第190話 6ヶ月と4日目 11月29日(日)

文字数 723文字

 競馬依存症の自主治療を始めて以来、初めて
増えもせず減りもせず、賭け金が全額返って来る事となった今日のジャパンカップだった。
 治療馬券としては最高の結果なのだが、依存症でないまともな人からすると、場外馬券場迄行って帰る労力を考えれば買わなければ良かったのに、と、言った処か。
 しかし未だ治療途中で患者の自分からすると減らない事が何よりで、特定のレースしか買えない身なのだから、無料でストレスを逃がしてくれた事になる。
 つまり治療費が一回助かったのである。
 それで全然良い。
 ひょっとして神楽坂に行ったお蔭かも。
 と、言う事で、今日も神楽坂に行き和菓子屋さんにも行ったのだが、今日はババロアでなく最中を買った。
 しかし日曜の昼の神楽坂はお登りさんと言うか観光客と言うか、カップルにしても女性達にしても平日の夜とは随分顔ぶれが違った。
 それに何より子供達の手を引いたお父さんやお母さんの家族連れ中心の顔ぶれで、恋愛小説の着想には程遠い環境だった。
 次回は平日の夜行く事にする。
 その時に何らかの写真を撮ろうと思う。
 実は今日推し作者さんに神楽坂の写真を表紙にしてお届けしようと思っていたのだが、日曜の昼の神楽坂は絵にならないので止めたのだ。
 とか、言っている間に、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、治療馬券で損得が無かったお蔭だ。
 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、事務仕事の派遣バイトが有るので確実だ。
 次回神楽坂に行った際は、写真を提供する予定なので乞うご期待。
 それと日経平均シミュレーションは下げると見ていたのだが、明日はどうなるか楽しみだ。
 
 追伸・こう見えて機嫌の良い日向君。
 
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