外伝6『雪の光』3:証拠隠滅

文字数 7,242文字

 脂に酒、吐瀉物に排泄物。それらが入り混じった、ひどい臭いが充満している。
 しかし、酔いがまわっている者達には関係ない。ここは、そういった店だ。
 罵声と嗤い声が充満する小汚い酒場で、下卑た男達は酒を浴びるように飲んでいた。足元を走り回る鼠や害虫は、床に落ちたおこぼれをもらうべく忙しなく動いている。
 いつも以上の賑わいに、女達も張り切って胸元をはだけ挑発する。たんまり金を落としてもらわねばならない、次から次へとおべっかと色目を使い、酒を注ぎ続ける。
 喧騒の中、促された一人の情婦が木製の盆に食事をのせ歩き出した。酔っているので足がふらつく、しかし、中身を零さないように懸命に階段を上り二階の一室へ入った。胸元に札をねじ込まれたので笑顔で引き受けたが、下の乱雑さに揉まれたままでいたかった。
 室内には、一人の美少女がいた。
 お世辞でも清潔とは言えない室内に怯え、部屋の隅で蹲っている。上等な衣服から彼女がそこらの娘ではないことなど、酔っている情婦にとて解る。肩にかけている毛皮など、相当な金額だろう。喉から手が出る程欲する宝石も、その美少女は清楚さを損なわない程度に持っていた。
 入ってきた情婦の様子を窺うように見ていたその美少女は、差し出された食事に一瞬身体を硬直させた。鼻を動かし、じぃ、っとそれらを見つめ、情婦を見上げて小首を傾げる。

「食べなよ、お嬢様の口に合わないかもしれないけれどさ」

 情婦は舌打ちし、ぶっきらぼうに告げた。

「お嬢様にはこれが豚の餌にでも見えるのかい?」

 近くの机に置くと、乱れた髪をかき上げ、はだけた胸元を直す。気だるく壁にもたれ煙草を取り出し、苛立ちを消すように吸いながら煙を吐き出した。
 少女は小さく頷くと立ち上がり、盆を遠慮がちに覗き込む。パンと野菜のスープが並んでいたので、嬉しそうに微笑んだ。機嫌の悪そうな情婦に深く頭を下げてから、座り込み食べ始める。


 少女には、情婦が運んできたものが自分の食事かどうか、言われるまで判断出来なかっただけ。
 久しく見ていなかった打算のない心からの笑顔に、情婦は煙草の火を消すと物珍しそうに少女に近づく。少女の笑顔には、情婦の心を揺さぶるだけの威力があった。

「ふぅん、結構度胸あるんだね。泣いたり叫んだりしないんだねぇ、お口には合わないかもしれないが、たくさん食べな」
「言葉が話せない娘だ、用が済んだら早急に立ち去れ」

 背後から浴びせられた声に飛び上がる勢いで振り向いた情婦は、喉の奥で悲鳴を上げる。背筋が凍った。
 下で呑んだくれている男達とは格が違う、狡猾で冷淡そうな男が立っていた。顔を布で覆い隠し、辛うじて見える瞳は鋭く、光を宿していない。 
 この酒場に来た際、店主に金を大量に渡した男。何か囁いたと思えば、それまで居た客全てを追い払ってしまった。下の男達にはない、気位の高そうな威圧感を醸し出している。ただ者ではないと、情婦とて思っていた。この男に気に入られれば褒美が貰えるだろうとは思ったが、女など寄せ付けない雰囲気に情婦達はすぐさま諦めた。
 そんな男に睨まれ、恐怖で膝が鳴る。
 すっかり酔いが冷めた、言われた通り慌てて情婦は立ち去る。命が惜しかった、逆らったら殺されかねない。
 去っていく情婦に再び頭を下げてから、不思議そうに美少女がその男を見上げる。大きな瞳で瞬きを繰り返し、怯えた様子もなく見つめる。

「……到着するまで、悪いようにはしない。金は全額受け取っているからな。言葉は、解るんだろう? そう聞いている」

 淡々と語る男の言葉を少女は聴いていた。おずおずと頷くと、困惑気味に瞳を伏せる。大きな緑の瞳が、潤んだ。

「アルゴンキン氏の愛娘アロス様には、多少窮屈な馬車だろうが……。堪えてくれ、あれしかないんでね」

 名前を呼ばれ、アロスはようやく立ち上がった。丁寧に盆を元の机に置き、しずしずと歩き出すと男の前で立ち止まる。物言いたげな瞳に、恐怖の色は微塵も浮かんでいない。それどころか、妙に猛々しくすら感じる。
 男は舌打ちし、視線を逸らした。曇りのない、純粋な瞳を持つアロスの瞳は苦手だった。穢れも迷いも知らない、産まれた時は皆そうであっただろう純粋な瞳。責められている気がして、心が揺れる。

「成程、ただのお嬢様じゃないのか。それとも、世間知らずなのか、馬鹿なのか。……旅の道中、あんたの身は保障しよう」

 軽く視線を流し、「着いてからは知らないが」と、小声で付け加えた男は、気まずそうに天井を仰ぐ。自分が何をやっているのか解っている、アロスの瞳は男に罪悪感を植え付けた。手など、とうの昔に汚れているのに。今更、自分を責めることなどないはずなのに。
 アロスは、言葉を発する事ができない。騒がれでもしたら面倒だったが、その心配がなかったので気楽な仕事だった。美少女だとは、聞いていた。間違いなく高貴な血族であり、滅多に見られない美しい娘だとも思った。
 だが、大きな深緑の瞳の奥に秘める、光が気になる。見ていると、何故か屈服したくなってしまうような、そんな瞳だった。眼力が強いのか、美しさゆえの魔性の瞳なのか。
 瞳については、契約の際に聞かされていなかった。どうにも、逃がしてやりたくなってしまう。
 皮肉めいて笑うと、男はアロスに背を向け室内から出て行った。立ち去る際に「後で片付けるから、しっかりと食事するように」と付け加えて。
 静まり返った室内でアロスは何度か瞬きを繰り返していたが、冷めてしまった食事に再び手をつけた。スープを啜り、パンを齧る。
 小さな窓しかないその部屋で、月と星を探した。寒い部屋だった、窓からは雪が入り込んでくる。窓から離れ埃の臭いがする毛布に包まり、大人しく夜空を見つめている。置かれた火鉢を引き寄せて、暖をとった。
 吐く息は白く、星々の光を霞ませた。

 薄汚い商人を装った男達の集団は、のらりくらりと馬車を進ませた。
 普段、女を拉致した際には猿轡をするのだが、今回盗んできたアロスは声を出す事ができない。非常に楽だと、男達は嗤う。
 昨晩浴びる程に酒を呑んだが、それでは飽き足らず、未だに酒を呑みながら臭い息を撒き散らしている。一人の男が、アロスが監禁されている馬車の荷台を指した。

「なぁ。あそこまで丁重に運ぶ必要があるんかぃ? あの娘に使う金を呑み代に回したいと思うんだよぉい。酒も女も増えるだろぉ? んぃ?」

 泥酔しているようで、聞き取り辛い。
 それでも、多くは同じことを思っていたのでなんとなく悟った。しかし、主格である男が一喝すると、その場は不気味なほど静まり返った。それだけで、全員が身体を震わせた。

「出来ない。彼女を攫い、届けるまでの金を受け取っている。無論、その間の世話代もだ、何不自由させてはならないという約束事は、護らねばならない。他に使おうものならば、契約破棄とみなされるだろう。酒が足りないならば自腹でなんとかしろ」
「ですけどさぁあぁ」
「殺されたくなかったら、彼女の事を口に出すな」

 おどけながら反論を試みた泥酔している男の酔いが、一気に醒めた。首に剣先が突きつけられている、鈍く光るそれに血の気が引いた。
 ただの脅しだと周囲の男達は思ったが、皆顔を引き攣らせている。
 主格の男が、自分達とは違う人種である事くらいは解っていた。それこそ、何人も殺害している、暗殺業に身を置く者ではないか、と噂される雰囲気を醸し出している。目的の為ならば、人を殺すことなど造作もない。
 自分達もその対象なのだと、改めて肝に銘じた。

「す、すまねぇ」

 絞り出した声に、ゆっくりと突きつけられていた剣が下ろされた。
 空気が凍てついたまま、馬車は進む。酒を煽っていた男達も、一斉に皆呑む事を止めていた。誰も何も口に出さず、沈黙を守っている。
 男達は、互いの名前を知らなかった。
 陽のあたらない場所で生活していた男達は、儲け話があるという噂を聞きつけ集まっただけ。

『イルダーム地方を掌握している侯爵アルゴンキンの愛娘アロスを誘拐し、運び届けよ』

 報酬金額に心底驚いた男達は、半信半疑だった。だが、前金としてその三割り程度はもう懐に入ったので信じるしかない。
 仕事を引き受けた際、はしゃいで酒場を渡り歩き、金はすぐに底をついた。だが、あと七割が貰える。男達は、自身が手繰り寄せた運に失笑した。
 しかし、引き受けたからには仕事をせねばならない。
 問題のアルゴンキンの屋敷は、警備が強固だった。それ故、ニ人で組み何度も偵察をし、ようやく先日、外出先で誘拐する事に成功した。
 誰からの依頼なのか、誰一人として知らない。巨額の金額を捨てるように使い、少女を誘拐させた依頼者になど興味はなかった。ただ、非常に楽な仕事なので感謝はした。
 あの日、ラングの屋敷から出てきた馬車に奇襲をかけた男達だが、思いの外配置されていた衛兵が脆弱だった。アルゴンキンの近衛兵は確かに有能であったが、数で勝った。負傷した男もニ人いたが、命に別状はない程度である。
 皆、命と金が大事である。約束の港町へアロスを運び届ければ、報酬を受け取る事が出来る。そうすれば、見たこともないような金で酒と女を買い占める事が出来る。余計なことに首を突っ込んではいけない……男達は、暗黙の了解で頷き合った。全ては、未来の為。

 約束の港町を目前に、男達は明日の最終確認をしていた。街の入り口には検問がある、アロスが見つかってはならない。
 最大の難関である。
 アロスが喋ることはないが、言葉の認識は出来てしまう。嘘を言えば、彼女は違う、と首を横に振り暴れでもしたら拘束されてしまう。積み荷に紛れて運び込んだとしても、万が一発見されたらその時点で終わりだ。
 馬車は全部で三台。商人を装ってはいるが、男達に品が無い。せめて小川で身なりを整え、安いにしても清潔感のある衣服に着替えねばならなかった。その衣服も無論支給されている。
 街道にいては不自然で目立つ為、森の中に入ることになった。
 しかし、森の中まで馬車は入ることが出来ない。街道から逸れた小道に入り、一旦馬車を置く。そこから徒歩で、髪や顔を洗うことが出来そうな小川を探した。簡易だが一応互いに容姿を確認し、成り上がりの商人を演じる。言葉を発しては鍍金が剥がれる事が目に見えていたので、笑顔を振りまき会話は極力しない方向とした。
 これが終われば、金が貰える。まずは港町で美味いものをたらふく詰め込んで、酒場をはしごし、娼婦館で豪遊する。男達の顔は、始終緩んでいた。苦労など何もなかった、依頼者に感謝した。

「さあ、行くぞ。最後にこれで口を漱げ、口臭はよくない。念入りにな、隅々まで濯げよ」

 主格の男から、それぞれ小瓶が手渡された。掌に収まる、陶器で出来た代物である。売れば高そうな代物だ。
 口臭、と言われて皆笑った。確かに、衣服だけ新調しても隠し切れないものである。

「それを言うなら、体臭もですよ」

 一人の男がおどけてそう言うと、どっと大勢が笑った。そして、その小瓶を口につける。鼻に、良い香りが届いた。甘ったるい香りで、無縁なものに男達は再度笑う。
 小瓶の中身を口に含み、口内を洗浄する為に舌を動かし頬を動かす。果実から取り出した甘味なのだろうか、不自然なくらいに甘い。
 一人の男が、その甘さに顔を顰めた。
 甘さの中に、口内を刺激する痛みが走り始める。
 男達が徐々に口内の異変に気付き、耐えられないとばかりに地面にそれを一斉に吐き出す。口内には違和感が残った、慌てて小川の水を口に含み、嗽を始める。しかし、口内の異常は、治まることなく強まっていく。
 息をすることすら苦しいくらいの、激痛が走る。口内から外側に向けて何本もの針を刺されているようだった、取り除こうと、水を飲んだ。
 だが、消えない。
 声すら、出す事が出来ない。焼けるような痛みが襲い掛かる、血走った瞳で男達は次々に地面に倒れこむと、口内に手を突っ込んで転げまわった。呻く声は枯れ果てて、異形の者に見えた。救いを伸ばして空へ伸ばした腕には、真赤な湿疹が現れている。
 たった一人、この惨状でも冷静に男達を見つめている主格の男。
 わけもわからず、泡を吹きながら小川に顔を埋める男が一人、溺死した。
 転げまわって岩で頭を強打し、痙攣して絶命した男が一人。
 苦しさのあまりに首を掻き毟って、窒息した男が一人。
 男達は、数分のうちに全員動かなくなっていた。
 皆、死んだ。
 血走った瞳と、腫れ上がった顔、爛れた皮膚、掻き毟った傷跡。奇怪な形相で死に絶えていた、骨格すら変わっているように思えた。
 主格の男は動じることなく、死んでいる男達の数を数え、転がっている陶器の容器を回収した。
 同じ数ある、間違いはない。
 そして、死んだ男達の死体を馬車へと運ぶと、無造作に荷台に放り投げる。自分よりも体格のよい男もいたが、淡々と運び続けた。
 全員を馬車に押し込めると、男は馬車に飛び乗った。そのまま、走る。街道に戻り、また道を外れて無理に狭い森林を押し通った。嫌がる馬を鞭で叩くと、危険を感じてか嘶きながらも渋々進みだす。
 そうして、切り立った崖に出た。
 馬が足踏みし留まると、男は馬と馬車を切り離した。一頭の馬に手綱をかけて手頃な木に結ぶと、他の馬達は何度か地面を蹴っていたが何処かへと走り去った。
 馬車から木の棒を一本取り出した男は、車輪にその木をあてがい、梃子の原理で車輪を動かし始める。何度か繰り返すと、車輪はゆっくりと動き始めた。勢いをつけて、そのまま馬車を崖から突き落とす。絶壁の下は、木々が生い茂っていた。メキメキと枝を折る音を響かせながら、馬車が落下していく。轟音を上げた馬車は、見るも無残な姿だろう。けれど、上からはよく見えない。砂埃だけが、舞っていた。
 男は表情一つ変えず、残しておいた馬に華麗に飛び乗る。
 そして、残っていたニ台の馬車に戻ると、同じ様にもう一台の馬車も崖から突き落とした。
 最後に、陶器の小瓶を投げ捨てる。
 風が、男の頬を撫でた。

「終わった」

 男は小さく呟いた。

「任務完了」

 残った馬車には、アロスが乗っている。逃げられないように鍵をかけておいたが、念のため中を覗き込んだ。ここで彼女がいなくなっていたら、全ての苦労が水の泡だ。
 しかし、大人しく座っていた。大きな人形のように、哀愁を漂わせて。
 その姿を一瞥すると、男は衣服を脱ぎ捨て、小川で顔を洗い髭を剃る。
 頬に大きな傷があるものの、逞しく、端正な顔立ちをしている男が水面に映っている。茶色の髪をかき上げ、前髪を上げて帽子を被ると、上等な衣服に身を包む。紺のマントを羽織り、そのまま馬車に飛び乗った。
 そのまま、静かに走らせる。
 何事もなかったかのように、馬車は港町を目指した。
 街の入り口で検問があったが、丁重な言葉遣いで語った男は許可書を見せた。直様門を通される。正統な許可書であり、印鑑も間違いないと判断された。
 一礼し、男はそのまま指定の場所へと急いだ。そこは大きな倉庫で、港から出航する船に乗せる荷物が一時的にそこに集められることになっていた。

「成程、仕事の速さには定評がある男だったな。歓迎しよう」

 その馬車の右側の後輪には、目を凝らさないと解らない印がついていた。
 それを発見したニ人の男が、笑顔で近づいてきた。一礼した男に大きく頷くと、馬車を停める場所へと誘う。倉庫から離れた場所に、小ぶりの倉庫が用意されていた。その中に馬車ごと入ると、男にずっしりと重たい袋が手渡される。
 相当な額の金、これが今回の報酬。

「抜かりはないな」

 眉を顰めて小声で訊かれたので、男は堂々と頷く。

「勿論だ、心外だな」
「ならば、今後も隠密に仕事を手配しよう。ご苦労だった」

 男は、ちらりとアロスの乗っている馬車を見つめた。

「オルトール、でよかったか」
「……ああ、その名で通っている」
「一緒に海を渡るか? 仕事もある。お前ほどの腕なら選り取り見取りだぞ」
「いや……まだ、必要ない」
「そうだな、金は入ったからな。無理して働くこともないか、おつかれさん」

 偽名だが“オルトール”と呼ばれたその男は、今一度馬車を見つめた。
 手の中にある、重すぎる報酬は邪魔でしかない。持ち歩くには、多すぎた。こんなに重たいとは思わなかった、今ここでぶちまけてしまいたかった。
 重いのは金ではなく、罪悪感だと男も気づいていた。
 数ヶ月前、オルトールに持ちかけられた話があった。
 とある貴族が、一人の娘を欲していると。
 ただ誘拐すればよいだけの話だが、極力関係者は少ないほうがよいと、携わった者は最終的に殺すように言われた。誘拐にはどうしても仲間が必要だった、一人では到底成し得ない。しかし、いなくなっても誰も気にしない()()()()達を団結させられる頭脳と手腕、心酔させるだけの魅力が必要だった。
 まさに、オルトールはうってつけの人物。
 最初から全ての計画を知らされていたのは、オルトールだけ。金に目が眩んだ寄せ集めの男達は、何も知らなかった。仕事に乗った時点で、すでに殺害される運命だった。あの小瓶が毒薬だと、誰も疑わなかった。
 最初に支払った金と、その道中で良い夢を見ただろう、と依頼者はほくそ笑んでいる。

「……さようなら、お嬢ちゃん」

 一人で使うには有り余る莫大な金額を手にしたオルトールは、倉庫を立ち去った。
 オルトールとて、この誘拐劇の依頼人が誰かは知らない。ただ、この後アロスがどうなるのかは知っていた。
 海を渡った先の港町から少し離れた街にある高級宿で、年にニ回闇市が開催される。
 そこで、競売にかけられるのだ。
 オルトールは、離れてからも倉庫を数回振り返っていた。

***
挿絵は、二十年くらい前に作成した同人誌の原稿として戴いたものです。
保存や自作発言加工等、一切禁止させていただきます。
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登場人物紹介

アサギ(田上 浅葱) 登場時:11歳(小学6年生)

 DESTINYの主人公を務めている、謎多き人物。

 才色兼備かつ人望の厚い、非の打ち所がない美少女。

 勇者に憧れており、異世界へ勇者として旅立つところから、この物語は始まった。


 正体は●●の●●●。

ユキ(松長 友紀) 登場時:11歳(小学6年生)

 アサギの親友。

 大人しくか弱い美少女だが、何故かアサギと一緒に勇者として異世界へ旅立つ羽目になった。

 トモハルに好意を抱いている。

ミノル(門脇 実) 登場時:12歳(小学6年生)

 アサギのことを嫌いだ、と豪語している少年。

 アサギ達と同じく、勇者として異界へ旅立つ羽目になったが、理不尽さに訝しんでいる。

 トモハルとは家が隣り同士の幼馴染にして悪友。

 多方面で問題児。

トモハル(松下 朋玄) 登場時:11歳(小学6年生)

 容姿端麗、成績優秀であり、アサギと対をなすともてはやされている少年。

 同じく異界へ勇者として旅立つ。

 みんなのまとめ役だが、少々態度が高慢ちきでもあったりする。

 なんだかんだでミノルと親しい幼馴染。

ダイキ(中川 大樹) 登場時:11歳(小学6年生)

 剣道が得意な、寡黙な少年。

 人づきあいが苦手なわけではないが、自分から輪の中に入っていくことに遠慮がち。

 同じく、異世界へ勇者として旅立つことになる。

 やたらと長身で目立つことがコンプレックス。

ケンイチ(大石 健一) 登場時:11歳(小学6年生)

 ミノルと親しい可愛らしい少年だが、怒らせると一番怖い。

 同じく異世界へ勇者として旅立つことになった。

 従順だが、意に反することには静かに反論する。

リョウ(三河 亮) 登場時:11歳(小学6年生)

 作品のメインである一人。アサギは「みーちゃん」と呼んでいた。

 アサギと親しく、出会ってからは常に一緒だったが、勇者に選定されず、地球に取り残されてしまった。

 常にアサギの身を案じ、地球で不思議な能力を発揮している。

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