第２８５話　９ヶ月と６日目　３月４日（木）

　今日は思いの他の下げ相場だった。
　前夜のナスダックの下落が主な原因らしく、報道ではそこから半導体関連の企業に悪影響を及ぼす、と、連想したからだとか。
　久し振りに予想外の好結果である。
　今日の引け値の日経平均は前日の上げ幅を縮めて尚も下げ幅を拡げる事甚だしく、628円安の28930円に下落。
　途中日銀がＥＴＦを買いに入らないか、と、思っていたのだが、株価からも今日の介入は無かった模様。
　明日は介入してくるだろう。
　勿論まだまだ売らないが、日経ダブルインバースも433円の17円高と上昇。
　自身の買値平均値を再び上回った。
　また＄￥レートは107.05円、と、遂に107円代に突入する円安傾向。
　この円安なのに日本の株安の要因は、米投資家等が米長期金利上昇によるドル高と株安で、海外から資金を引き上げた為だとか。
　大きなニュースでは明日5日の午前中に、首都圏の緊急事態宣言解除の延長期限を決定。
　また首都圏の１都３県は共同メッセージの発出で調整。
　ワクチンの粉末化が取り沙汰されている。
　日本の製薬のモリモト等が注目を浴びる。
　ホンダが一定の条件で一部自動運転が可能なレベル３の自動運転車、「レジェンド」を世界で初めて発売。
　法的には手放し運転が可能だとか。
　特筆すべきは韓国の尹検事総長が辞任したとのニュースである。
　来年に迫った次期大統領選への出馬が取り沙汰されている。
　出馬するなら現与党で文在寅大統領率いる「共に民主党」より支持率が上の、最大野党「国民の力」からか。
　コメントでは、「この社会が積み上げた正義と常識が崩れるのを、これ以上見過ごす事は出来ない。検察での私の役割はここ迄。今後はどんな位置に居ようと、自由民主主義と国民を守る為に力を尽くす」、と、文在寅政権を公然と批判した。
　或る意味大統領選への出馬表明とも取れる。
　ミャンマーの軍事政権によるクーデターのデモで、一般人３８人が死亡。
　軍部は譲る気配無し。
　このままだとデモに依る死者の増加は必至。
　もう一つシミュレーション銘柄である6459大和冷機が、今日もパッとしない。
　暫くは保有。
　今少し上がるのを待ちたい。
　代わりに5277・スパンクリートに注目。
　現在根は290円の10安。
　配当は８円で権利落ちはこの３月末。
　明日以降月末迄注視する。
　また連日の8301日銀出資証券のストップ高。
　57000円で7000円高のストップ高だった。
　こんな銘柄には手を出せないが、狂乱相場を物語る１つの現象として面白い。
　まぁ、異常に過ぎるが。
　それと東京のコロナ新規感染者数は279人と、今日も低水準だが減少鈍化は否めない。
　今夜のニューヨークダウは開場後４時間の時間で、＄30843の＄426安と大幅に下落。
　またナスダックも＄12692＄の＄305安と同じく大幅に下落。
　開場直後は小高く始まったが、両株価は時間の経過と共に下落へと切り替わって行った。
　ニューヨーク先物もやはり下落で、明日の日経平均も下落の気配。
　日経平均が下落したとして日銀のＥＴＦ買いはどの程度なのか、果たしてそれが有っても株価は下がるのか。
　明日はそこに注目である。
　が、何が何でも弱気の立場を貫く私としては、良い傾向ではある。
　何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
　で、今日何と言っても感謝すべきは、バレンタインジャンボを買いに行った事だろう。
　何となれば競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせたのだから。
　で、明日の競馬やパチンコでの無事も、発売最終日にバレンタインジャンボを買い増す事で確実としたい。
　ところでもし明日連日の株価下落ともなれば、その時は発泡酒でなくビールを飲む。

　追伸・元気な彦四郎君の姿は週末公開予定。