶ月と26日目 1月21日(木)

文字数 966文字

 折角昨日下げたのに、今日日経平均はバイデン氏就任に因るご祝儀相場宜しく、再び上昇に転じた。
 因って買値からは程遠く、日経ダブルインバースは448円の8円安で引けた。
 日経平均も233円高の28756円と、再び上昇しまたも29000円を目指そうとしている。
 $¥レートも103.37円と円高に振れているのに、ニューヨークに吊られて上昇している。
 しかし思っていた程の突き抜け感はなく、伸び悩んではいる。
 明日とそして来週早々の相場で、流れが激変する要素は有る。
 今日の感じでは29000円を前に海外勢も躊躇している模様。
 海外勢の内どれがチャイナマネーで、どれがアメリカマネーなのかは分からないが、今後米中摩擦が激しくなれば、一気に東京市場からどちらか一方或るいは両方共のマネーが出て行く気がしているのは、私だけなのだろうか。
 また一体それは何時なのか。
 国内勢が全く不在の相場で総てを海外勢が動かしているのだから、何とも歯痒いが致し方無い。
 東京のコロナ新規感染者数が1471人と、一向に1000人を切らない。
 それも有って日経平均は明日下げる可能性は有る。
 況してや今夜のニューヨーク・ダウは$31234と、僅かに$45高だからで、引け値がマイナスの可能性も十分に有り得る。
 $¥レートも103円代半ばで小動き。
 何が何でも私は弱気の立場を暫くは貫くつもりだし、経済実態の伴わない株高など早晩崩れ去ると思ってはいるが、市場がこうも上昇志向だと如何ともし難い。
 なので我慢の弱気である。
 とは言え株価予測のお蔭で、競馬の開催時間やパチンコ屋の閉店時間をやり過ごす事が出来た。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、株価予測をしていたお蔭だろう。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、面白エッセイの新ネタ発見と日経平均の下落で確実としたい。
 この処買い物は百貨店の「地下」の食品売り場で全部済ましているのだが、やはり上に上がらないと家に帰れない。
 階段でも道でも、下がり続けて家に帰れる方法は無いのだろうか。
 しかしそれは日経平均が下がるより無理な事かも。
 とは言え日経平均が下がって貰わなくては困るので、今後は地下から階段を「上がる」ではなく、「戻る」と言う事にする。
 
 追伸・今日も滅茶苦茶元気な彦四郎君。
    週末公開予定。
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