第151話 4ヶ月と26日目 10月21日(水)

文字数 1,196文字

 どうしても熱帯魚を飼いたい今日だったが、
飼うにしても先ずは部屋を片付けてから彼等を飼うことにした。
 部屋のどのスペースに置くかも大切だし、その他もっと色んなことに気を配るべきだろう。
 と、考えたところまでは良いのだが、結局部屋は片付けられないままだ。
 何時になったらお目当てのネオンタキシードが飼えるのだろうか。
 うーん。
 明日こそ片付けねば。
 とは言え、今日は、小説を1エピソード掲載出来たので多目に見て欲しい。
 とか、自分で自分に言い訳する私。
 そんな私でも熱帯魚を飼う権利はある。
 それに熱帯魚に癒やされることは、何より競馬依存症の治療の一助になる筈。
 一度その件はカウンセラーに訊いてみよう。
 そんなこんなで結局今日は外出しなかった。
 そこで日テレのリモラブである。
 今日は小説を書いたこと以外はテレビかDVDを見るかのどちらかで、リモラブも見たのであった。
 波留演じる主人公の産業医美々が、男性社員に「トンカツ」、「ビーフジャーキー」、など、食べ物の渾名を付けているのだが、このドラマの影響で、少なからず勤務先の会社で食べ物の渾名を付けらる男性が増えることと思う。
 そこで自分ならどんな渾名を付けられたいか、或いは付けられたくないかを考えてみた。
 つけられたいのは、「トリュフ」、「フォンダン・オ・ショコラ」、「クレームブリュレ」などやはりヨーロッパのフランス由来のもの。
 それに反し付けられたくない渾名は、「たこ焼き」、「串カツ」、「お好み焼き定食」など、関西の特に大阪由来のもの。
 と、自身で出した結果を自分なりに分析してみたのだが、これはヨーロッパへの殊にフランスに対するコンプレックスであり、また関西への殊に大阪に対する偏見であると分析してみたが如何か。
 大阪出身のイケメン俳優も多数居るし、欧州出身者が全員イケメンと言う訳でもあるまいに、長年掛けて根付いたイメージと言うのは中々払拭出来ないものだ。
 私も出来ることなら、「トリュフ」とか「フォンダン・オ・ショコラ」とか言われたいが、渾名を付けられるとしたら、何となく「串カツ」か「お好み焼き定食」のような気がする。
 とか、考えているうちに、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間も過ぎた。
 今日の競馬やパチンコでの無事は、やはり熱帯魚のネオンタキシードに感謝である。
 しかし明日の競馬やパチンコでの無事は、「トリュフ」もしくは「フォンダン・オ・ショコラ」のお蔭で確実としたい。
 間違えても、「串カツ」や「お好み焼き定食」のお世話にはなりたくないが、しかしどちらも好物である。
 明日は「串カツ」か「お好み焼き」を食べることにする。
 但しお好み焼きで白米を食べる関西人の定番、「お好み焼き定食」だけは遠慮する。
 炭水化物で炭水化物を食べるのは、やっぱ、無理ですぅ!
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