2023/04/27 森川葵は、異世界からの転生者か!?

文字数 1,022文字

たまたまついていたテレビを見たら、『それって!?実際どうなの課』のゴールデン2時間スペシャルをやっていた。この番組はタイトルだけは知っていたが、どんな番組なのかは知らないし、見た事はなかった。

すると「ワイルド・スピード森川」なる異名を持つ女優、森川葵(もりかわあおい)が登場した。なんでも、各分野の達人たちが長年かけて習得した超絶技巧を超短時間でマスターし、いとも簡単に再現してしまうという人物らしい。

森川葵という女優は、名前も顔も知らないような気がしたが、調べてみると実写版の『賭ケグルイ』(2018年)に、早乙女芽亜里役で出演していたようだ。season1は見た事がある。全話見たのかどうかの記憶は曖昧ではあるが、一応見た事のある女優だったらしい。

その森川葵が番組内で過去に挑戦した、達人技の数々をまとめたVTRがすさまじかった。一つや二つではない。106個もの達人技を成功させたとは驚異的だ。

最初は単に達人たちのスゴ技を見せてもらうだけの、番組内の企画だったらしい。
けん先1ミリ、玉の穴2ミリの、1ミリけん玉を使った究極奥儀を、最高段位十段の会長が披露した。ところが初心者の彼女がこの技を、空気を読まずにあっさりと成功させてしまう。究極奥儀なんて言っていた会長の面目は丸つぶれだ。
普通の番組的にはこの場面で何度やっても失敗して、「うわー、難しい~、ぜんぜんできない~。会長さんってスゴ~イっ!」とかヨイショするものなのだが。

河原の自然石を立たせる「ロック・バランシング」でも、達人が半年かかった技をあっさりと成功させる。
水面上で石を跳ねさせる「水切り」でも、日本王者の記録を上回ってしまう。
グラスを五段重ねた「テーブルクロス引き」でも、「五段を成功させた人は今までにいない」と言っていた達人の目の前で、一発で成功させてしまう。
その他の高難度の達人技も、短時間でことごとく成功させてしまう。

なんなんだ、この森川葵という人物は。
多くの達人たちのプライドを、ペキペキとへし折っていくこの人物は。

「わたし、また何かやっちゃいました?」って感じで無双する、まるでなろう小説の主人公みたいだ。ワタシTUEEEEーーー‼

森川葵は、異世界からこの世界に転生する時に、神から超人的な特殊スキルを与えられたのかもしれない。――ふとそんな事を思った。

だが実際は、カンの良さと高い身体能力、失敗しても決してくじけない心、強靭な意志を持つ、(たぐい)まれな人物なのだろう。

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