第440話 2年目の3ヶ月と12日目 8月6日(金)

文字数 14,260文字

 《今日の東京市場》

 今日の東京市場は久し振りに予想通りの続伸だったが、昨日に引き続き小動きと言えよう。
 また今日のような上げ相場では例の如く日銀のTOPIX買い入れは無く、6月に2ヶ月ぶりにTOPIXを一度だけ701億円買い入れたきり。
 余程の下げ幅の時以外には、日銀のTOPIX買い入れは無いようだ。
 例えば1日200円~300円程度の下げ幅が20日間連続で続き、1ヶ月4~6000円を越える下げ幅になっても、1日の下げ幅がその程度なら日銀は動かないのだろうか。
 その辺りは全くの謎だ。
 結局今日の日経平均の引値は27820円の91円高と、僅かな上げ幅。
 それから日経ダブルインバースも、441円の3円安と僅かに値を下げた。
 とは言え私の日経ダブルインバースの買値平均値は、何とかプラス圏のまま。

 【市場概況】
 6日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。  
 前日の米国株高や、国内企業の決算を手掛かりにした個別銘柄の物色が支えとなった。
 上げ幅は一時100円を超えたが、新型コロナウイルスの感染状況の悪化は重荷で、日経平均は下げる場面もあった。
 足元で発表が本格化している4~6月期決算では、市場予想を上回る内容や通期業績の上方修正が相次いでいる。
 通期計画に対する進捗率の高さなどから「決算は全体として堅調な印象」との声も聞かれ、好決算銘柄の物色が相場を支えた。
 前日の米株式相場が上昇したのも運用リスクをとる動きにつながった。
 一方で上値は重かった。
 都内で5日に確認された新型コロナの新規感染者は初めて5000人を超え、全国でも過去最多を更新した。
 「まん延防止等重点措置」の適用対象も拡大されることになり、経済活動の本格的な再開がさらに遅れるとの見方が上値を抑えた。
 日本時間の6日夜に7月の米雇用統計の公表を控えているほか、3連休を前にした買い手控えもあって上値を追いづらい面もあった。
 バンナムHDやコナミHDが買われたほか、フジクラや資生堂、ニコンが上昇した。一方で任天堂は大幅安。
 シャープやSUMCO、或いは神戸鋼の下げも目立った。

 【ドル/円と出来高】
 $¥レートは110.27円、と、110円台に突入し円安傾向。
 東証一部の総取引額は1日置いて増加し、2兆4316億円と昨日よりも商いが凡そ2251億円程増加し買い優勢。
 最近の傾向の中で、買い優勢の日に取引額が増加するのは稀。
 強気の人に取っては喜ぶべき現象。
 とは言え上げ下げどちらか一辺倒の相場とはならずに、煮え切らない相場が続きそう。

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 7月12日に日経平均が大幅上昇した事を受けて、弱気の私は423円で日経ダブルインバースを買い増したが、皆様には余りお薦めしない。
 何となれば投資家やアナリストのマジョリティは強気一辺倒なので、私なんぞ弱気の変わり者は完全にマイノリティだからである。
 ちなみに今日は441円の3円安。
 とは言えリスクヘッジと考えて、余り値動きを気にするのは止めるようにしている。
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  《今日のニュース》

 大きいニュースでは、菅義偉首相は6日「原爆の日」を迎えた広島市中区の平和記念公園であった平和記念式典のあいさつで、「核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くします」などと誓う部分を読み飛ばした。
 被爆者7団体の一つ、広島被爆者団体連絡会議事務局長の田中聡司さん(77)は「不勉強かつ不誠実。
 菅首相の基本的な姿勢が表れたのだと思う」と批判した。
 式典後にあった「被爆者代表から要望を聞く会」にも出席した田中さんは、核兵器禁止条約への参加に関する回答にも「正面から向き合って答えようという気持ちが感じられなかった」といい、「間違いや失敗は誰にでもあるが、あいさつはスローガンを並べているだけのように感じた。一生懸命考えて話そうという意識が抜けているのではないか」と指摘した。
 
 ここで先日ワクチン三回目のブースター接種に関して、WHOの意見を一蹴した米国サキ報道官を思い出して欲しい。
 米国民を守る為の発言である。
 サキ報道官の言葉は至極当然。
 彼女の毅然とした態度は素晴らしかった。
 記者達の前で凛と咲いた一輪の花のように、美しく、そして気高い。
 米国民は彼女の姿を見るに付け、勇気と希望を与えられる事だろう。

 それに比べて今日の我が国の菅総理である。
 彼は予め用意された原稿さえ読む事が出来ないのだから、もう公の場には出ない方が良い。
 しかも「原爆の日」の平和記念式典に於いてであり、総理としての資質が疑われるとかそう言う問題ではない。
 一日本人として平和記念式典に参加する資格が無いように思う。
 しかしひょっとして彼も周りも気付かない内に彼が脳梗塞を起こしていて、脳に違和感が有るのにも拘らず、総理の職を全うしようとしているのかも知れない。
 或いは認知症の初期症状とは考えられないなだろうか。
 絶対に一度CT検査を受けた方が良い。
 彼の病気はワクチンをブースター接種しても治らないと思う。
 総理の進退とか、総裁選とか、総選挙とか、もうそんな事を言っている場合ではない。
 先ずはCT検査を。
 彼に今一番必要なものはそれだと思う。

 そうして菅義偉首相は6日午前、広島市内で記者会見し、新型コロナウイルス感染急拡大と東京オリンピックの関連性について「東京の繁華街の人流(人の流れ)は五輪開幕前と比べ増えていない」と指摘し、「これまでのところ五輪が感染拡大につながっているとの考え方はしていない」と強調した。
 そのうえで「さらに人流を減らすことができるように一層取り組んでいきたい」と述べた。
 24日に開幕するパラリンピックの競技会場に観客を入れるかの判断については「五輪閉会後に(政府や大会組織委員会などの)5者協議で判断する。
 緊急事態宣言下でのスポーツイベントの一般ルールや、今後の感染状況が判断の材料になると思う」と説明した。
 一方、首相は自民党総裁選や衆院選のタイミングについて「まずは感染防止策やワクチン接種を進め、必要な医療体制の確保に全力を挙げて取り組む中で全体として考えていかなければならない」と従来の主張を繰り返した。
 一方で「どんどんと限られているので、その中で判断しなければならない」とも語った。

 もう嘆息しか出ない。
 この期に及びオリンピックと人流の話などして言い訳した処で、国民には何も響かないし、政府への不信感を募らせるだけである。
 オリンピックの強行開催は失敗なのだ。
 こんな恐ろしい感染急拡大、否、大激増を呼び込んでおいて、今更オリンピックを擁護してどうなると言うのか。
 彼はオリンピックの視聴率が良い事を政権の支持に結び付けたいらしいが、それは緊急事態宣言下でする事がないからテレビを見ているだけなのである。
 これを菅総理のお蔭と思っている日本国民は1人も居ない。
 菅総理には先ずは脳が大丈夫かCT検査を。
 それから辞任するなり、病気休養なり、彼が姿を見せない事が、今彼の出来る最も日本国民の為になる事だと思う。

 その他政府は新型コロナウイルスの感染者の療養方針を巡り、またも調整不足を露呈した。 
 入院制限に関わる大きな転換にもかかわらず、唐突な表明で自治体や医療現場の混乱を招き、僅か3日で説明の修正を余儀なくされた。
 政府与党間の情報共有を強化する会議を発足させた直後であっても、政府から事前説明がなかったと、与党から反発の声が上がっている。
 5日、国会内で政府・与党による「コロナ対策連絡会議」の実務者会合が初めて開かれた。 
 政府からは坂井学官房副長官が出席し、療養方針を巡り、入院治療対象に「中等症患者で酸素投与が必要な者」も含むことや「最終的には医師の判断」であることを書き加えた説明文書が示された。
 政府は2日、重症患者ら以外は自宅療養を基本とするという新たな方針を示した。東京の重症用病床が逼迫(ひっぱく)しつつある中で発表を急いだあまり、与党などへの根回しが不十分で、中等症患者の扱いが不明確だったことから「酸素吸入が必要な中等症も自宅療養になる」との誤解を生んだ。
 この日の会合で、自民党の鴨下一郎・元環境相は「発信の仕方では最善の努力をしてほしい」と苦言を呈し、公明党の桝屋敬悟政調会長代理は「政府の方針が変わる場合は、この場に報告すべきだ」とクギを刺した。 
 政府が新たな方針を打ち出す際は、事前に協議することを確認した。
 連絡会議は、与党内で政府のコロナ対応への不満が高まったため、7月28日に設置したばかりだった。
 政府が酒を提供する飲食店対策として金融機関や酒の販売業者を通じた要請を打ち出し、批判を受けて撤回する事態が続いたことを受けたものだ。
 ところが今回は、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長にさえ事前に相談していなかったことも判明し、田村厚生労働相は5日の参院厚労委員会で「横のつながりが悪かった。反省している」と釈明した。
 菅首相は5日、政府対策本部で「必要な病床の確保を進め、症状が悪くなったらすぐに入院できる態勢を作る」と強調したが、与党内では「首相は仕事さえすれば評価されると思っているが、どう見せるかが問題だ」と情報発信のまずさに厳しい声が飛んでいる。

 この状況は総選挙で自民党を排除しない限り永遠に続くのだ。
 兎に角1日も早く総選挙を、そしてまともな政府の成立を、1日も早く望む。
 
 それから米モデルナは5日、世界で感染が広がる新型コロナウイルスのデルタ株への対策として、「3回目の接種が今秋に必要になりそうだ」との見解を明らかにした。
 発症を防ぐ効果は2回目の接種から6カ月経っても90%以上の高いレベルを維持したが、時間とともにデルタ株など変異株に対する抗体の力が衰えていくことなどを理由としている。
 5日の4~6月期決算発表で明らかにした。
 現在使われているワクチンを半分の量に減らした物を追加接種用に使う事が有力だという。
 詳しいデータは後日発表する。
 モデルナは追加接種用として従来のワクチンの効果を検証しているほか、変異株に特化した複数の新しいタイプを開発している。
 3回目の接種をめぐっては、欧州で検討が進んでいる。
 米紙ウォールストリート・ジャーナルは5日、米食品医薬品局(FDA)が9月初旬までに3回目の接種に関する戦略をまとめる予定だと報じた。日本政府は7月、モデルナと5千万回分の追加の供給契約を結んだ。
 早ければ来年初頭にも供給されるという。

 このニュースは久し振りに希望の持てる来年度の話である。
 ワクチンのブースター接種は、総選挙の後だからである。
 それにしても自民党は酷い。
 無論自民党以外にまともな政党が無い事は分かっている。
 それでも自民党だけは許せない。
 来年になってワクチンをブースター接種する際には、どんな政権でも良いから自民党以外の政権が政務を執っている事を祈る。
 
 それから国際ニュースでは、韓国海洋水産省は5日、日韓双方が領有権を主張し、韓国が実効支配する島根県の竹島(韓国名・独島)の様子をインターネット上で中継するサービスを6日から始めると発表した。
 これを受け、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長は5日、在日韓国大使館の金容吉公使に強く抗議し、中止を求めた。
 韓国海洋水産省は中継により「いつでもどこでも簡単に接することができるようになり、独島に対する関心や親密度がいっそう高まることを期待する」と表明した。
 同省によると、今後は事前確認が可能のため、訪問客の利便性が高まるとしている。

 また国際オリンピック委員会(IOC)は6日、東京五輪陸上女子のベラルーシ代表だったクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)に帰国を強制したとして、同国コーチ2人の大会参加資格証を剥奪したと発表した
 資格証の取り消しは5日付。
 暫定的な措置で、コーチ2人は今後、不服申し立てができる。東京・晴海の選手村から退去を求められ、既に応じたという。
 IOCはツイッターで「依然、東京に残るベラルーシの選手の心身の健康に鑑み、IOCはコーチの資格証を取り消した」と説明した。
 IOCのマーク・アダムス広報部長は4日、ツィマノウスカヤ選手をめぐる問題で規律委員会を開き、事実関係を調べると明らかにしていた。
 ツィマノウスカヤ選手は、予定した種目以外にも出場を迫られ、コーチを批判。
 インターネット上に流出したコーチとの会話とされる音声では、本人とみられる女性が「私はただ走りたいだけ」と涙声で訴えていた。
 1日、ベラルーシへの帰国命令を拒否し、警察や在日ポーランド大使館などに保護された。 
 4日に成田空港から出国し、ウィーンを経由して亡命先のポーランドの首都ワルシャワに到着した。

 そして最後に珍しく嬉しい国際ニュース。

 台湾で東京五輪が盛り上がりをみせている。
 NHKが7月23日の開会の中継で、入場行進する台湾選手団を「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」ではなく、「台湾」と呼称したことが話題になったほか、台湾代表選手の活躍が大きい。
 台湾のインターネット交流サイト(SNS)には今、五輪関連の投稿があふれている。

 台湾は今回、4日時点で金2個を含む計11個のメダルを獲得し、史上最多記録を更新した。蔡英文総統は連日のようにSNSを更新。
 台湾に順次戻ってくる選手に向けて「五輪の英雄、お帰りなさい」とねぎらいの言葉を掛けている。
 4日には、中国チームを破り、金メダルに輝いたバドミントン男子ダブルスの李洋、王斉麟両選手、銀メダルを獲得した同女子シングルスの戴資穎選手らが「凱旋(がいせん)帰国」。  
 空港に大勢のメディアやファンが集まった。 
 軍は主力戦闘機「ミラージュ」を派遣し、選手らを乗せた航空機に随伴飛行させ、帰還を歓迎した。
 一方、テレビ局は、開会式の中継で「台湾です」と紹介したNHKアナウンサーの声を、今も繰り返し放送。
 SNSでは「日本がわれわれに本来の名前を返してくれた」などと好意的な声が上がった。 
 「一つの中国」原則を主張する中国側は、不快感を示しているが、台湾では日本語の「台湾です」がちょっとした流行語になっている。 

  《今日の個別銘柄ニュース》

 ❇️❇️特注シミュレーション銘柄❇️❇️

 4507 塩野義製薬

 先ずは以下のニュースを読んで戴きたい。

 塩野義製薬は6日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について、2021年中に100万人分以上の供給体制を整える方針を明らかにした。 
 国が新薬開発で設けた特例の「条件付き早期承認」の年内の申請も検討し、承認後の早期供給に備える。
 軽症者が自宅服用の飲み薬が実用化できれば、医療体制の逼迫を避けられる利点がある。
 また塩野義は新型コロナワクチンの開発も進めている。
 他社製のワクチンとの比較か偽薬との比較のいずれかの方式で最終段階の治験を年内に始め、22年3月末までの実用化を目指す。
 提携先の岐阜県の工場で年内に最大で年6000万人分の生産体制を整える計画だ。

 配当は上期下期とも55円で、次回配当の権利落ち日は9月29日。
 配当利回りは大した事無いが、大化けする可能性がある。
 今日6038円315円高の引け値で仕込むシミュレーションを開始する。
 週明け月曜以降株価の推移に注目である。

 ❇️❇️見逃し反省からのリベンジ銘柄❇️❇️
 
 6月29日が配当権利落ちで、苦慮の末6月末に買い付けを見送った3286トラストHDが、7月6日に601円の100円高と急騰した。
 ところが7月12日は7月9日に引き続き450円から、430円の20円安と続落した。
 とは言え堅調と言えば堅調。
 配当権利落ち直後のストップ高など通常は考えられないが、最近は配当の権利確定後に株価下落防止策として、各上場会社が株主に有利な情報を発信するパターンが散見されるる。
 例えば自社株買いや新規事業参入、或いは企業間買収等だ。
 他にも通期決算が急上昇する等。
 しかしそのような情報はインサイダーでも無い限り、一般の投資家は知る由も無い。
 今回のトラストHDの株価急騰の理由は分からないし、何者かが仕掛けているのかも知れないが、これも長期保有を考えて買っていたらこのストップ高を享受する事が出来た訳で、今後は短期ではなく長期での保有を考えるべき、と、そう再考する良き教訓となった。
 日経ダブルインバースを始めETFでリスクヘッジをしながら、長期保有を旨とすべし。
 やはりバークシャー&ハザウェイのウォーレンバフェット氏は正しい。
 兎に角戻り安値の300円台に期待したい。
 
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 しかしながら7月7日~7月9日と比べ、7月の12日にははかなり下げ幅が縮まって来た。
 そこで300円台に到っていないが、7月12日の相場が二番底と見てリベンジを期して買いに入った。
 もう少し下げるかもだが、買値は433円。
 先週一旦は422円の変わらずと下げ止まったかと思いきや、そこから節目の400円を割り込んでかなり値を消したが、下げ始めてから16日目に漸く下げ止まり、今日は362円の14円安と3日間続伸の後3日続落。
 もうそろそろ三番底だと思う。
 今後押し目買いも視野に入れながら、戻り高値に期待したい。
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 ❇️❇️見逃し反省からのリベンジ銘柄❇️❇️

 7896・セブン工業が4月末にストップ高の後520円の79円安と売られ、その後も496円の3円安と少し足踏み。
 500円を切ったら勝負出来る。
 と、思っていた矢先の6月初旬、いきなり602円の100円高と再び急激に上昇した。
 このまま上値離れしたら手は出せない。
 慎重に様子を見ていたら失敗した。
 決算の上方修正と木材価格の上昇で材料視された。
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 しかし安値が555円で高値が597円と、6月11日の荒い値動きの流れの中、少しだけだが何とか559円で買う事が出来た。
 もう少し下げるかも知れないが、目標株価を660円前後に定めたいと思う。
 6月24日508円9円安と買値からは51円安も、翌日に起死回生の587円の79円高と復活。
 先日支配株主についての適時開示を行ったが、大株主の2社で凡そ50%を占める。
 大株主の2社は同業の都築木材と西垣林業で、東芝とは真逆で彼等は安定株主。
 海外ファンド等の資金が入っていない為オーバーハングの懸念がなく、それを好感した株価上昇と見る。
 株価は所謂「雲」と言われる抵抗線を上抜けした、「雲の上抜け」状態。
 株価上昇が期待出来る。
 とは言え7月9日521円の18円安と少し調整。  
 14日には531円まで戻したが、7月20日516円の3円安と続落。
 今日525円の1円高と中々値が戻らない。
 今後押し目買いも視野に入れながらら、戻り高値に期待したい。
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 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 以前から注目していた8070東京産業が、先月7月6日に656円の48円高と急騰。
 今日も700円の5円安と堅調。
 三菱パワー製品の受託販売が柱の機械商社であり、再生エネルギー関連に注力する同社は自社株買いを実施するらしい。
 業績好調で配当は中間期末とも13円で、次回配当が9月末の為注視していたのだが、またまた見逃した銘柄が急騰してしまった。
 今後戻り安値600円前後の戻り安値に期待する他無い。
 この銘柄も時期を逃した事に反省である。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・前澤工業。 
 上下水道機械の最大手。
 7月7日699円の82円高を付けて、7月14日水曜も690円の10円安と堅調だったが、7月15日木曜635円の55円安とかなり値を消した。
 業績好調の上自社株買いに増配と、株価が上がる条件が揃っているように見えたが、ここに来て今期の2桁営業減益見通しがマイナス視された。
 そして7月20日には633円迄値を消し、再び3日間で65円値上がりし698円と値を戻した。
 それなのにそこから3日間で41円も値下がりと乱高下。
 今日は685円の4円高と値を戻している。
 冷めるとみるか再び高騰すると見るか、何とも悩ましく判断に困る銘柄だ。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・バイク王。 
 中古2輪売買最大手。
 7月9日952円の49円高で、7月13日は1158円の149円高と絶好調。
 8月2日に1313円の111円安と、増担保措置など取引規制強化をネガティブ視しての反落だったが、今日は1390円の8円安と下げるも堅調。
 何処迄値を飛ばすのか想像も付かない。
 業績好調での株価なのだが、この銘柄実は200円を切る180円台の時から注目していて、遂に手を出せずに今日迄来た。
 こうなると情けないを通り越して、自分の才能の無さが恨めしい。
 しかし投資は才能でするものではない。
 飽くなき探求心と研鑽を積み上げてするものである、と、分かってはいるが、しかしこの状況何とかならないものか。

 注目銘柄☆東証一部3245ディア・ライフで、投資用マンション等を手掛ける。
 ストップ高の後5月中旬に440円の32円安だったが、その後値を戻し今日も470円の1円高と堅調で、配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、配当が20円と増配しているのに、地合いの悪さで急落そ後の連日反発。
 注目である。

 注目銘柄☆東証一部7618のPCデポで、シニア層主体の顧客を持つPC専門店。
 増配を予定しているのに、この会社が起こしたのではないが、ハッキングや情報流出懸念で相場の全体的な流れでこの業種各社の株価下落に繋がった。
 今日は471円の1円高。
 配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、下期配当が7円(上期7円で年ベースでは14円)と増配しているのに、地合いの悪さで株価急落。
 また株主優待も有る。
 配当権利落ち月迄には仕込みたいが、狙っていた429円から既にかなり上昇した。
 今後の戻り安値に期待しつつ注目である。

 注目銘柄☆8737・あかつき本社
 中古住宅や老人ホーム等を扱う不動産会社。
 今日も368円の3円高堅調。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 以前にも保有していた事があり、利益が乗った処てま売却したのだが、今回増収増益で増配するのだとか。
 来月末ぐらい迄に仕込める処で仕込みたい。

 注目銘柄☆2411・ゲンダイエージェンシー。
 パチンコ店の広告を扱う専業1位。
 先週320円の26円高と急上昇。
 今日も336円の9円安と堅調。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 以前にも保有していた事があり、配当見送りで売却したのだが、今回業績回復で上期3円下期4円と復配するのだとか。
 少し値を戻したら、来月末ぐらい迄に仕込める処で仕込みたい。

 注目銘柄☆3323レカム。
 今日は100円の1円高で配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 とは言え先日100円を切っていて、昨日と一昨日は再び100円を切った。
 このまま暫く90円~80円台に入ってくれれば、勝機到来の予感。
 来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 注目銘柄☆3452ビーロット。
 富裕層向け不動産売買。
 今日564円の変わらずで配当権利落ち日は12月29日とまだまだ先の為、実際に買うのは夏~秋以降のタイミングで良いような気がする。
 配当は15円だが、100株以上で1000円のクオカードが株主優待で贈られる。
 秋~冬に掛けて値動きに注目だ。

 注目銘柄☆8622水戸証券
 今日293円の3円安で配当権利落ち日は9月29日と少し先の為、実際に買うのは8月~9月のタイミングで良いような気がする。 
 上期6円下期 10円と高配当なのだが、個人的に株主優待のカレンダーが欲しい。
 凄く実用的なのだ。
 来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 危険注意銘柄☆2191「テラ」は急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーで今日は204円の7円安で、凡そ2ヶ月前株価が少し動き始めたと思うや、その後は売りに押され下落した。
 誰かが仕掛けているのかも知れないが、危険なので買わずに注視する。 
 株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。 

 注目銘柄☆7537・丸文が業績好調で5月中旬558円の58円高の値を付け、今日も751円の17円安と少し下げるも絶好調。
 半導体卸の会社である。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。

 注目銘柄☆5017の富士石油は5月末頃272円の53円高と、旧村上ファンド系のファンドの所有が明らかになった、
 今日は245円の6円高と堅調だが、220円台の戻り安値が有れば仕込みたい。

注目銘柄☆3289東急不動産が先日700円の39円高で業績上昇、少し下げていて今日は620円の変わらず。
 今後 600円前後に調整すれば狙える。
 とは言えまたも出遅れた自身に反省。

 注目銘柄☆7544スリーエフが先日369円の69円高で業績V字回復予想、今日は313円の変わらずと未だに堅調ではあるが、勝負出来るレンジの一歩前迄調整した。
 再び300円前後なら勝負出来る。

 注目銘柄☆9696のウイザスが、4月末に575円の69円高と決算大幅上方修正でストップ高、今日も570円の5円安と堅調。
 今後500円前後の戻り安値があれば狙える。

 注目銘柄☆1720の東急建設が、7月27日に764円の43円安と、基礎杭で不良確認の報を受け大きく下落した。
 今日は779円の14円高。
 配当方針変更で上期20円下期20円と大幅な増配決定後の不祥事で、或いはチャンスかも知れない。
 今後700円前後で狙いたい。

 注目銘柄☆8698のマネックスGが、7月27日に663円の20円安で、7月28日も639円の23円安と続落していて、狙おうと思っていたら7月29日687円の48円高と値を戻した。
 今日は663円の7円高。
 先日米アマゾンでビットコイン決済受入れ否定の報を受け下落し、上期8円下期18.5円と高配当で狙いを付けた。
 ビットコイン関連銘柄はこうした報で一時的に下げる事がある。
 しかし直ぐに値を戻した。
 600円前後の戻り安値があれば東急建設同様、狙える処で狙いたい。

 注目銘柄☆8897のタカラレーベンが、8月2日に322円の20円安と急落。
 今日も317円の2円高。
 株主優待の取り止めがネガティブ視された。
 しかし配当は維持。
 上期4円下期10円と依然として高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 今後下げ止まった処で狙いたい。

 注目銘柄☆8798のアドバンスクリエイトが、8月4日964円の49円安と急落。
 今日は965円の1円高。
 大した理由の無い下げで反発必至。
 株主優待は2500円相当のカタログギフト。
 配当は上期30円下期15円と高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 次回配当権利落ちは9月29日。
 今後下値で狙いたい。


  《今日の東京コロナ感染状況》

 今日の東京都のコロナ新規感染者数は4515人と、金曜日としては過去最多を記録した。
 最早先週と比べてとか、そう言ったレベルの感染者数の増加ではないが、敢えて比べれば前週同曜日から、1215人増の感染大激増である。  
 この内現在入院している重症患者は、昨日より6人増の141人。
 
 都の専門家は東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が5日あり、現状のペースで感染拡大が続いた場合、直近1週間平均の新規感染者数は、18日には1日当たり約1万909人に達するとの試算が報告された。
 大曲貴夫・国際感染症センター長は「おおよそ、都民の1000人に1人が毎日感染する計算になる。この危機感を現実のものとして共有する必要がある」と訴えた。
 東京五輪の閉幕直後の11日の予測値でも1日当たり約6129人。
 大曲氏は「医療を適切に提供することが不可能な危機に直面する」と強調した。
 感染力の強い変異株「デルタ株」への置き換わりが進む中、都内の新規感染者数は、モニタリング会議の予測値を超えるペースで急増している。
 前回の7月29日の会議では8月4日に約2962人に達すると試算されていたが、実際には約3443人だった。
 大曲氏は「入院医療、宿泊療養、自宅療養の全ての体制を緊急時の体制に移行する必要がある」とも指摘。
 新型コロナのワクチン接種後でも感染が確認されているとし、「ワクチンを2回接種した後も感染リスクはゼロにはなりません」と述べ、マスクの着用等の感染防止策の徹底を求めた。
 また65歳以上の7日間平均の新規感染者が、4日時点で1日あたり96人となり、前週の54四人から急増したことも報告された。
 大曲氏は「(5月がピークだった)第4波の後は抑えられていた高齢者層の感染が、再び増加している。厳重な注意が必要」とも指摘。
 このほか、都内の人出について、都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は抑制できていない現状を提示。
 直近7日間平均の夜間滞留人口が前週比3・6%減と微減にとどまり、週の後半には増加に転じたと説明し、「前回の緊急事態宣言時並みにまで人流を減らせていない。
 デルタ株(インド株)の強い感染力を考えると、ステイホーム率を徹底して高めなければ」と訴えた。
 会議後、小池百合子知事は報道陣に対し「大曲先生から(都民の)1000人に1人(が毎日感染する)と数字が示された。
 いつ1000人の1人になるか分からないわけですから、1人1人が自分ごととして、捉えていただきたい」として、あらためて不要不急の外出や都県境を越える移動の自粛と、旅行、帰省の中止、延期を呼び掛けた。

 こうした非常事態が続く中、菅義偉(すが・よしひで)首相は先週7月30日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応に失敗した場合、引責辞任する考えがあるかを問われ、「対応することが私の責任で、私はできると思っている」と語った、と、言う。
 開いた口が塞がらない。
 東京の新規感染者数が5042人もの状況でも、彼は今も、「私はできると思っている」、と、
思っているのだろうか。
 ワクチン接種の遅れや五輪バブル方式の失敗等、既に対応出来ていないではないか。
 それに今回の医療逼迫も含めてである。
 このまま国民に謝罪もせずに、逃げ仰せるとでも思っているのだろうか。
 それに東洋の魔女発言こそしなくなったが、菅総理は事ここに及んでも、パラリンピックでさえ中止しない意向だ。
 してみると日本人は自分で自分の身を守るしかない、と、言う事。
 最早菅総理はバッハ会長同様に、日本国民の敵でしかない
 秋の総選挙で政権交代したとしたら、次の与党には菅総理を始め現政権の閣僚等に、責任だけは取らせて欲しい。

  《今夜のニューヨーク市場》

 今夜のニューヨークダウは開場4時間の株価で、$35220の$156高と続伸。
 またナスダックも$14840の$54安と反落。  

 【市場概況】

 6日の米ダウ工業株30種平均は続伸して始まった。午前9時35分時点は前日比147ドル32セント高の3万5211ドル57セントで推移し、7月26日に付けた過去最高値(3万5144ドル)を上回っている。
 取引開始前に発表された7月の米雇用統計で雇用者数が市場予想以上に増加した。
 米経済の回復が続いているとの見方から景気敏感株が買われている。
 雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比94万3000人増と市場予想(84万5000人増)を上回った。
 外食や宿泊業などサービス業が雇用回復をけん引した。
 6月実績も85万人増から93万8000人増に上方修正された。
 業績が景気の影響を受けやすい銘柄が上昇し、化学のダウ、航空機のボーイング、建機のキャタピラーが高い。米債券市場では長期金利が一時、前日比0.07%高い1.29%に上昇した。 
 利ざや改善につながるとの見方から金融のJPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスも買われている。
 景気敏感株に投資資金が移る一方で、ハイテクなどグロース(成長)株は売りが優勢。
 長期金利が上昇すると高PER銘柄の相対的な割高感が意識されやすい面もある。
 スマートフォンのアップルと顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが安い。
 ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は小幅に5営業日ぶりに反落して始まった。

 この様子では週明け月曜の東京も、続伸で間違い無いだろう。
 しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 ひょっとしたら反落するかもだが、何れにしても東京の週明け月曜小動きのように思う。
 それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかもオリンピック開催中の東京での株高は、どうにも納得出来ない。 
 無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うふべき。
 今少し値が上がれば、その時にはまた日経ダブルインバースを買いに入る。

  《今日の依存症治療と総括》

 何が何でも弱気の立場を貫く私は、何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
 それにしても、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は良い。
 読む度に競馬やパチンコをする阿保らしさが身に沁みるのだ。
 依存症は完治しない病である。
 気を引き締めて頑張らねば。
 しかし何だかんだで、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。 
 今日の競馬やパチンコでの無事は、2回目のワクチン接種の翌々日で部屋に居たお蔭か。
 競馬やパチンコの事を丸1日考えなかった。

 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、との貼り紙を再度確認する事で確実としたい。
 また明日は土曜なので、「馬券を買わなければこんなに得する」、と、競馬をしなかった場合如何に得するかについて書く、昨今新たに立ち上げた新コーナーを粛々と続ける。

 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    来月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
    ちなみに今日は日経平均が続伸。
    しかし今日はワクチン接種翌々日で、   
    酒は発泡酒でさえ月曜迄持ち越し。
    来週月曜日こそビールで乾杯したい。
 
 
    
    
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