外伝3『ABHORRENCE』20:そして、繰り返す

文字数 6,293文字

 老樹の意思である発光体は、アニスを包み込みこの場所へと導いた。
 来るべき時を待ち、風前の灯である老樹の命はゼヒゼヒと途切れ途切れの呼吸を繰り返す。

「……ここは」

 薄らと瞳を開いたアニスに、咳き込みながらも老樹は安堵の声を漏らした。

「おぉ、気づいたかね。あの者らのおかげじゃ」

 老樹の身体から舞い落ちる葉がアニスに降り積もる。小金色した葉を眺めながら、アニスは傍らにあった無残な元花冠に手を伸ばし抱き寄せた。
 
「私の身勝手な行動のせいで、みんな死んでしまった。痛かったね」

 絹糸のようなか細い声で、ぽとりと呟く。
 甦った先程の光景に痛哭し、震える手で花冠を優しく撫でた。溢れる涙で花冠は見えず、嗚咽を零し号泣する。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああ! ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい! 私の! 私のせいで!」

 皆が死する姿が、脳裏に焼き付いて離れない。あんな残酷で惨たらしい死に方、あってはならない。

「指輪は、トリアに返せばよかったっ。木の根元に置いておけば、彼なら間違いなく気づいてくれたっ。私がトカミエルに逢いにいかなければ、こんなことには……」

 見ているだけでよかったはずだ。それなのに、何故話がしたいと願ってしまったのか。驕った愚かな自分を責め続ける。
 蒼褪める唇は、それでも男の名を愛しそうに呼んだ。

「トカミエルを傍で見れたの、とても素敵だった。抱き締めてもらって、お日様の心地良い香りがするなって思ったの。……でも、途中から怖くなった」

 老樹に自嘲気味に笑いかけ、アニスは続ける。

「私の声、届かなかった。人間と違うところは、羽根だけじゃなかった。私は人間が何を話しているのか理解していたから、てっきり会話出来るものだと勘違いを。……それでね、それで」

 アニスの身体を葉が埋め尽くす。その身体は、徐々に透けていった。

「本当はとても優しくて、楽しくて、頼れる人なの。私、知ってる。笑顔が素敵で勇気をくれる眩い太陽のような人。とても魂が熱い人で、あったかくて、傍に居ると凍えなくて落ち着くの。ホントなの、あの人は怖い人じゃない……」

 懸命に老樹に伝える。


「とても、大好きなの。でも、私は住む世界が違う……」

 声が徐々に消えていく。透き通る身体だが、それでも瞳からは湧き水のように涙を零す。

「アニス……もうお眠り」

 不憫そうに、老樹はその大きな幹を傾げた。ハラハラと葉が舞い落ちる。

「葉っぱのお布団、あったかぁい。ありがとうございます。……ねぇ、老樹様。私、いつかまたトカミエルに()()()かな?」

 乞うように問われた老樹は、一呼吸おいてあやすように告げた。

()()()とも。だから今は……おやすみ、アニス」

 その言葉に含まれた意味など知らず、アニスは顔を綻ばせる。

「本当? 嬉しいな。目が覚めたら、トカミエルに逢えるかな?」
「あぁ……大丈夫じゃよ」
「今度は少し。嫌われてもいいから、あなたと話がしたいな。私の声が、届くといいな。私の声が、あの人に、届くと、いい……な。想いはつたえ、られなくて、も、声を、どうか、私のこえ、を」

 アニスは破顔し頷くと、そっと瞳を閉じた。
 願いを、最期に。
 強き想いは、希望となって魂と共に。
 奇跡を信じる、巡り巡って探し求め続ける。
 再会できる日を夢見て、想いのカケラを胸に秘め。
 息を引き取る間際に、夢を見る。

「アニスー!」
 少女たちの呼ぶ声に驚いて、振り返った。オルヴィスらが笑顔で駆けつけ、アニスを抱き締める。
 驚いて身を竦めたが、屈託のない笑顔を向けられて自然と同じように微笑んだ。
「さぁ、一緒にお菓子を食べに行きましょう、その後は服を見に行こうね」
「私、貴女たちと……い、一緒に行ってもいいの?」
「当たり前でしょ! 友達だもの」
 手を握られ、人間の街を走り回る。焼き菓子を食べていると栗鼠たちがテーブルに乗ってきて、一緒に食べて笑った。
「おいで、アニス」 
 トリアが、リュンが、ベトニーが、それぞれ馬に乗って現れた。皆が羨望の眼差しを向ける中、クレシダが優しく擦り寄る。
 鼻先を撫でていると、トリアに馬上へと引き上げられた。
 向かうは森。森の中の、花畑。
 花畑の中で、一人座り込んでいたトカミエルは忙しなく手先を動かしている。
 四人が来たことに気がつくと、森の動物たちがそこらじゅうから顔を出して出迎えた。
 立ち上がったトカミエルも笑顔で駆け寄り、皆でアニスを囲む。
 トリアに髪を撫でられ、リュンに背中を押され、ベトニーに微笑まれ。
 アニスは一歩踏み出した。
 トカミエルは、手にしていたそれをアニスの頭上にそっと掲げる。
「どうぞ、アニス姫」
 トカミエルがアニスの為に作った白詰草の花冠が、仄かに煌めいた。それは、願いを繋ぐ鍵。
「ありがとう……トカミエル王子様」
 盛大な拍手が巻き起こり、大地が歓声で揺れる。森の住人も、駆けつけた人間たちも、二人を心から祝福した。
「あの、トカミエル」
「ん?」
「だ、大好きですっ」
 無邪気に、照れながらアニスは叫ぶ。
『オレもだよ。だから、大丈夫だよ』
 トカミエルがアニスを抱き締め熱っぽく囁くと、二人は顔を見合わせて笑った。

 それは、先程起こった災禍を覆すほどに幸せな夢だった。

「なんて、都合のよい幸せな夢」

 キィィ、カトン。

 森の妖精アニスは、至福の笑みを浮かべたまま空気に溶けた。ボロ雑巾のような衣服と、枯れ果てた花冠だったもの、そしてトリアが渡した血まみれの首飾りが転がっている。
 アニス自身の痕跡は、何処にもなかった。

 息を切らせた四人が老樹の元へ駆けつけると、その場は静寂に包まれていた。
 葉に埋もれていたそれらを見つけ、トリアが項垂れる。それは、アニスがこの場にいたという証。
 先程の衝撃は、アニスが消えた際に起こったもの。あの時、すでに手遅れだった。

「君に巡り逢えるのを……ずっと、待っていたんだ」

 四人は絶望に打ちひしがれ、その場にへたり込む。間に合わなかった現実に、心が砕けそうになった。何のためにここまで来たのか。まだ、生きていると思い込んでいた。
 奇跡を信じていた。

『失敗しましたな、火の加護を受けし者』

 意気消沈し蹲る四人に、重圧な声が降り注ぐ。
 いやいやながらに顔を上げた彼らは、樹が語っていることを受け入れた。不思議と、違和感がない。樹が喋るなど普段なら信じないだろう、しかし、この場所でなら当然に思えた。
 大地を這う低い声の先には、トカミエルがいる。
 しかし、誰もそれに気づかない。

『お久しぶりですなぁ。アニス様がここへ現れた時に、あなた方にもお会いできると感じておりましたがのぅ』

 全ての葉が散った。枯れる直前の老樹は、みすぼらしい枝を振り情けなく笑う。

「何者だ」

 ベトニーが号泣するトカミエルを一瞥し、先頭に立って口を開く。挑むように睨み付け、多少の嫌悪感を露わにした。

『わしは団栗ですよ。思い出しませんかの? いつぞや、貴方様へ()()()()から贈られた団栗の装飾品がありましたじゃろ。それの兄弟ですじゃ』

 アース。
 その単語を聞いた瞬間に、ベトニーの呼吸が一瞬止まった。脳内に激しく流れ込んできた記憶の渦に溺れそうになる。

『トリプトルに……愛していますと、早く伝えたいです! ベシュタ様、教えてくださってありがとうございました! 私、彼に逢いに行ってきます』

 緑の髪の愛しい娘が、頬を染めて恥じらいつつも本音を吐露した忌まわしい風景が甦る。何度も胸を抉られ、失意のどん底に陥った。

「……そういう、ことか」

 苦し紛れに絞り出したベトニーの声に弾かれたトリアとリュンは、互いに顔を見合わせる。 
 思い出した、各々の過去を。
 ベトニーは身体を小刻みに震わせ、乾いた笑い声を上げた。途切れ途切れの過去の記憶が今、ようやく繋がれた。物心ついたときから緑の髪と瞳の少女を捜していたが、理由が今、判明した。
 そして、彼女に逢う為だけに産まれたのだと確信する。

『過去で成し得なかった各々の想いを、未来へと。巡り巡ってあなた方は再会出来るでしょう。いつ、終焉を迎えるのか。その時、満ち足りた幸福感を感じているのは誰なのか。……わしには分かりませんのう。ただ』

 四人を徐々に見下ろし、伝えたかった言葉を投げかける。

()は、如何なる時も土の傍を離れなさるな。一刻も早く見つけて、護り抜きなされ。
 ()は楽しみも苦しみも、共に分かち合いなされ。そして水と共に土を護り抜くのじゃ。
 ()は、その内に秘めた優しき想いを伝えるように努力しなされ。土は光を純粋に欲し、精一杯浴びるじゃろう。
 それで、()は……』
「火は?」

 静かに三人は老樹に問う。『火』を指すであろうトカミエルを一瞥し、続きを催促した。老樹の話を、彼らは理解している。
 水はトリアを、風はリュンを、光はベトニーを指すと。そしてアニスが土。
 トカミエルだけが号泣しながら地面を転げまわり、話を聞いていない。

『火は。……自分の心と、あの方の御心を……信じるしか』

 最後の方は口篭っており、聊か聞き取れない。

『あの子は、火の名を呼んでおったのじゃよ。ずっと、火を見ておったのじゃ。ほれ、そこにある白詰草に見覚えがあるじゃろう。火が造ったものだからこそ、あの子はそれを』

 言うべきか躊躇していたが、老樹はトカミエルに優しく投げかける。
 例えそれが、終わらぬ破滅を産むことになろうとも。運命を変える事が出来るとは思えなかったが、抗うことで何かが少しずつ歪んで好転するやもしれぬと僅かな願いをかけた。
 あまりにも惨めで哀れで自業自得の男だが、それでも、最期までアニスはその男を想い描いていた。彼女は、求め続け未来に託している。
 ならば、老樹が為すべきことは唯一つ。未来で失敗しないように、と手を差し伸べる。

「オレが、つくった、花冠、を? ずっと持ってた?」

 這って老樹の根元へ移動し、トカミエルはひしゃげたそれを手にした。花冠であった残骸を、唖然と見つめる。
 トリアが息を呑み、アニスを思い浮かべる。一度見たきりだが、確かにその頭上には常に花冠が飾られていた。
 トカミエルもようやく思い出した、少女たちに捥ぎ取られた花冠の事を。
 ()は、再び()に恋焦がれていたのだと、四人は同時に悟る。

「だ、だって、トリアの名を……!」

 花冠を胸に抱き締め絶叫したトカミエルと、後方で項垂れる三人の前で花冠が役目を終える。その間際、トカミエルに消えかけていた真実を思い出させた。
 少女らに暴行を加えられたアニスは、トカミエルが涙を拭った時、嬉しそうに微笑んで唇を動かしていたことを。
 ト・カ・ミ・エ・ル。
 ぷっくらとして整った桜桃のような唇を見つめていた筈なのに、どうして気づいてあげられなかったのだろう。欲した名を確かに呼んでくれていたことに、ようやく気づいた。

『もう行きなされ。この森は直に崩壊する。守護者であるアニス様を失ったのじゃ、後は朽ちるだけ。はよう遠く離れないと、巻き込まれますぞ』

 それ以後、老樹の声は四人に聞こえなかった。
 
『あの子が何者か。今のそなたらならば解るじゃろうて。それを忘れてはならんよ。例え、妨害する者が強大であろうとも。抗わねば、また食われる』

 その言葉は、届かなかった。

 やがて、老樹の言葉通り街を災害が襲った。
 連日の大雨による河の増水で引き起こされた洪水や、土砂崩れ。落雷による森林火災、大規模な地震によって大地は裂ける。遠くの山は噴火し、火山灰が空を覆い尽くして植物は枯れ果てた。
 そして、混乱した動物たちの暴走が始まる。
 自然災害の前には全くの無力である人間は、創り上げた街が忽ちに崩壊する様を目の当たりにし、生きることを諦めた。

「クレシダ、今ならまだ間に合うかもしれない。お前は逃げろ」

 豪雨の中、トリアは嫌がるクレシダの鞍と手綱を放り捨て、駆けるように促す。けれども、嫌がって微動だしない。

「傍にいたいのだろう、そうさせてやるがよい。珍しい忠実な馬だ」

 ベトニーの言葉に困惑気味に頷いたトリアは、街の小高い丘の上から濁流に飲み込まれていく様を見下ろしていた。人々の悲鳴が聞こえる、何時か見た花畑のような地獄絵図が眼下に迫っていた。
 宛ら、嬉しそうにベトニーは呟く。

「この街は壊滅だ。被害は甚大だろう、ここだけでは済まないかもな。まぁ、当然の報いか。人間の手で森の守護者を……殺したのだから」

 肩を竦め、トリアが呟く。

「オレたちにとって、彼女と離れて生きる時間こそが最大の苦痛。彼女がもうこの世にいないと分かれば、来世へと望みを託し、この世は捨てるが道理」
「またみんなで……同じ時代に産まれたいね」

 ベトニーとトリア、リュンは深く頷くと手を差し出した。
 遠くで雷鳴が轟く。その光に照らされた足元には、濁流が迫ってきていた。だが、狼狽することなく堂々と誓いを立てる。
 誓いを、ここに。それは、願いを叶え切るまで終わらない未来への旅路。幾度と受け継がれる魂の記憶、渇望する各々の願いを。
 忘れないように未来へと、三人が覚えていれば、思い出せば、何処かで運命を変えることが出来る予感がして。
 誰一人欠ける事無く、各々の願いを叶える為だけに『彼女』の守護を。
 土から産まれる、か弱き芽に光と水と風を。

「トカミエルは?」

 リュンが口にしてから、納得して物悲しそうに森を見る。
 雨だというのに不気味に燃え盛るそこに、「あぁ、あそこか」と唇を噛んだ。
 三人は静かにこの世での終末を受け入れ、只管に燃え盛る森を見ていた。緑の森を覆い尽くし、燃やして焦がして消してしまう業火。
 森はただ、火から逃れる術も持たず受け入れる。

 リュンの言う通り、トカミエルは死に物狂いで森林を駆け抜け、一心不乱にある一点を目指していた。火が行く手を阻もうとも、止めることは出来ない。
 火炎は、トカミエルを避ける。向かうは老樹のもと、アニスが最期にいた場所。

「どうせ死ぬなら、同じ場所が良い」

 未来で誰よりも最初に巡り合う為に、一番に抱き締める為に。今度こそ、その笑顔を護り抜く為に。

「必ず、君を捜し出す。君を護り抜く。だから、待っていて。オレは必ず君の元へ。愛してる、ずっと、ずっと、愛してる。遠い昔から、君だけを想って。次こそは、間違えない」

 灼熱の炎の中でそう叫び続けるトカミエルの姿は、いつしか緑の森が焼け落ちると共に消えた。火の中に溶け込むように、嗤いながら消えていった。

 暫くして、その近辺は生命の欠片すら存在しない、死の荒野となった。
 誰か、トカミエルの魂の叫びを聞いていただろうか。 

【ある森に、とても可愛らしい妖精が住んでいました。
 妖精は動物や草花、自然界の全てと仲が良く、常に一緒に過ごしていました。
 その森の近くに、ニンゲンが現れました。
 ニンゲンとも仲良くなろうと歩み寄る妖精を、動物たちが止めます。
 しかし、やがて妖精は一人のニンゲンに恋をしました。
 なんとか彼に近づこうとしました。
 けれども、生じた誤解を溶かす術を知りませんでした。
 妖精は火の様な熱き心を持つニンゲンに恋焦がれ。
 そのニンゲンも安らぎを与える妖精に恋焦がれ。
 互いに惹かれ合っていたにも関わらず、生じた誤解は大きく複雑に絡まり。
 互いの想いを正確に伝えることが出来ないまま……そのまま、息絶えました】

 キィィ、カトン。

 何処かで何かの音が鳴る。
 茄子紺色した本に秘められたその物語は、とある者らの前世の話。
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登場人物紹介

アサギ(田上 浅葱) 登場時:11歳(小学6年生)

 DESTINYの主人公を務めている、謎多き人物。

 才色兼備かつ人望の厚い、非の打ち所がない美少女。

 勇者に憧れており、異世界へ勇者として旅立つところから、この物語は始まった。


 正体は●●の●●●。

ユキ(松長 友紀) 登場時:11歳(小学6年生)

 アサギの親友。

 大人しくか弱い美少女だが、何故かアサギと一緒に勇者として異世界へ旅立つ羽目になった。

 トモハルに好意を抱いている。

ミノル(門脇 実) 登場時:12歳(小学6年生)

 アサギのことを嫌いだ、と豪語している少年。

 アサギ達と同じく、勇者として異界へ旅立つ羽目になったが、理不尽さに訝しんでいる。

 トモハルとは家が隣り同士の幼馴染にして悪友。

 多方面で問題児。

トモハル(松下 朋玄) 登場時:11歳(小学6年生)

 容姿端麗、成績優秀であり、アサギと対をなすともてはやされている少年。

 同じく異界へ勇者として旅立つ。

 みんなのまとめ役だが、少々態度が高慢ちきでもあったりする。

 なんだかんだでミノルと親しい幼馴染。

ダイキ(中川 大樹) 登場時:11歳(小学6年生)

 剣道が得意な、寡黙な少年。

 人づきあいが苦手なわけではないが、自分から輪の中に入っていくことに遠慮がち。

 同じく、異世界へ勇者として旅立つことになる。

 やたらと長身で目立つことがコンプレックス。

ケンイチ(大石 健一) 登場時:11歳(小学6年生)

 ミノルと親しい可愛らしい少年だが、怒らせると一番怖い。

 同じく異世界へ勇者として旅立つことになった。

 従順だが、意に反することには静かに反論する。

リョウ(三河 亮) 登場時:11歳(小学6年生)

 作品のメインである一人。アサギは「みーちゃん」と呼んでいた。

 アサギと親しく、出会ってからは常に一緒だったが、勇者に選定されず、地球に取り残されてしまった。

 常にアサギの身を案じ、地球で不思議な能力を発揮している。

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