戻る為に、再会する為に

文字数 6,688文字

 再会を祝福されているとしか思えないような快晴だった。
 野宿をしていた三人は、馬に乗ってこちらに向かってくるアリナとサマルトを見つけた。大きく手を振ると、向こうも直様気づき、嬉しそうに手を振り返す。
 皆、無事だった。首尾は上場である、温かい茶を煎れ、啜りながら情報交換に入った。
 
「ここまで来たんだ。被害も甚大、正面から突撃しよう」

 強行突破を試みそうな勢いでシポラを睨みつけているアリナを、クラフトが宥めた。

「今突入したところで、敵の能力は未知数。そしてこの施設、規模も巨大。また……あそこに、サンダーバードもおります。飼い慣らしているのかもしれません、あれは至極危険です」

 あのサンダーバードは番犬代わりではないのか、とクラフトは踏んでいる。人間を配置するより、余程強固な守りだ。

「チッ……ともかく、まとめると。シポラの教団名は『火界の右目は』で、破壊の姫君という人物を崇めている。教祖は二人で、大層な美形らしい。マダーニとミシアの父さんも捜したいし、ボクは突撃したいね」

 大袈裟に舌打ちしたアリナは、ミシアの名前だけ音域を変えて叫んでみた。一瞥し顔色を覗ったものの、特に反応はない。
 眉一つ動かさず、淡々とミシアが語る。

「父ならば……生きていると信じているので逸らなくとも。この人数では到底無理な気が致しますわ、一旦戻るのが得策であると思います」
「来た意味がないだろ、それじゃ。自分の父親がここにいるかもしれないんだぞ!? 可能性はあるだろ!」

 ミシアの落ち着き払った態度に、アリナの心に怒りが兆す。
 眉を微かに釣り上がらせて聞いていたクラフトは、些か張った声を出した。

「お嬢、落ち着きましょう。突撃し、どうするのですか。教祖の能力は何も分かっていません、洗脳されているかもしれない教団の方々を人質にでもとられたら、我々は手も足も出せませんよ」
「だったらなんだ! 指を咥えてこのまま戻れって?」

 どうすべきか。
 互いに顔を見つめ合いながら、平行線の話し合いが続く。
 いつの間にやら、暗く分厚い雲が出現し、太陽を遮断していた。
 話はまとまらない、主格はクラフトだが、彼には決定権がなかった。
 パチン、と焚き火から木が爆ぜる音がする。口論に近い会話に嫌気が差したサマルトは、カップに薬草を入れ湯を注ぎ込んだ。冷ましながら、香りを楽しみ、一口ずつ味わう。これは、故郷の茶だ、惑星クレオでは残念ながら見かけていない。疲労回復と身体を温める事に効果があるとされ、昔から毎晩飲んできた。時折牛乳を入れたり、蜂蜜を入れたりして、味を変えながらも日常的に引用していた。もう、残りは少ない。いつかまた、これを惜しむことなく飲む事が出来るのだろうかと、自嘲気味に笑う。
 折角合流出来たものの、額を押さえて蹲り始めるミシア、心配されてサマルトにマントを羽織らせてもらい、焚き火で沸かした茶を啜る。サマルトが飲んでいたものだ、疲労に効くからと惑星ハンニバルから持ってきておいたものだ。これが最後だった。故郷の慣れ親しんだ茶だったので、ここぞという時に飲んでいたのだが、次に飲むことが出来るのはいつかと、自嘲気味に笑う。
 皆から少し離れ、岩に横になって話を聞くミシアはほくそ笑んでいた。
 話題は“破壊の姫君”だ。「ここにいるわよ」と小声で呟くと、アリナを見つめる。マントに隠れて嘲笑う、渦中の破壊の姫君はここにいるというのに、誰も気づかぬという愚かさ。自分の話題で持ちきりなので上機嫌だ、高笑いしたい気分だが流石に堪える。
 今はまだ、正体を明かすべきではないので我慢する。
 目の前で自分について語っている“元仲間達”が滑稽で仕方がない。話の内容などミシアにとっては聞かなくてもよかった、何故ならば真実は自分が握っているからだ。憶測で語っている情報など、聞いていてどうなるというのだろう。皆が正体を知った時の表情を想像するだけで、腹が捩れるほど可笑しい。
 笑いを噛み殺しながら、ミシアは目の前の男達の値踏みを始めた。
 ダイキはまだ幼いが、言い換えれば将来有望な若い男だ。身長は今も高いので、侍らすのに最適な美男子へと成長してくれるだろうとほくそ笑む。
 サマルトとて母性本能をくすぐる、可愛らしい弟のような男。何より自分に優しくしてくれているので、喜んで下僕になりそうだと微笑む。
 クラフトが問題だ、確かにそこそこ顔が良いのだがアリナにぞっこんときている。だが、それが面白い。アリナを裏切り自分の側につけることで、面白い光景が見られるだろう。普段は家来の様に扱っているクラフトが離れた時、アリナの顔がどう歪むのかが愉しみだ。
 硬い岩の感覚ですら、愛おしく感じるほどに、この世の全てが自分の為に用意された喜劇に思えてくる。
 
「アリナを抹殺する部隊はまだかしら? 絶好の機会なのに」

 ミシアは、操り人形の様に動いている“愚かな元仲間”を見て呟いた。それが来ないと、ここから離れられない。アイ、タイからの説明では合流した事を見計らい、手下が襲いかかって来る筈だ。ミシアはそれを待っている。

「破壊の姫君を信仰している人物達は、以前の生活に嫌気が差していたようにも思えました。全てを忘れ新たな生活を送りたい、現状に満足出来ない、という思いがより深く依存する形になっているのではないかと。美しく全てを魅了する姫ならばこの世を浄化する……破壊であろうとも楽に天へと昇れる、というような。心の拠り所にするには危険な存在ですけどね」
「要約すると、つまり自殺する勇気なんてないから楽に殺してくれ、ってコト?」
「そうとまでは言ってませんけど……そういう考えの人間もいるかもしれませんね。人間、何かにすがって生きたいものです、例えその対象が何であろうとも。天界の神が信じられないのならば、破壊の姫君を選ぶのも必然かもしれません。かつては信じていた天界の神、心に痛みを受けて信じることが出来ずに、代わりに新たな姫君を知れば。……苦しみから解き放ってくれるのではないか、と。そして同じ様な痛みを持つ人々でシポラに居られればそれで良い、と」
「弱いなー」
「人間、弱くて強かです。危険だと解っていてもどうにもならない人もいるでしょうし、彼らの救済は困難だと思われます。依存症程、恐ろしいものはございません」
「っていうか、そこで団体生活出来るなら、別場所で破壊の姫君とやらを信仰しなくても上手くやっていけるだろうに」

 大きく伸びをし、アリナは立ち上がると屈伸、前屈を繰り返している。右足で空を蹴り上げ、心のざわめきと同じ様に暗雲立ち込める空を睨みつけて小さく呟いた。

「で。どーすんの。時間の無駄だ、ここに居ても。少しでも多くの人を救出するなら、今から突撃しよう」

 軽くダイキに視線を投げかける、勇者の判断を待つつもりだ。
 ダイキはシポラを見つめ、数分考えていた。手から汗が吹き出し、手袋が湿っている。皆の視線が、痛かった。本音を言えば、突撃なのは間違いないのだが。あまりに、無防備ではなかろうか、そして突撃してしまえば数日見かけていた信者達と剣を交えなければいけないのではないか。
 そう思うと、決断が出来ない。

「俺は……無事にみんなと合流することが最重要だと思う。突撃、したいけれど……命の保障がない気がして」

 一旦、引き下がるということだろう。
 それにクラフトもサマルトも同意し、深く頷いた。
 アリナは舌打ちしたが、鬱憤を晴らすようにその場で鍛錬を始める。暴れたい衝動を必死に堪えているのだろう、話しかけないほうが良さそうなので瞳に入れないことにして皆瞳を泳がせる。
 ミシアは。

「そうですわよね……。皆で揃って来たほうが良いと思いますの」

 弱々しく呟くと、再びマントに包まった。咳き込むと、駆け寄ってきたサマルトに大人しく背中を擦られ微笑する。
 ダイキは見ながら思った、数日あんな狭い場所に身を潜めていたら体調を崩しても仕方がない、と。
 反して、クラフトとアリナは目配せすると皮肉めいて微笑した、仮病である気がしたからだ。
 それでも五人は、同じ一点。シポラを見つめる、思惑は違えど見据える先は同じ。
 次に来た時には発見した抜け道を利用出来る、それだけでも成果は十分だろう。無駄ではなかったと、思いたい。
 渋々後退を了承したアリナを、クラフトは宥める。ただ、去る前に五人で近寄る事にした、念の為だ。アリナもそれで納得が若干出来そうだった。
 夕暮れになり、周囲が薄暗くなった頃五人はそっと歩み寄る。明るいと何処かで監視されていた場合、攻撃を受ける恐れがある。しかし暗闇だと、灯りを使わなければならないので余計目立つ。よって、夕暮れ時を狙った。
 先程侵入した洞窟を確認し、この中に小屋があることをアリナ、サマルトに説明した。ぐるり、と壁をつたって歩いてみたが、結構な広さである。周囲は静かだった、特に物音は聞こえてこない。一周して戻った時には、すでに周囲は夜の帳に包まれていた。分かってはいたが、相当広大だ。
 連れ出した二人組みを連れて帰らねばならない為、先程の場所へ戻ると。

「なっ!」

 木に縛り付けておいた二人が、心臓を一突きにされて息絶えていた。死んだ魚の様な虚ろな瞳に、最期に映ったものはなんだったのか。
 唖然と立ちすくむダイキの脇をクラフトがすり抜ける、皮膚はまだ温かい。死後硬直も当然始まっていない、殺されたのはつい先程だ。
 青ざめて皆は武器を構えた、獣が相手ではないのは承知、凶器こそないものの明らかに人の手によるものだろう。何にせよ、知恵があるものの犯行であることに違いない。
 森で、梟が鳴いた、狼が吼えた。
 月が、雲に隠れた。
 ガサガサッ。不気味に木の葉が揺れる音に、五人は一斉に上空を見上げる。鳴いていた梟が飛び立ったところだった、胸を撫で下ろす。
 サマルトとアリナが見張りに立ち、他の三人は木に縛り付けておいた二人の遺体を地面に寝かせ、丁重に葬る。

「連れて来なければ、この人達は死ななかったのかな」

 ダイキが震えながらそう言い、口を塞ぐ。それは、言ってはならぬことだったと慌てた。
 火葬に直面するのは、二回目だ。祖父が亡くなった時火葬場へ行ったが、呆然と立ち尽くしていた記憶が甦った。子供ながらに、立ち上る煙を見ていた。
 人は、死ぬ。時期が違うだけで、死ぬ。それは必然で、解りきったことだが。

「痛かったろうね」

 ぼそ、っと呟く。
 ミシアとクラフトが鎮魂歌を歌い上げた、その声は澄んでおり美しいが、喉が泣くような哀調だ。
 皆は後悔した、“何故二人を置いて偵察へ行ってしまったのか”。傍に居るべきだった、と唇を噛んだ。迷わず引き返せば誰も死ななかったのではないか、そう思ってしまった。
 “思ってしまった”。
 シュルル……。
 その音に真っ先に気づいたのは、ミシアだった。不意に横目で森を見た際に何かが蠢いていた気がして眉を顰め、徐に弓矢を構える。敵か、味方か。つまり、野生の魔物か、シポラからの使者か。
 心臓を一突きにしたのは、信者二人に口外させない為だろう。シポラ関係者の仕業で間違いないと知っている。だが、今の音は何か。
 明らかに人ではない。
 ペキ。
 枯れ枝が、踏まれた音だ。
 皆一斉に森を見つめる、火はまだ絶えていないが、恐れずにこちらへ何かが向かってきている。それぞれ武器を手にし構えるのだが、周囲を支配する闇で気づくことに些か遅れてしまった。

「あぁ、我らが離れたからこの二人は死んだのだ……。離れなければ、助けられたのに」

 声が上空から降ってきた、弾かれたようにクラフトが耳を塞ぎ怒鳴りつける。

「聞いてはなりません! 幻覚へと誘い精神を追い込む呪言の一種です!」

 だが、すでにサマルトが誘われたようだ、突然叫ぶと地面に突っ伏している。辛うじてアリナは無事な様子で、頬を自身で思い切り叩き、痛みで精神を保つ。
 慌ててクラフトはダイキを探した、苦悶の表情で立ち尽くしているが名を叫べば、振り返り弱々しく手を振ったので無事である。
 ミシアは、頭部を押さえて蹲っている。無論、演技だ。先程の呪言など、ミシアには効かない。
 叫びながら地面を転がるサマルトに近寄ったクラフトは懸命に呼びかける、しかし全く聞こえていない。先程殺された二人を媒介にして、サマルトの精神的外傷が呼び起こされていた。
 もっと、自分に力があれば助けられた。別の選択肢を選んでいれば、好転していた……後悔が津波となってサマルトを包み込む、心に沈めておいたものが浮上する。
 他人ではどうにも出来ない、サマルトの自責の念は深く重く、凶悪だ。

『破壊の姫君に、仕えよ。全ての苦悩を取り払ってくださる』

 ダイキも必死にサマルトを揺すった、だが絶叫し続けるだけで瞳を開かず、身体を子供の様に丸めて転げまわっている。
 アリナは声の主を探した、その人物さえ倒せばサマルトも解放されるだろうと踏んだのだ。
 しかし、森から現れたのは長すぎる百足。幅は細いものの、そこらの樹などより長いであろう身体をくねらせて、こちらへ這い寄って来る。おまけに、五匹もいた。
 舌打ちし、アリナは手身近な太い木の枝を火に突っ込むと松明代わりに掲げる。
 サマルトはクラフトがどうにかしてくれるだろう、一人で百足を倒したほうが都合が良いと思った。百足は火に弱い筈だ、アリナは火を正面に突き出しながらその動きを瞳を細めて見極める。確かに火に怯えているが、逃げはしない。鋭い牙が見え隠れしている、あれに噛まれてはならない、接近戦は避けたい。
 ミシアも辛うじて立ち上がってきたので、胸を軽く撫で下ろした。だがそれは、アリナにとって敵が増えただけのこと。
 弓矢を構え、一匹の百足に火付きの矢を放ったミシアはアリナを孤立させるつもりだ。これは自分の意図を汲み込んだ計画の一部であると判断した、ただの魔物ならば先程の呪言がない。
 アリナだけ、この場で抹殺する。ついに、計画が動いたのだと歓喜に震える。
 声の主が誰かは不明だった、タイ・アイ、どちらの声でもない。だが、味方で間違いないのだから、ミシアは悠然と弓を放ち続ける。百足に矢が刺さる事はなかった、ワザと外しているのだから簡単だ。しかし、細すぎて命中できないと仲間達は思っているだろう、あの凄腕のミシアですら外してしまうのだ、と。
 火を警戒しアリナに巧いこと近寄らない百足を、自分の火の矢で操作しアリナへと向かわせるように仕向ける。

「アリナとミシアさんじゃ無理だ、行って来る」

 ダイキが剣を抜き、猛然と百足へ向かった。
 クラフトは舌打ちし、ダイキへと簡易な防御魔法を詠唱する。サマルトさえ正気に戻れば、火炎の魔法で百足を焼き尽くせる。やはりまだ魔法だけで見れば、ダイキよりもサマルトが格段に上だ。
 アリナの隣に立ち火炎の魔法を唱えたダイキは、発動時間が長くとも的確に百足へ攻撃を食らわせるように慎重に行う。

「たすかったー! 何処を狙うべきか」
「百足って、火で頭を燃やすと効果的って言わない?」
「おっし!」

 ダイキの提案にアリナは松明を何個も掲げながら突進する、起き上がって威嚇してきた百足の腹に松明を当てる。熱さで暴れ出したところを、頭部を押さえ込むように数本の松明で地面に押し付け、その隙にダイキが長い胴体に剣を突き刺した。
 確実に、一匹倒してから次へ向かう。
 瞳を細め、ミシアはアリナに標準を定めた。しかし、流石に思い止まり百足へと矢を向け直す。
 自分の手を汚すわけにはいかない、あくまで敵からの攻撃でアリナを抹殺しなければならない。流れ矢にあてて殺すことも出来たが、リスクが高い。百足ごときでは二人を止められないだろう、声の主がアリナを操ってくれさえすれば楽なのにと舌打ちする。上手く進まない事態に、歯軋りをして矢を射続けた。これで、サマルトにクラフトが参戦すれば機会はなくなるだろう。ミシアは、焦った。もっと簡単に効率よくアリナだけを始末出来る作戦を、誰か立てられなかったのか。
 
 ……私が戻ったら、仕置きしなくては。
 
 憤懣が溜まっていく。
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登場人物紹介

アサギ(田上 浅葱) 登場時:11歳(小学6年生)

 DESTINYの主人公を務めている、謎多き人物。

 才色兼備かつ人望の厚い、非の打ち所がない美少女。

 勇者に憧れており、異世界へ勇者として旅立つところから、この物語は始まった。


 正体は●●の●●●。

ユキ(松長 友紀) 登場時:11歳(小学6年生)

 アサギの親友。

 大人しくか弱い美少女だが、何故かアサギと一緒に勇者として異世界へ旅立つ羽目になった。

 トモハルに好意を抱いている。

ミノル(門脇 実) 登場時:12歳(小学6年生)

 アサギのことを嫌いだ、と豪語している少年。

 アサギ達と同じく、勇者として異界へ旅立つ羽目になったが、理不尽さに訝しんでいる。

 トモハルとは家が隣り同士の幼馴染にして悪友。

 多方面で問題児。

トモハル(松下 朋玄) 登場時:11歳(小学6年生)

 容姿端麗、成績優秀であり、アサギと対をなすともてはやされている少年。

 同じく異界へ勇者として旅立つ。

 みんなのまとめ役だが、少々態度が高慢ちきでもあったりする。

 なんだかんだでミノルと親しい幼馴染。

ダイキ(中川 大樹) 登場時:11歳(小学6年生)

 剣道が得意な、寡黙な少年。

 人づきあいが苦手なわけではないが、自分から輪の中に入っていくことに遠慮がち。

 同じく、異世界へ勇者として旅立つことになる。

 やたらと長身で目立つことがコンプレックス。

ケンイチ(大石 健一) 登場時:11歳(小学6年生)

 ミノルと親しい可愛らしい少年だが、怒らせると一番怖い。

 同じく異世界へ勇者として旅立つことになった。

 従順だが、意に反することには静かに反論する。

リョウ(三河 亮) 登場時:11歳(小学6年生)

 作品のメインである一人。アサギは「みーちゃん」と呼んでいた。

 アサギと親しく、出会ってからは常に一緒だったが、勇者に選定されず、地球に取り残されてしまった。

 常にアサギの身を案じ、地球で不思議な能力を発揮している。

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