第446話 2年目の3ヶ月と18日目 8月12日(木)

文字数 13,135文字

 今日の東京市場は思いの他の反落であったが、昨日に引き続き小動きと言えよう。
 それにしてもここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 無論ここ最近の東京市場は、中国始めアジア市場の方が連動性が高いと言われているのは承知しているが、ここ迄ニューヨークと逆の動きをするとは、何か狐に摘ままれたよう。
 また今日のような上げ相場では例の如く日銀のTOPIX買い入れは無く、6月に2ヶ月ぶりにTOPIXを一度だけ701億円買い入れたきり。
 余程の下げ幅の時以外には、日銀のTOPIX買い入れは無いようだ。
 例えば1日200円~300円程度の下げ幅が20日間連続で続き、1ヶ月4~6000円を越える下げ幅になっても、1日の下げ幅がその程度なら日銀は動かないのだろうか。
 その辺りは全くの謎だ。
 結局今日の日経平均の引値は28015円の55円安と、反落はしたがの上28000円台は守った。

 それから日経ダブルインバースも、435円の1円高と僅かに値を戻した。
 ところが私と来たら後場に掛けて日経平均が下がるにつけ、今日買い増しをしなかったら、
急落するのではないか、と、日経ダブルインバースを狼狽買いしてしまったのである。
 しかし狼狽売りと言うのはよく有る話だが、狼狽買いとは何ともおかしな話を言う奴だと思いになる方もおられよう。
 そこで念の為に説明すると、日経平均が下がれば値が上がる日経ダブルインバースなので、空売りも含まれるETFなのである。
 つまり日経ダブルインバースを「狼狽買い」すると言う事は、或る意味日経平均を「狼狽売り」をしているとも言えるのである。
 何はともあれ私の日経ダブルインバースの買値平均値も、買い増ししなければプラス圏のままだったのだが、つい436円の今日一高い所を掴んでしまった私。
 なので日経ダブルインバースの買値平均値は、マイナス圏に陥った。
 私自身大いに反省している

 【市場概況】

 12日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに小幅反落し、前日比55円49銭安の2万8015円02銭で終えた。
 前日まで4日続伸していたとあって、上昇が目立った銘柄では利益確定などの売りが優勢となった。 
 主要企業の決算発表がほぼ一巡し、新規の材料を欠く中で持ち高調整の売りも出易かった。
 朝方は11日の米株式市場でダウ工業株30種平均が上昇したことを受け、運用リスクをとりやすくなったとみた投資家の買いが優勢だった。 
 同日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、過度なインフレ懸念が和らいだ。  
 米連邦準備理事会(FRB)が量的金融緩和の縮小(テーパリング)を早期に進めるとの見方が後退、株の買い安心感に繋がった面がある。

 上げ幅は一時200円を超えたが、その後は利益確定の売りに押されて伸び悩み、後場に入ると下げに転じた。
 夏休みを控えた市場参加者の持ち高調整も指数を下押しした。
 東エレクなど値がさの半導体関連銘柄が下げたことも重荷となった。

 東証1部の値下がり銘柄数は1024、値上がりは1049、変わらずは117だった。
 楽天グループは6%安だった。
 明治HDやサイバー、JR西日本も下落した。  
 一方、川崎汽は大幅高。昭電工や第一三共、ネクソンも上昇した。
 
 【ドル/円と出来高】
 $¥レートは110.40円、と、110円台を保ったままやや円高傾向。
 東証一部の総取引額は先週金曜から4日ぶりに減少し、2兆3844円と昨日よりも商いが凡そ2600億円程減少し売り優勢。
 売り優勢の日に取引額が減少するのは常ではあるが、最近では稀な傾向である。
 強気の人に取っては喜ぶべき現象。
 とは言え上げ下げどちらか一辺倒の相場とはならずに、煮え切らない相場が続きそう。

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 7月12日に日経平均が大幅上昇した事を受けて、弱気の私は423円で日経ダブルインバースを買い増し、また8月12日に日経平均が後場に掛けて下げたので436円で買い増したのだが、皆様には余りお薦めしない。
 何となれば投資家やアナリストのマジョリティは強気一辺倒なので、私なんぞ弱気の変わり者は完全にマイノリティだからである。
 ちなみに今日は435円の1円高。
 とは言えリスクヘッジと考えて、余り値動きを気にするのは止めるようにしている。
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  《今日のニュース》

 大きいニュースでは、 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は12日、臨時の記者会見を開き、「救える命も救えなくなるような状況になり始めている」と、これまでにない危機感を発した。
 分科会は「2週間の集中的な対策の強化」が必要とする提言をとりまとめ、東京都における人出を7月前半の半分程度にまで下げるよう迫った。
 かつてない感染爆発の様相となった「第5波」の勢いをそぐことはできるのか、政府は重い課題を突き付けられている。
 東京都の新規感染者数が過去2番目の4989人に上り、都のモニタリング会議が医療提供体制を「深刻な機能不全に陥っている」と表現したこの日、尾身氏は会見で「この2週間…」と何度も口にした。
 特に力を込めたのが、7月12日の緊急事態宣言発出以降、都内で「目標の半分しか下がっていない」とする人出の抑制だ。
 これまで感染例があまりなかった百貨店の地下や大型商業施設などの売り場でクラスター(感染者集団)が頻発しているとし、「混雑した場所への外出は半減してもらいたい」。
 人との接触機会を今回の宣言前より5割減らせば「必ずいい結果が出る」とも念押しした。
 昨春、最初の宣言発出時には「接触機会8割減」を訴えたものの、宣言が回を重ねるごとに人出の下がり幅は縮小し、強力化するウイルスの感染力に歯止めがかからなくなっている。
 それでも尾身氏は、「最低5割減のレベルなら下火にできることが分かっている」と、短期間での一人一人の協力に活路を見いだした。
 都市部の医療現場では、専用病床の確保と人員配置が追い付かず、悲鳴が上がり続ける。
 5月に大阪府で指摘された「医療崩壊」目前との認識を踏まえ、「災害医療として捉えないと、この難局は乗り越えられない」。
 国や自治体がリーダーシップを発揮し、人材を全国から確保し態勢を強化するよう求めた。
 「緊急的な災害の心構えで、(提言を)全国で応用してもらいたい。国と地方の動きを注視したい」と訴え掛けた尾身氏。
 政府側は「強い危機感を共有している」(西村康稔経済再生担当相)としている。。

 また新型コロナウイルスの新規感染者数が12日、福島、茨城など15都府県で1日当たりの最大想定感染者数を超えた。
 沖縄県は想定を63%静岡県は57%上回った。
 各都道府県はこの想定数を基に緊急時の病床確保計画を作成。
 シナリオの基礎が破綻した形で、医療体制は非常に危険な状態といえる。
 収束の兆しは見えず、病床逼迫によって自宅療養者がさらに増加、急変リスクが拡大する恐れも出てきた。
 12日の新規感染者数は1万8千人超で2日連続で過去最多となり、最多を更新した自治体は20府県に上る。
 政府はワクチン接種を感染対策の切り札とするが事実上手詰まりで、対策見直しが必至だ。

 その他東京都は12日、都内の新型コロナウイルスの「感染状況」や「医療提供体制」を専門家らが分析・評価する「モニタリング会議」を開いた。
 会議で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫(のりお)国際感染症センター長は「かつてないほどの速度で感染拡大が進み、新規の陽性者数が急増している。制御不能な状況だ。災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態で、この危機感を現実のものとしてみんなで共有する必要がある」と訴え、危機感を露わにした。
 新規陽性者数(7日間平均)は8月4日時点の約3443人から約3934人に増加。
 増加比は約114%で、「依然として高い水準」だと訴えた。
 また2週間前に比べると、新規陽性者数の7日間平均は約1936人から倍増していると述べた。
 1日の感染者数に関しても「第3波の過去最多を大幅に超え、8月5日には5001人に達し、過去最多に達した」と説明した。

 そして都は11日感染者が新たに4200人確認されたと発表した。
 入院患者のうち重症者は前日より21人増え197人となり過去最多を更新している。
 大曲氏は、外出してオリンピックを応援する人にも警告を発した。
「感染リスクが高いにもかかわらず、オリンピック競技場の周辺、沿道では大勢の人が集まり、応援する姿みられた。いま一度、屋外であっても密集・密接することは感染リスクが高いことを啓発する必要がある」と語った。
 また今週に入ってから、保育園や学童クラブ、部活動、大学での感染事例が多数報告されているとも指摘。
 「引き続き若年層への感染拡大に警戒が必要だ」と述べた。
 
 それから国際ニュースでは、反政府勢力タリバンの攻勢が一段と強まるアフガニスタンで、子供の犠牲者が増えている。
 国連児童基金(ユニセフ)は、「残虐行為は日増しに酷くなっている」と、警鐘を鳴らし、子供の安全と人権を守るよう呼び掛けている。
 ユニセフの9日の声明によると、過去72時間のうちに南部カンダハルなど3州で少なくとも27人の子供が犠牲となり、136人がけがをした。声明は「単なる数字ではなく、死や負傷の一つ一つが個人に起きた悲劇だ」と指摘。
 「守られるべき人権が紛争当事者によってないがしろにされている」と訴えた。
 残虐行為の一部も明らかになってきた。
 ユニセフが入手した報告によれば、北部ファルヤブ州では12歳の男児が反政府勢力のメンバーにむちで打たれる暴行を受けた。
 「背中や脚の傷に耐え、残忍な攻撃でトラウマを抱えた」という。

 このほか、武装勢力に雇われて戦闘に駆り出される子供や、家族らへの残虐行為を目撃することで心に深い傷を負う子供が多数いることも報告されている。ユニセフは「戦闘の完全な終結のみがアフガンの子供を守ることができる」と強調。  
 その上で、紛争当事者に人権擁護を促すことを国際社会に求めた。
 駐留米軍の撤収期限を今月末に控えるアフガンでは、タリバンが数々の要衝を攻略。
 12日までに全土34州のうち10州の州都を制圧した。 

 またトルコ北部、黒海沿岸・カスタモヌで起きていたのは、大規模な洪水。
 茶色い濁流が街をのみ込む。
 押し流される乗用車。
 その奥のガソリンスタンドの屋根には、数人が取り残されていた。
 さらに別の場所では、建物の壁も崩れ落ちます。濁流は住宅街にも容赦なく流れ込み、何台もの車と大量のがれきが流れ着いていた。
 トルコ北部で夏に起きやすいという水害。ロイター通信によると、11日に降った大雨で川が氾濫し、濁流が街に流れ込んだのだと言う。
 地元メディアによると、この洪水で1人が死亡、13人がケガをしたほか、現在も1人の行方がわかっていないということだ。


  《個別銘柄ニュース》

  ❇️❇️特注シミュレーション銘柄❇️❇️

 4507 塩野義製薬

 先ずは以下のニュースを読んで戴きたい。

 塩野義製薬は6日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について、2021年中に100万人分以上の供給体制を整える方針を明らかにした。 
 国が新薬開発で設けた特例の「条件付き早期承認」の年内の申請も検討し、承認後の早期供給に備える。
 軽症者が自宅服用の飲み薬が実用化できれば、医療体制の逼迫を避けられる利点がある。
 また塩野義は新型コロナワクチンの開発も進めている。
 他社製のワクチンとの比較か偽薬との比較のいずれかの方式で最終段階の治験を年内に始め、22年3月末までの実用化を目指す。そ
 提携先の岐阜県の工場で年内に最大で年6000万人分の生産体制を整える計画だ。

 配当は上期下期とも55円で、次回配当の権利落ち日は9月29日。
 配当利回りは大した事無いが、大化けする可能性がある。
 8月6日に6038円315円高の引け値で仕込むシミュレーションを開始する。
 やはり10日に上昇した。
 6434円の396円高。
 と、一昨日いきなり利益は出たが、念の為今週一杯は様子を見る。
 今日は6503円の71円高。
 明日下がらないようだと一旦シミュレーションは、利益を確定する。

 ❇️❇️特注買い付け銘柄❇️❇️

 1605 INPEX

 先ずは以下の決算内容を読んで戴きたい。

INPEX 営業利益 21/12 ↑↑↑→↓
(1605) 505,748 → 484,006 3社
21/12 +2.0倍 → +94.8%
22/12 +8.0% → +12.2%

 決算内容を上方修正し、また配当が年24円配から40円配に増配。
 恐らく4桁が当たり前の銘柄だと思う。
 先日原油安の煽りを喰らって一時750円台迄落ち込んだが、ここへ来て持ち直している。
 INPEXと言われても、それ何の会社?
 と、仰る方には言わずと知れた、「国際石油帝石」の正式社名です、と、お伝えしよう。

 このINPEXだが実は主力商品はLNGだ。
 石油が乱高下しているのを尻目に、LNG(天然ガス)は脱炭素と経済回復により需給が逼迫していて、今夏は例年の5倍以上に高騰しているのだ。
 同社はLNGの高騰と共に、今夏は日を追う毎に株価も高騰すると見た。
 買値は802円。
 今日の高値は812円迄あったが、何とか引け寸前で安い処を買えた。
 今日の引け値は800円の10円高。
 明日以降注視する。

 ❇️❇️見逃し反省からのリベンジ銘柄❇️❇️
 
 6月29日が配当権利落ちで、苦慮の末6月末に買い付けを見送った3286トラストHDが、7月6日に601円の100円高と急騰した。
 ところが7月12日は7月9日に引き続き450円から、430円の20円安と続落した。
 とは言え堅調と言えば堅調。
 配当権利落ち直後のストップ高など通常は考えられないが、最近は配当の権利確定後に株価下落防止策として、各上場会社が株主に有利な情報を発信するパターンが散見されるる。
 例えば自社株買いや新規事業参入、或いは企業間買収等だ。
 他にも通期決算が急上昇する等。
 しかしそのような情報はインサイダーでも無い限り、一般の投資家は知る由も無い。
 今回のトラストHDの株価急騰の理由は分からないし、何者かが仕掛けているのかも知れないが、これも長期保有を考えて買っていたらこのストップ高を享受する事が出来た訳で、今後は短期ではなく長期での保有を考えるべき、と、そう再考する良き教訓となった。
 日経ダブルインバースを始めETFでリスクヘッジをしながら、長期保有を旨とすべし。
 やはりバークシャー&ハザウェイのウォーレンバフェット氏は正しい。
 兎に角戻り安値の300円台に期待したい。
 
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 しかしながら7月7日~7月9日と比べ、7月の12日にははかなり下げ幅が縮まって来た。
 そこで300円台に到っていないが、7月12日の相場が二番底と見てリベンジを期して買いに入った。
 もう少し下げるかもだが、買値は433円。
 先週一旦は422円の変わらずと下げ止まったかと思いきや、そこから節目の400円を割り込んでかなり値を消したが、下げ始めてから16日目に漸く下げ止まり、その後3日間続伸の後の3日続落。今日は356円の3円高。
 創業者が株式を売却したいらしく、株価を下げない為にもその求めに応じて、自社株買いを行うとの事。
 115万株を上限に全体の23%にも及ぶ。
 朝方は気配値も含め相当株価は上がっていたのだが、場が開くとそうでもない市場の反響。
 それにしても反応は薄かった。
 とは言えもうそろそろ三番底だと思う。
 今後押し目買いも視野に入れながら、戻り高値に期待したい。
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 ❇️❇️見逃し反省からのリベンジ銘柄❇️❇️

 7896・セブン工業が4月末にストップ高の後520円の79円安と売られ、その後も496円の3円安と少し足踏み。
 500円を切ったら勝負出来る。
 と、思っていた矢先の6月初旬、いきなり602円の100円高と再び急激に上昇した。
 このまま上値離れしたら手は出せない。
 慎重に様子を見ていたら失敗した。
 決算の上方修正と木材価格の上昇で材料視された。
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 しかし安値が555円で高値が597円と、6月11日の荒い値動きの流れの中、少しだけだが何とか559円で買う事が出来た。
 もう少し下げるかも知れないが、目標株価を660円前後に定めたいと思う。
 6月24日508円9円安と買値からは51円安も、翌日に起死回生の587円の79円高と復活。
 先日支配株主についての適時開示を行ったが、大株主の2社で凡そ50%を占める。
 大株主の2社は同業の都築木材と西垣林業で、東芝とは真逆で彼等は安定株主。
 海外ファンド等の資金が入っていない為オーバーハングの懸念がなく、それを好感した株価上昇と見る。
 株価は所謂「雲」と言われる抵抗線を上抜けした、「雲の上抜け」状態。
 株価上昇が期待出来る。
 とは言え7月9日521円の18円安と少し調整。  
 14日には531円まで戻したが、7月20日516円の3円安と続落。
 第一四半期の決算が赤字転落した事から、今日も508円の2円安と中々値が戻らない。
 今後押し目買いも視野に入れながら、戻り高値に期待したい。
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 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 以前から注目していた8070東京産業が、先月7月6日に656円の48円高と急騰。
 今日も734円の15円高と堅調。
 三菱パワー製品の受託販売が柱の機械商社であり、再生エネルギー関連に注力する同社は自社株買いを実施するらしい。
 業績好調で配当は中間期末とも13円で、次回配当が9月末の為注視していたのだが、またまた見逃した銘柄が急騰してしまった。
 今後戻り安値600円前後の戻り安値に期待する他無い。
 この銘柄も時期を逃した事に反省である。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・前澤工業。 
 上下水道機械の最大手。
 7月7日699円の82円高を付けて、7月14日水曜も690円の10円安と堅調だったが、7月15日木曜635円の55円安とかなり値を消した。
 業績好調の上自社株買いに増配と、株価が上がる条件が揃っているように見えたが、ここに来て今期の2桁営業減益見通しがマイナス視された。
 そして7月20日には633円迄値を消し、再び3日間で65円値上がりし698円と値を戻した。
 それなのにそこから3日間で41円も値下がりと乱高下。
 今日は697円の3円安と少し下げている。
 冷めるとみるか再び高騰すると見るか、何とも悩ましく判断に困る銘柄だ。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・バイク王。 
 中古2輪売買最大手。
 7月9日952円の49円高で、7月13日は1158円の149円高と絶好調。
 8月2日に1313円の111円安と、増担保措置など取引規制強化をネガティブ視しての反落だったが、今日は1557円の60円高と絶好調。
 何処迄値を飛ばすのか想像も付かない。
 業績好調での株価なのだが、この銘柄実は200円を切る180円台の時から注目していて、遂に手を出せずに今日迄来た。
 こうなると情けないを通り越して、自分の才能の無さが恨めしい。
 しかし投資は才能でするものではない。
 飽くなき探求心と研鑽を積み上げてするものである、と、分かってはいるが、しかしこの状況何とかならないものか。

 注目銘柄☆東証一部3245ディア・ライフで、投資用マンション等を手掛ける。
 ストップ高の後5月中旬に440円の32円安だったが、その後値を戻し今日も492円の6円高と堅調で、配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、配当が20円と増配しているのに、地合いの悪さで急落そ後の連日反発。
 注目である。

 注目銘柄☆東証一部7618のPCデポで、シニア層主体の顧客を持つPC専門店。
 増配を予定しているのに、この会社が起こしたのではないが、ハッキングや情報流出懸念で相場の全体的な流れでこの業種各社の株価下落に繋がった。
 今日は474円の3円安。
 配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、下期配当が7円(上期7円で年ベースでは14円)と増配しているのに、地合いの悪さで株価急落。
 また株主優待も有る。
 配当権利落ち月迄には仕込みたいが、狙っていた429円から既にかなり上昇した。
 今後の戻り安値に期待しつつ注目である。

 注目銘柄☆8737・あかつき本社
 中古住宅や老人ホーム等を扱う不動産会社。
 今日も370円の1円安と堅調。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 以前にも保有していた事があり、利益が乗った処てま売却したのだが、今回増収増益で増配するのだとか。
 来月末ぐらい迄に仕込める処で仕込みたい。

 注目銘柄☆2411・ゲンダイエージェンシー。
 パチンコ店の広告を扱う専業1位。
 先週320円の26円高と急上昇。
 今日も336円の1円安と堅調。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 以前にも保有していた事があり、配当見送りで売却したのだが、今回業績回復で上期3円下期4円と復配するのだとか。
 少し値を戻して300円前後なら、来月末ぐらい迄に仕込める処で仕込みたい。

 注目銘柄☆3323レカム。
 今日は97円の1円安で配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 とは言え先日100円を切っていて、ここ数日再び100円を切っている。
 このまま暫く90円~80円台を保ってくれれば、勝機到来の予感。
 来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 注目銘柄☆3452ビーロット。
 富裕層向け不動産売買。
 今日569の6円安で配当権利落ち日は12月29日とまだまだ先の為、実際に買うのは夏~秋以降のタイミングで良いような気がする。
 配当は15円だが、100株以上で1000円のクオカードが株主優待で贈られる。
 秋~冬に掛けて値動きに注目だ。

 注目銘柄☆8622水戸証券
 今日299円の3円安で配当権利落ち日は9月29日と少し先の為、実際に買うのは8月~9月のタイミングで良いような気がする。 
 上期6円下期 10円と高配当なのだが、個人的に株主優待のカレンダーが欲しい。
 凄く実用的なのだ。
 来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 危険注意銘柄☆2191「テラ」は急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーで今日は205円の変わらずで、凡そ2ヶ月前株価が少し動き始めたと思うや、その後は売りに押され下落した。
 誰かが仕掛けているのかも知れないが、危険なので買わずに注視する。 
 株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。 

 注目銘柄☆7537・丸文が業績好調で5月中旬558円の58円高の値を付け、今日も739円の1円高と絶好調。
 半導体卸の会社である。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。

 注目銘柄☆9274・国際紙パルプ商事が業績好調と増配で、8月12日の今日346円の80円高の値を付けた。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。
 業績好調は分かっていたが、ここ迄とは思わなかった。
 気付くのが今では話にならない、と、反省。

 注目銘柄☆5017の富士石油は5月末頃272円の53円高と、旧村上ファンド系のファンドの所有が明らかになった、
 今日は245円の4円高と堅調だが、220円台の戻り安値が有れば仕込みたい。

注目銘柄☆3289東急不動産が先日700円の39円高で業績上昇、少し下げていて今日は641円8円高。
 今後 600円前後に調整すれば狙える。
 とは言えまたも出遅れた自身に反省。

 注目銘柄☆7544スリーエフが先日369円の69円高で業績V字回復予想、今日は318円の1円高と未だに堅調ではあるが、勝負出来るレンジの一歩前迄調整した。
 再び300円前後なら勝負出来る。

 注目銘柄☆9696のウイザスが、4月末に575円の69円高と決算大幅上方修正でストップ高、今日も588円の20円高と堅調。
 今後500円前後の戻り安値があれば狙える。

 注目銘柄☆1720の東急建設が、7月27日に764円の43円安と、基礎杭で不良確認の報を受け大きく下落した。
 今日は756円の6円高。
 配当方針変更で上期20円下期20円と大幅な増配決定後の不祥事で、或いはチャンスかも知れない。
 今後700円前後で狙いたい。

 注目銘柄☆8698のマネックスGが、7月27日に663円の20円安で、7月28日も639円の23円安と続落していて、狙おうと思っていたら7月29日687円の48円高と値を戻した。
 今日も715円の5円安と堅調。
 先日米アマゾンでビットコイン決済受入れ否定の報を受け下落し、上期8円下期18.5円と高配当で狙いを付けた。
 ビットコイン関連銘柄はこうした報で一時的に下げる事がある。
 しかし直ぐに値を戻した。
 600円前後の戻り安値があれば東急建設同様、狙える処で狙いたい。

 注目銘柄☆8897のタカラレーベンが、8月2日に322円の20円安と急落。
 今日は318円の2円安。
 株主優待の取り止めがネガティブ視された。
 しかし配当は維持。
 上期4円下期10円と依然として高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 今後下げ止まった処で狙いたい。

 注目銘柄☆8798のアドバンスクリエイトが、8月4日964円の49円安と急落。
 大した理由の無い下げで明日以降反発必至。
 株主優待は2500円相当のカタログギフト。
 配当は上期30円下期15円と高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 次回配当権利落ちは9月29日。
 今日は970円の9円安。
 今後下値で狙いたい。

 注目銘柄☆3449のテクノフレックスが、8月10日978円の23円安と急反落。
 決算2%下げでこの急落。
 配当は上期20円下期21円と高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 次回配当権利落ちは12月29日。
 今日は974円の6円安。
 今後下値で狙いたい。


  《今日の東京コロナ感染状況》

 今日の東京都のコロナ新規感染者数は4989人と、前週同曜日から53人ではあるが減少。 
 過去2番目に多い感染者数。 
 またこの内現在入院している重症患者は、前日から21人増加して218人と3日連続して過去最多となった。

 都の担当者は「都が開設している自宅療養者のフォローアップセンターや保健所がフル稼働で対応しているが、かなりいっぱいいっぱいだ。体制強化を進めている。自宅療養中に死亡する事例も出てきているので体調不良の症状があるときは連絡を戴きたい」と話している。

 こうした非常事態が続く中、菅義偉(すが・よしひで)首相は7月30日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応に失敗した場合、引責辞任する考えがあるかを問われ、「対応することが私の責任で、私はできると思っている」と語った、と、言う。
 開いた口が塞がらない。
 東京の新規感染者数が4000人を超えるこの状況下でも、彼は今も、「私はできると思っている」、と、思っているのだろうか。
 ワクチン接種の遅れや五輪バブル方式の失敗等、既に対応出来ていないではないか。
 それに今回の医療逼迫も含めてである。
 このまま国民に謝罪もせずに、逃げ仰せるとでも思っているのだろうか。
 それに東洋の魔女発言こそしなくなったが、菅総理は事ここに及んでも、パラリンピックでさえ中止しない意向だ。
 してみると日本人は自分で自分の身を守るしかない、と、言う事。
 最早菅総理はバッハ会長同様に、日本国民の敵でしかない
 秋の総選挙で政権が変わったしたとしたら、次の総理はたとえそれが自民党総裁であっても、菅総理を始め現政権の閣僚等に責任だけは取らせて欲しい。

  《今夜のニューヨーク市場》

 今夜のニューヨークダウは開場5時間の株価で、$35438の$46安と反落。
 しかしナスダックは$14806の$41高と反発。  

 【市場概況】

 12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して始まり、午前10時現在は前日比83ドル25セント安の3万5401ドル72セントで推移している。
 取引開始前に発表された米国の雇用と物価の経済指標を受けて長期金利が上昇した。
 ダウ平均は前日まで連日で過去最高値を更新しており、金利上昇を受けて利益確定売りが優勢になった。
 週間の新規失業保険申請件数は37万5000件と前週から1万2000件減った。
 7月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%上昇と市場予想(0.6%上昇)を大きく上回った。
 雇用回復とインフレ加速が進んでいると受け止められ、米債券市場では長期金利が一時1.37%と前日比0.04%上昇した。
 金利上昇を受けて、このところ上げが目立っていた景気敏感株を中心に短期的な利益を確定する売りが出た。
 クレジットカードのビザとアメリカン・エキスプレスが安い。
 ホームセンターのホーム・デポ、機械のハネウェル・インターナショナルも下げている。
 ハイテク株はまちまち。
 スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトは高い。
 半面、ダウ平均の構成銘柄以外でネット通販のアマゾン・ドット・コム、ネット検索のアルファベットは下げている。
 マイクロン・テクノロジーが急落するなど半導体株も総じて安い。

 この様子では明日の東京も、続落で間違い無いだろう。
 しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 それにナスダックの上げが気掛かり。
 ひょっとしたら反発するかもだが、何れにしても小動きのように思う。
 それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかもオリンピック開催中の東京での株高は、どうにも納得出来ない。 
 無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うふべき。
 今少し値が上がれば、その時にはまた日経ダブルインバースを買いに入る。

  《今日の依存症治療と総括》

 何が何でも弱気の立場を貫く私は、何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
 それにしても、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は良い。
 読む度に競馬やパチンコをする阿保らしさが身に沁みるのだ。
 依存症は完治しない病である。
 気を引き締めて頑張らねば。
 しかし何だかんだで、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。 
 今日の競馬やパチンコでの無事は、スーパーに買い出しに行ったお蔭か。
 競馬やパチンコの事を丸1日考えなかった。

 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、日経平均の反落で確実としたい。
 兎に角明日日経平均が小幅反落なら発泡酒。
 26000円台に突入して大幅反落なら、明日こそビールを飲みたい。
 上昇ならお茶を飲んで早め就寝だ。  
 漸くワクチン接種の後遺症も消えたので明日こそはビールが飲みたいものだが、しかし明日も発泡酒かお茶が濃厚。
 ビールは無料だろう。

 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    来月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
    ちなみに今日は日経平均が反落した。   
    発泡酒を飲めた。
    この際発泡酒で良い。
    お茶ではどうしようも出来ない。
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