2023/03/25 『AI』に小説を書いてもらった(1)

文字数 6,393文字

銀河捜査官エグゼ』(偽題)

-------以下AI作成文章-------

「な、なんだとぉーっ!」
 驚愕の声を上げるガイラス。
 着地と同時に地面を蹴り、猛然と駆け出すエグゼ。

「クッ……」
 再び空中に飛び上がるガイラス。
 だが、その時すでにエグゼはその右腕を大きく後方に引き絞っていた。

「マッハ・ドライブ!」
 エグゼの全身を覆うように発生する猛烈な衝撃波。そしてそれに追従するようにエグゼ自身が超加速した。

「うおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーっ!!」
 一瞬にしてガイラスの眼前に迫ったエグゼの右拳に宿る(まぶ)しいほどの輝き。
 その刹那(せつな)、強烈な衝撃音が鳴り響いた。
 エグゼの渾身(こんしん)の一撃を受けて吹き飛ぶガイラスの巨体。
「バ、バカナァァ……」

 鋼鉄製の地面に激しく叩きつけられたガイラスは、そのまま動かなくなった。
「よしっ! 次はお前達だっ!」
 そう言って振り返ったエグゼの前に、ドラス達の群れが立ち(ふさ)がる。

「お、おい、やばいんじゃねぇのか?」「ああ、こいつらかなり強いぜ」「どうするんだよ」
 怯えたような表情を浮かべながら小声で(ささや)き合うドラス達に、エグゼは言った。
「俺に任せろっ!」

 その力強い言葉に、ドラス達は勇気づけられたように顔を見合わせた後、一斉にエグゼに向かって飛び掛っていった。
「フッ……まだまだ甘いな……」
 静かに(つぶや)くエグゼの目の前で、ドラス達の首が次々と切断されて鮮血を吹き上げながら次々と倒れていった。

「ひっ!」「ひいいぃーーっ!」「助けてくれぇーっ!」
 恐怖に引き()り、悲鳴を上げながら逃げ(めぐ)うドラス達。
「待てっ!」

 エグゼは逃げ出したドラスの一人を追いかけ、ビルの屋上へと追い詰めると、背中からバスターソードを抜き放ち、斬りつけた。
 斬撃音と共に真っ二つになるドラスの上半身と下半身。
「ああっ、なんでこんな事に……」
 断末魔(だんまつま)の叫びを残し、絶命するドラス。

「ふぅ……」
 エグゼは大きく息を()くと、辺りを包む静寂(せいじゃく)の中で、ゆっくりとバスターソードを(さや)に納めた。
「任務完了……」


 ――同時刻、惑星(ほし)『アストラ』地表、荒野エリア上空。

 漆黒(しっこく)のステルス戦闘機F‐15EXEのコクピット内で、銀河連邦警察所属の宇宙捜査官ロイド=パーキンスは、ヘッドマウントディスプレイを通して映し出される映像を見ながら、不敵な笑みを浮かべていた。

「ククク、これは良いものを見つけましたよ。まさか、こんな辺境の惑星(ほし)で、これ程の上物に出会えるとは思いませんでしたね……」
 そう言うと、ロイドは手元のコンソールを操作して、光学迷彩を解除した。
 途端(とたん)、それまでは見えなかった機体下部のウェポンベイが(あら)わになった。

「これで、この星の制圧は完了したも同然ですね」
 そして、ロイドは通信機を使って部下に指示を出した。
「さぁ、始めましょうか……」
 ロイドは操縦席(パイロットシート)の横にあるボタンに手を伸ばした。

「銀河特捜ロボ発進!」
 その声と同時に、ステルス戦闘機が変形を始めた。それは見る間に人型ロボットに姿を変えた。

 頭部から伸びる二本の長いアンテナ、銀色に輝く流線形のボディに鋭利なフォルムの四肢、胸部にはX字型のマーク。銀河連邦警察のエンブレムである。

「さぁ、行きなさい! 銀河特捜ロボ・エックス!」
 ロイドの声に反応するように、変形を終えた巨大ロボット・エックスが動き出した。


 ――時は少し(さかのぼ)る。

 エグゼ達がドラス達と戦っていた頃、アルヴィーナは一人、地下空洞の奥深くにいた。
「えっと、確か、ここに扉があったはずなんだけど……」
 そう言いながら、薄暗い洞窟(どうくつ)の中を歩き回るアルヴィナ。
 すると、彼女の前方に突然、巨大な金属製の壁が現れた。

「おっと、あった、あった♪」
 アルヴィーナはその壁の前に立つと、両手を前に突き出した。
開門(かいもん)!」
 次の瞬間、轟音(ごうおん)を立てて、その壁に円形の穴が生じた。

「よしっ、開いたっ!」
 嬉しそうな表情でその穴の中に足を踏み入れるアルヴィーナ。
 そこは広大な空間だった。床や壁面、天井に至るまで無数のケーブル類やパイプが張り巡らされている。

「ん? なんだ?」
 部屋の中央で、何かの装置らしきものが作動している事に気が付いたアルヴィーナが駆け寄ろうとした時、部屋全体が(まばゆ)い光に包まれ、一瞬にして何もかも消え去った。

「うっ……」
 (まぶ)しさに思わず目を細めるアルヴィーナ。
 光が収まった後、そこにはただ、ポッカリと口を開けた大穴だけが残されていた。
「今のは一体?」
 呆然(ぼうぜん)とした表情を浮かべるアルヴィーナ。だがその時、「おい、こっちだっ!」という男の叫び声が聞こえてきた。

 ハッとして振り返ったアルヴィーナの目に飛び込んできたのは、数人のドラスを引き連れたライガの姿であった。
「あっ、あんたはっ!」
 驚愕(きょうがく)のあまり、目を見開いて叫ぶアルヴィーナ。
「フハハ、見つけたぞ、銀河捜査官!」
 不敵に笑いながら、重装甲の身体を揺らして歩いてくるガイラス。

「あ、あああ……」
 絶望的な眼差しで立ち尽くすアルヴィーナ。
「よくやった、ガイラス!」
 そう言って近づいてきたドラス達を見て、アルヴィーナは震える声で言った。
「お、お願い……見逃して……私はもう、戦うつもりはないの……」

 そんなアルヴィーナの言葉を聞いたドラス達は、互いに顔を見合わせると、一斉に笑みを浮かべた。
「何を言っているんだ、姉ちゃん」「そうだぜ、今更(いまさら)、逃すわけねぇだろうが」「たっぷり可愛がってやるぜぇ~」

 口々に下卑(げび)た言葉を発しながら、ジリジリと迫ってくるドラス達に、アルヴィーナは悲痛な叫びを上げた。

「ああっ、どうしてこんなことに……」
「おい、お前ら、手を出すんじゃないぞ……」
 そう言うと、ドラスの一人が懐からナイフを取り出した。そして、それを目にしたアルヴィーナは、ビクリと身を震わせた。

「ひいっ! 来ないでっ!」
 恐怖の余りその場に尻餅(しりもち)をつくアルヴィーナ。
 ドラスはゆっくりと近づくと、その切っ先を彼女の白い喉元に当ててニヤッと笑みを浮かべた。
「へへっ……」
「ひっ……」
 引き()るような短い声を上げ、ガタガタと小刻みに身を震わせるアルヴィーナ。
「ククク……」
 その様子を見たガイラスは、満足気に笑うと、高々と宣言をした。
「さぁ、始めようかっ!」


 ――同時刻、惑星『アストラ』地表、荒野エリア上空。

 銀河連邦警察所属の宇宙捜査官ロイド=パーキンスは、ヘッドマウントディスプレイを通して映し出される映像を見ながら、不敵な笑みを浮かべていた。
「さぁ、始めましょうか……」

 ロイドは操縦席(パイロットシート)の横にあるボタンに手を伸ばした。
「銀河特捜ロボ発進!」
 その声と同時に、ステルス戦闘機が変形を始めた。それは見る間に人型ロボットに姿を変えた。

 頭部から伸びる二本の長いアンテナ、銀色に輝く流線形のボディに鋭利なフォルムの四肢、胸部にはX字型のマーク。銀河連邦警察のエンブレムである。

「さぁ、行きなさい! 銀河特捜ロボ・エックス!」
 ロイドの声に反応するように、変形を終えた巨大ロボット・エックスが動き出した。


 ――時は少し遡る。

 アルヴィーナがドラス達に囲まれている頃、エグゼもまた、彼女とは別の場所で窮地(きゅうち)に立たされようとしていた。

「ふぅむ、やはり貴様は危険だ……」
 そう言いながら、エグゼの前に立つ男の名は、デミステス。
 この世界において、『神』と呼ばれる存在の一人である。
 彼は、全身を白銀の(よろい)(おお)い、頭上に王冠(おうかん)を乗せたその姿は、まるで中世ヨーロッパの王侯貴族を思わせる出で立ちであった。

「ふん、何を言うかと思えば……」
 一方、エグゼの方も負けてはいない。
 彼の身に着けている服こそ、ボロ布のように薄汚れていたが、その(ひとみ)の奥には、強い光が宿っていた。

「ほう、まだ、この状況でも余裕があるようだな……」
 そう言うと、デミステスは、右手に握った剣の(つか)に手をかけた。
「だが、それもこれまで……」
 次の瞬間、鋭い(やいば)の輝きと共に、エクスデスの剣が一閃した。

「死ねっ!」
「くっ!」
 咄嵯(とっさ)の出来事だった。
 間髪(かんぱつ)入れず繰り出された攻撃に対し、エグゼは紙一重(かみひとえ)のタイミングで横に()んでかわすと、手にしていた木刀(ぼくとう)を構えた。

「ほぉ……」
 感心したように目を細めるデミステス。
「私の一撃をかわしたか……ならば……」
 そう言うと、今度は両手を使って連続で攻撃を仕掛けてきた。

「うおっ!」
「どうした? 逃げてばかりじゃ勝てんぞ!」
 エグゼは必死になって攻撃を(しの)ぎ続けた。
 だが、このままではいずれ力尽きてしまうのは明らかであった。

 その時、「そこまでです」という声が響き渡った。
「ん?」
「誰だ?」
 声の主を探して辺りを見回す二人。
 すると、「こちらですよ」という声と共に、目の前の空間が揺らいだと思う間もなく、そこに一人の青年が現れた。

「あ、貴方(あなた)は!?」
 驚愕(きょうがく)に目を見開くエグゼ。
「お久しぶりですね……」
 青年はそう言って微笑(ほほえみ)を浮かべると、(うやうや)しくお辞儀(じぎ)をした。
「まさか、こんな所でお会いできるとは思ってませんでしたよ……」
 そう言うと、青年は顔を上げて真っ直ぐに相手を見た。その視線を受けて、デミステスは怪しげな笑みを浮かべた。

「ほう……私を知っているのか……」
「えぇ、もちろん……私は貴方のことなら何でも知っていますよ……」
「なんでもだと……フッ、面白いことを言う奴だな……お前は何者なんだ……一体どこから来たんだ……答えろっ!」

 苛立(いらだ)ちを隠せない様子のエグゼ。そんな彼に向かって、青年は静かに語りかけた。
「落ち着いてください、エグゼ……」
「落ち着けだと? ふざけるのもいい加減にしろっ! 今はそれどころじゃないだろうがっ!」
 激高するエグゼを見て、デミステスはニヤリと笑みを浮かべた。

「なるほど、こいつがお前の仲間か……それで、助けに来たつもりなのか?」
「仲間ではありません」
 キッパリと言い切る青年。

「ただ、一緒に旅をしているだけです……」
「ふん、まぁいい……」
 デミステスは鼻で笑うと、青年の方へ向き直り、剣を向けて言った。
「おい、そこの男。死にたくなければすぐに立ち去れ……」
「なんでだよっ!」
 思わず口を挟むエグゼ。

「どうして俺が邪魔をするんだ!」
「そう言われても困るのですが……」
 苦笑しながら答える青年。
「貴方がこの男に殺されそうになったから、こうして助太刀(すけだち)に入ったわけなのですが……」
「俺はこいつを殺す気はない!」
「殺す気がなくても、殺されるかもしれないでしょう?」
「そ、それは……」

 エグゼは言葉に詰まった。確かに、今の自分は絶体絶命の状況にあるのだ。
「だから、早く逃げてください……」
「うるさい! 黙って見ていろ! これは、俺の問題だ!」
「はいはい、分かりましたよ……」
 呆れたような表情を見せると、青年は改めてデミステスの方に目をやった。

「さて、どうしますか? 大人しく退()いて頂けると有難いんですけど……」
「ふん、断ると言ったらどうするつもりだ?」
「別に、どうもしませんが……ただ、貴方にはここで消えてもらうことになりますね……」
 そう言うと、青年は一歩前に進み出た。

「貴方には色々と聞きたいことがあるんですよ……」
「そうか……」
 デミステスは小さく息をつくと、剣を構えた。
「ならば、仕方がないな……」
「そのようですね……」

 青年も身構えると、腰に差していた剣を抜き放った。
「悪いが、手加減はできそうもない……」
「ご心配なく、こちらも本気で行きますので……」
「そうか、では行くぞっ!」
「来なさい!」
 2人は同時に地面を蹴ると、互いの間合いに飛び込んだ。


 ――同時刻、惑星『アストラ』の上空では、激しい戦闘が繰り広げられようとしていた。

「くらえっ!」
 ドラスの掛け声と共に、炎の(かたまり)が次々と発射された。
「ふぅむ、なかなかやるではないか……」
 その攻撃をかわすと、アルヴィーナは感心したように呟いた。
「だが、これならどうかな!」

 次の瞬間、彼女は右手を振りかざすと、その動きに合わせて衝撃波(しょうげきは)が発生した。
「うわぁっ!」
 まともに食らい吹き飛ばされるドラス。だが、
「まだまだっ!」
 彼は空中で体勢を立て直すと、再び攻撃を開始した。
「ぬううううううん!」

 一方のアルヴィーナも負けてはいない。
 凄まじいまでのエネルギーを放出しながら、拳を繰り出す。
 両者の攻撃がぶつかり合う度に、巨大な火球が生み出され、大地に着弾して爆発が起こった。

 その様子を見ていたスレインは、驚きを隠せなかった。
 (なんて戦いなんだ……)
 これまで見てきたどの魔物よりも、目の前の戦いは熾烈(しれつ)を極めた。
 恐らく、この戦いに巻き込まれれば、自分も無事では済まないであろう。

 そう考えた時、「先生、危ないっ!」という声と共に、誰かに突き飛ばされた。
「きゃあっ!」
 悲鳴を上げながらも地面に倒れるスレイン。その直後、彼女のすぐ横の空間が揺らいだと思う間もなく、無数の氷柱(つらら)が出現した。

「これは!?」
 驚いて振り返るスレイン。
 そこには、杖を手にしたメイの姿があった。
「大丈夫ですか?」
「あ、あぁ……」
 差し出された手を掴んで立ち上がると、二人は並んで戦場を見つめた。

 そこでは、尚も激しい攻防が続いている。
「あの人……あんなに強い人だったのね……」
 ポツリと漏らすメイ。
「正直、意外だったわ……もっとこう、頼りないというか……そんな感じの人を想像していたから……」
「そうかい? 僕には彼がとても強い人に見えたけど……」
「そうかしら?」
「そうだよ」
「……」
 無言のまま(うつむ)くメイ。

「でも、私は違うと思う」
「何が違うんだい?」
「私には分かるのよ……あの人が本当は弱いってことが……」
「どうしてそう思うんだい?」
 不思議そうな顔で尋ねるスレイン。
「だって、私と同じ匂いがするもの……」
「同じ匂い……まさか、君は……」
 ハッとした表情を浮かべるスレイン。

「そうよ……」
 メイはコクリと(うなず)いた。
「彼の正体は、きっと人間じゃない……」
「やっぱりそうなのか……」
「多分、間違いないわ……」
「じゃあ、彼は一体……」
 その時、不意に辺りの空気が変わった。

「これは?」
 異変を感じたスレインは、慌てて空を見上げた。
 すると、そこに一人の青年が現れた。
「やぁ、久しぶりだね……」
 青年はニッコリ笑うと、二人に向かって話しかけた。
「君達とは、一度会っているよね……」
「貴方は……」
 その名を口にしようとすると、「待ってください!」と、メイの声がそれを遮った。

 ――To be continued――

 ◇◇◇◇◇◇

『感想みたいなもの』
 未公開のSFヒーロー物の文章の一部をコピペして、AIだとどんな風に書いてくれるのか実験してみました。
 元の文章はメカメカしい感じのバトルアクションでしたけれど、すぐになろう系の異世界ファンタジー風の話になってしまいました。

 本来は設定をいじったり、自分が考えている話になるように直したり書き加えたりするようですが、今回は実験のためにあえてAIの好きなように書いてもらいました。

 元の文章の登場人物は【「エグゼ」主人公の捜査官】、【「ガイラス」敵の上級工作員】、【「ドラス達」下級工作員】(すべて偽名)の三種類だけでしたが、AIが勝手に知らない登場人物を増やしていったのには驚かされました。

 それと、コピペした部分の文章には書かれていなかったのに、本編に登場する主人公の相棒の女性捜査官と巨大ロボを、AIが予測して登場させたのにも驚きました。(性格や設定はまるで違いますが)まあ、基本テンプレの設定ですので、予測は可能な気もしますけれど。(ロボの同じ描写が二回書かれたのはなんでだろ?)

 ちょっと良く分からない箇所もありますが、読んで読めない事もナシって感じですかね。面白いかどうかはともかくとして。

 【もう一回だけ続く……】

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