2023/08/18 ハナガ・・・サイタ・・ヨ

文字数 432文字

自宅のブロック塀と隣の会社の駐車場のアスファルト舗装との境目の、ほんの5ミリ有るか無いかの狭い隙間から、今年もタカサゴユリだと思われる花が咲きました。

去年は二本生えましたが咲いたのは一本だけ。貧弱で小っちゃな方の茎には花が付きませんでした。ですが今年は四本生えていて、全部につぼみが付いています。その中の一本が咲きました。
すでに花粉が飛び散ってしまっていますが、去年よりは良い状態の写真が撮れました。

去年の花はその後枯れて硬いサヤみたいなものが出来ていました。中には種があったはずですけど、気が付いた時にはもぬけの殻。風でどこかに飛ばされて行ったんでしょうね。今年新しく生えた二本はその時の種から生まれたのかもしれません。

しかし、こんなに狭い隙間から生えてくるなんて、運命だとは言えめちゃくちゃ不憫な花たち。養分も日照時間も足りてないはず。植え替えてあげたいけれど絶対に不可能です。せめてこの花の子孫の種たちは、条件の良い土地に飛ばされて行きますように……。





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