第３００話　９ヶ月と２１日目　３月１９日（金）

　今日は思った以上に下落した。
　開場当初から終始下げ相場で、一時は600円近い安値迄有った。
　この日経平均の下落は、日銀の黒田総裁が
「ＥＴＦはTOPIXに連動したもののみに限定して買入れをする」、との発言が主因。
　お蔭でファーストリテイリングが91020円の5910円安。
　日経平均は東証一部225銘柄のみを対象にするが、TOPIXは東証一部の全銘柄を対象。
　従ってトヨタ・ソニー等時価総額の大きい銘柄の寄与度が大きくなり、日経平均に影響力の大きいファーストリテイリングや東京エレクトロン等はTOPIXには余り影響しない。
　私は日頃から日経平均にこのファーストリテイリングの影響が大き過ぎると思っていたので、黒田総裁のこの発言は大歓迎。
　さすが黒田さんである。
　快哉を贈りたい。
　今日の日経平均の引け値は、29792円の424円安とそこそこの下落幅。
　日経ダルインバースは406円の11円高と一気に値を戻した。
　自身の買値平均値迄もう一息である。
　また＄￥レートは108.14円、と、108円代で小動き。
　今日の米１０年債の利回りは1.7％代。
　やはり米投資家が米長期金利上昇によるドル高で、東京市場から資金を引き上げたままになっているのは自明。
　今日の日経平均安はその確たる証拠。

　大きなニュースでは、日銀黒田総裁の長期金利の変動は或る程度容認、と、また前述したがＥＴＦをTOPIX連動のみに限定して買入れ、と、今回は敢えて手の内を披露して見せた。
　ラインの中国での情報閲覧問題で政府は対応を迫られる。
　ワワタベウェディングがこのコロナ禍で債務超過に陥り私的整理。
　今後興和をスポンサーとする。
　株価は352円の55円安と大幅安。

　国際ニュースでは米中がアラスカで対談。
　進展が望める訳も無く、米国は香港ウイグル問題を、対する中国は黒人差別問題を。
　非難の応酬で物別れになった。

　それから新たなシミュレーション銘柄5658・日亜鋼業。
　配当は中間期末ともに３円で、次回配当権利落ちは３月３０日。
　今日は330円の3円高で、買値は327円のシミュレーションにした。

　その他新たに注目した8893・新日本建物。
　現在値は448円の２円高。
　配当は22円で権利落ちはこの３月末。
　明日以降月末迄注視する。

　あと急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーの2191「テラ」は、今日は238円の１円安で、株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。
　買わずに注視する。　

　また中国株取引で有名な8614東洋証券を注目していたが、昨日210円の21円高今日226円の12円高と完全に上がり切ってしまった。
　配当は６円で３月３０日に権利落ち。
　が、最早手は出せない。
　買わずに注視する。
　それと東京のコロナ新規感染者数は303人と、減少鈍化どころか増加傾向。
　緊急事態宣言の期限再延長こそないが、全然解消出来ていない。

　今夜のニューヨークダウは開場後2時間の時間で、＄32737の＄125安と下落。
　逆にナスダックは＄13210＄の＄94高と上昇している。
　またニューヨークダウ先物は下落し、ナスダック先物はやはり上昇。
　この処ダウとナスダックが逆の動きをする。
　こうなると来週の日経平均はどちらに影響されるのか、甚だ疑問。
　海外勢の資金は出て行ったきりだし、下落を期待出来るのでは？
　しかし相場がどうあれ何が何でも弱気の立場を貫く私としては、まだまだ日経ダブルインバースを機会があれば買い増すつもり。
　何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
　で、何と言っても感謝すべきは、今日も百貨店の地下に弁当を買いに出たお蔭だろう。
　競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせたのだから。
　で、明日の競馬やパチンコでの無事は、東京市場が休みなので「この人良い人〜」を探す事で確実としたい。
　実は日経平均は下落したが発泡酒だった。
　なので明日下落すれば今度こそビールを。

　追伸・元気な彦四郎君の姿は週末公開予定