勇者の窮地に駆け付けし者

文字数 7,431文字

 ライアン、マダーニ、トモハル、ミノルの四人は寂しくなった馬車で、本来ならば皆と行く予定であったピョートルへと進んでいた。口数は少なく、ただ進む。
 次の滞在地である“ジョアン”までは、広くはないものの商人や旅人が歩き易い様、ある程度街道が舗装されている為、比較的楽な旅である。古びた石畳の街道を、延々と進む。
 トモハルとミノルは、交互にライアンから馬車の操作を、マダーニからは魔法を習った。
 トモハルは、アサギを救う為に真剣だった。時間を惜しんで鍛錬に励み、非常にまめな努力家、強い意思は揺ぎ無い。馬車の操作も飲み込みが早く、率先してライアンに質問を繰り返している。また、操作中も剣の扱い方や防御、戦い方についてライアンから話を聴いていた。
 皆と離れて、数週間。
 時折魔物にも襲われたが、どうにか切り抜けられたのはトモハルが目まぐるしい成長を遂げているからだった。
 けれども、相変わらずミノルは未だに力を発揮しない。
 その夜。
 月明かりの中で夕食をとることになった一行は、ライアンが川で獲ってきた魚を焼いた。残り少なくなった焼き菓子に、焼いた魚と干した肉。川で汲んだ水を沸かして、薬草茶で身体を温める。
 明日の為、水筒にその茶を詰め込む作業は、トモハルの仕事となっていた。厭な顔一つせず素早く行うが、ミノルはその間も膝を抱えて蹲り、眠りについている。
 精神的に限界だった、毎日馬車に揺られ出来もしない魔法の稽古を繰り返す。まだ馬車を操作しているときのほうが、ミノルの顔に笑顔が見えた。
 身を案じ三人はミノルを見つめるが、こればかりは助けられない。本人のやる気次第になってしまう。

「あ、そうだ。私、今日から月経がが始まって魔力が弱まったから。戦闘で期待しないでね、よろしく」

 ブー! 
 しれっと告げたマダーニに、三人は盛大に口から茶を吹き出した。
 唐突な暴露にミノルは顔を赤らめ、視線を泳がせる。

「え、えぇっと。つまり、マダーニの魔法に期待は出来ない、か。厄介な魔物に遭遇しないことを願おう」
「気弱な発言ね、ライアン」

 呆れたように腕を組んでライアンを見上げるマダーニを、トモハルが首を傾げて見ていた。以前から、二人については思うところがあったので、疑問を口にしてみる。

「すみません、込み入った話ですが……。あのぉ、二人って、そういう関係ですか?」
「あらやだ、そう見えるのかしら?」
「うん、なんとなく思ってた。雰囲気が違うし……」

 ミノルはトモハルに意味が解らない、と困惑して視線を送った。 
 気づいたトモハルは、小さく耳打ちをして教える。ミノルは恋愛ごとに疎いから、仕方がない、とも思いながら。
 実際には、ミノルが疎いのではない。トモハルが、早熟なのだ。

「二人は付き合ってるんだ。前からそうかな、って気がしてた」
「へー」

 思い返せば、二人は妙に距離感が近いし、打ち解けた会話をしていた。ひょっとして、この組み合わせは私情が絡んでいるのではないかと、一瞬腹が立つ。

 ……いい気なもんだ、自分達は好きな奴と一緒にてさ。

 悪態をついたが、慌てて首を振る。自分は、好きな奴と離れてしまったと宣言している様なものだ。
 実際そうだが、この歳と、この性格で認めるのは恥ずかしい。

「駄目だよライアン、彼女の“アノ日”は覚えておかないと。男として当然の事だろ」

 トモハルの発言に更に茶を吐き出したミノルは、信じられない、と恐ろしいものを見るかのように視線を投げた。顔には、侮蔑の念すら浮かんでいる。

「ちょ、おま……何言ってんの?」
「これは大事な事だぞ、ミノル。って、兄貴が言ってた」

 兄弟でどんな会話してんだ、松本家! と、突っ込もうとしたが、今のミノルにそこまでの元気はない。ミノルは一人っ子なので兄の存在が羨ましく感じられる時もあったが、そういえばトモハルの兄は近所でも評判の、異性に人一倍関心を持つ軟派な男だった。確かに、顔は弟と同じくしてそこそこ良いが、女性からの受けはどうなのだろうか。

 ……でも、彼女がいるって事はモテるんだろうな。見る度に相手が変わっている気がするけど。

 平然としているマダーニを他所に、ライアンは苦笑した。

「うん、まぁ、トモハルの言う通り、大事だけどもな」
「大事だけど、この状況下でどうしたらよいのかしら? 勇者君たちが二時間くらい席を外してくれるのなら、今後旅の最中でも出来るけど」

 ブフォォ!
 現実味のある時間を提示され、三人の男は揃って再び茶を吐く。真っ赤な三人を尻目に、マダーニはあっけらかんとして、右手で空を指し肩を竦めた。

「それはおいといて、見て? ほら、月が満ち始めてるでしょ? これって魔力上昇の兆しなの」

 指の先に、冴え冴えとした月が浮かんでいる。

「ん? となると、最悪な事態は免れた……ってことか?」
「うん。でも、普段通りにはいかないからね。勇者君達、頑張るのよ」
「任せて!」

 自慢げに胸を叩いたトモハルの傍らで、ミノルは小さく溜息を吐いた。転がっている地面の石を見つめながら、自分は返事が出来ないと痛感する。正直、自分が役に立てないことなど分かり切っている。悔しさなど湧き上がってこない、最初から無理だと諦めている。今ここにいる以上、何かしら努力は必要なのだろうが、どうにも気持ちの切り替えが出来ない。
 夢であれば良いのにと、何度願った事だろう。魔法など、使えるわけがない、素質がない。
 今自分がRPGの世界に入り込んだとしたら、おそらく『この村へようこそ』の村人役だと痛感していた。
 何故、勇者なのか。
 頭が悪く、物覚えの良くない自分にとって、魔法習得など苦行でしかない。能動的なトモハルは、魔法の習得も楽しく、すぐに憶え、誇って唱えられるのだろう。
 見ていて、憧れる。
 家が隣の、幼馴染トモハル。同じサッカー部に所属し、その力だけならば互角だが、学校での成績も踏まえればトモハルが明らかに上だった。
 アサギもトモハルも優等生であり、傍から見てもこの二人は似合いの仲だった。
 そして、自分と比較した。アサギとミノル、アサギとトモハル。どう思い描いても、嗤える程に不釣合いなのは、自分だ。
 アサギを救えるのは、トモハルだろうとミノルは思っていた。放って置いても一人でどうにか救出しそうだとも、思った。トモハルには華があり、冗談でなく全てのことをやってのけそうな雰囲気すらある。
 アサギが不可思議な力を発揮していたように、恐らくトモハルにもその素質がある。
 ライアンが徐に立ち上がり、沈んでいるミノルの肩を叩くと「頼りにしているよ」と声をかけた。不要なお世辞だ、とミノルは皮肉めいて嗤う。
 出来損ないの、勇者。
 何故、勇者に選ばれたのか知りたい。

 ……勇者なんて、無理だって。俺に似合うのは、勇者が来る村で野次馬してる一般市民が妥当だろ。
『それはお前が勇者だったら、と願ったからだろ。前向けよ、二度と過ちを繰り返すなよ、トモハラ、じゃなくてトモハルの真似はしなくていいから、自分の道を見失うなよ。頼むよ……俺』

「はぃ?」

 誰かに喋りかけられた気がして、ミノルは目を白黒させた。聞こえた声は、苛立っている時の、自分の声に聞こえた。ついに幻聴が始まった、と項垂れる。
 腹の底に溜まった嫌なものを吐き出すように、深く口から息を吐いた。顔を上げて不意にマダーニを見れば、背筋に寒気が走る。
 神妙に頷いたマダーニは、トモハルに視線を送った。
 ミノルも視線を流すと、トモハルはすでに剣を握りしめている。その、炯々とした瞳に煽られ、慌てて傍らの剣を手にした。

「二人とも、感じたのね。……お客さんよ、ライアン」

 嬉しそうに腰に手を添え、満足し二人の勇者を見つめたマダーニは、声のトーンを多少落としてライアンを見つめる。

「何だって!?」
「敵の姿が望遠できないけれど、この距離でこの感覚……相当の新手よ」
「ここでは不利だ! 馬車に乗れ、移動する!」

 顔色を変えたライアンは、素早く片付けに入った。
 マダーニとトモハルも忙しなく動き出したが、足が震え始めたミノルは早々に馬車に乗り込み剣を抱く。まだ魔力操作など出来ないミノルが、若干でも悪寒を感じた相手である。異常だった、それがどういうことかくらいは解った。
 どんでもなく強い、ということだ。

「方角は!? 解るかマダーニっ」

 ライアンの怒鳴り声に、走り出した馬車の中でマダーニは不意にミノルとトモハルの頭部に両手を置いた。口を固く結び、神経を集中させて探る。
 二人の勇者は、弾かれたように驚愕の瞳でマダーニを見た。

「二人とも、見えたわね? 媒介して魔力を増幅させてみたの」
「でっかい影だ……」
「ふた……つ?」

 にやりと、形の良い唇に笑みを浮かべたマダーニだが、僅かに青褪めている。額に浮かんだ汗を軽く脱ぐい、唇を噛締めた。二人の髪をくしゃくしゃと愛しそうにかき混ぜ、凛と告げる。

「ライアン! 敵は二体! 右斜め後方から来てる、敵を褒めたくはないけれど、相当強い奴よ」

 言い終えるなりランプを取り出し地図を引っ張り出すと、灯りを翳して地形を探した。せめて戦いやすい場所で対峙したい、指先で戦闘場所を探す。
 トモハルが、ランプを掲げてマダーニを補佐した。
 細長い指先がカタカタと震えているのは馬車のせいか、それとも恐怖の為か。

「森を抜けて! 荒地が広がっているみたいだからそこで迎え撃ちましょう。でも、極力逃げて!」
「了解!」

 敵の迫り来る速度が計り知れない、この闘争心むき出しの気配は厄介だ。しかも、標的を定めており、確実に追ってきている。
 つまり、逃げられない。
 懸命に戦闘に適した場所を探すライアンと、瓶を取り出し中の液体に小剣を浸すマダーニ。
 その傍らで二人の勇者は、未知の恐怖に足がすくみ、乱れる脈拍を必死に整えながら、汗ばむ手で剣を握る。今までの相手は、おそらく“普通”もしくは“妥当”だったのだろう。
 今回は運が悪いのだと、ミノルは口元を引きつらせる。

「二人とも、聞きなさい。私の魔法を頼りにしないで、やるだけやってみるけれど連続での発動は無理。あんた達も自分の魔法を過信しちゃ駄目よ、本来なら“あぁいう敵”には打撃より魔法が有効だけど……」

 過信も何も、それすら出来ないミノルだが、気になる言葉があった。

「あぁいう? ……どんな敵か解ったってこと?」

 神妙な顔つきのマダーニに、聞いてしまったトモハルは心底後悔をした。戦闘慣れしているマダーニが、緊張する相手である。今まで多くの魔物と遭遇してきたが、この緊張感は異常だった。

「多分……トロル」

 間入れず「トロル!?」と同時に声を張り上げた二人は、顔を見合わせ青褪めた。
 トロル、とは。
 この世界での容姿は定かではないが、一般的に“知能は低いが、巨大で怪力な化物”だ。ミノルはそれに付け加えた。『序盤で出てくる敵ではない、最終試練の前辺りの敵のはずだ』と。ゴブリンの親玉な概念がある。
 地球では北欧神話に登場する妖怪のようなものだが、ゲームを主力とするファンタジー世界では多くが巨漢で凶暴な魔物として描かれる。
 唇を噛締め、トモハルはすでに剣を引き抜いた。左利きのトモハルは剣を構えながら右の拳をとじたり開いたりしている。魔法の確認を急ぎ、震える唇で言葉を紡ぐ。

「私の小剣を、徐々に体内を蝕む毒剣に変えたわ。それで長期戦に持ち込めば毒が回りこんで勝てると思うの。それまでなんとか引き伸ばしましょう、短期で決着をつけたいけれど……」

 魔法が頼りに出来ない、ということだ。もとより、傷を作らねば毒とて体内を蝕まないのでマダーニの接近戦が鍵となる。そうなると隙を作るのは勇者達の役目だろう、感じ取ったトモハルは喉を鳴らす。

「俺が一体、貰い受ける。片方は三人でどうにか踏ん張ってくれ」

 ライアンが強張った表情でそう告げる、しかし声は普段通り温厚で滑らかな口調だった。表情が見えなかったので、トモハルはその声に安堵し、大きく深呼吸を繰り返し自己暗示を繰り返す。落ち着けば、大丈夫だと。魔王とも対峙しているじゃないか、それに比べればどうってことない、と。
 ふと、隣を見たトモハルは言葉を詰まらせた。
 小刻みに震えるミノルは、今にも卒倒しそうな勢いだ。微かに、涙さえ浮かんでいる様に見える。 
 流石にその姿を見ると、トモハルとて震えが走る。

「いや……だ、た、たたかいたく……な……い」

 か細い声が、紫色の唇から紡がれる。
 恐怖に支配されて当然だ、彼ら勇者は何不自由ない、平穏な世界で生きてきた。今ここで、そのふざけた使命を投げ出しても、誰も文句は言えない。世界が、違いすぎる。
 けれども、トモハルは恐怖に飲み込まれそうになりながら、自身の腕に爪を食い込ませ瞳を硬く閉じた。精神を持ち直した、やらねばならない、途中で投げ出せない。ミノルから視線を外し、額に浮かぶ汗を腕で拭う。

「……じゃあ、馬車の中に居ればいい。護る余裕なんて無い、腑抜けはいらない。俺とマダーニで一体くらい倒してやるから、そこで見てろ」

 ぶっきらぼうに、居丈高な声でミノルを見ないままトモハルは言い放った。空気の振動でミノルが自分を見上げた事が解ったが、視線は合わせない。挑発したわけではない、強がりでもない、本心だった。
 ミノルは、いい加減解らなければいけない。

『アサギを救うために、避けられない道だ』

 ということを。
 最早後戻りなど出来ない事を、突き進むしかない事を、勇気を振り絞るという事を、恐怖に打ち勝つという事を。正直、トモハルとて当然恐怖に押し潰されそうだ、だがミノルにない屈しない信念が彼は人一倍強かった。そして、今のミノルへの言葉は自身への挑発でもあり、一遍の恐怖に打ち勝つ気合入れだ。
 トモハルは、薄々気づいている。自分に今後襲い掛かる絶望を、そして、希望を。それは、彼の魂に刻まれた強い意思。
 だが、ミノルはそんなことを知る由もない。「戦ってくれ」だの、「頑張ろう」だの励ましの言葉がトモハルから来ない事など百も承知だが、今の言葉は心外だった。売り言葉に買い言葉で、黙ってはいられない。

「言ってくれるじゃねぇか! いいよ、見ててやるよ! 絶対に助けに行かないからな!」
「うん、来なくていい。足手纏いになりそうだから。勝てる勝負もこれじゃ、勝てない」

 鼻で笑ったトモハルは、歯を剥き出しにしているミノルから視線を外した。
 二人の間に険悪な空気が漂うが、マダーニとトライアンは口出しをしなかった。二人の性格は、当人たちがよく知っているだろう。トモハルは賢い、上手くミノルの能力を引き出してくれそうな気もして、注意深く会話に耳を傾ける。
 ミノルとてただの臆病者ではない、ただ、“きっかけ”がない。
 今回の戦闘で重要なのは、もしかするとミノルの覚醒ではないかとも思えた。馬の地を駆ける音に耳を傾け、戦闘への息を整える。

 ……落ち着け、静まれ心臓。想い描くは勝利のみ。

 ライアンが、マダーニが、トモハルが唇を噛締めた。
 森が開ける、暗い空が星の瞬きを微かに描く。景色が一変した、岩肌がごろつく荒地、緑の色彩が徐々に薄れていく。肩身狭そうに映えている植物達の、生命力の強さが感じられる、そんな地。
 瞳を閉じていたマダーニが、ライアンが、一糸乱れずに叫んでいた。

「行くぞ!」

 馬を押し止め、ライアンが馬車から飛び出した。マダーニとトモハルがそれに続き、力強く飛び降りる。
 一人、本当に取り残されたミノルは、そっと外の様子を窺った。震える身体はどうにもならず、藁に縋る思いで無意識に剣を握る。三人の後姿の向こうに巨体が見える、まるで飲み込む勢いで迫ってきていた。

「かっこつけて、どうすんだ……トモハル。アサギはいない、誰も見てくれねぇ」

 小さく呟いた自分の姿を客観的に見れば、いかに情けないか。しかし、それでもミノルは動けない、自尊心より大事なものは、この命。何の準備も無く放り込まれたこの戦場で、どう戦えば良いかなど、解らない。
 勇者など名ばかりで、「あれ、やりすぎちゃいました?」的な、圧倒するほどに強力な魔法が使えるわけでも、最強の剣を所持しているわけでもない。十二歳で地球産まれのサッカー好きな子供、そんな肩書きしかない。
 情けないよりも先に、それが正常なのだと言い聞かせる。自分を正当化する、恐怖が身体を支配し、防衛本能が働く。

「ここから魔法放ったら……届くか?」

 それでも、トモハルが心配だった。
 目の前にあの魔物がいなければ、練習するつもりで援護出来ないか、と脳裏を過った。安全圏にいれば、落ち着いて出来そうな気がしてきた。
 やってみようか、思い直して沈んでいた腰を上げる。馬車から腕を伸ばし、頼りなく詠唱を始め、瞳を細めて指を動かす。
 その時だった。

「死ぬよ、あの人達。条件次第では、敵を一掃してやってもいいけど?」

 心臓が口から飛び出る勢いで、馬車から顔を出し見上げた先には。雲間から指す月光に照らされ、少年が宙に浮いていた。驚愕し、喘ぐような呼吸になったのは、その少年がアサギに似ていたからだ。
 特に、大きくて全てを吸い込んでしまいそうな瞳が似ていると思った。
 小馬鹿にした態度で、少年は微笑んでいる。十二歳程度、長い黒髪を後ろで一つに束ね、蠱惑的な瞳を光らせている少年。
 彼は、トーマ・ルッカ・シィーザ。
 魔界から人間界へ旅立り、面白そうな気配に引かれて来てみれば、異常事態に遭遇した。行かねばならない気になっていたのは、この為だと直感した。喉の奥で低く笑い、間抜け面して自分を見上げているミノルを、まるで小動物を苛めたくなるような感覚で見やる。
 まさか、その相手が勇者であり、敬愛する“アサギ”の片想いの相手であるとは知らず。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

アサギ(田上 浅葱) 登場時:11歳(小学6年生)

 DESTINYの主人公を務めている、謎多き人物。

 才色兼備かつ人望の厚い、非の打ち所がない美少女。

 勇者に憧れており、異世界へ勇者として旅立つところから、この物語は始まった。


 正体は●●の●●●。

ユキ(松長 友紀) 登場時:11歳(小学6年生)

 アサギの親友。

 大人しくか弱い美少女だが、何故かアサギと一緒に勇者として異世界へ旅立つ羽目になった。

 トモハルに好意を抱いている。

ミノル(門脇 実) 登場時:12歳(小学6年生)

 アサギのことを嫌いだ、と豪語している少年。

 アサギ達と同じく、勇者として異界へ旅立つ羽目になったが、理不尽さに訝しんでいる。

 トモハルとは家が隣り同士の幼馴染にして悪友。

 多方面で問題児。

トモハル(松下 朋玄) 登場時:11歳(小学6年生)

 容姿端麗、成績優秀であり、アサギと対をなすともてはやされている少年。

 同じく異界へ勇者として旅立つ。

 みんなのまとめ役だが、少々態度が高慢ちきでもあったりする。

 なんだかんだでミノルと親しい幼馴染。

ダイキ(中川 大樹) 登場時:11歳(小学6年生)

 剣道が得意な、寡黙な少年。

 人づきあいが苦手なわけではないが、自分から輪の中に入っていくことに遠慮がち。

 同じく、異世界へ勇者として旅立つことになる。

 やたらと長身で目立つことがコンプレックス。

ケンイチ(大石 健一) 登場時:11歳(小学6年生)

 ミノルと親しい可愛らしい少年だが、怒らせると一番怖い。

 同じく異世界へ勇者として旅立つことになった。

 従順だが、意に反することには静かに反論する。

リョウ(三河 亮) 登場時:11歳(小学6年生)

 作品のメインである一人。アサギは「みーちゃん」と呼んでいた。

 アサギと親しく、出会ってからは常に一緒だったが、勇者に選定されず、地球に取り残されてしまった。

 常にアサギの身を案じ、地球で不思議な能力を発揮している。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み