第159話 5ヶ月と4日目 10月29日(木)

文字数 1,792文字

 お気付きだとは思うが、今日から表紙をうちの熱帯魚の「日向(ひゅうが)」君が飾ることになった。
 カウンセラーの先生も熱帯魚の飼育は、競馬依存症治療の役に立つとのこと。
 なので暫く日向君の表紙で行くことにする。
 たまに撮り直して違うアングルとかもお楽しみ戴こう。
 魚種はタイのメコン川流域原産の「ベタ」と言うもので、別名闘魚と呼ばれる。
 闘魚と言う別名の通り縄張り意識が強く、仮に同じ水槽に雄を2匹入れると殺し合いになる為、雄なら一匹ずつしか飼えない。
 雌と繁殖させることも出来るが、これまた雄が雌を突付きまくるので、広い水槽で雌の逃げ場を作って繁殖させなければならないと言う難しさを孕む。
 とは言え「ベタ」は肺呼吸が出来て水面に口を突き出して酸素を取り込めるので、ポンプで酸素を送り込む必要はない。
 なので大きく美しいヒレの雄を一匹ずつ飼うのが、ベタ飼育のセオリーだ。
 ヒーター以外にこれと言う設備もいらない。
 後日LEDライトと水草を買うつもりだが、今の所日向君は気持ちよく泳いでいる。
 然しこんなに優雅なのに闘魚とは不思議だ。
 ずっと他の魚種を飼うことを考えていたが、予算と凄い手間が掛かるので次回にした。
 先ずは初心者でも飼えるベタにしたのだ。
 それと今日は初日なのでエサをやり過ぎた。
 女性はポッチャリが良いが、甘やかして日向君を太らせるのは良くないらしいので、エサは程々にしないと。
 反省。
 それと今日はいつも推しているノベルデイズの作者さんが、モノのつぶやきに参加しててご自身の作品が前回の方が受けが良かった、と、それに参加者が少ないとチャットノベルで言っていたのだが、先ず初めにモノのつぶやきと言われて2作も書けるところが凄いと思う。
 私などは1作でさえ書けない。
 2作も書ける時点で凄いと思うし、しかも1作は1番優秀だった訳だし。
 恐らくその人に取っては意外だろうが、私同様そっち方面の才能がない人の方が多いように思うのだ。
 意見を言おうにも、何をどう言ったら良いかさえ分からないのが本音なのではないか。  
 少なくとも私はそうだ。 
 恥ずかしながら。
 恐らくもっと高い次元での意見を望んでおられるのだろうし、また同時にもっと高い次元での結果を望まれているのだろう。
 だが情けないことに、私には「贅沢な悩みだなあ」、くらいしか言えないのだ。
 そこでせめて書評なり或いは何かまともな意見を言えるようになりたいと思った私は、その人のファンレターで、他の人はどんなコメントをしているのか研究しようと思ったのである。
 と、ここ迄は高い志を持っていたことをご理解戴きたい。
 自分の文学への飽くなき追求と、きちんとした書評がしたいと言う純粋な気持ちからだ。
 が、然し、あらぬ方向に興味が歪曲してしまったのである。
 御免なさい。
 反省してます。
 と、初めに言っておきます。
 と、言うのもファンレターにコメントしてる人が殆ど女性で、キャラやアイコンがやたら可愛いくて、萌えてしまったのだ。
 コメントもまた可愛いし、それより女子同士の会話を盗み見た気分になって、コメント研究そっちのけでアイコンや会話の内容に萌えてしまっていた。
 凄く反省してます。
 次回は必ず真剣に勉強します。
 本当にすいませんでした。
 しかし、結局、モノのつぶやきについては分からずじまいだ。
 難し過ぎる。
 ても、女性のコメントが多かったし、やはり私に取っては秋の空みたいなものか。
 否、もとい、女心みたいなものか。
 だけど本当に凄いと思うんだけどなぁ。
 モノのつぶやきを書ける時点で。
 とか、言っている間に今日も競馬の開催時間も、パチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 やはり今日の競馬やパチンコでの無事は、ベタの日向君に感謝であろう。
 しかし明日の競馬やパチンコでの無事は、モノのつぶやきを理解することで確実としたい。
 でも、思われてるだろうな。
 どうせまたファンレター読んで萌えてんだろうって。  
 否、でも、誤解しないで下さい。
 飽く迄自分の文学への飽くなき追求と、きちんとした書評がしたいと言う純粋な気持ちからです。
 と、言っても、同じ手は通用しないだろうから、次は違う理由考をえておきます。  
 でも2作も書けるなんて凄いと思いますよ。
 それと2作目も凄く良かったですよ。
 それは衷心からそう思います。

 
 
 
 
 
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