第447話 2年目の3ヶ月と19日目 8月13日(金)

文字数 13,691文字

 今日の東京市場は久し振りに予測通りの反落だったが、昨日に引き続き小動きと言えよう。
 それにしてもここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 今日に限って言っても朝一は小高く始まっていて、前場はニューヨークと逆の動きだった。
 無論ここ最近の東京市場は、中国始めアジア市場の方が連動性が高いと言われているのは承知しているが、ここ迄ニューヨークと逆の動きをするとは、何か狐に摘ままれたよう。
 また今日程度の下げ幅では例の如く日銀のTOPIX買い入れは無く、6月に2ヶ月ぶりにTOPIXを一度だけ701億円買い入れたきり。
 余程の下げ幅の時以外には、日銀のTOPIX買い入れは無いようだ。
 例えば1日200円~300円程度の下げ幅が20日間連続で続き、1ヶ月4~6000円を越える下げ幅になっても、1日の下げ幅がその程度なら日銀は動かないのだろうか。
 その辺りは全くの謎だ。
 結局今日の日経平均の引値は27977円の37円安と、小幅の続落ではあるが27000円台に入ったのは弱気としては嬉しいニュース。

 それから日経ダブルインバースも、435円の変わらずと全く動かなかった。
 それなのに私と来たら、昨日後場に掛けて日経平均が下がるにつけ、これは急落するのではないか、と、日経ダブルインバースを狼狽買いしてしまったのだ。
 しかし狼狽売りと言うのはよく有る話だが、狼狽買いとは何ともおかしな話を言う奴だ、と、思いになる方もおられよう。
 そこで念の為に説明すると、日経平均が下がれば値が上がる日経ダブルインバースなので、空売りも含まれるETFなのである。
 つまり日経ダブルインバースを「狼狽買い」すると言う事は、或る意味日経平均を「狼狽売り」しているとも言えるのである。
 何はともあれ私の日経ダブルインバースの買値平均値も、買い増ししなければプラス圏のままだったのだが、つい436円の昨日の一番高い所を掴んでしまった私。
 なので日経ダブルインバースの買値平均値は、マイナス圏に陥った。
 私自身大いに反省している

 【市場概況】

 13日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、前日比37円87銭(0.14%)安の2万7977円15銭で取引を終えた。
 前日に新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を更新し、景気への影響を懸念した売りがやや優勢だった。
 米半導体関連銘柄の下げを受け、値がさの半導体株が売られたのも相場の重荷となった。
 朝方は小高く始まった。
 ダウ工業株30種平均が連日で最高値を更新したことやハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が3日ぶりに反発したことが支援材料となった。
 ただ、その後は前日終値を挟んで動きは鈍かった。
 週末とあって午後に入ると持ち高を一方向に傾ける動きが一段と限られ、日経平均は横ばい圏で推移した。「コロナ感染拡大などを背景に積極的に上値を買う雰囲気ではない」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との見方があり、日経平均が節目の2万8000円を上回る場面では戻り待ちの売りが出易かった。

 東証株価指数(TOPIX)は反発し、2.84ポイント(0.15%)高の1956.39で終えた。
 JPX日経インデックス400は6日続伸した。

東証1部の売買代金は概算で2兆3208億円。売買高は9億9210万株だった。
 朝方は株価指数オプションとミニ日経平均先物8月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買もあった。
 東証1部の値下がり銘柄数は1031と、全体の5割弱。値上がりは1042、変わらずは115銘柄だった。

 アドテストや東エレクなど半導体関連が売られた。
 ソフトバンクグループ(SBG)は小幅安となった。 
 一方、業績予想を上方修正したリクルートは大幅高となった。
 JFEも買われた。
 
 【ドル/円と出来高】

 $¥レートは109.93円、と、110円台を切って円高傾向。
 東証一部の総取引額は2日連続で減少し、2兆3208円と昨日よりも商いが凡そ636億円程減少し売り優勢。
 売り優勢の日に取引額が減少するのは常ではあるが、最近では稀な傾向である。
 強気の人に取っては喜ぶべき現象。
 とは言え上げ下げどちらか一辺倒の相場とはならずに、煮え切らない相場が続きそう。

⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕
 7月12日に日経平均が大幅上昇した事を受けて、弱気の私は423円で日経ダブルインバースを買い増し、また8月12日に日経平均が後場に掛けて下げたので436円で買い増したのだが、皆様には余りお薦めしない。
 何となれば投資家やアナリストのマジョリティは強気一辺倒なので、私なんぞ弱気の変わり者は完全にマイノリティだからである。
 ちなみに今日は435円の変わらず。
 とは言えリスクヘッジと考えて、余り値動きを気にするのは止めるようにしている。
⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕

  《今日のニュース》

 大きいニュースでは、国内の新型コロナウイルスの新規感染者が今日初めて2万人を超えた。
 13日、計17都府県で感染者が過去最多となった。
 特に都市部で感染拡大が深刻さを増す。

東京都心
 最多を更新したのは、岩手、茨城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、長野、静岡、三重、京都、愛媛、佐賀、熊本、鹿児島の16都府県。秋田県もこれまでの最多に並んだ。

 5773人の感染が確認された東京都。
 都基準の重症者は前日比9人増の227人となり、自宅療養者2万1723人、入院患者3727人とともに最多を更新した。
 感染後に自宅で療養していた50歳代男性の死亡も判明した。
 基礎疾患があったが軽症と診断され、保健所が健康観察を続けていた。
 京都府では450人の感染が判明し、最多更新は3日連続。病床使用率は12日時点で72%となり、「第4波」のピークだった70・4%を上回った。大阪府でも1561人の感染が確認された。
 過去2番目に多く、金曜日としては最多。

 また全国の新規感染者数が初めて2万人を超えたことを受け、菅首相は酸素ステーション等を整備する方針を表明した。
 菅首相は、「東京の医療体制、極めて厳しい状況にある。国民の命を守る。これが政府の最大の責務である」、と、語った。
 菅首相は自宅療養者が必要とする場合、酸素投与を可能にする酸素ステーションの態勢を整備するよう、関係閣僚に指示したと明らかにした。
 また重症化防止に効果があるとされる、中和抗体薬を投与する態勢整備の方針も示した。
 一方、いわゆるロックダウン(都市封鎖)について、菅首相は「世界でロックダウンする。 外出禁止に罰金かけても守ることができなかったじゃないですか。ワクチンだということで、人流の抑制と同時に、そうしたことにしっかり全力で取り組んできている」と述べた。

 この菅総理の言葉を聴いても全く肯けないし、全く安心出来ないのは、私だけではないように思う。
 どうせこのコメントも官邸スタッフの考えたもので、棒読みしているのてはないのか?
 或いは国民の命を守れていないのに、国民の命を守るとは、単なる嘘吐きではないのか?
 そんな事を言いながらも、この国家的危機のなか国民がどんなに死のうが、バラリンピックは開催するんでしょう?
 と、菅総理に言いたい処だが、彼に何を訊いても彼自身の言葉は返って来ないだろう。
 今彼に望む事、また彼が国民の為に出来る事は唯一つ。
 1日も早く自民党総裁からも、総理からも退き、国民の前から姿を消す事。
 それがまともな日本に戻る唯一の方途のように思うのも、私だけではないように思う。
 
 それから国際ニュースでは、【AFP=時事】英国のベン・ウォレス(Ben Wallace)国防相は13日、アフガニスタンからの米軍撤収を批判し、旧支配勢力タリバン(Taliban)の復権は世界の脅威となる過激派の温床を生み出す恐れがあると警鐘を鳴らした。
 ウォレス国防相は12日、タリバンが支配地域を広げていることを受け、アフガン国内にいる英国人の避難を支援するため、兵士約600人を派遣すると発表した。
 一方でウォレス氏は翌13日、英スカイニューズ・テレビ(Sky News)に対し、アフガンからの部隊撤収という米国の判断はタリバンに勢いを与えることになり、「現地に非常に大きな問題を残す」と指摘した。
 また同氏は、欧米諸国が20年にわたりアフガンに関与するきっかけになった2001年9月11日の米同時多発攻撃以前に、タリバンが保護下に置いてきた国際テロ組織アルカイダに言及。
 アフガンからの部隊撤収はアルカイダを利することになり、アルカイダが復活すれば「英国とその国益にとって、安全保障上の脅威」になると警告した。
 ウォレス氏はさらに、米国とタリバンが昨年カタール・ドーハ(Doha)で結んだ和平合意に触れ、これによって英国には部隊撤収以外の選択肢がなくなったとの見方を示した。
 ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の下で署名されたこの和平合意について、「あのような形で行われたのは誤りだと感じた。われわれは皆、国際社会として、その代償を支払うことになるだろう」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

 また【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンが13日、首都カブールに隣接する東部ロガール州の州都を制圧した。
 カブールまで直線距離で約50キロまで迫り、軍事的緊張が高まっている。
 政府側は12日以降、人口第2位の南部カンダハル、第3位の西部ヘラートも失った。
 このほか、タリバンは13日に、3州都を新たに制圧したと宣言。34州都中、過半数の18都市を押さえた形となった。
州都陥落は8日連続。
 政府軍は士気が低く、米同時テロ20年を前に後ろ盾の駐留米軍が撤収を完了しつつある中、防衛に打つ手がない状態だ。
 カンダハル陥落に際し、政府軍の車両が次々と市内を出て行く場面とされる映像がインターネット上に投稿された。
 ヘラート陥落についても、治安筋はAFP通信に「さらなる破壊を防ぐため街を出なければならなかった」と釈明したものの、最後までタリバンから市民を守ろうとする姿勢は見えない。 
 ヘラート州では、かつて対タリバン戦で名をはせ、州知事も務めたイスマイル・カーン氏が拘束された。
 米軍など駐留外国部隊の撤収が正式に始まった今年5月以降、タリバンは攻勢を強めた。
 政府軍は「戦略的撤退」(国防筋)を繰り返し、今や勢力圏の中心都市はカブール、北部マザリシャリフなど数カ所だけだ。
 バイデン政権の米軍撤収方針に対し、野党・共和党のマコネル院内総務が12日、「アフガンが予測も回避もできるはずの破滅的状況に向かいつつある」と批判。
 バイデン大統領は、米大使館員の退避支援のため3000人の部隊をカブールに送ることを決めたが、対タリバン戦については「自分たちの国のために戦わなければならない」とアフガン軍に奮起を促すにとどまっている。
 アフガン政府はタリバンに対し、停戦と引き換えにタリバンへの一部権力の移譲を提案したもようだ。
 しかし、これまでの和平プロセスでは、ガニ大統領が自らの退任につながる恐れのある権力割譲を拒んできた。
 タリバンと関係の深いパキスタンのカーン首相は11日、「ガニ氏が大統領でいる限り、タリバンは交渉に応じないだろう」とロイター通信に語った。 


  《個別銘柄ニュース》

  ❇️❇️特注シミュレーション銘柄❇️❇️

 4507 塩野義製薬

 先ずは以下のニュースを読んで戴きたい。

 塩野義製薬は6日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について、2021年中に100万人分以上の供給体制を整える方針を明らかにした。 
 国が新薬開発で設けた特例の「条件付き早期承認」の年内の申請も検討し、承認後の早期供給に備える。
 軽症者が自宅服用の飲み薬が実用化できれば、医療体制の逼迫を避けられる利点がある。
 また塩野義は新型コロナワクチンの開発も進めている。
 他社製のワクチンとの比較か偽薬との比較のいずれかの方式で最終段階の治験を年内に始め、22年3月末までの実用化を目指す。
 提携先の岐阜県の工場で年内に最大で年6000万人分の生産体制を整える計画だ。

 配当は上期下期とも55円で、次回配当の権利落ち日は9月29日。
 配当利回りは大した事無いが、大化けする可能性がある。
 8月6日に6038円315円高の引け値で仕込むシミュレーションを開始する。
 やはり10日に上昇した。
 6434円の396円高。
 8月10日いきなり利益は出たが、念の為今週一杯は様子を見た。
 今日は6536円の33円高。
 今日一旦引け値で手仕舞いし利益を確定。
 来週再度シミュレーションを手掛けれるか、様子を見る。
 約500円分利益が出た。

 ❇️❇️特注買い付け銘柄❇️❇️

 1605 INPEX

 先ずは以下の決算内容を読んで戴きたい。

INPEX 営業利益 21/12 ↑↑↑→↓
(1605) 505,748 → 484,006 3社
21/12 +2.0倍 → +94.8%
22/12 +8.0% → +12.2%

 決算内容を上方修正し、また配当が年24円配から40円配に増配。
 恐らく4桁が当たり前の銘柄だと思う。
 先日原油安の煽りを喰らって一時750円台迄落ち込んだが、ここへ来て持ち直している。
 INPEXと言われても、それ何の会社?
 と、仰る方には言わずと知れた、「国際石油帝石」の正式社名です、と、お伝えしよう。

 このINPEXだが実は主力商品はLNGだ。
 石油が乱高下しているのを尻目に、LNG(天然ガス)は脱炭素と経済回復により需給が逼迫していて、今夏は例年の5倍以上に高騰しているのだ。
 同社はLNGの高騰と共に、今夏は日を追う毎に株価も高騰すると見た。
 買値は802円。
 今日の高値は812円迄あったが、何とか引け寸前で安い処を買えた。
 今日の引け値は799円の1円安。
 来週以降押し目買いも含め注視する。

 ❇️❇️大失敗❇️❇️大反省❇️❇️銘柄❇️❇️
 
 6月29日が配当権利落ちで、苦慮の末6月末に買い付けを見送った3286トラストHDが、7月6日に601円の100円高と急騰した。
 ところが7月12日は7月9日に引き続き450円から、430円の20円安と続落した。
 とは言え堅調と言えば堅調。
 配当権利落ち直後のストップ高など通常は考えられないが、最近は配当の権利確定後に株価下落防止策として、各上場会社が株主に有利な情報を発信するパターンが散見されるる。
 例えば自社株買いや新規事業参入、或いは企業間買収等だ。
 他にも通期決算が急上昇する等。
 しかしそのような情報はインサイダーでも無い限り、一般の投資家は知る由も無い。
 今回のトラストHDの株価急騰の理由は分からないし、何者かが仕掛けているのかも知れないが、これも長期保有を考えて買っていたらこのストップ高を享受する事が出来た訳で、今後は短期ではなく長期での保有を考えるべき、と、そう再考する良き教訓となった。
 日経ダブルインバースを始めETFでリスクヘッジをしながら、長期保有を旨とすべし。
 やはりバークシャー&ハザウェイのウォーレンバフェット氏は正しい。
 兎に角戻り安値の300円台に期待したい。
 
⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕
 しかしながら7月7日~7月9日と比べ、7月の12日にははかなり下げ幅が縮まって来た。
 そこで300円台に到っていないが、7月12日の相場が二番底と見てリベンジを期して買いに入った。
 もう少し下げるかもだが、買値は433円。
 先週一旦は422円の変わらずと下げ止まったかと思いきや、そこから節目の400円を割り込んでかなり値を消したが、下げ始めてから16日目に漸く下げ止まり、その後3日間続伸の後の3日続落。今日は356円の3円高。
 創業者が株式を売却したいらしく、株価を下げない為にもその求めに応じて、自社株買いを行うとの事。
 115万株を上限に全体の23%にも及ぶ。
 朝方は気配値も含め相当株価は上がっていたのだが、場が開くとそうでもない市場の反響。
 それにしても反応は薄かった。
⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕
 自社株買いで総ての銘柄が根を上げると思っていたら、大間違いなのだ。 ⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕
 この銘柄の場合353円で創業者の株を自社株買いしたのだが、創業者の個人的な都合で現金を作る為にされた自社株買いのよう。
 相場より低い353円での自社株買いで、会社の資産基盤を脆弱にするだけの自社株買いであった。
 それに配当も減配になる様子。
 騙された、と、言うべきか。
 私が阿保だったのか。
 やはり射幸心から短期で稼ぎたいと思った部分があり、自身の愚かさが露見したパターン。
 この銘柄は絶対に手を出さないで欲しい!
 塩漬けにするか、損切りするかは、今月中に決める。
 否、やはり塩漬けにする。
 良く精査せずに手を出し、大失敗したこの惨状を忘れない為にも。
 己の愚かさの証拠として。
 馬鹿だった。
⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕

 ❇️❇️見逃し反省からのリベンジ銘柄❇️❇️

 7896・セブン工業が4月末にストップ高の後520円の79円安と売られ、その後も496円の3円安と少し足踏み。
 500円を切ったら勝負出来る。
 と、思っていた矢先の6月初旬、いきなり602円の100円高と再び急激に上昇した。
 このまま上値離れしたら手は出せない。
 慎重に様子を見ていたら失敗した。
 決算の上方修正と木材価格の上昇で材料視された。
⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕
 しかし安値が555円で高値が597円と、6月11日の荒い値動きの流れの中、少しだけだが何とか559円で買う事が出来た。
 もう少し下げるかも知れないが、目標株価を660円前後に定めたいと思う。
 6月24日508円9円安と買値からは51円安も、翌日に起死回生の587円の79円高と復活。
 先日支配株主についての適時開示を行ったが、大株主の2社で凡そ50%を占める。
 大株主の2社は同業の都築木材と西垣林業で、東芝とは真逆で彼等は安定株主。
 海外ファンド等の資金が入っていない為オーバーハングの懸念がなく、それを好感した株価上昇と見る。
 株価は所謂「雲」と言われる抵抗線を上抜けした、「雲の上抜け」状態。
 株価上昇が期待出来る。
 とは言え7月9日521円の18円安と少し調整。  
 14日には531円まで戻したが、7月20日516円の3円安と続落。
 第一四半期の決算が赤字転落した事から、今日も504円の4円安と中々値が戻らない。
 今後押し目買いも視野に入れながら、戻り高値に期待したい。
⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 以前から注目していた8070東京産業が、先月7月6日に656円の48円高と急騰。
 今日も727円の7円安と少し下げるも堅調。
 三菱パワー製品の受託販売が柱の機械商社であり、再生エネルギー関連に注力する同社は自社株買いを実施するらしい。
 業績好調で配当は中間期末とも13円で、次回配当が9月末の為注視していたのだが、またまた見逃した銘柄が急騰してしまった。
 今後戻り安値600円前後の戻り安値に期待する他無い。
 この銘柄も時期を逃した事に反省である。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・前澤工業。 
 上下水道機械の最大手。
 7月7日699円の82円高を付けて、7月14日水曜も690円の10円安と堅調だったが、7月15日木曜635円の55円安とかなり値を消した。
 業績好調の上自社株買いに増配と、株価が上がる条件が揃っているように見えたが、ここに来て今期の2桁営業減益見通しがマイナス視された。
 そして7月20日には633円迄値を消し、再び3日間で65円値上がりし698円と値を戻した。
 それなのにそこから3日間で41円も値下がりと乱高下。
 今日は688円の9円安と少し下げている。
 冷めるとみるか再び高騰すると見るか、何とも悩ましく判断に困る銘柄だ。

 ✴️見逃し反省銘柄✴️
 東証一部6489・バイク王。 
 中古2輪売買最大手。
 7月9日952円の49円高で、7月13日は1158円の149円高と絶好調。
 8月2日に1313円の111円安と、増担保措置など取引規制強化をネガティブ視しての反落だったが、今日は1536円の21円安と下げも好調。
 何処迄値を飛ばすのか想像も付かない。
 業績好調での株価なのだが、この銘柄実は200円を切る180円台の時から注目していて、遂に手を出せずに今日迄来た。
 こうなると情けないを通り越して、自分の才能の無さが恨めしい。
 しかし投資は才能でするものではない。
 飽くなき探求心と研鑽を積み上げてするものである、と、分かってはいるが、しかしこの状況何とかならないものか。

 注目銘柄☆東証一部3245ディア・ライフで、投資用マンション等を手掛ける。
 ストップ高の後5月中旬に440円の32円安だったが、その後値を戻し今日も502円の10円高と堅調で、配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、配当が20円と増配しているのに地合いの悪さで急落そ後の連日反発。
 注目である。

 注目銘柄☆東証一部7618のPCデポで、シニア層主体の顧客を持つPC専門店。
 増配を予定しているのに、この会社が起こしたのではないが、ハッキングや情報流出懸念で相場の全体的な流れでこの業種各社の株価下落に繋がった。
 今日は482円の8円高。
 配当権利落ちは9月29日とまだ先の為、実際に買うのは夏以降のタイミングで良いような気がするが、下期配当が7円(上期7円で年ベースでは14円)と増配しているのに、地合いの悪さで株価急落。
 また株主優待も有る。
 配当権利落ち月迄には仕込みたいが、狙っていた429円から既にかなり上昇した。
 今後の戻り安値に期待しつつ注目である。

 注目銘柄☆8737・あかつき本社
 中古住宅や老人ホーム等を扱う不動産会社。
 今日も378円の8円高と堅調。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 以前にも保有していた事があり、利益が乗った処てま売却したのだが、今回増収増益で増配するのだとか。
 来月末ぐらい迄に仕込める処で仕込みたい。

 注目銘柄☆2411・ゲンダイエージェンシー。
 パチンコ店の広告を扱う専業1位。
 先週320円の26円高と急上昇。
 今日も344円の8円高と堅調。
 配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 以前にも保有していた事があり、配当見送りで売却したのだが、今回業績回復で上期3円下期4円と復配するのだとか。
 少し値を戻して300円前後なら、来月末ぐらい迄に仕込める処で仕込みたい。

 注目銘柄☆3323レカム。
 今日は97円の変わらずで配当権利落ち日は9月29日とまだ先の為、実際に買うのは8月以降のタイミングで良いような気がする。
 とは言え先日100円を切っていて、ここ数日再び100円を切っている。
 このまま暫く90円~80円台を保ってくれれば、勝機到来の予感。
 来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 注目銘柄☆3452ビーロット。
 富裕層向け不動産売買。
 今日578の9円高で配当権利落ち日は12月29日とまだまだ先の為、実際に買うのは夏~秋以降のタイミングで良いような気がする。
 配当は15円だが、100株以上で1000円のクオカードが株主優待で贈られる。
 秋~冬に掛けて値動きに注目だ。

 注目銘柄☆8622水戸証券
 今日299円の変わらずで配当権利落ち日は9月29日と少し先の為、実際に買うのは8月~9月のタイミングで良いような気がする。 
 上期6円下期 10円と高配当なのだが、個人的に株主優待のカレンダーが欲しい。
 凄く実用的なのだ。
 来月末ぐらい迄値動きに注目だ。

 危険注意銘柄☆2191「テラ」は急激な株価上昇の後急落で、当局から金融商品取引法違反で調査を受けた創薬ベンチャーで今日は203円の2円安、凡そ2ヶ月前株価が少し動き始めたと思うや、その後は売りに押され下落した。
 誰かが仕掛けているのかも知れないが、危険なので買わずに注視する。 
 株式公開取り消しなのか、或いは再上昇なのか取捨が難しい処。 

 注目銘柄☆7537・丸文が業績好調で5月中旬558円の58円高の値を付け、今日も742円の3円高と絶好調。
 半導体卸の会社である。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。

 注目銘柄☆9274・国際紙パルプ商事が業績好調と増配で、昨日8月12日346円の80円高の値を付けた。
 今日は329円の17円安と反動安も好調。
 今更手を出せないが、何故もう一足早く買えなかったか。
 業績好調は分かっていたが、ここ迄とは思わなかった。
 気付くのが今では話にならない、と、反省。

 注目銘柄☆5017の富士石油は5月末頃272円の53円高と、旧村上ファンド系のファンドの所有が明らかになった、
 今日は239円の6円安と堅調だが、220円台の戻り安値が有れば仕込みたい。

注目銘柄☆3289東急不動産が先日700円の39円高で業績上昇、少し下げていて今日は627円の14円安。
 今後 600円前後に調整すれば狙える。
 とは言えまたも出遅れた自身に反省。

 注目銘柄☆7544スリーエフが先日369円の69円高で業績V字回復予想、今日は317円の1円安と未だに堅調ではあるが、勝負出来るレンジの一歩前迄調整した。
 再び300円前後なら勝負出来る。

 注目銘柄☆9696のウイザスが、4月末に575円の69円高と決算大幅上方修正でストップ高、今日も641円の53円高と堅調。
 今後500円前後の戻り安値があれば狙えるが、この銘柄も気付くのが遅過ぎて今更だ。
 またまた反省。

 注目銘柄☆1720の東急建設が、7月27日に764円の43円安と、基礎杭で不良確認の報を受け大きく下落した。
 今日は755円の1円安。
 配当方針変更で上期20円下期20円と大幅な増配決定後の不祥事で、或いはチャンスかも知れない。
 今後700円前後で狙いたい。

 注目銘柄☆8698のマネックスGが、7月27日に663円の20円安で、7月28日も639円の23円安と続落していて、狙おうと思っていたら7月29日687円の48円高と値を戻した。
 今日も710円の5円安と下げるも堅調。
 先日米アマゾンでビットコイン決済受入れ否定の報を受け下落し、上期8円下期18.5円と高配当で狙いを付けた。
 ビットコイン関連銘柄はこうした報で一時的に下げる事がある。
 しかし直ぐに値を戻した。
 600円前後の戻り安値があれば東急建設同様、狙える処で狙いたい。

 注目銘柄☆8897のタカラレーベンが、8月2日に322円の20円安と急落。
 今日は318円の変わらず。
 株主優待の取り止めがネガティブ視された。
 しかし配当は維持。
 上期4円下期10円と依然として高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 大反省銘柄のトラストHDとは真逆に地道だが目立たない銘柄で、トラストHDの大失敗を糧にこの銘柄こそ買いたい。
 9月権利落ち迄に下げ止まった処で狙う。

 注目銘柄☆8798のアドバンスクリエイトが、8月4日964円の49円安と急落。
 大した理由の無い下げで明日以降反発必至。
 株主優待は2500円相当のカタログギフト。
 配当は上期30円下期15円と高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 次回配当権利落ちは9月29日。
 今日は965円の5円安。
 今後下値で狙いたい。

 注目銘柄☆3449のテクノフレックスが、8月10日978円の23円安と急反落。
 決算2%下げでこの急落。
 配当は上期20円下期21円と高配当で、或いはチャンスかも知れない。
 次回配当権利落ちは12月29日。
 今日は968円の6円安。
 今後下値で狙いたい。


  《今日の東京コロナ感染状況》

 今日の東京都のコロナ新規感染者数は5773人と、前週同曜日から1258人の増加。 
 遂に5000人を超え、過最多の新規感染者数。 
 またこの内現在入院している重症患者は、前日から9人増加して227人と4日連続して過去最多となった。

 都の担当者は「まだ感染拡大が続いている状況だ。人と接触すれば感染するリスクは高まる。どうしても外出する場合は短い時間、少人数にするようお願いしたい」と話している。

 こうした非常事態が続く中、菅義偉(すが・よしひで)首相は7月30日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応に失敗した場合、引責辞任する考えがあるかを問われ、「対応することが私の責任で、私はできると思っている」と語った、と、言う。
 開いた口が塞がらない。
 東京の新規感染者数が4000人を超えるこの状況下でも、彼は今も、「私はできると思っている」、と、思っているのだろうか。
 ワクチン接種の遅れや五輪バブル方式の失敗等、既に対応出来ていないではないか。
 それに今回の医療逼迫も含めてである。
 このまま国民に謝罪もせずに、逃げ仰せるとでも思っているのだろうか。
 それに東洋の魔女発言こそしなくなったが、菅総理は事ここに及んでも、パラリンピックでさえ中止しない意向だ。
 してみると日本人は自分で自分の身を守るしかない、と、言う事。
 最早菅総理はバッハ会長同様に、日本国民の敵でしかない
 秋の総選挙で政権が変わったしたとしたら、次の総理はたとえそれが自民党総裁であっても、菅総理を始め現政権の閣僚等に責任だけは取らせて欲しい。

  《今夜のニューヨーク市場》

 今夜のニューヨークダウは開場5時間の株価で、$35519の$19高と僅かに反発。
 しかしナスダックは$14814の$2安と反落。  

 【市場概況】

 13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸して始まった。
 午前9時35分時点は前日比57ドル46セント高の3万5557ドル31セントと、前日に付けた過去最高値を上回って推移している。
 新型コロナウイルスのワクチン接種の強化に伴い、経済活動の正常化が進むとの見方から買いが先行している。 
 12日夕に発表した2021年4~6月期決算が市場予想を上回った映画・娯楽のウォルト・ディズニーは4%高、ダウ平均を押し上げている。
 米食品医薬品局(FDA)は12日夜、新型コロナワクチンについて、免疫力が低下している人を対象に3回目の追加接種(ブースター接種)を認めた。  
 ワクチンの供給元となる製薬のファイザーとバイオ製薬のモデルナはともに買い先行で始まった。
 米長期金利は1.3%台前半と前日の水準を下回って推移しており、長期金利が下がると買われやすい顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやソフトウエアのマイクロソフトなどのハイテク株も高い。
 ただ、相場の上値は重い。ダウ平均は前日まで連日で過去最高値を更新しており、短期的な過熱感を警戒した売りも出ている。
 ホーム・センターのホーム・デポやスポーツ用品のナイキなど消費関連銘柄の一角が売られている。
 石油のシェブロンも安い。

 この様子では来週月曜の東京も、上下は別にして小動きで間違い無いだろう。
 しかしながらここ最近ニューヨークが下落した翌日に日経平均が上昇し、ニューヨークが上昇した翌日に日経平均が下落している。
 それにナスダックの下げが気掛かり。
 ひょっとしたら続落するかもだが、何れにしても小動きのように思う。
 それにしてもこのコロナ感染激増下の、しかもオリンピック開催中の東京での株高は、どうにも納得出来ない。 
 無論現況を株高と見る私は、マイノリティなのかも知れない。
 何はともあれ日経平均上昇の折は、ダブルインバースの買い場が到来したと思うふべき。
 今少し値が上がれば、その時にはまた日経ダブルインバースを買いに入る。

  《今日の依存症治療と総括》

 何が何でも弱気の立場を貫く私は、何はともあれ本間宗久の相場三昧伝に従うのみだ。
 それにしても、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、と、書いた貼り紙は良い。
 読む度に競馬やパチンコをする阿保らしさが身に沁みるのだ。
 依存症は完治しない病である。
 気を引き締めて頑張らねば。
 しかし何だかんだで、今日も競馬の開催時間もパチンコ屋の閉店時間もやり過ごせた。 
 今日の競馬やパチンコでの無事は、スーパーに買い出しに行ったお蔭か。
 競馬やパチンコの事を丸1日考えなかった。

 で、明日の競馬やパチンコでの無事は、「不必要な射幸心は捨て、現実を受け入れる」、との貼り紙を再度確認する事で確実としたい。
 また明日は土曜なので、「馬券を買わなければこんなに得する」、と、競馬をしなかった場合如何に得するかについて書く、昨今新たに立ち上げた新コーナーを粛々と続ける。

 追伸・訳有って彦四郎君は私の従兄弟に貰わ      
    れてしまった。
    今月新しい男子の熱帯魚が来る予定。
    ちなみに今日は発泡酒。
    来週月曜日こそビールで乾杯したい。
    が、お茶のような気もする。

 
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み