2023/09/27 『宮下兄弟プロまんが未知』ついに漫画家デビューで完結!

文字数 1,262文字

お笑いコンビ「宮下草薙」の宮下兼史鷹(みやした けんしょう)が、実の弟である史久将(しぐま)とコンビを組んで漫画家としてのデビューを目指す「まんが未知」内でのプロジェクト『宮下兄弟プロまんが未知』が完結した!

完結、それはすなわち漫画家デビューが果たせたという事!

当初は週刊誌でのデビューを目指していたが、小学館のWeb漫画サービス『サンデーうぇぶり』でのデビューとなった。この企画は好きだったので終わってしまうのは残念ではあるけれど、デビューできて本当に良かったっ!

『プロまんが未知』の企画が始まってから今年で二年。途中でまったく状況の説明がされていない時期もあって、今頃どうしてるんだろうな~って思っていた時もあった。漫画の内容をより良くするためのブラッシュアップには時間が必要だから、そんなに簡単に描き直せるとは思っていなかったけれど。でもやっぱり心配で気がかりだった。

担当編集者からのアドバイスももちろんだが、三名の一流漫画家からのアドバイスを受けられたのはかなり勉強になったはず。普通の一般の漫画家志望の人よりは遥かに恵まれた環境だった。普通はアシスタントに入るとかじゃないとそんな貴重な話は聞けないから。(コロナ禍以降はアシスタントはリモート作業になってしまったので、そんな話は聞けないのかもしれないけれど)


【以下、少し漫画内容のネタバレあり】

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さっそく「サンデーうぇぶり」に行って宮下兄弟のデビュー作である『潜入勇者』全三話を読んでみた。
第一話の内容は少し番組内でもやっていたけれど、二年前の最初の話とはかなり違っている。魔王を倒すために人間の体を捨てて魔物となり、魔王城に潜入するという設定は同じであるが。

二年前の話は三話までが世界観の設定の説明で、四話からが本当に描きたい話だと言っていたが、三話までを前フリに使うと漫画家として終わると言われて大幅に変更され、世界観の説明は必要最低限になっている。

大魔王の息子の魔王を倒すために、主人公ともう一人のベテラン潜入勇者が魔王城に潜入するわけだけれど、その魔王というのがとても良い心を持ち性格も良い魔王だった。そして主人公はこの善良な魔王を倒してしまって良いのかと悩む。

敵の魔王や幹部が良い人物だったという設定はよくあるので目新しさはないけれど、まあまあ面白くはあった。この善良な魔王は実際はものすごい能力を持っていて、本気になればめちゃくちゃ強いんじゃないかな、って思わせる描写もあって続きが気になる。主人公がこの魔王と共に世界平和を目指す話になるのか? 相棒のベテラン潜入勇者は今後何を考え、どういう行動をするのかも気になる。

この『潜入勇者』全三話を読んだ読者の反応が良ければ、この続きの連載もできるのかもしれない。ちょっと絵が硬い感じもするし拙い部分もあるけれど、絵なんて大量に描いていれば自然と上手になるから将来が楽しみ。

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