第483話 2年目の4ヶ月と24日目 9月18日(土)

文字数 14,615文字

《昨夜のニューヨーク市場と週明け東京市場》

 今日は土曜で東京市場は休場。
 昨夜のニューヨークダウは大引けの株価で、$34584の$166安と続落。
 またナスダックもp15043のp137安と反落。  

 【市場概況】
【NQNニューヨーク=岩本貴子】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。
 前日比166ドル44セント(0.5%)安の3万4584ドル88セントで終えた。

 米景気の減速懸念に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、投資家の運用リスクを取る姿勢が後退した。 
 景気敏感株の一角や主力のハイテク株に売りが出た。
 米連邦準備理事会(FRB)は21~22日にFOMCを開く。
 テーパリング(量的緩和の縮小)開始の決定は見送られそうだが、市場では年内開始を強く示唆する公算が大きいとの見方が多い。
 相場の反応を見極めたい投資家が多く、買いが手控えられた。
 投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は前日比11%高の20台後半と、不安心理が高まった状態とされる20を上回って終えた。
 中国不動産大手、中国恒大集団の資金繰り問題も米市場でくすぶっており、相場の先安懸念がじわりと強まった。

 景気敏感株では化学のダウと建機のキャタピラーの下げが目立った。  
 金融のゴールドマン・サックス、クレジットカードのビザも安い。
 リスク回避の動きはハイテク株にも広がり、スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトがともに2%下げた。

 一方、買われたのはバイオ製薬のアムジェン、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ株が中心だった。

 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。前日比137.956ポイント(0.9%)安の1万5043.968で終えた。
 主力株の下げが目立ち、交流サイトのフェイスブックとネット検索のアルファベットは2%安で終えた。
 クアルコムが3%強下げるなど半導体関連株も幅広く売られた。
 

 来週月曜の20日は日本は敬老の日だが、ニューヨークは開場している。
 従って来週火曜日の東京市場予測は、月曜日のニューヨークを見てからの判断としたい。
 しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 先週木曜こそ前夜のニューヨークと同じ動きを示して反落したが、先週金曜も逆の動き。
 今日もニューヨークとは逆の動きだった。
 来週月曜のニューヨークはどうなるのか。
 或いは来週火曜の東京は、またもニューヨークとは逆の動きになるのだろうか。
 それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかも緊急事態宣言下の東京の株高は、どうにも納得出来ない。 
 無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うべき。
 30000円台前後で日経平均が推移したので、先週末に373円の場面で日経ダブルインバースを買った。
 来週こそ売り場が来る事を望む。
 
 
 《今日のニュース》

 大きいニュースでは、先ずはこれである。

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  ⭕今日の総裁選トピックスニュース⭕
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 自民党は17日、菅義偉総裁(首相)の任期満了に伴う総裁選を告示し、河野太郎規制改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。
 長期政権を誇った安倍晋三前首相と、安倍政権で官房長官を務め安倍氏の支持も得て就任した菅首相は、それぞれ別の候補を支援、「代理戦争」の様相だ。
 選挙後、両氏と麻生太郎副総理兼財務相の3人が権力の中心を占めてきた自民党内の支配構造の転換は必至。
 実力者の生き残りを賭けた「関ケ原の戦い」がスタートした。

 再選出馬を断念した菅首相は、河野氏支持を親しい議員に伝達済み。
 総裁選で河野氏を担ぐのは09年以来2回目。
 その菅首相が河野氏と同様に目を掛けてきた小泉進次郎環境相も14日、河野氏支持を表明。 
 安倍、麻生両氏の政敵・石破茂元幹事長も陣営に加わった。 
 河野、石破、小泉の3氏は「次期首相候補」の世論調査で上位を占めており、「国民的な人気」を武器に、党員・党友投票による「地方票」で他候補に大差をつけ、1回目の投票での過半数獲得を目指す。
 ただ、野田氏の出馬で波乱要因が増えたと言え、河野氏の地方票が一定程度食われるのは避けられない。
 「軍師」として総裁選を何回も戦ってきた菅首相は新型コロナウイルス対応の傍ら、河野氏らに戦い方を指南しているだろう。  
 菅、河野、小泉の3氏とも神奈川県を地盤にしており、関ケ原に例えれば「東軍」だ。
 「言い換えれば、河野太郎は絶対ダメだということ」。
 小泉氏は会見で、岸田、高市両氏の支持をにじませつつ自主投票とした最大派閥・細田派をやり玉に挙げ、「この一点をもってしても、誰が自民党、日本を変えられるかは明らかだ」と対決姿勢をむき出しにした。
 石破氏も細田派や同派に強い影響力がある安倍氏を念頭に「派閥が横行する党を変えよう」と「古い自民党」の改革を訴える。

◆「2位、3位」連合で勝利目指す―岸田、高市陣営(西軍)

 細田派出身で小泉氏らの攻撃を受ける安倍氏は、保守的政治信条が同じ高市氏を全面支援。
 16日にはツイッターで、高市氏の政策や国家観に触れ「支持します」と表明した。
 とはいえ、総裁選初挑戦の高市氏は、知名度で河野、岸田両氏に劣っており、議員や党員にどこまで浸透するかは未知数。
 このため、1回目の投票で河野氏の過半数獲得を阻止し、岸田氏との決選投票に持ち込む。 
 そして、高市氏を支持した議員が岸田氏支持に回る「2位,3位連合」で岸田氏を勝利させる。
 安倍氏はこんな戦略を描いているとされる。 
 安倍氏周辺からは「党を分断するものだ」と、小泉氏への怒りの声が漏れる。
 もし、高市氏が決選投票に残れば、親しい関係の岸田氏の協力を得る「2位、3位連合」で高市氏の勝利を目指す。
 細田派が総裁選対応について、高市、岸田両氏の名前を挙げて自主投票としたのも、決選投票を意識したからなのは明らかだ。

 一方、人気で河野氏に及ばない岸田氏も当然、決選投票を視野に入れており、「勝利の方程式」に安倍氏の支援は欠かせない。
 岸田氏が森友学園問題での国民への説明に関し、再調査を否定するなどトーンダウンしたのも、安倍氏の支援を念頭に置いたものだろう。 
 安倍氏の地元は山口県、岸田氏は広島市、高市氏は奈良県。
 「岸田・高市連合」はさしずめ「西軍」だ。

 そもそも、12年9月の総裁選で渋る安倍氏を説得し、出馬を決意させたのは菅氏。
 安倍氏を全面支援し、勝利の原動力となったのが麻生氏だ。
 こうした経緯から、同年12月の衆院選で自民党が大勝。
 安倍氏が首相に復帰すると、麻生氏は副総理兼財務相、菅氏は官房長官にそれぞれ就任。
 以降、安倍氏が昨年9月に退陣するまで、同じポストにとどまり「安倍1強」体制を支えてきた。
 また、前回総裁選で安倍、麻生両氏は菅氏を支持し、菅政権誕生に貢献。
 菅氏は「安倍路線」の継承を表明し、政権に就いた。
 安倍政権の後半からは、二階俊博幹事長の影響力も増したが、自民党が政権奪還して以降の9年近く、安倍、麻生、菅の3氏が権力の中枢を構成してきた。

 河野氏の所属する麻生派は、河野、岸田両氏の支持を前提にした自主投票の方針。
 麻生氏は自身の1票について、安倍氏との盟友関係を重視しての岸田氏、自派の河野氏のどちらに投じるかは明確にしていない。
 しかし、麻生氏が最終的にどちらを支持しようとも、3氏の行動が割れることに変わりはない。
 河野氏が勝利すれば、安倍氏の影響力が、岸田氏か高市氏が勝てば菅首相の影響力が、それぞれ低下するのは必至。    
 麻生氏は、勝ち馬に乗れなければ同様だ。
 今回の総裁選の結果、党内の権力構造が大きく転換。
 天下分け目の「関ケ原」と言えるゆえんだ。

◆昔は「ニッカ」「サントリー」も

 政党のトップ選びは、公職選挙法の対象外で、自民党総裁選の歴史を振り返ると、かつては多数派工作で実弾(現金)が飛び交った。
 酒造会社に例え、2陣営に投票を約束して受け取る議員を「ニッカ」、3陣営から受け取る議員を「サントリー」と称した。
 さすがに、金銭のやり取りはなくなったと思われるものの、各陣営から執拗(しつよう)に支持を求められ、やむなく複数陣営に投票を約束する議員もいるだろう。

 実際の「関ケ原」は、東軍の主力・徳川秀忠軍が戦いに間に合わないミスを犯しながらも、石田三成を中心とする西軍の有力武将・小早川秀秋の寝返りで、徳川家康率いる東軍が勝利した。
 自民党版「関ケ原」の勝者は誰になるのか。 
 権力を握ってきた安倍、菅、麻生の3氏が「勝ち組」と「負け組」にどう分かれるのか。 
 今回は直後に衆院選が控えており、東西の優劣は不明。
 ぎりぎりで出馬にこぎつけた野田氏がどの程度、得票するかも見物だ。
 結果は、29日午後に判明する。

 9/18(土) 21:06 時事通信
 (c) 時事通信社


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  毎日新聞と社会調査研究センターは18日、全国世論調査を実施した。
 17日に告示された自民党総裁選(29日投開票)について、誰に総裁になってほしいか尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相が43%と最も多く、高市早苗前総務相15%、岸田文雄前政調会長13%、野田聖子幹事長代行6%の順となった。「この中にはいない」は15%、「関心がない」は8%だった。
 自民党支持層でも河野氏が50%で最多。
 続いて高市氏が25%、
 岸田氏は14%、野田氏が3%となった。

【各候補の主な政策や主張】

 菅義偉首相が総裁選に立候補せず退陣することについては、「妥当だ」が60%に達し、「首相を続けてほしかった」は15%にとどまった。 
 「どちらとも言えない」は24%だった。
 自民党支持層でも5割が退陣を「妥当だ」と答えた。
 2020年9月に発足した菅政権の1年間を評価するかとの問いでは、「評価する」40%、「評価しない」40%と意見が割れた。
 「どちらとも言えない」は19%だった。

 菅首相は総裁選不出馬の理由について「新型コロナウイルス対策に専念したい」と述べたが、菅政権の新型コロナ対策を「評価する」と答えた人は33%にとどまった。
 8月28日の前回調査(14%)からは増加したが、「評価しない」の47%(前回70%)を下回った。
 菅内閣の支持率は37%で、政権発足以降最低だった前回の26%から11ポイント上昇。
 不支持率は55%で前回(66%)より11ポイント下がった。

 政党支持率は、自民党は37%で、前回(26%)から11ポイント伸びた。
 その他の政党は、立憲民主党10%(前回10%)▽日本維新の会5%(同8%)▽共産党4%(同5%)▽公明党4%(同3%)▽れいわ新選組2%(同2%)▽国民民主党1%(同1%)――など。
 「支持政党はない」と答えた無党派層は34%(同42%)だった。

 次期衆院選の比例代表で投票したい政党を聞いたところ、自民党35%(前回24%)▽立憲民主党14%(同14%)▽日本維新の会7%(同8%)▽共産党6%(同6%)▽公明党5%(同4%)▽れいわ新選組2%(同2%)▽国民民主党2%(同2%)――などで、「まだ決めていない」は28%(同37%)だった。

 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯732件・固定311件の有効回答を得た。【伊藤奈々恵】

 9/18(土) 21:25 毎日新聞 (c) 毎日新聞社 


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 18日に行われた自民党総裁選候補者による討論会(日本記者クラブ主催)では、森友学園をめぐる公文書改ざん問題にどう向き合うかについても質問が出た。

 岸田文雄前政調会長は「調査が行われ報告書が出されている。これが行政のありようだ。司法において裁判が行われ、検察の調査も行われ、民事の裁判も行われている。それぞれの立場で調査なり報告書が行われ、行われようとしている」と述べた上で、「そういったものをしっかり踏まえた上で、国民の皆さんの問題に対する納得感という観点において政治の立場からしっかり説明していくことが大事だと思う」と語った。

 同じく森友問題について河野太郎行政改革相は、「少なくとも調査についてしっかりと行われた」とした上で、「この問題で心を痛めている方がいらっしゃる。その方の心の痛みにしっかり向き合わないといけないというのはあるんだろうと思う。お目にかかってお話を聞くのであったり、いろんなことが考えられると思うが、政治の責任と言えばそこが残っているのかもしれない」と語った。

 森友問題の再調査について17日に言及した野田聖子幹事長代行は、「幹事長代行になってさまざまな補選にかかわったが自民党がことごとく落選した」と振り返り、「コロナの対策だけではない。ずっと様々な問題を抱えたままで、有権者に明らかになっていないので疑心暗鬼になっている」と強調。
 「行政までは調査がきているが、行政と私たち政治はコインの裏表。我々の仲間が疑われているのであれば、そうでないという証明もしていかないといけない。そういう動きが本来自民党の中でやっていかないといけない。それをやっていないことは事実」として再調査に意欲を示した。

 安倍晋三前首相が主催した「桜を見る会」を巡る問題について高市早苗前総務相は、「(当時)総務大臣で政治資金規正法や公職選挙法を所管する立場から何度も答弁に立った。安倍総理自身が長時間の審議の中で答弁をされた内容については、法律に照らし合わせて私も誠実に答弁を続けてきたつもりだ。現在刑事手続きがまだ終わっていないので、なかなかコメントがしづらい。あれだけ長い国会審議で説明はされていると思う」と説明。

 衆院調査局によると安倍前首相が国会で118回の虚偽答弁を行ったことについては「本人が虚偽と思って説明されていたわけではないし、答弁を作らないといけないので安倍事務所やいろんな問い合わせをして、法に照らしてきっちりした答弁をしたつもり」と擁護した。

 9/18(土)  朝日新聞デジタル
 (c) 朝日新聞社


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 共同通信社は17、18両日、自民党総裁選に関する全国の党員・党友の支持動向を探った。
 電話調査に投票資格があると答えた党員・党友に対し、新総裁にふさわしい人を尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相が48.6%で最多だった。
 岸田文雄前政調会長が18.5%、高市早苗前総務相が15.7%で追い、野田聖子幹事長代行は3.3%だった。
 「まだ決めていない・分からない」の回答は13.9%。
 次の首相に期待する課題は、新型コロナ対策が26.8%で最も多く、経済対策24.2%、外交・安全保障19.4%と続いた。
 固定電話で「自民党員・党友」と答えた1028人の回答を集計した。

 9/18(土) 18:45 共同通信
 (c) 一般社団法人共同通信社


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 自民党衆院議員で島根2区選出の竹下亘(たけした・わたる)氏が東京都内で死去したことが、18日分かった。
 島根県雲南市出身。
 2019年1月に食道がんを公表し、療養後同年11月に復帰したものの、今年5月からは国会や派閥の会合を欠席していた。次期衆院選に出馬せず、政界引退の意向を表明していた。

 9/18(土) 17:50 山陰中央新報
 (c) 山陰中央新報社


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 先日来報道されている通り、立民を始め野党が共通政策の締結をしたようだが、その程度のパフォーマンスでは、自民党総裁選には対抗出来まい。
 マスコミもそんなに取り上げる事もないだろうし、今の野党では非「菅政権」の受け皿になり得ないのは火を見るよりも明らかだ。

 さて、そこで自民党総裁選である。

 先日河野氏が出馬表明しが、現役のワクチン担当大臣とあってど派手なアピールとなった。
 その日は河野氏一色の1日であった。
 それに報道は連日河野氏優勢を伝える。
 最早河野氏が総裁になったかのようである。
 テレビ番組で発言する姿も内容も良い。
 また政策もしっかりしているし、最も総理に相応しいのは河野氏で間違いないと言える。
 その他石破氏不出馬で河野氏を支援する方向で検討を進めるとなると、河野氏が益々有利になり岸田氏は不利になるだろう。
 ところが石破氏と手を組むとなると、河野氏の所属派閥の長である麻生氏が許さない。
 河野氏に取ってはありがた迷惑である。
 そして岸田氏は森・加計問題に一定の配慮を見せて、安倍氏に秋波を送っている。
 しかし安倍氏が高市氏支持に回ったのは、岸田氏の森・加計問題発言だけではない。
 安倍氏は岸田氏が夫婦別姓推進派の議員連盟の呼び掛け人に名を連ねたことにも、以前に不満を漏らしていた。

 また現時点では前述の通り河野氏と岸田氏の二人が有力で、他の候補者に勝ち目はない。
 と、言うのが、一般的な専門家の意見。
 そしてその二人の内でも河野氏が圧倒的に有利と言われているが、しかし果たして河野氏が総裁で間違いないのだろうか?

 河野ワクチン担当大臣は9月3日午後、自らが所属する派閥の会長である麻生副総理兼財務大臣と面会し、立候補の意向を伝えたが、麻生派の議員によると麻生氏が「賛成もしないけど、反対もしない」と述べたのに対し、河野氏は「じゃあ出ます」と答えたらしい。
 また麻生派幹部は、「河野氏では派閥がまとまらない」と話している。
 ただ、ある他派閥の中堅議員は「世代交代の千載一遇のチャンスだ」として河野氏を支持する考えを示すなど、既に派閥横断的な若手議員を中心に立候補を後押しする動きが出ている。

 以上のように、麻生派が手放しで河野氏を応援するかと言うと、どうやらそう言う事ではないらしい。
 若手議員からはかなり人気があるが、問題発言やパワハラ疑惑の有る河野氏でもある。
 それに現菅内閣のワクチン担当大臣であるから、不人気内閣の一員でしかもワクチン接種が遅れた責任は?、と、問われれば、そこは否めないところでもある。

 また小泉環境相が河野氏支持を表明したタイミングが遅かったのが気になる。
 専門家は小泉環境相が計算の上でタイミングを選び、閣僚としてではなく横須賀支部として地元から河野氏支持を表明したのだと言う。
 その他事務所回りをしている河野氏が、偶然石破氏と出会ったように演出したのも、小泉氏であるとか。
 慎重に事を運んでいるようにも見えるが、小泉環境相の若さを感じると言うか、やはりまだまだ詰めが甘い気がする。
 対抗する安倍氏はそんなに甘くはない。
 私としては安倍氏が高市氏支持に回ったのには、深い戦略がある気がしてならないのだ。
 安倍氏周辺の話によると、安倍氏は河野氏だけは総理・総裁にしたくないらしい。

 また専門家の中には高市氏が決戦投票には残れずに、河野氏と岸田氏の決戦投票になり、安倍氏はその際岸田氏の支援に回ると言う強かな考えを持つ、と、予測する人も居たりする。
 しかしその専門家は、岸田氏が 森友・加計問題に言及していた事、並びに岸田氏が夫婦別姓推進派の議員連盟の呼び掛け人に名を連ねたことを念頭に置いていない。
 してみると安倍氏はたとえ決戦投票になっても、岸田氏を推す事はないのではないか。
 それでの高市氏支援なのでは?

 そこで高市早苗が浮上してくるのは自明だ。

 安倍氏の御墨付きを得たので、表立っては3A(安倍・麻生・甘利)のうち、麻生・甘利氏は岸田氏や河野氏支持に回っているが、蓋を開ければ最終的にやはり高市氏支持だったか。
 と、言う事は起こり得る。
 今は3Aの特に麻生・安倍ラインが目立っては、派閥政治と批判され兼ねないからだ。
 それに先頃立ち上げた高市氏の選対本部に、出席議員が予想以上に多かったことが他陣営に取り沙汰されている。
 安倍氏本人こそ主席していないが、それは高市氏が安倍氏の傀儡と言われている事への配慮に他ならない。
 安倍氏が本気だからこその、ここに来ての高市氏の支持拡大ではないかと思う。
 水面下では安倍氏と安倍氏周辺が動いている事は、火を見るより明らかである。
 また甘利氏は岸田氏支援を打ち出したが、但し冒頭に「事情が許せば」、と、している。
 つまり事情が許されないなら、他の候補者と言う事なのだろう。
 自民党総裁ならびに総理としては初となる女性という期待も高まっていることから、女性議員票や女性党員・党友票の動向も気になるところである。

 その他野田聖子氏も立候補に意欲を示しているが、仮に出馬しても次期総裁は岸田氏、河野氏、高市氏の三人に絞って良いだろう。  
 また野田氏が総裁になる事はないだろうが、彼女が出馬すれば岸田・高市両陣営に取っては追い風である。
 何故なら野田氏に革新支持の票が幾らかでも流れ、河野氏の票を奪ってしまうからである。
 河野氏は一回目の投票で決まらず、決戦投票になると負ける可能性が高いと言われている。
 
 それと気になるのは先日の午後、甘利氏との会見後に表明する筈だった河野氏が、出馬表明をしなかった事だ。
 自民党の甘利明税調会長は6日、国会内で行った講演で、党総裁選に立候補する意向を固めた河野太郎行政改革相について「菅(義偉)総理がダメだと、たたかれた一番の原因がワクチンの迷走といわれているのに、ワクチン担当大臣の評価が上がるとは、よくわからない」と皮肉った。
 麻生・甘利両氏が今は止めておけ、と、出馬に否定的だとすると、仮に当選しても政権運営が困難になって来る。
 ひょっとしたら河野氏が出馬断念する可能性も有るのではないか、と、思っていたら、出馬はすると言う。
 マスコミでは麻生氏が、「頑張れよ」と激励の言葉を掛けて河野氏を容認したとするが、「頑張れよ」と派を上げて支援する、と、言うのは違うような気がする。
 また岸田氏が総裁になるのは、二階派が許さないだろう。
 そこで推すのに最も問題の無い、保守派で無難な高市氏を、消去法で推す票が増えるのではないかと見る。
 現に細田派や麻生派、或いは二階派からも、高市氏支持に回る議員が相当数居る。
 とは言えこの今回の渾沌とした総裁選は、未だ誰が誰を推すと言う事が釈然としない。
 逆に言うと河野氏が出馬したは良いが、蓋を開けてみると、推す、推す、と、言っていた若手が、明日以降長い者(安倍・麻生・甘利)に巻かれないとは限らない。
 
 そこで私は本命でも対抗でも無く、国民の人気でも劣るが、クセの無い保守派の高市氏が、消去法で次期総裁なのでは、と、推察。
 最も総裁に相応しく、最も人気があっても、
総裁になれるとは限らないのが総裁選である。
 土壇場で安倍氏の底力が発揮されると見る。
 河野氏が一回目の投票で勝てずに高市氏が決戦投票に残る事が出来れば、私は高市氏が総裁になると見る。
 下馬評では河野氏が過半数の票を取って勝つか、決戦投票になって岸田氏が勝つか、どちらかであると言われている。
 殆どの専門家は決戦投票の場合、河野氏と岸田氏によるパターンしか予想していない。
 河野氏と高市氏の決戦投票については、誰一人言及していないが、私は1位河野氏と2位高市氏による決戦投票と見る。  
 安倍氏が岸田氏をひっくり返し、高市氏を2位に持ち上げるような気がしてならないのだ。
 つまり最終的には決戦投票で、高市氏が逆転して総裁になる気がするのである。

 烏合の衆の菅・二階・小泉・石破連合では、安倍・麻生・甘利連合に勝てないと思う。

 私には河野氏が関ヶ原合戦での石田三成に見えて仕方がないのだ。
 加えて安倍氏が石田三成との激突に備え、北政所(きたのまんどころ・豊臣秀吉正室)に近付いた、徳川家康に見えて仕方がない。
 無論北政所とは高市氏である。

 また石破氏が宇喜多秀家に、小泉氏が大谷刑部に見えてしまうのである。 
 大谷刑部が石田三成とお茶会で知り合ったと言う逸話があるが、小泉氏が「必勝会」で河野氏に抹茶を振る舞った事も、何とも酷似しているではないか。
 それに現職の不人気総理として動けない菅氏は、吉川広家の画策で大阪城に足止めされて動けなかった毛利輝元で、さしずめ二階派は全く動かず最後に戦場から離脱した、島津一門と言ったところか。

 詰めが甘い烏合の衆の西軍は、最後の最後に小早川秀秋に裏切られる気がする。
 誰とは特定出来ないが、河野陣営からは小早川秀秋のような人物が出て来るのではないか。
 また安倍・麻生・甘利連合は小早川秀秋に鉄砲を打ち掛けた徳川家康のように、石田三成ならぬ河野陣営からの裏切りを促すような気がしてならない。
 そして最後になってしまったが岸田氏は、会津で家康を手薬練引いて待ち構えるも、待ちぼうけを食わされて、結果冷飯を食らうことになる上杉景勝に喩えておこう。
 私には今回の総裁選が、関ヶ原の合戦と同じ結果になる気がするのだ。

 ここで高市氏が岸田氏と河野氏と決定的に違う点を挙げてみると、1つに候補者のなかで唯1人の保守派であると言う事。
 次に岸田・河野両氏のように、あいつだけは総理・総裁にしたくないと言う人が居ない事。
 最後に何と言っても安倍氏が本気で推していると言う事。
 以上の事から私は高市氏が新総裁と見る。
 
 が、まぁ誰が総裁に選ばれようと、菅総理続投よりはずっと良い。
 但し総裁が誰になろうと、自民党が政権与党を維持出来るかどうかなんて分かりっこない。
 かと言って自民党以外の野党では頼りにならないし、難しいところである。

 唯一つ言える事は、今後日本人は己で己を守るしかないと言う事。
 しっかりと個々が個人で信念を持って。
 何はともあれ菅総理が降りた事で、自民党にしても、また国民にしても、一條の光が差したと言えよう。
 果たして自民党が政権を守るのか、或いは連立政権になるのか。
 その事は別にして、今後は国民の1人1人が、頼りにならない自治体にも、頼りにならない国家にも頼らずに生きて行く他ない
 自分の力だけで生き抜いて行く覚悟を持つべき時が来たのだ。
 誰にも頼らずに。
 このコロナ禍を。
 
 
 また国際ニュースでは、【AFP=時事】(更新)米軍が先月29日、アフガニスタンの首都カブールでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーとみられる標的に対し実施した無人機攻撃について、米中央軍(CENTCOM)のケネス・マッケンジー(Kenneth McKenzie)司令官は17日、誤爆により民間人10人を誤って殺害した事を認めた。
 記者会見したマッケンジー氏は、攻撃はISグループを狙ったもので、米情報機関はこのグループがカブールの空港に対する攻撃を企図していたという「合理的確証」を得ていたと説明。
 だが調査の結果、「攻撃は悲劇的な間違いだった」ことが判明したと述べた。

 ロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は声明で、攻撃により死亡した人々の遺族に謝罪。
 「われわれはこの恐ろしい間違いから学ぶ」と表明した。
 マッケンジー氏は、米政府が遺族への賠償金支払い方法を模索している事を明らかにした。   
 
【翻訳編集】 AFPBB News
 9/18(土)  AFP=時事
 (c) AFPBB News


 それから【AFP=時事】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)が、女性問題省を閉鎖し、20年前の第1次タリバン政権下で厳格な宗教規範を執行したことで知られる「勧善懲悪省」に置き換えたとみられることが17日、明らかになった。
 首都カブールにある女性問題省の庁舎では、勧善懲悪省の看板を掲げる作業員の姿がみられた。ツイッター(Twitter)にはここ24時間で、職を失ったとして女性問題省前で抗議する同省女性職員の姿が複数投稿された。
 タリバン政権関係者は17日、この件に対するコメントの要請に応じなかった。
 前タリバン政権の勧善懲悪省は、同伴者なしで街を歩いた女性をむちで打ち罰していたことなどで知られていた。
 タリバンは今回の政権では穏健な統治を行うと強調しているが、今のところ女性の職場復帰は許可しておらず、大学に通う女子学生に対しては服装規定を導入。
 2週間前に発表された新内閣には女性が含まれておらず、女性の権利を扱う省庁もなかった。
 女性の職場復帰について追及されたタリバン政権関係者は、女性達は身の安全の為に自宅待機を命じられているが、男女別の適切な職場環境が整い次第、職務に戻れると説明している。

【翻訳編集】 AFPBB News
 9/18(土) 20:31 AFP=時事
 (c) AFPBB News
 

 その他イギリス政府は新型コロナウイルスの水際対策を大幅に緩和する方針を発表した。
 ワクチンを2回接種していれば日本から入国する際の隔離が不要になる。
 イギリス政府は17日、新型コロナに関する水際対策を緩和すると明らかにした。
 これまではワクチンの接種証明の適用をEU(ヨーロッパ連合)加盟国やアメリカなど一部の国に限っていたが、日本も含まれることになった。
 ブラジルなどレッドリストとして分類される国を除きワクチンの2回接種が完了していれば渡航前のPCR検査と10日間の自主隔離が不要となる。
 シャップス運輸相は「世界中を旅行したりビジネスの出張ができるようになり旅行業界も活性化する」と今回の規制緩和の狙いを強調。
 新たな水際対策は来月4日から適用される。

 テレビ朝日
 9/18(土) 18:10 テレビ朝日系(ANN)     
 (c) All Nippon News Network(ANN)


 ⭕⭕《今日の東京コロナ感染状況》⭕⭕


 今日の東京都のコロナ新規感染者数は862人と、前週同曜日から27日連続で減少した。
 減少者数は411人で前週からは約33%減。
 またこの内現在入院している重症患者は、177人と昨日から2人減少した。
 また死者が20人と昨日から5人減少。
 ピークアウトの良い流れが継続しているが、昨日より減少したと言え死者数が20人と多い。
 

 都の担当者は「減少傾向が続いていることが1000人を下回ったきょうの数につながっている。ただ、入院患者と重症患者は第3波のピークより多く、医療提供体制のひっ迫は変わっていないため、対策の徹底をお願いしたい」と話しています。
 

 ⭕⭕コロナ関連ニューストピックス⭕⭕


 新型コロナウイルスの影響による入国制限で、外国人留学生の新規入国が2021年上半期(1~6月)、コロナ禍前の約9割減となったことが出入国在留管理庁の調査でわかった。 
 外国人留学生の新規入国を原則認めていない国は先進7か国(G7)では日本のみとなっている。
 出入国管理統計によると、在留資格「留学」で新規入国した外国人留学生は21年上半期、7078人だった。
 コロナ禍前の19年上半期の6万1520人の11・5%まで落ち込んだ。
 20年も通年で4万9748人と19年の12万1637人から激減していた。
 例年、新年度(3~4月)と秋学期スタート(9~10月)に合わせ多くの留学生が入国。
 しかし、新型コロナ感染拡大で政府は昨春、外国人の入国を段階的に制限。
 10月に緩和したが、感染が拡大した今年1月に新規入国を原則停止した。
 現在、国費留学生など一部が特例で認められているが、留学生の95%を占める私費留学生は入国できない。
 入国制限の影響で日本以外への留学先の変更や、日本での就職の見直しを迫られる留学生もいる。
 日本以外のG7は水際対策を徹底するなどして、留学生を受け入れている。
 カナダは日本人学生への就学許可証の発行がコロナ禍前の水準に戻ってきている。
 政府は、水際対策について、「新たな変異株などのリスク評価に基づき、ワクチンの有効性も踏まえて段階的な見直しに取り組む」との立場だが、入国制限の解除は「具体的に決まっていない」としている。

 9/18(土) 21:11 読売新聞オンライン
 (c) 読売新聞社


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 埼玉県越谷市保健所の事務職員斎藤知春さん(40)が18日、記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で「保健師らは過労死寸前」として労働環境の改善を実名で訴えた。
 労働基準監督署に既に通報し、市も対策に乗り出した。
 越谷市は緊急事態宣言の対象地域で、保健所は約90人体制。
 斎藤さんによると、自宅療養者の入院調整や健康観察に追われ「2日間で2時間しか寝ていない」という状況も生じている。
 また「1人で3人分の仕事をこなしている」として、通常業務にも影響が出ていると訴えた。
 市によると、4~8月の時間外労働が月平均で80時間を超えた保健師ら職員が13人に上った。

 9/18(土)  共同通信
 (c) 一般社団法人共同通信社  


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 《馬券を買わなければこんなに得する!》

 今日も競馬依存症治療の方は到って順調。
 さて祭日なので最近始めた新企画、「馬券を買わなければこんなに幸せ」、に続く、「馬券を買わなければこんなに得する」と、競馬をしないと得する事について書くコーナー。


 第35話

 今日も馬券を買わなかったが、今日は中央競馬が開催されている事さえ忘れていた。
 気が付いた時には、18時00分を回っていた。
 と、言うか、寝たり小説を書いたりしていたのである。
 
 で、今日競馬をしなくて得をしたのは、競馬を忘れていた為ストレスが全く無かった事。
 もし買っていたらも何も、損しようがない。
 1円も損していないから、1日幸せな気分で居られた事は言う迄もなく、競馬の無い人生は最高に幸せ、と、感じられた1日であった。
 それにしても「射幸心を捨てて、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は効果大だ。
 馬券を買う気が失せる処か、競馬自体が社会の害悪としか思えないようになっている。
 日本全体が馬券を買わない気運になれば、宿敵JRAが潰れる可能性も出て来る。
 そんな夢のような出来事を夢想する私。

 何と言っても馬券を買わないと、馬券を買いに行く労力も負けての精神的ストレスも無い。
 お金もそうだが、やはり精神的ストレスを感じ無いのが、1番の幸せだ。
 
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、中央競馬が開催されている事さえ忘れていたお蔭だろう。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は明日は日曜日だが、明日も中央競馬が開催されている事を忘れる事で確実としたい。

 最近はJRAの場外馬券売場は開いているものの、買いに行くのが面倒臭いを通り越して、場外馬券売場の存在意義への不信が募り、馬券を買う事を害悪とさえ思うようになって来た。
 自画自賛になるが私も成長したものだ。
 射幸心を捨てて貧乏を受け入れるに限る。

 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    今月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
    と、思っていたが、来月になるかも。
    なので表紙は飽く迄イメージ。 
    ちなみに昨日は日経平均が上昇したの
    だが、菅総理退陣を祝して発泡酒を飲   
    んだ。
    日経平均下落で飲む酒よりも上手か   
    ったのは、言う迄もない。
   
   
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